• Img_20241107_074531486_hdr
  • Img_20241019_145009790
  • Img_20241012_003307233
  • Img_20240822_222932998
  • Photo_2
  • Photo
  • Img_20240923_144226609
  • Img_20240914_144418096_hdr
  • Img_20240914_143247875
  • Img_20240818_165241096

« 上士幌町獣医師会総会と新年会 | メイン | 乳牛の生産寿命・受胎率向上セミナー »

2014年2月 3日 (月)

Gの影響

先日、オランダの非営利団体が、2023年に火星へ移住を希望する人の募集を

正式に開始したとのニュースを聞きましたear

しかも1度火星へ行くと二度と地球の土は踏むことが出来ない

片道切符なのだそうですticket

地球を捨てて火星に行く勇気なんてありませんが・・・

ところで人類は宇宙で繁栄できるのでしょうか?

理化学研究所で微小重力環境を作れる装置を用いて、

微小重力がマウス胚の発生に与える影響について調査をしております。

その結果、微小重力下で体外受精を行うと胚盤胞への発育が遅延し、

栄養外胚葉(胎盤になる部分)への分化が抑制されることが明らかとなりました。

Cont

Photo_3

栄養外胚葉を青く、内部細胞塊(胎子になる部分)を赤く染色している。

(上)通常培養胚

(下)微小重力下で体外受精した胚

胚の極性や形は正常ですが、栄養外胚葉への分化は抑制されることが分かりました。

 

この微小重力下で体外受精後の受精率は対照区と変わらないそうですが、

多精子受精が増加し、単為発生が減少するなど、

精子の運動性を向上させることも示唆されました。

体外受精後の受精卵を培養してみると、2細胞期への発育に差は見られなかったが、

胚盤胞への発育は低下したそうです。

これらの胚を移植すると産仔率も対照区と比較して低下したそうですdown

微小重力下はどうやら胚の発育には悪影響のようですが、

何か胚の発育に良い影響を与えるものが見つからないものか・・・

ちなみに火星の重力は地球の40%程しかないそうですので、

我々人類が火星で繁栄するのも難しいかもしれませんねcoldsweats01

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。