• Img_20240713_120440540_hdr
  • Img_20240703_175932616
  • Img_20240627_161151842_hdr
  • Photo_4
  • Photo_3
  • Img_20240619_231026913
  • Img_20240531_134826829
  • Img_20240526_171614910
  • Img_20240523_000129956
  • Img_20240426_184454149

« 春がきた! | メイン | 正平星産子情報 »

2021年4月 1日 (木)

胎子でも(生物学的に)お母さん?

以前どれだけ早い段階の雄から精子を作れるか、という論文を紹介しましたが今回は卵子バージョンです。

マウスの研究
では胎齢12.5日の胎子から卵子の元となる始原生殖細胞をとってきて、体外で培養してやることで卵胞ができ、卵子が成熟し、最終的に体外受精して移植し産仔を得ています。マウスの妊娠期間は19.5日(ハツカネズミですので)ですから妊娠期間でいうと6割を終えたあたりでしょうか。卵胞を体外でうまく作るコツは培養に用いる血清中にあると考えられるエストロゲンの働きを阻害してやるといいみたいです。

マウス胎子の性腺(卵巣に発達する前の状態)一つあたり平均40個強の卵子が得られたようで、ウシでも研究が進めば、と畜されたウシの卵巣から本来取れなかった目に見えない段階の卵子を大量に手に入れられるかもしれないなぁ・・・と妄想してしまいます。

それと以前書いた精子を体外で作る研究も今回の研究もなんと日本で行われている研究です。コロナ禍で学会も開催が制限されていたりするのですが、こういった研究が今どこまで進んでいるかぜひ聞いてみたいものです。

TKH

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。