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2014年8月19日 (火)

勝手に性転換

先週、夏休みを頂き、実家に帰省がてら、さらに南下して、珊瑚礁の海へ潜って参りましたhappy01

浅瀬を探索していると、あちらこちらのイソギンチャクから、大きなカクレクマノミが威嚇してきます。

この威嚇してくるクマノミ、♂かと思いきや、実は♀なんです。

地元のインストラクターの話によると、クマノミは性転換するらしいです。

イソギンチャクの中には何組かのクマノミ夫婦が共同生活をしており、一番大きな♀が門番をします。
その♀が死んでしまうと、そのイソギンチャクに住んでいる♂の中で一番体が大きな♂が性転換をし、次の門番になるのです。


ファインディングニモの話はウソだったってことになりますね。

他にも♂→♀に性転換する生き物として、エビやエソ等、深海魚に見られます。

その理由として、深海で外敵に襲われる危険が少ない代わりに、同族魚種と出逢う確率も低いことから、より魚体が大きいほうが♀化して多く卵をもてるほうが効率がいいかららしいです。

逆に外敵が多い浅層や熱帯の海域では、外敵対策を優先してガタイのいいのが♂化、その代わりにハレムを形成して繁殖を効率化ってのを選択したわけですね。

例えば、ベラやハゼ科の魚は♀→♂へ性転換するみたいです。

とすると、カクレクマノミはなぜ亜熱帯浅層に生息しながらも、リスクの高い一夫一妻制、♂→♀化を選んだのか?
とても不思議です。


イソギンチャクとの共生って能力を先に獲得してたからですかね?


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↑人が近づくと、このように威嚇してくるんです。

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