子牛にポカポカ
宮崎の畜産試験場では子牛の成長に適した温度や湿度を保つための
「保育器」を開発したという記事を見つけましたので紹介いたします
子牛は皮下脂肪が少なく体温を調整することが難しいため、
低温に対する抵抗力が弱いということはみなさんご存知かと思います。
全国で生まれる子牛は年間約130万頭で、宮崎県内では7~9万頭だそうです。
しかし、6ヶ月以内に6千頭前後が死んでいるのだそうです
全国の病死総数は不明だそうですが、
寒い地域ほど冬場の病死率は上昇すると考えられます
この保育器は温度と湿度から決まる不快指数を基に開発されました。
理想的な環境としては、気温25℃前後、湿度60%前後だそうです。
保育器の幅は2m、高さと奥行きが1.5mで、子牛3~4頭が入ることが可能です
保育器の画像です
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/photonews/article.html?id=20150114-OYS1I50008
骨組みは鋼材で、風を防ぐために塩化ビニール製の壁板で囲い、
ねじを使って組み立てるそうです。
天井にヒーターを取り付け、床面におがくずや藁を敷いています。
価格は保育器が6万円、不快指数が分かるストレスメーターが8千円とのことでした
肉牛の繁殖農家が減少していることから全国的に子牛の供給不足が続いています
この保育器で子牛の病気を防ぎ、安定供給に繋がると良いですね
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