細胞を数えて
実験データを得るためには、いつも細々した作業の積み重ねばかりです。
今日はその中から細胞数カウントについてご紹介しましょう。
ケースNo.1
受精卵の細胞数カウント
受精卵の細胞を蛍光染色してカウントします。カウント方法は手作業!!!
顕微鏡画像を写真にとり、印刷、青い丸(細胞)の数をペンでチェックしながら数えていきます。
多いときにはひとつの受精卵で300細胞くらいあります。これを受精卵の個数分こなすまで終わりません!
写真に撮っておくと時間があるときに作業できるから便利です
ケースNo.2
精子数カウント
精子濃度を測定するために精子をカウントします。
主に体外受精に使う精子を一定濃度にするために行います。
セルカウンターと呼ばれる道具に希釈した精子懸濁液を入れ、升目に入った精子を数えて精子濃度を算出します。
矢印で示したのがひとつの精子です。いったい何個あるんだ・・・?
すべての升目を数えることが出来ない場合(精子の数が多すぎだよ~)には、16マス中4マス数えて4かけるなどの方法を使います。
ET研究所では受精卵の細胞数と精子を数えることが主でしょうか。
新たなケースを発見したらまた紹介したいと思います。
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