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2015年8月 5日 (水)

氷点下196℃のアレ

 暑い日が続いていますsweat01

 昨日は北海道でも猛暑日となり、東京では6連続で猛暑日を記録し、連続猛暑日記録を更新しているそうです(そんな記録は更新しなくてもよい)coldsweats02

 これだけ暑いと受胎性へ少なからず悪影響があるのではないかと気にかかりますbearing

 そんな夏に一服の清涼感を与えるべく、今日は沸点-196℃を誇り、精液・受精卵の保存には欠かせない「液体窒素」の取り扱いについて紹介します!!

Dscf31911↑軍手などの布製の手袋の場合、万が一液体窒素が手に掛かってしまった場合、布に染み込んで逆効果となってしまいます。そのためゴム手袋を履いて作業しています。

Dscf31931↑液体窒素のみが入ったタンクから、深めの発砲スチロールの箱に液体窒素を移しています。

Dscf31941↑作業しながらストローの印字が確認しやすい浅めの箱に移します。

Dscf31961↑凍結精液ストローが入ったケーンです。このケーンから保存用タンクのキャニスターにストローを移動します。

Dscf31971↑ストロー取り扱い専用のピンセットを用います。

Dscf31991↑ケーンからキャニスターへ、一本ずつ確実に印字を確認して移し変えます。

 この際、液体窒素付近の気相より、できるだけストローが上にいかないように注意します。

Dscf32033↑全てのストローを移し変えました!!

液体窒素が室内に充満すると、酸素濃度が低下して窒息してしまうので、取り扱う際は喚起が必要です!!過去には「地下の実験室で、部屋を涼しくするための液体窒素を床に撒いて窒息死した」という事故も起きているようです!!

Dscf3202↑室内の酸素濃度が低下すると警告音が鳴る装置です。窒息の危機を未然に教えてくれます。

完全に余談ですが液体窒素をジュースと混ぜて飲むと胃が破裂するそうです(一気に気化して体積が急増する)。取り扱いには気をつけましょうthink

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