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2014年2月24日 (月)

優しく分けてね

産業技術総合研究所は流路に密度の異なる微粒子の混合物を流すと、

その密度差により簡便に分別できるマイクロ流体デバイスを開発したと発表しましたmemo

これまでは密度の異なる物質を分別するには、超音波や遠心分離(遠心力)などの

外部からの刺激を加えて分別するものが多かったのですが、

生体分子や細胞などは大きな力が加わると変形したり破壊されたり…

結構デリケートなんですぅぅぅぅぅweep

ということで、低刺激で分別でき、低コストで単純な装置が望まれておりましたconfident

今回開発したマイクロ流体デバイスは下図のように、

軽い粒子は流路の出口に向かうにつれて上方向に移動し、

重い粒子は流路の出口に向かうにつれて下方向に移動するというような仕組みで、

短い移動で分別できるため、短時間で、外部から大きな力を加えずに分別することができますshine

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短時間で回収可能ということで、分別する粒子へのストレスが少ないため、

細胞などの分別に適しており、流路のデザインにより多様な物質に適応可能で、

さらには単純構造なため、低コストでの生産が可能と期待されておりますcatface

多くの現場で応用可能な技術と思われますが、

高品質な卵子や体外受精卵の簡便な選別技術への応用も目指しているのだそうですsign03

確かにこの仕事に従事する者としては「良い卵に色ついてたらいいのに・・・」とか

「卵巣から吸引した1000個もの卵子を高品質なものと低品質なものに

仕分けしてくれる装置があったらいいのに・・・」

な~んて思ったこと、大アリですgawk

あとはこの技術をX精子の選別に応用できないものか・・・とも思ってしまいますねflair

X精子選別技術はX精子とY精子を蛍光染色し、

DNA含量に比例した蛍光量の差で選別しています。

しかし、選別に長時間を要すため精子の運動性が低下してしまいますdown

どうにかしてこの問題を解決するツールとならないでしょうかねぇ~think

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