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2015年2月12日 (木)

USHIWAKE-牛分け-

 全農ET研の供卵牛は、他の繁殖雌牛と異なり、妊娠、分娩を行うことはあまりありません(採卵開始の前に一度分娩させる、淘汰が決まった後、妊娠させ市場出荷する、基本的にはこの2回)。

 妊娠分娩・泌乳によるエネルギー消費が生じないため、過肥になりやすいのです。

 そのため、採卵終了後の供卵牛は、次の採卵が近づくまで、牛舎から広いパドックに放され、配合飼料を与えられず飼養されます(もちろん、牛舎のスペースに限りがあり、全ての牛をずっと牛舎に置いておけないことも理由の一つなのですが)。

 よって、定期的に採卵が近づいた供卵牛を牛舎に戻すために、パドックにて牛を分ける作業が必要になります。これが「牛分け」と呼ばれる作業です。

 一つの区画にまとまった牛を、別の区画に分ける作業なのですが、牛の動きを読んで的確に追う判断力や持久力、動く牛の耳標を正確に把握する動体視力が要求されるゲーム性を帯びた作業なのです!

 作業は大きく分けて2種類。牛を見つけて、別の区画まで追う人は、正にサッカーで言うところのフォワード、分ける前の牛と分けた牛が混ざらないように、区画の間に立って番をする人は正にキーパーと言えます!

 人呼んで「牛分け番長」である私は2年近くキーパーをやってきておりますが、当初から比べると、かなり熟達してきました。日本代表も夢ではないかもしれません。寒い冬のパドックで、今日も元気に牛を分けました!

 2020年東京五輪にて、日本の畜産を普及する目玉として、和牛サッカー「USHIWAKE」が競技登録されることを密かに願いつつ、今日の筆を置かせていただきます。

 

 

 

 

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