OPU練習
OUP(Ovum Pick-up・経膣採卵)とは生きている牛の卵巣から卵子を吸引する技術です。
超音波で卵巣にある卵胞をさがし、長い針で吸引していきます。
過去にこんな記事もありました。
世界のOPU事情
これからの畜産現場には必要な技術になってくるようです
今回は現場でどのように作業しているのかを紹介したいと思います!
まずは左手で直検をし、卵巣をつかみます。
右手で陰部から超音波のプローブを入れます。
左手で卵巣と膣壁ごしにプローブをつかみ、卵巣にある卵胞を捜します。
画面に卵巣がうつりました
黒い丸がふたつ見えています。これが卵胞です。
画面の右上から左下に向かって線が延びているのが分かるでしょうか?
プローブに針をセットするとこの線上に針が出てきます。
この線上に吸引したい卵胞をもってくる、
右手で針を前後させて刺す、足で吸引機のペダルをふみ、卵子を吸っていきます。
右手も左手も大忙しです。
注意しないと針で左手を刺します
ここで回収された卵子は実験室でIVFされ受精卵になり、ETされるのです。
海外では1日にひとりが100頭OPUすることもあるようですすごい!
コメント