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2021年7月29日 (木)

IVM時にナイアシンを投与する効果

今回は、豚卵子の成熟培養(IVM)時のナイアシン投与の効果について
紹介したいと思います。

Supplementation with Niacin during in vitro maturation improves the
quality of porcine embryos

この実験では、屠場から卵巣を採取し、
IVMにかけました。IVM後に卵子を1~4段階で
評価し、grade3~4の良質な卵子を体外受精(IVF)にかけました。
試験区は、IVM時にナイアシンを0,300,600,900μM
添加した群で分けました。

結果として、900μMの区は他群と比較して
grade2の卵子の割合が高く、grade3-4の卵子の
割合が低くなりました。
また、胚盤胞率は、ナイアシンを600μM添加した時に、
対照群と比較して、有意に高くなりました。
また、細胞内の脂肪滴は、ナイアシン600μM添加した際に、
対照群と比較して有意に低くなりました。

ナイアシンは哺乳類で、多くの代謝経路で用いられます。
特に、脂質の代謝・アポトーシスの制御・エネルギーの産生などに
関わっています。
受精卵が黒っぽいと、良い発生が見込めないと言われていますが、
この黒っぽさは脂肪の多さによって黒く見えているようです。

私もナイアシンを飲んでいたことがあったのですが、
食生活や運動を今までと変えなくても、内臓脂肪の値が
低くなったことがあります。
即効性はなく、私の場合は1カ月位で効果がでました。
体脂肪・内臓脂肪が気になる方は試してみる価値あるかも
しれません。

AM

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