短角飼いはじめました
和牛といえば黒毛和種のことをいうことが多いと思います。
ですが和牛と呼ばれるものには他に日本短角種、褐毛和種そして無角和種があります。
これらは和牛と称されていますが、黒毛和種とは見たやも肉質など様々な面で異なっています。
最近ET研究所では試験的に日本短角種を飼いはじめました
日本短角は現在の岩手県の辺りで飼養されていた南部牛にショートホーン種が交配されて改良の後にできた種らしいです。毛色が赤褐色であり、夏は放牧で、冬は牛舎で飼養される(夏山冬里)点が特徴的です。
東北地方の厳しい環境に適応するよう改良された品種のため、きっと北海道でもその能力を発揮してくれると見込んでやってきました
繁殖に関しても特徴的であり今では珍しく雄牛も放牧することで自然交配するそうです。そのため受胎性、そのほか連産性などの繁殖性も良く、さらに配合飼料がなくとも増体が良いなど経済的な種でもあります
また日本短角はいわゆるサシの少ない赤身の肉ながら旨みがあるのが特徴であり、短角の故郷、岩手の人も絶賛していました
こんな可能性に満ち溢れた日本短角種、今後の進展に期待です
初めましてです。短角について少し。
本交で維持されてきた品種ですのでAIはやや受胎率おちます。
黒はこれでもAI適性で選抜されてきた品種なんですよね〜
短角へのETは後期胚死滅との戦いです。
デポ注は必須ですね。
飼養管理もこれに絡みますが、良質の粗飼料を際限なく与えるとダボダボに太ります…
投稿: hourai | 2014年7月26日 (土) 19:41
hourai様
コメントいただきありがとうございます。
やはりAIでは受胎性が落ちるのですね。特に発情の発見が難しいなと感じており既に繁殖の難しさを感じています
黒毛とは全く違いますね…。
また胚死滅が多いという点も初めて聞きました、勉強になります。
手探りの中でしたので非常に有益な情報をいただきありがとうございます!
進捗ありましたらまた記事にしてみたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
投稿: | 2014年7月29日 (火) 10:06
私は現在約40頭短角のAI及びETをしていますが、放牧飼養している効果もあると思いますが、ほぼ1回で受胎します。また、経産牛でのETも黒毛和種経産牛のETよりも受胎率は良好です。育成牛の子宮の発達は黒毛に比べて遅いと思います。よって、短角育成牛のETは和牛よりはてこずる場合が多いです。
投稿: カウコンシェル | 2014年8月 3日 (日) 20:44
カウコンシェル様
コメントいただきありがとうございます!
我々も繁殖性は悪くないと感じてはいます。
ただやはり発達が遅いのですね。以前どこからか12ヶ月齢くらいには妊娠するような話を聞いたことがあり、焦っていたのですがコメントいただき少し安心しました。
短角の場合は気長に待つ必要があるのですね。
進捗ありましたらまた記事にしてみようと思いますので、ぜひ色々教えてください。
投稿: | 2014年8月 4日 (月) 19:06