コールドストレス
最近どんどん寒くなってきましたね。
牛、特にホルスタイン種においては、
ヒートストレスの繁殖性等に対する影響が
報告されておりますが、コールドストレスも
影響すると考えられます。
Kino, E., Uematsu, M., Kitahara, G., Osawa, T., & Sasaki, Y. (2019).
Quantitative relationship between climatic conditions and
the conception rate of Japanese Black cattle in commercial
cow–calf operations. Livestock Science, 228, 170-176.
こちらの論文では、宮崎県の黒毛和種を対象に気候条件と
受胎率の関連性を調べています。
結果としては、温度と湿度を元に計算される
THIが下がるほど受胎率が低下するということでした。
また、単に温度のみを指標として用いるよりも
THIを用いたほうがモデルの当てはまりが
良いとも報告されております。
黒毛和種は暑さよりも寒さに弱いのでしょうか。
北海道は宮崎県よりも寒いため、コールドストレスの影響は
更に大きいかもしれません。
ET研究所の周りも非常に寒いので、
何かしらの対策が必要かもしれません。
色々調べてみたら、牛用のスマートウェアなども
開発されているみたいですね。
心拍や体温を経時的に測定することで
色々な現象との関連性が分かるかもしれません。
機械学習やディープラーニング等も
生かせるのかもしれないですね。
様々なデータを集めて、解析ができればおもしろそうですね。
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