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2019年5月

2019年5月13日 (月)

採卵成績が良すぎた話@大分

大分採卵、

いつもは作業がひと段落ついたところで

半身唐揚げが美味しい「かぶりつき定食」を堪能しに行くんですが

本日はその暇がないくらい忙しかったです

採卵頭数は16頭と多くなかったんですが、

1頭平均16個出たので、

凍結機を2台フル稼働、

凍結液も足りるか心配なくらい。。。

買い上げ総額も計算するとすごい金額に

参加していただいた農家さん、くみあい飼料さん、ありがとうございました

しかし、1頭の成績が大爆発して平均が跳ね上がることはよくあるんですが、

今日はすべての農家がよかった

採卵に慣れてる感じのエリアです

また宜しくお願いします

唐揚げは食べれませんでしたが、

大分名物の「焼きそば」を食して福岡に帰ります

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2019年5月12日 (日)

インターフェロンタウだけじゃないらしい

妊娠認識物質、

(この言い方も古いかもしれません、、)

牛ではインターフェロンタウが有名です

胚の栄養膜細胞から産生されており、

妊娠認識の増強を狙って

数十年前から

胚と別個体の栄養膜細胞を共移植するなど行われてましたが、

なかなかいい報告はありませんでした

最近はタウの他に、

ISG、MX1、MX2及びOAS1なども

妊娠関連タンパクとして頭角をあらわしてきました

超最新の研究

Interferon tau-dependent and independent effects of the bovine conceptus on the endometrial transcriptome

BOR 2019 Feb 1;100(2):365-380. doi: 10.1093/biolre/ioy199

Mathew et al.,

では、

「牛の妊娠成立はシンプルな機構ではない」

そして

「インターフェロンタウ以外のファクターも大事ですよ!」

と結ばれています

牛の受精卵はヒトやマウスと違って伸長するし、

それによって、ET後の着床のタイミングもかなり異なる(遅い)動物です

移植から妊娠成立まで3週間程度かかります

したがって、移植時、

外因性の物質添加で妊娠率を改善することは容易ではないかもしれません

ちなみに現在、ヒトやマウスの着床の研究では

forkhead box

いわゆる

FOX

と言う遺伝子が熱いです

ゲノムで乳期生産量を予測する

Genome-wide association analysis and gene set enrichment analysis with SNP data identify genes associated with 305-day milk yield in Holstein dairy cows.

Anim Genet. 2019 Apr 17. doi: 10.1111/age.12792.

Clancey et al.の報告

乳期生産量って

よく305-day milk yield (305MY)などで評価されます

この生産量に関わる遺伝子は

「どこだ!」

っていう研究が上の論文です

もちろん、複数の遺伝子が関連していたわけですが、

今後のゲノム選抜がさらに加速するような内容でした

現在、サマリーだけしか読めないので

大雑把な情報となりましたが、、、

2019年5月11日 (土)

ゲノムで雄牛の受精能を予測する

Genomic prediction of bull fertility in US Jersey dairy cattle

JDS, 102, 3230-3240, 2019

Rezende et alの報告です

ジャージーの雄牛で

どれくらい受精するか

遺伝情報で予測できるようになったそうです

雄1,569頭のデータを使った研究

やはりというか、

カルシウムイオンに関する部分が結構影響してるみたいです

今後、和牛でも明らかになってくるでしょう

しかし、ジャージー雌の受胎能ってすごくないですか?

ホルスタインと遺伝的に何が違うのか知りたいです

2019年5月 9日 (木)

RNA干渉か~

みつばちのローヤルゼリーには

RNAが含まれていて、

これが幼虫の体に取り込まれる、

すなわち、血縁外に由来するRNAが体内に拡散しているということが明らかになりました

この機構を使ってワクチンを開発できないかと

The Gurdon InstituteのMaoriさんが考えてるみたいです

興味のある方は下の論文をご覧ください

フリーアクセスです

Cell Reports
A Transmissible RNA Pathway in Honey Bees
Maori et al.,

Cell_reports_graphical_abstract_new

(図は上記の論文より引用)

いわゆるRNA干渉なんでしょうか?

モンサント社がRNA干渉を使って農薬をつくっていると聞いたことがあります

RNA干渉スプレーを葉っぱにふりかけて、

それを食べた特定の害虫だけが死ぬと、、

RNA干渉で子牛用のワクチンもできればいいですね~

あと、卵巣の老化を防ぎたい!

凍結しないぜ!採れた卵はすべて新鮮ET!

マジで今日は凍結1個もしませんでした。。

改良スピードを考えると一番いい方法です

本日は宮崎採卵

宮崎の新しい血統で卵をつくって、

県内でドカドカETする

受胎成績も良好で、

効率も非常によい

今後、採卵頭数もドンドン増える予定です

明日も採卵頑張るぞ!

ってことで、

採卵成績爆発祈願にきました

両サイドの木々が、南国の神社って感じ。。

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↑鬼の洗濯岩

あまりに綺麗で人工物かと思ってしまうほど

2019年5月 7日 (火)

真に経済的な乳牛の雌受精卵

低コストで高生産性の乳牛群を造成されたい方にはお勧めです

ココ↓

Book1.pdfをダウンロード

締め切りは下の記事と同じです

和牛凍結卵リスト(R1.5.7)

お待たせしました

本日は和牛凍結卵リストの配信日です

ココ↓

201957.pdfをダウンロード


受注締切日は、5月14日(火曜日)
受注報告日は、5月15日(水曜日)

となります

不明な点はお気軽にお問合せください

人工サイコロステーキ

少し前ですが、

日清と東大が共同で

牛の筋細胞を培養して、

サイコロステーキを作ることに成功しました

あまり肉肉しくないですが、

これ↓

0011

キャラメルのようです

我々が扱っている筋細胞を集めると

こういう色になるんだと勉強になりました

今回のポイントとしては

ビタミンC

添加で細胞の成長が促進されること、

コラーゲンゲル中で立体的に培養することらしいです

昔、人工肉でハンバーガーを作るととんでもない値段だったと記憶してますが、

現在の技術ではどこまで低コスト化されたんでしょう?

宇宙で生活ができるようになったら、

ステーションで大量培養して欲しいです

(写真は東大生研HPより)