最も長い精子
今週、ET研究所は採卵がお休みなので、私は夏季休暇を取らせていただいています
夏季休暇を利用して、実家の佐賀へ帰郷しました
そこで、私は佐賀で大人気のホットスポットへ行って参りました。
そのホットスポットとは・・・
市立図書館に蔦屋書店とスターバックスで話題の『武雄市図書館』です
その図書館で面白い本を発見!!
題名からしてわくわくします
パラパラめくっていると、面白い世界一の虫を見つけました。
それは「最も長い精子」をもつ昆虫「ドゥロソフィラ・ビフルカ」というショウジョウバエの一種です。
哺乳類を除くと、通常、昆虫は何百万個という小さな精子が1個の卵細胞を巡って争います。
しかし、このドゥソロフィラ・ビフルカは、同属の別種たちと同じく体長は2~3mmですが、精子は全長が58mm以上もあります。
長い鞭状の尾がついた精子で、毛糸玉のように巻かれています
さらに驚くことに、メスの卵細胞1個に対し、オスは精巣(やはり体長と比較すると大きい)の中に6個の精子しか作らないそうです。
なぜ、このような珍しい生態を進化させたのでしょうか?
メスの生殖管はすべての精子が容易に進めるような平穏な道ではありません。
そこには身体的、化学的な障害物があり、最高の精子だけが進み、卵細胞に到達するようにできています。
ドゥソロフィラ・ビフルカのメスの生殖器官は、その長大な精子よりも若干長く、まるで中空のばねのように腹部の中で巻かれているそうです。
つまり最も長い、生命力のある精子のみが卵細胞に到達することができるのでしょう
しかし、オスもメスも生殖器官が長い理由は未だに謎だそうです。
もし、牛の精子が牛の体長よりも長かったら・・・
なんだかアメリカのパニック映画でありそうなネタですね
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