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2017年9月

2017年9月29日 (金)

4th World Congress of Reproductive Biology

今週,4th World Congress of Reproductive Biology (通称WCRB) に

参加してきましたhappy02

  

WCRBとは,日本・アメリカ・オーストラリア・イギリス・韓国・中国の

繁殖生物学会による合同の国際学会で,3年に1度開催されますeye

日本が主催となる今回の大会は沖縄で行われ,世界中からなんと

700人以上の参加者があったそうですsign03

学会会場の前に広がる沖縄の青い海…なんてすばらしい会場shine

 

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3日間の開催期間中,基調講演6題,口頭発表86題,ポスター発表626題と

本当に盛りだくさんで,最新知見の情報収集をするとともに,

研究へのモチベーションもフル充電することができましたconfident

  

非常に興味深かったのは,若い研究者を育てようという強いメッセージでしたwink

 

Student Travel Fundという学生への参加費支援制度があり,支援を受けた各国の

若い学生が一生懸命研究成果をアピールする姿に,思わず胸が熱くなりましたconfident

また,Meet the Professorという企画では,著名な研究者と学生を中心とした

若い研究者が交流する場が設けられましたbeer

私もこれら企画のお手伝いをさせてもらいましたが,本当に勉強になりましたflair

 

ET研究所からは,高受胎性IVF卵作出に関する研究成果を発表しましたtaurus

国内外問わず多くの方に興味を持っていただけたようで,

発表時間が終わってもディスカッションは続きましたsmile

 

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学会最終日のプールサイドディナーは沖縄伝統のスーパーエイサーでup

 

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よく学び,さらに世界中の方と交流ができ,本当に実りの多い学会でしたflair

今回の経験をET研究所での技術開発に応用すべく,

明日からもバリバリ研究に励みたいと思いますsign03

 

2017年9月27日 (水)

日本受精卵移植関連合同研究会

先日、京都まで研究会に行ってまいりましたhappy01

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日本胚移植研究会、東日本家畜受精卵移植技術研究会、日本胚移植技術研究会、日本ET実務者ネットワーク研修会の4つの大会が合同で行われました。

発表に加え、特別講演やシンポジウム、研修会など、

盛り沢山の二日間を過ごす事ができましたhappy02

シンポジウムでは「受精卵移植技術の伝承と将来展望」をテーマに熱いディスカッションが行われ、

改めて気の引き締まる思いを胸に、帰路につくことができましたairplane

大変勉強になりました。貴重な経験に感謝ですconfident

2017年9月22日 (金)

未来の双子

 

先日の採卵にて検卵作業を行っていると,「双子の受精卵だshine」という声がeye

 

Day 7受精卵の時点で双子ってどういうことsign02

ICM(受精卵のうち胎児になる部分)が二つ?変性細胞の見間違え??

…と想像を膨らませながら顕微鏡をのぞくと,こんな受精卵が↓

 

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ものすごい双子感sign03

もっと汚い感じを想像していたのですが,二つの美しい胚盤胞が

1個の透明体にきれいにおさめられているではありませんかshineshine

 

牛の一卵性双生児はとても珍しいようで,乳牛の発生頻度は分娩全体の

0.1-0.5%だそうです(家畜改良センター鳥取牧場HPより)。

このうち上のイラストのような胚に由来する一卵性双生児がどれくらい含まれるのか

わかりませんが,ものすごく珍しい気がするsign03

 

大興奮の私でしたが,このような受精卵はしばしば出るようで,ベテラン職員たちは

いたって冷静でしたsweat01

双子受精卵はきちんとお伝えしたうえで販売していますが,無事に二頭とも受胎して,

生まれてきてほしいものですtaurus

 

ちなみに上のイラストは双子発見者の手書きですflair

せっかくなのでそのほかのコレクションもshine

 

  

Eb_2

初期胚盤胞

Bl

胚盤胞

Photo_2

卵割期胚

 

  

 

   

   

すごい画力sign03

この手書きのイラストを参考にしながら,若者たちは日々検卵練習に励んでおりますhappy02

がんばれ,未来のスーパー技術者たちsign03

2017年9月21日 (木)

DNAの抽出

北海道はだいぶ肌寒い季節になってきましたbearing

北海道の冬は初体験なので、気を引き締めていきたいと思います。

さて最近新たな機械を導入しました。

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これはDNAの濃度を測定する機械で、

今までは1サンプルずつ濃度測定していたのですが、

この機械のおかげで一回に8サンプルずつ測定可能になりましたsign01

この機械でDNA抽出を効率化し、どんどんゲノム解析を行っていきたいと思いますsign01

それではまた。

2017年9月15日 (金)

秋の十勝

 

本州ではまだまだ暑い日が続いていることかと思いますが,北海道は今

秋真っ盛りですmaple

朝夕はめっきり涼しくなり,はやくも車の暖房を使い始めましたsweat01

 

十勝の秋といえば,もちろん続々と収穫時期を迎える美味しい野菜ですが,

個人的に一番好きなものはといいますと…wink

 

_

  

そう,澄み渡る青空ですshine

 

ET研究所の位置する北海道十勝地方は,年間を通じて晴天率が非常に高く

「十勝晴れ」という言葉もあるくらいですhappy02

秋から冬にかけては特に天気の良い日が続き,収穫期を迎えた畑の上に

青空が広がる光景にはいつも感動していますconfident

 

また,夏の終わりから秋にかけては牧草の二番刈り全盛期でもありますtaurus

先週も,いたるところで牧草ロールづくりが行われていましたflair

 

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広大な土地を持つ北海道では牧草の自家栽培が主流ですcatface

十勝の澄み渡る青空のもとでたっぷりの日差しを浴びた美味しい牧草を食べて

ウシたちも健やかに過ごしてほしいものですconfident

 

ブログをご覧のみなさま,ET研究所にいらっしゃるなら秋がおすすめですよsign03

 

2017年9月13日 (水)

新人研修

先日、全農畜産事業部グループの新入社員・職員合同研修会があり

私も参加してまいりましたsign01

研修のなかでは、今後の日本の農業について考えるグループワークがありました。

飼料販売からスーパー等への販売まで幅広い業種の人でグループが構成されていたため、

日頃の仕事内容を聞くだけでもかなり勉強になりましたeye

討論の時間では、次々にアイデアや意見が出て、

日本の農業をより良くしたい同志で話せる楽しさを再確認!

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この経験を生かし、

一日も早くお役に立てるようになりたいと改めて奮起した研修でした!

これからも頑張りますrock

2017年9月 8日 (金)

牛舎で採卵!

 

ET研究所における採卵風景はこれまで何度もブログで紹介してきましたconfident 

 

2 

採卵棟の枠場10個に供卵牛を入れ,複数名の獣医師が一斉に採卵を行いますtaurus

 

個々の枠場にはペーパータオルやアル綿,さらにはPGやイソジンなどの薬剤が

設置されており,効率的に多くのウシから採卵を行うことができますflair

床暖房完備に加え,牛舎と採卵棟の間には凍結防止のためのロードヒーティングがshine

さらに検卵室とパスボックスでつながっているため,採卵を終えたフィルターは

待機している技術者によってすぐに受精卵の探索,品質評価にまわりますshineshine

 

が,しかしsign03

時にはこの恵まれた設備を出て,ワイルドな環境で採卵を行うこともpunch

 

1 

工事の関係で採卵棟まで連れてくることができなかったウシたちを

牛舎の連スタに並べて採卵しましたhappy02

腰を振らないように隣り合わせでぎゅうぎゅうに詰めてますtaurus

 

キック防止は平打ちで↓

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どんな環境や状況においても採卵を行い,皆様に1個でも多くの受精卵を

お届けする,それが我々ET研職員の使命なのですsign03

 

これからも職員一同力を合わせて受精卵生産に励んでまいりますconfident

 

2017年9月 5日 (火)

「はゆり」号と「ふくこ」号の凍結受精卵を販売します

「はゆり」号と「ふくこ」号の凍結受精卵を販売します。

受精卵の詳細は、下記の広告をご覧ください。

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2017年9月 1日 (金)

全国和牛能力共進会!!

 

和牛生産にかかわるすべての人が胸躍らせる季節がやってまいりましたsign03

そう,来週9月7日より11日まで,第11回全国和牛能力共進会(通称「全共」)が

宮城県にて開催されるからですhappy02

 

5年に1度行われるこの全共では,全国の優秀な和牛が一堂に会し,改良の成果や

その優秀性を競いますflair

各都道府県が威信をかけて戦う,まさに和牛のオリンピックなのですnote

 

体型などの改良成果を審査する「種牛の部」と,肉質審査の「肉牛の部」がありますが,

肉牛の部の北海道代表として,ET研にて生産された「鼈甲丸」が選ばれておりますeye

勝早桜5を父に持ち,二代祖は安定の安福久sign03まさにエリートですねconfident 

 

私が採卵した受精卵だったらどうしようlovely…と期待しましたが,

残念ながら違ったようですcoldsweats01

 

ちなみに移植したのはこの人 ↓

Sato 

以前ブログにて紹介した,受胎率80%を誇るスゴ腕移植師ですbleah

(2016年2月26日「トリプルエイト」http://etken-blog.lekumo.biz/et/2016/02/post-f352.html

 

ET研究所職員,上士幌町の皆様,その他生産に関わったすべての人の夢を乗せて,

がんばれ鼈甲丸sign01日本一の座をつかみ取るんだsign03