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2020年10月 6日 (火)

繁殖障害牛の治療

AIしても妊娠しない、

発情もこない、

経験上、

このような繁殖障害は

未経産牛でも、

1割程度は存在するように思います

本日、紹介するのは

Platelet Rich Plasma for Regenerative Medicine Treatment of Bovine Ovarian Hypofunction

Front Vet Sci. 2020, 7, 517. doi: 10.3389/fvets.2020.00517

で、いわゆる

多血小板血漿(Platelet Rich Plasma: PRP)治療を

牛でやってみましたよという内容です

PRP治療といえば、

血小板(さまざまな成長因子やたんぱく質が含まれる)で

傷んだ組織を元通りに治そうとする自己治癒力をサポートする方法です

スポーツ診療科などでよく使われているようですね

ネット検索すると

「アンチエージング」

という必殺キーワードも引っかかってくるんですが、

さすがに、

この辺は胡散臭さがグッと増します(笑)

生殖医療領域ではPRPを子宮内に注入することで

子宮内膜が厚くなったりという報告を聞いたことがあります

妊孕性が高まるんでしょうか

今回のご研究はPRPを

繁殖障害牛の卵巣に直接注入したらどうなると?

って試験です

450cc採血してPRPを回収し、

片側の卵巣に5mLのPRP、

血小板数でいうと、

50億個を片側に注入します

(対照区は血小板ではなく、生理食塩水を注入)

で、約2か月後にAIするそうです

生食区は6頭AIして 妊娠0頭

試験区は5頭AIして 妊娠4頭

まぁ、腔胎で出荷するより妊娠牛で出荷した方が売値が高くなるので、

繁殖障害牛、出荷前の最終手段として試してみる価値はあると思います

上士幌でトライしてみましょうかね

学術的に、あと、

血中のFSHやAMH濃度を測定したり、

卵胞波を経時的にエコーで観察したり、

できれば卵巣の切片で血管新生がなされているかなど調べれば

もっといい論文になったと思います

すごくライトな印象でした

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