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2013年12月

2013年12月13日 (金)

北海道肉牛共進会 ①

本日は、先日ET研ニュースに載せさせていただきました、

北海道肉牛共進会で活躍した全農ET産子たちを紹介させていただきます。

過去のET研ニュースは

ET研 過去ニュース

↑↑↑こちらから。。

今年の共進会は、9月14-15日、安平町にて北海道共進会が開催されました。

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第5部1等1席を獲得した牛。父は百合茂、母はやすみ(安平×隆桜)。

平成23年2月4日、新ETシステムを利用して移植し、本牛が生まれてきました。

受卵牛は平成16年生まれの黒毛和種経産牛でした。

神田さんにお話をうかがうと、本牛ともう1頭第5部に出品する牛を迷われたそうですが、

調教する意味を込めて本牛を出品することに決めたそうです。

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 第3部2等1席を獲得した牛。父は勝忠平、母はふじ34(福之国×安平)。

平成23年9月29日、全農ET研究所場内にて新鮮卵移植が行われ、

その後妊娠牛として購入し、本牛が生まれてきました。

神田さん、おめでとうございますconfident

次回ご紹介させていただく予定の産子は、別の生産者の出品された牛を

ご紹介させていただきます。お楽しみにhappy02

2013年12月12日 (木)

鹿追エンブリオおよび和牛反省会

先日、鹿追町におけるエンブリオリサーチアソシエーション(受精卵研究会)および和牛研究会の合同反省会にお邪魔させていただきましたnote
今年一年の活動の反省と今後の発展を目指した活動についてお酒と料理を囲みながら色々なお話ができましたbeer
ET研究所としてもこの鹿追町の2研究会と関わりが深く、今後どのような形で、生産者の方々に貢献できるか考える機会になったように思いますup
今後の酪農および畜産情勢については厳しいところもあるかもしれませんが、皆で力を合わせ、知恵を絞れば怖いことはないと感じさせられるほど活発な意見のでる反省会でしたshine

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さて、難しいはなしはこれくらいにしてあとは親睦会も兼ねていましたので楽しくすごさせて頂きましたhappy01
少し早いですが来年もET研究所および受精卵のご利用をよろしくお願い致しますsign01

2013年12月11日 (水)

酪農女子!

 

お久しぶりです。

東日本分場ですconfident

 

先日は新ETの発情同期化作業で、群馬県の安中市へ行ってきました。

 

今回お邪魔した農家さんでは、後継者として女性がバリバリthunder働いていました。

実は私が先日、群馬県での受精卵移植講習でご一緒していた方ですeye

とても仲良くさせていただいていますup

 

 

この方は、

平成24年度 農山漁村男女共同参画優良活動表彰 

次代を担う若手地域リーダー部門 経営参画部門

農林水産大臣政務官賞

を受賞していて、頑張っている酪農家さんの1人ですshine

同じ女性として、とても尊敬しています!

 

体力仕事が多く、休みの少ない酪農ですが、搾乳ロボットの導入により労働時間の短縮などをして、女性でも無理なくできるように工夫されている牧場です。

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人工授精師の免許を取得後、乳牛の自家育成に力を入れ、自家採卵までもされています。

そして先日は受精卵移植師の免許を取得し、すでに2頭の受胎を確認されましたhappy02

(私も負けていられませんshock

 

就農10年目で、様々なことにチャレンジしていて、とても前向きで、

そしてなにより、楽しんでいるようでした。

まさに「楽農」です!!

 

つなぎ姿もとてもオシャレで、ピンクの長靴がとても似合う人ですheart02

 

仕事柄、かわいさなんて気にしていられない!

なんて思っていましたが、やっぱり女性としては絶対に忘れてはいけない部分ですねapple

 

 

今回の新ETがうまくいくことを、祈っていますsign03

 

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(左から2番目が後継者さんですconfident

2013年12月10日 (火)

カビ毒勉強会

新ETで出向いた農家さんからも好評を得ているというカビ毒吸着剤「マイコフィックス」。本日はその輸入・販売を行っている日本ニュートリションの方が来所され、カビ毒とマイコフィックスの概要についての講義を行っていただきましたhappy02
製造元の業者の調査では、飼料検体の83%はカビ毒に汚染されており、飼料として加工されてからではなく圃場で既に産生し始められ、収穫、輸送、貯蔵の機関を通して飼料を汚染し続けるとのことでした。またカビ毒は目に見えず、匂いも味もないので、産生源であるカビそのものを取り除いても飼料に残り続けるため、吸着剤等で対処する必要がある一方、デオキシニバレノール(DON)、ゼアラレノン(ZEN)といった日本に広く分布しているカビ毒は吸着剤には吸着されにくい性質を持っておりマイコフィックスは吸着剤とともに含まれる酵素によってDON、ZENを分解し、無毒化するのことでした。

製品情報に留まらず、カビ毒について幅広く教えていただき非常に勉強になりましたhappy01

日本ニュートリションの皆様、本当にありがとうございましたsign01

カビ毒だけにかかわらず、季節、ホルモン剤、飼養管理等繁殖にかかわる要因は多岐にわたるため、常に広い視点を持って勉強していかなければならないなぁと思いますconfident

2013年12月 9日 (月)

☆祝10万件アクセス突破☆

タイトルのとおりですが、

このたび全農ET研ブログが10万件アクセスを突破いたしました。

愛読していただいてる皆様には感謝いたしますshine

ブログが始まってから早くも1年と半年くらいでしょうか?

生産者の皆様に様々な情報を届けたい・・・

もっと全農ET研究所のことを知ってもらいたい・・・

などなどの想いから始めることとなりましたが、

情報発信や情報交換の場としてなかなか活躍しているのではないかと思いますscissors

これからも皆様に喜んでいただけるような記事を書けるように

努力していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたしますconfident

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ET研の周りはところどころ雪が積もってきましたsnow

まだまだ根雪にならないで欲しいのですが・・・

しかし今年は例年に比べて暖かいような気がしますがどうなんでしょう?

寒さはまだこれからなのですが、九州から北海道へやってきた新人さんは

毎日「ヒーヒーsad」言っております。笑

本当の恐怖はこれからですぞ・・・shock

寒さに負けずにみんなでがんばりましょうsign03

2013年12月 6日 (金)

優良農場とは

今日、帯広にて獣医師の勉強会があり参加してまいりましたbook
今回は簡単にいうと優良農家から学ぼう。というのがテーマで農場の方が農場の概要や管理体制について話をしてくれましたhappy01
農場の概要は経産牛で約400頭、未経産牛で270頭とかなりの大規模農場です。
こちらの農場、どのあたりが優良かといいますと
平均乳量が37.4kgsign01
体細胞数が7,200/mlsign01(72,000の間違い?)
分娩間隔が12.8ヵ月sign01
授精回数が1,9回sign01
乳生産から繁殖まで、見事なまでの優良農家ですshine
また牛の死廃率も低く、すべてにおいて優れた管理をされているようです。

では、どのような取り組みがこの結果に結びついているのか?
とみんな期待したのですが、とくにこれといって特別なことはしていないようです…coldsweats02

牛舎を清潔にする、搾乳の手順をしっかり行う、調子の悪い牛をみつけたら早期に処置をするなど、当たり前と言われることをしっかりとおこなっていることが結果に結びついているようでした。
しいて言うならば、従業員の方々の仕事に対する意識が高いことや繁殖不良牛の早期摘発をおこなっていることも一因かもしれません。
ただ、それも当然のことで、頭ではわかってはいることがほとんどでした。
この農場のすごいところはここまでの規模で各従業員の方がしっかりしていることかもしれません。
牛の管理に裏技のようなものはなくて、牛をしっかりみるなど基本に忠実に、まじめに取り組むことが一番のようですthink
牛の管理ではありませんが仕事をする上でも大事なことです。今回の農場の話はいろいろと考えさせてくれるものでしたconfident

2013年12月 5日 (木)

JA全農 「乳牛の生産寿命・受胎率改善セミナー2014」開催のお知らせ!

乳牛taurus「生産寿命の延長」に興味をお持ちの皆さま、

来年1月、乳牛の生産寿命や受胎率に焦点をあてセミナーを開催いたします。

お誘い合わせの上、是非ご参加くださいdash

日時、会場は以下の通りです。


「関東エリア」平成26年1月27日(月)12:45~15:00 群馬県JAビル 10階第4会議室
gunma.pdfをダウンロード

「東北エリア」平成26年1月28日(火)12:45~15:00 岩手産業文化センターアピオ 第10会議室
iwate.pdfをダウンロード

「九州エリア」平成26年1月29日(水)12:45~15:00 サンメッセ鳥栖 3階大会議室1・2
kyusyu.pdfをダウンロード

「中国エリア」平成26年1月30日(木)12:45~15:00 ホテル東伯イン 2階「瑞宝」会議室
tottori.pdfをダウンロード

詳細は各地域のファイルをダウンロードし、ご確認ください。

参加費は無料です(但し、事前申し込みが必要です)。

どうぞよろしくお願いいたしますhappy01

2013年12月 4日 (水)

殺虫剤が子宮内膜症を誘発する?

というニュースがありました。

http://wired.jp/2013/11/26/pesticides-linked-to-endometriosis-risk/

人の話ですが、20年前に禁止された殺虫剤が

今も不妊に影響を及ぼしているというものです。

記事によると、少なくとも30年残留し、

とうもろこしや干草などが影響を受けているとのこと。

これは、、、、

もろに牛も影響を受けそうですsweat01

自家粗飼料ならいいですが、

輸入乾草については分かりませんからね。

子宮内膜症には感染症以外にもこんな原因も考えられるのですね。

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2013年12月 3日 (火)

最強の♂のカタチ

論文漁りをしていて、最近面白い記事を発見したので、ここで紹介させていただきますtaurus

海の生物で「ウミウシ」という、とてもカラフルなナメクジみたいな生き物がいます。
(私はこの生き物が大好きで、大学時代はよく海に潜ってウミウシ探しをしたものですwatch

このウミウシのオス、実はすごいんです。
すごい繁殖形態を持ってるんです。

沖縄のウミウシは、disposable penis(使い捨てペニス)を持っています。

メスとの性行の後、15~30分以内にpenisを捨てます。

そして、24時間以内に新しいpenisが生えてくるらしいです。


なぜ、このような形態をとっているのかは不明らしいですが、常に新しいものに更新していくこの生態は、子孫繁栄の必死さが伝わってきます。


すごい、まさにウミウシはオスの最強型・・・。

以下にその記事のURLを載せておきます。
http://news.sciencemag.org/2013/02/scienceshot-sea-slug-sports-detachable-penis

2013年12月 2日 (月)

脂肪と精子の関係は・・・?

あと1か月程度で今年も終了となりましたね~flair

年末の忘年会や年始の新年会など何かと暴飲暴食が増える時期ですねbeer

あ~~~お腹につく脂肪・・・何とかしたいdash

でもでもでもでも

そんなみんなから嫌われ者の脂肪くんが大活躍の研究が発表されましたshine

岐阜大と名古屋大の研究チームが、脂肪に分化する前の幹細胞(脂肪幹細胞)が

精子の運動性を向上させ、受胎率を高めることを明らかにしましたsign03

運動性の低下した豚精子に豚の腹部の皮下脂肪から分離した

脂肪幹細胞を混ぜて観察すると、前進運動をする精子の割合が

当初は15%だったのに対し、5時間後には38%にもなったそうです。

卵子を用いた体外受精試験においては、未処理の精子は受精しなかったのに対して、

幹細胞と混ぜた精子は82%まで受精率が改善されたそうです。

す・・・すばらしいhappy02

この要因はつきとめられていないみたいなのですが、精子が幹細胞に接触すると

べん毛の動きが活発になるのだそうですup

何か精子の運動性を改善する物質を幹細胞が出しているのでしょうかね?

それが特定できれば、運動性の悪い精子を用いた人工授精の

低受胎率改善につながるかもしれませんし、

同じく運動性の悪い精子を用いた体外受精による

受精卵生産には効果テキメンな感じが・・・

 脂肪幹細胞は再生医療で活躍していますが、

現在のところ生殖医療への応用例はないそうで今後の活躍に期待ですねrock

脂肪くん・・・いらないなんて言ってごめんなさいthinksweat01

Photo

↑見えづらいですが、これは牛精子ですtaurus

豚の脂肪幹細胞を用いると牛の精子も運動が活発になることも

この研究チームによりすでに確認済みだそうです。