寄生虫とノーベル医学賞
今回は繁殖とは関係ない記事ですが、、、
昨日発表されたノーベル医学生理学賞に、日本から大村智・北里大特別栄誉教授が選ばれました
大村教授は、アフリカなどの感染症に大きな治療効果を上げている薬剤「イベルメクチン」を開発。
この薬は、年間3億人に使われ、アフリカや南アジア、中南米で寄生虫による失明や深刻な病気の危機におびえる人々を救ったそうです。
寄生虫の教科書を見ても、大体の寄生虫はイベルメクチンで一発で駆除できるように記載されてます。
人の領域でも、犬猫の領域でも、牛の領域でも、イベルメクチンは切っても切り離せない関係です。
ET研究所でも、放牧から帰ってきた牛には、必ずイベルメクチンを牛の背中にかけてます。
大村教授は1974年、この薬の元になっている化学物質を作り出す微生物をゴルフ場の土壌の中から見つけ、「この微生物は他と違う」と直感したそうです。
この菌から寄生虫を麻痺させる作用を発見しました。
ペニシリンしかり、イベルメクチンしかり、人類の大きな発見は、意外と普通の日常の中に隠れているみたいですね。
それをいかに発展させるかは、個人の力量にかかっているみたいです。
私は、人類で初めて牛のお尻に手を入れた人を心から尊敬します
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