卵子の成熟チェック
先週は受精率チェックのお話をしましたが、
同じ染色方法で卵子の成熟度のチェックもできるんですよ~
体外受精の場合未成熟な卵子を卵巣から吸引採取するので、
体外で卵子を成熟させるための培養が必要となります。
成熟培養終了後に卵子を染色するとこのように見えます
画像が非常に見づらくてすいません・・・
卵子が成熟しているとこのように卵子の核(画像真ん中あたりの赤丸)と
第1極体(画像下の赤丸)が観察されます。
この状態であれば受精可能です
うまく成熟できていない卵子はこんな感じで観察されます
第1極体が卵子内に認められず、核しか観察できませんでした。
体外受精で胚を作出する場合には、最初の関門が成熟培養になります
ここでより多くの卵子を成熟させることができれば、
体外受精による胚の生産率アップにつながるかもしれません
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