繁殖技術研修生
今年度から,ET研究所では繁殖技術研修生の受け入れを開始しました
将来,酪農家または和牛繁殖農家の仕事に従事するためにウシの人工授精および
受精卵移植等の繁殖に関する知識・技能を学ぼうとする方を研修生として受け入れ,
現場での実践研修および座学研修により,腕を磨いてもらおうという制度です
今年度は記念すべき第1期生として2名を受け入れ,1年目が終わろうとしています
それまで直検などしたことがなく,ウシ繁殖は素人同然だった研修生たちですが,
この一年間で目覚ましい成長を遂げました
二人とも昨年8月には人工授精師の資格を取得し,バリバリ現場で活躍しています
今年度最後のブログは,この研修生たちの紹介をしたいと思います
第一号:Mさん
ただ今人工授精中!!
採卵を行う供卵牛チームに所属するMさんは,発情観察やエコーでの卵巣チェック,
人工授精まで幅広くこなすマルチプレーヤーに成長しました
以前紹介した,「発情観察職人」(3/17ブログ記事参照)でもある彼女は,
ET研に来るまでは発情を見るどころか,ウシに触れたこともほぼなかったそうです
「センスが良い」と絶賛される彼女,この写真を撮らせてもらった時も
あっという間に人工授精を終わらせており,あまりの手早さに驚きました
第二号:Kくん
エコーで黄体確認中!
新ETおよび農家採卵チームのメンバーとして各地を飛び回るKくんは,ET研の
ムードメーカーです
ET研の場内はもちろんのこと,農家さんの牛群においても経産牛への薬注を
完璧にこなすほどの腕前の持ち主でもあります
現場での試験の際にはたくさん助けてもらいました
本当にありがとう
4月からは繁殖義塾2年生として,より実践的な研修に移行します
また、来年度は新たに6名の研修生を迎えることになり,
後輩の指導にも力を尽くしてもらうことになります
未来のエースたちのさらなる活躍を期待してます
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