胚のその後
胚を体外で培養していると、培養7日目くらいで透明帯から孵化します。
さらにそのまま培養を続けると、段々大きくなり
(写真のように拡張してきます)
培養10日目くらいには胚は残骸をのこして形がなくなります。
体内ではというと
ウシ胚は孵化後に栄養膜細胞(胎盤になる細胞)が増殖し伸張胚と呼ばれる状態になります。
その名前のとおりなが~い胚になるのです。
この体内でおこる現象を再現するための培養系がすでに確立されており、
この培養系では20日くらいまで培養が可能で、胎盤特異的な二核細胞(ひとつの細胞が核を二つ持つ)が認められるそうです。
通常の培養では伸張胚をお目にかかることはないので興味津々
未知なる領域とは気になるものです
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