• Img_20240713_120440540_hdr
  • Img_20240703_175932616
  • Img_20240627_161151842_hdr
  • Photo_4
  • Photo_3
  • Img_20240619_231026913
  • Img_20240531_134826829
  • Img_20240526_171614910
  • Img_20240523_000129956
  • Img_20240426_184454149

« 命を繋ぐ | メイン | いざ欧州へ!!神戸牛!! »

2014年7月 9日 (水)

IARS

「遺伝性疾患との付き合い方」とうい記事を見つけたので紹介したいと思います。

黒毛和種の遺伝性疾患はいくつか知られていましたが、昨年新たにIARS異常症(IARS)が公表され、これまでに7つの遺伝性疾患が発表されています。

私が学生だった時には、IARSは教科書に載っていませんでした。coldsweats01

IARS異常症(IARS)は

第8番染色体に存在するIARS遺伝子が一塩基置換することにより生じます。発症牛は出生時から起立困難、吸乳欲減退、低体重などの症状を呈し、虚弱で感染性の病気にかかりやすく、発育遅延が認められます。

黒毛和種子牛の虚弱子牛症候群のうち約3分の1がIARSが原因であるとされています。

劣性ホモの場合にのみ発症するため、母牛あるいは交配する種雄牛のどちらかが正常ホモ(変異した遺伝子を持っていない)場合であれば発生はしません。

遺伝子疾患は牛の遺伝的な研究が進めば進むほど、次々に明らかになっていくと考えられますし、改良に重要な形質とリンクしている遺伝子である場合もあり、上手に付き合っていくという視点が大事なようです。eye

なんだか難しいですが…sweat02

雄と雌の検査を実施しておくことでコントロールできるということですthink

農水省より種雄牛のIARS保因牛、正常牛がホームページに掲載されています。また、遺伝性疾患の検査行ってくれる機関もあります。

これらを上手に活用するといいと思います。

 

参考:肉牛ジャーナル 2014年6月号

 

コメント

記事がupされて2カ月近く経ってからのコメントご了承下さい。
こういった遺伝病は、近親交配してきてしまったが故の負の産物だと、常々思っています。遺伝資源(系統の少なさ)においては、和牛はその冴えたるものなんじゃないでしょうか。三元交配と言いつつも、その昔はそれ以上に系統があったのでして。このまま行くと、衰退していく気がするんですよね。どこかで、今の主流ではない系統を入れていかないと、ちょっとやばいのではないでしょうか?

恭介様
コメントありがとうございます。
難しい問題ですね。

今後もET研ブログをよろしくお願いします。confident

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。