ドM魂を刺激された話
大分県でも和牛改良に熱心な地域の農家さんから
「OPUしたい!」
とお声がけいただきました
候補牛の登録書を見せてもらったんですが、
平成25年、28年、29年生まれの3頭だったので、
「これまでの繁殖状況はどんな感じですか?」
との質問に
「全部、未経産です!」
「AIしてもETしても採卵してもダメです!」
「でも、すべてゲノム育種価が高いです!」
と生産者はニコやかです
「7才、未経産、、、」
「全力を尽くします!」
とは言ったものの、
久しぶりに体の内側が
ギャアァァァァ━(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
という感覚なんですが、
相手が手強いほど
うれしくなってしまう性癖です
事前に対象牛にはFSHを投与してもらいましたが、
反応を見ると2頭は卵胞が成長しており、
1頭は厳しいかな、、という予想
当日は、大分で卵子を吸引し、
福岡でIVF
全力は出し切ったので、あとは神頼み(笑)
そして、
7日後の移植可能胚製造率は
それぞれ44%、21%、11%でした
結局、7才の娘が一番成績(打率)は良かったですね
21%、11%の娘はIVM後の卵丘細胞膨化が貧弱だったので、
媒精後裸化して拡大観察してみると極体放出がうまくいってないように見えました
次回もチャンスがあれば今度はもう少し
減数分裂をフォローできるような飼い方をしてあげたいと思いました
勉強しておきます!
本日、3軒の農家さんへの出荷の準備も終了し、
あとは受胎を願うばかりです
しかし、長いこと妊娠できなかった
高能力牛の産子が得られる(可能性のある)
OPUってすごい技術だと改めて感じたところです
近くでご希望の方いらっしゃればご連絡ください
あまり、手強くない相手キボンヌ
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