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2021年2月 8日 (月)

メタボロミクス

繁殖性の向上を考えるうえで栄養状態は

非常に重要な要素のひとつだと思います。

今回は、牛の血漿中の代謝産物を網羅的に

解析(メタボロミクス解析)した文献に

ついてご紹介します。

Blood Plasma Metabolomics Predicts Pregnancy

in Holstein Cattle Transferred with Fresh and

Vitrified/Warmed Embryos Produced in Vitro

J. Proteome Res. 2020, 19, 3, 1169–1182

本論文では、移植直前と7日前に採血し、

代謝産物を測定して妊娠した牛と空胎だった牛で異なる

代謝産物がないかを調査しています。

本論文では、いくつかの代謝物質がバイオマーカーとして

利用できる可能性が示唆されております。

同定された物質の中には、クエン酸回路の中間体であるオキソグルタル酸

やオルニチンといった物質がありました。

オルニチンはしじみに含まれている成分でサプリメントとして

テレビで紹介されていたのを見たことがあります。

品種特異的な側面もあるようなので、黒毛でもバイオマーカー

として何か使える物質が見つかれば、餌開発等に生かせそうですね。

もちろん採卵にも栄養状態が重要なので、調べてみたら面白いかも

しれません。

1個でも回収卵数を増やせるような研究をもっと創造したいところです。

これからも日々勉強し、試験研究がんばります!

コメント

難しい論文を解りやすく短い文でまとめてもらっているのでいつも勉強しやすいです。ありがとうございます。

幣島様

コメントありがとうございます。
励みになります。
これからも有意義な論文を紹介できるように頑張ります。
今後ともET研ブログをよろしくお願いいたします。

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