みず
凍結受精卵や凍結精液
慣れればその作製は簡単ですが、凍結の理論を理解するのは難しいです。
今日は少しその理論について紹介したいと思います。
細胞外凍結という言葉をきいたことあるでしょうか?
細胞外凍結とは
温度が0度以下になると細胞周辺の水が凍りはじめます。しかし細胞内の水は-10度くらいまでは凍らずに過冷却しています。
過冷却した水はが細胞膜を通って外に移動し、細胞外の水と接することで凍結します。
そうやって、細胞内の水は外に出て行き細胞内溶液の濃度は高くなります。
温度が下がっていくと、細胞内の溶質と水が凝固し凍結は完了します!
ET研究所の受精卵もこうやって細胞外凍結によりつくられているのです。
「生物細胞の機能の中心をなすものは水であり、凍結融解はその水の作用を抑制しようとすることである。」(僧都 博)
水って簡単に冷凍庫で凍るのに細胞の水を凍らせるの奥が深いのです。
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