標準化したゲノム育種価について
かなり前になってしまいますが、ゲノムプレミア卵の
総合育種価についてコメントでご質問がありましたので、
答えさせていただきます。
遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
リスト販売の書類では、
「枝肉重量、脂肪交雑、歩留基準値の標準化した
ゲノム育種価を1:2:1の割合で足し合わせたもの」
と記述しておりますが、確かに文章では伝わりにくいですね。。
今回はET研保有種雄牛を例に見ていきたいと思います!
まず枝肉重量について見てみますと標準化育種価は
1.87ですね。
例えば、±1σ(標準偏差)に収まる割合は
約68%です。
上位のみで考える場合、(100-68)/2=16%です。
つまり、標準化育種価が1だった場合は、
ET研供卵牛群(淘汰済み含む)と比較して上位16%
くらいの位置にいるということです。
枝肉重量の1.87は、正規分布表を見ると上位約3%、
脂肪交雑の1.29は約10%、
歩留基準値の1.38は約8%です。
こちらを1:2:1の総合育種価に変換すると
1.87+1.29×2+1.38=5.83
というように算出しております。
この値で順位を付け、ゲノムプレミア卵
を決定しています。
コメントをくださった方ありがとうございました。
今回の説明でご理解いただければ幸いです。
他にもご要望、ご質問等ございましたら、
コメントいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
Z
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