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2019年5月18日 (土)

ET前の子宮内環境をチェンジ!

Maternal immune modulation prior to embryo arrival in the uterus is important for establishment of pregnancy in cattle.

J Anim Sci. 2019 May 13. pii: skz160. doi: 10.1093/jas/skz160.

Giffordさんらの報告

個人的にそそられるタイトルでした

「妊娠を成立させるためにはET前のレシピエントの免疫状態って大事だぜい」

って感じなんですが

読み進めると

今までのいろいろな研究

特に私が尊敬する藤原先生のグループ

のご発表をまとめたレビュー的な内容

で、

自己免疫細胞をETの数日前に子宮角に入れるとアンガス経産牛で

受胎率が上がったよ

と一文だけ結果らしき文章が

もっと詳細書いてよってツッコミどころ満載の論文でしたが、

我々も以前、未経産牛ではいい結果が出ていて

経産牛には手が出せず仕舞いだったので

経産牛でも効果があるということがわかっただけでもよかったんでしょうか

我々もなぜ受胎率が改善できたのか

サイエンスな検証ができていなかったのは反省です

その当時流行りの遺伝子発現を調べるだけで終わってしまって、

結局、免疫細胞の代替品を開発して商品化することは挫折してしまいました。。

しかし、あの実験、10年前か〜

30代のころは一生懸命やってたなぁ

と懐かしくなりました

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