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2020年9月24日 (木)

OPU前のFSH

昨日は近場でOPUの打合せをおこないましたよ

対象牛は経産/未経産/妊娠牛なのか、、

対象牛の過去の繁殖成績、、

農家の飼養管理法、、

牛の栄養状態(血液プロファイル)、、

ゲノムの能力、、

現在、病気をしてないか、、

交配精液、、

受け牛は経産/未経産、、

新鮮移植/チルド移植/凍結移植、、

などなど、

いろいろなことについて協議

で、事前にFSHを投与した方がよいのか?

なども話題になりました

我々は今公表されている論文の情報、

および経験則により

投与をおすすめしています

最近はラクチンなワンショットが多いです

FSHを投与すると

卵胞が大きくなりエコー画面で確認しやすい、

あるいは物理的に吸引しやすくなることもありますが、

IVF後の胚発育率も高くなります

現在、オンラインで繁殖生物学会が開催中らしいですが、

要旨をながめると

OPU前のFSH投与がなぜ胚発育を助けるのか?

卵胞液をメタボローム解析して明らかにしようぜ

というご研究がありました

難しいことは書きませんが、

FSH投与は

卵胞細胞のグルコース代謝を抑制する、

酸化ストレスを抑制する、

ことでOPU後の胚発育を亢進させているのではないか、

という結論のようです

なるほど勉強になりました

FSHで1個でも多く質の良い胚盤胞が取れるとうれしいですね

しかし、日本も体内採卵よりOPU-IVFの方が多くなる時代がくるんでしょうか

私、「くると思います」に一票です

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