滑車と重力の有効活用
今日は、農家さんの工夫シリーズです。
農家さんを回っていると、たまに「ほおおおお」と感心してしまう工作を見つけてしまうことがあります
今回紹介させて頂く工夫は、鹿追の農家さんの牛舎で見つけた手作りの傑作です。
まずは下の写真をご覧ください。
①のフックをはずすと、自動的に紐が引っ張られ、フックは壁の端に収まります。
なぜフックが自動的に動くのかというと、④の鉄の柱の中に重しがあり、
①のフックを外すと、④の重しが重力で紐を引っ張ることで、②、③の滑車を伝ってフックは定位置に落ち着きます。
ので、紐は一度も弛むことなく、収納されるわけです。
牛が遊んでフックを外したとしても、②~④の滑車・重しが働くことで、紐やフックは床に散らばらずに、糞で汚れることなくちゃんと収納されるわけです。
この仕組みを見つけたときの感動といったら。。。
ほんと、あっぱれです。ピタゴラスイッチです。
しかも、牛舎のあちこちにこの仕組みが見受けられ、搾乳で牛を移動させる際に、この道具が大活躍しているみたいです。
まだまだ農家さんの工夫シリーズは今後も続きます。
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