母系で久の次はなんですか?
勉強会後の質問コーナーで
高い確率で聞かれるのが、この
「久母体の次世代牛はずばり何だと思いますか?」
です
これまでの経験値から
「美国桜でしょうか?」
「白鵬でしょうか?」
「美津照重でしょうか?」
「いや、福之姫でしょうか?」
「あと、幸紀雄もいいですね」
「最近、諒太郎も気になります」
などなど特定の回答ができずにいたんですが、
養牛の友 1月号に
「2020年前半の共励会などにおける種雄牛別枝肉成績(1)」
(JA全農ミートフーズ 冨谷さま著)
という記事がありました
これまでの膨大な枝肉成績と種雄牛の関係性を細かく形質ごとにまとめられたものです
貴重なデータがたくさん掲載されていますよ!
ぜひ、ご一読ください
ここから、少しだけ紹介させていただきますが、
「母の父」ではどのような血統が共励会で上位に食い込んでいるか
という項目がありました
2018年から2020年上期までは久を抑えて、
「美国桜」がズーッと1位のようです(久は2位)
ということなので、美国桜母体、大事にされてください!
データ上ですが、平均BMS 10.2(笑)
恐ろしい能力です、、、
話変わりますが、
美津照重が死亡したそうですね
晩年まであれだけ最前線で活躍した牛はいません
ありがとうございました
今後、美津照重の後継牛にも期待しましょう
我が家では、少し前まで質系の幸紀雄、美津照重、隆之国、美国桜を中心に後継牛を確保すべくAIをしてきました。残した娘牛は、1昨年秋から受けはじめたゲノミック評価の結果で見るとBMSはほとんどがAH評価でよかったのですが、枝重はBC評価が増えやや後退しました。これらの種雄牛の我が家の娘牛の課題は、幸紀雄系は長さ。美津照重系は幅、性格が落ち着くのに時間がかかる?。隆之国、美国桜系は子牛の発育のバラツキが大きく、これと思った血統が残せないことがある。
あえて辛口で。
現在は、万能系の福之姫、若百合(百合未来、百合白清2)で、残しています。どちらも発育極良好。
純但馬系に近いものがいないのが気がかりです。
投稿: 脱サラの牛飼い | 2021年1月16日 (土) 12:00
脱サラの牛飼いさま
いつもET研ブログをご覧いただきありがとうござます。
なるほど、若百合、百合未来、百合ツーの安定感は半端ないですね。受精卵製造の参考にさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
受精卵のご注文もよろしくお願いいたします!
投稿: zennoh | 2021年1月16日 (土) 15:10