受精卵のその後
受精卵…というと,どんな形を想像するでしょうか
多くの方は,こんな姿をイメージするはず
もちろんそのイメージは正しいと思います
これは,「胚盤胞期」と呼ばれるステージの胚で,受精からおよそ1週間で
この形に発育します
ET研究所で供給している受精卵も大体これくらいのステージです
これらの受精卵を移植した場合,ウシの子宮の中でどんな形に変化するかというと…
こうなります
胚盤胞期胚は受精卵を保護していた透明体から飛び出し(これを「孵化」といいます),
さらに細胞分裂を繰り返しながらどんどん大きくなっていきます
ちなみに矢頭が受精卵が飛び出した後に残された透明体,矢印は
まさに孵化しようとしている受精卵です
受精卵は移植した後,孵化することでようやく着床し,妊娠が成立します
ですので,「孵化する」ということは,妊娠成立の第一歩,不可欠の変化なんですね
私はいつもこの孵化胚に,とてつもない生命のエネルギーを感じています
みなさま,移植した受精卵が無事に孵化するよう,応援してあげてくださいね
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