十勝でさえも6月の猛暑日
6月に入り内地では入梅したところもあるかと思います。各地で暑い日が続いておりますが、この十勝でも猛暑日を越える地域が現れるほど熱気に包まれております
生来汗かきな筆者は汗まみれになり直検手袋に汗を貯めながら採卵しております
暑さは牛の繁殖にモロに影響を与えることは周知のことかと思います。
最近の論文ではこんなデータが記載されていました
*以下の論文より抜粋
タイトル:Fertility in Dairy Cows After Artificial Insemination Using Sex-Sorted Sperm or
Conventional Semen(和訳:経産乳牛の性選別精液もしくは通常精液を用いた人工授精後の受胎率)
著者:Karakaya et al.
出典:Reproduction in Domestic Animals 49, 333–337 (2014)
通常精液、性選別精液ともに暑熱期の方が受胎率が低く、また性選別精液の受胎率が通常精液より受胎率が低く、寒冷期で有意差が出ています。
周年繁殖動物の牛ですが、性選別精液のような貴重な精液は夏場を避けて使用するというある意味「季節繁殖」のような手段を取った方がいいのかもしれません
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