ふくらむ
受精卵は卵割という細胞分裂を経てどんどん細胞数が増えていきます。
受精6日目くらいから胚盤胞というステージに入り受精卵の見た目に大きな変化が起こります。
それまで「細胞のかたまり」だった受精卵が膨らんできます~
このステージでは細胞ごとの役割が決まっているおり、胎仔になる部分が顕微鏡下で分かるのです
写真の矢印の箇所が内部細胞塊(ICM)と呼ばれおり、ここが胎仔になります。
ここだけ黒いから良く分かりますね。
透明の部分にはぎっしり細胞が詰まっているのではなく、風船のようになっています。
実際、温度が低下するなどのショックを与えるとしぼみます。
受精卵を染色して、ひとつひとつの細胞を分かりやすくしてみると・・・・
青い丸がひとつの細胞を表しています。
満遍なく細胞が散らばっている中に、一部細胞が集中している箇所(白矢印)があります。
ここがICMで、他のところより細胞が集まっているのが良く分かりますね。
ICMが立派だと育ての親としては頼もしいかぎりです。
「がんばって牛になるんだよ!」と送り出しています。
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