• Img_20240703_175932616
  • Img_20240627_161151842_hdr
  • Photo_4
  • Photo_3
  • Img_20240619_231026913
  • Img_20240531_134826829
  • Img_20240526_171614910
  • Img_20240523_000129956
  • Img_20240426_184454149
  • Photo

« 7月7日凍結卵リストの抽選結果は? | メイン | YTがんシースカバーは受胎率をあげますか? »

2020年7月17日 (金)

オートファジーと受精卵

面白そうな文献見つけました。
Inverse relationship between autophagy and CTSK is related to bovine embryo quality
Reproduction. 2020 Jun;159(6):757-766

オートファジーとCTSKがウシ胚の質と関係するそうです。

オートファジー?CTSK?
聞きなれないワードに手が止まりましたが、せっかくなので勉強してみます。

オートファジーとは細胞質中の余分?なタンパク質や成分を除去する仕組みのようです。
タンパク質などを包み込んで、分解する機構が細胞には備わっており、受精卵の細胞も同様みたいです。

それで余分なものを包み込んで分解するときに色々な酵素が利用されるのですが、その一つにカテプシンK(CTSK)というものがあるようです。

ふむふむ、基本的なところを理解したところで、結果を見ると高品質の受精卵はオートファジーの活性が高いそうです。余分なものをちゃんと除去しているんですね。

一方で、CTSKの活性は低いことが明らかになったそうです。

取り込むけど分解しすぎないくらいがいいんですかね。

調べると、受精卵や卵子の品質とカテプシンの活性は影響することが言われていたようです。
Cathepsin B activity has a crucial role in the developmental competence of bovine cumulus-oocyte complexes exposed to heat shock during in vitro maturation.
Reproduction. 2013 Aug 24;146(4):407-17.

受精卵の品質向上のため、今後の研究も注目ですね。

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。