第45回 道東3地区家畜人工授精技術研修大会
本日、中標津町にて道東3地区家畜人工授精師大会が開かれました!!
若手の技術者を中心に、現場での繁殖性を高めるための取り組みについてどのようなことを実践しているかという話を聞かせていただける学会です!
まず、特別講演として、酪農学園大の樋口豪紀教授に、
「乳房炎と生殖器感染の関連性」~制圧に向けて、今、できることは何か?~
というお話を聞かせていただきました!
マイコプラズマは乳房炎や子牛の中耳炎のイメージが強いと思いますが、近年生殖器感染も引き起こすことが明らかとなっており、マイコプラズマ陽性個体は流産のリスクが高く、また子宮内膜炎の割合が高いという報告もあるそうですまた、動物の体内でしか生存できないというのが今までの常識でしたが、近年環境中でも生存できることが明らかとなっており、AI師や獣医師などの技術者が伝播させるリスクもあるとのことでした普段の衛生対策の重要性を改めて感じました・・・。
その後の研究発表では、若手の技術者を中心に、計11題の発表が行われました。
そのうち何と4題が性選別精液に関する研究についてのもので、注目度の高さをひしひしと感じました
ET研からも、「黒毛和種におけるIARS遺伝子多型が採卵成績や胚の成長に及ぼす影響」、「分娩後のホルスタイン種受胚牛における栄養状態と定時胚移植成績の関連性」の2題について発表させていただきました!!
今大会でいただいた貴重な御助言を活かし、10月の全道大会に望む所存です!
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