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2012年7月

2012年7月 4日 (水)

肢が痛いのです

九州の方では大雨が続いているそうですねrain

皆様のところは大丈夫でしょうか?

この時期はどうしてもパドックの状態が悪くなりますbearing

研究所では採卵が終わると供卵牛taurusは運動とダイエットもかねて最近では放牧に出しますが、

そうすると肢を痛める牛さんたちがちらほらでてきますsad

↓趾間腐爛です

Dscf2425 Dscf2426

ひどいときには棍棒のように腫れあがりますsweat01

FRパスタ、塩化鉄、チンク油などを使い分け、

ひどいときには抗生剤を注射します。

肢が痛いと発情行動を起こさなかったり、黄体が形成されなかったりと

繁殖にも悪影響が出てきますsad

Dscf2427

早くよくなって

またたくさん卵を作るんだよ~shine

2012年7月 3日 (火)

死んだ精子から子牛誕生!

1990年、大学の恩師が論文を発表しました。

液体窒素で凍結融解を数回繰り返した牛精子を1匹ガラス管に吸引し卵子に注入する。

いわゆる「顕微授精技術」を用いて、死んだ(動かなくなった)精子からも正常な産子が誕生することを証明したわけです。

世界中がビックリ仰天eye

Icsi2

恩師がアメリカで学会発表後、新聞記者から「永久凍土に眠るマンモスの精子も利用できるのでは?」と質問を受けたことが、

現在も続いている「マンモス復活プロジェクト」発足のキッカケ。

最近では顕微授精のみならずクローン技術も応用されているようですね。

私も大学では、あこがれの恩師と顕微授精に関する研究に従事することができました。

1990年当時のご苦労話を聞くと、

成功までの道のりはかなり険しく、失敗の連続だったそうです。

精子を注入した卵子の数、1万個以上・・・coldsweats02

しかーし、ある日の真夜中、実験を担当する学生さんから電話で、

「先生・・・、発生してます・・・。」と

急いで大学に向かったそうですrvcardash

ブレイクスルーはいきなりやってくるらしいです・・・

ブレイクスルー様、心よりお待ち申し上げております!

ちなみに上の写真は、ET研で行われた顕微授精の様子。

「黒い脂質」を遠心操作で一か所に集め、卵子内を可視化し、精子が確実に注入されたことを確認します。

精子を注入する先端径7μmのガラス管や卵子を保定するガラス管は自作品です。

恩師の匠の技を継承していますdash

2012年7月 2日 (月)

ピカピカ!

今日は、卵子や受精卵等を培養する機械(インキュベータ)をお掃除しましたrock

これがインキュベータでーす↓

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気をつけているとは言え、ドアの開け閉めで空気中の塵やほこりが少しは入ってしまうし、

中は湿気っぽく、風通しの良くない環境になっているので、しばらく使っているとやはり汚れてきますshock

実験で使う大事な卵ちゃんを培養するため汚れは厳禁ですban

なので、毎日・・・とはいきませんが、清潔さを保つために定期的にお掃除していますgood

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シャーレをのせるための棚も全部取り外して、隅々まで拭き取りましたsign03

アルコールをシュシュッとかけて拭こうとするとその匂いで酔っ払いそうになります(笑)beertyphoon

負けじと磨き続け・・・お掃除終了scissors

どうですかsign02ピカピカになったでしょうflair

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鏡のように実験室が映っていますね~すばらしいshine

すごく基礎的なことになりますが、研究を行う上でこういった部分も忘れず気をつけていきたいものですhappy01