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2021年4月

2021年4月 5日 (月)

日常に戻ってください

最近は日も伸びて、暖かい日も増えて過ごしやすくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか!

さて、4月から新年度に入り色々な商品やATM手数料などの値上げのニュースが盛んに報道されていますね。

私自身、少しばかりレベルの高い某ハンバーガー店(ミドリのm)の外食を楽しみに働いているのですが、

その店でも値上げされていて、身をもって値上げを実感しましたwobbly

また、業務で使用不可欠なものも例外ではありません。

コロナ禍の影響なのでしょうか。普段使用しているニトリル手袋が約3倍の値段となっておりかなりの衝撃をうけました。

たしかに、スーパーの店員さんなど、最近ではお店の方、みんな手袋をはいて、仕事されてますもんね。

需要が増えて供給が追いつかないからか、値上げ前はいつも売り切れで、なかなか購入できず上司と共に頭を悩ませていました。。。

手袋なしで、業務を行うのは家畜の糞便や唾液などが素手についてとても不快なので、節約するのも難しいところです。。。

値上げしたからか、売り切れ状態は解消されましたが注文する勇気がなかなか湧きません。。。

早くウイルスが終息して、元通りの生活に戻れる日が来ることを祈る今日この頃です。

SK

2021年4月 2日 (金)

フルニキシンメグルミンの投与が妊娠率に与える影響について

フルニキシンメグルミン(FM)の投与が妊娠率に
与える影響について調査した論文を紹介します。

Injecable or transdermal flunixin meglumine improves
pregnancy rates in embryo transfer recipient beef cows
without altering returns to estrus

アンガスクロス肉牛にCIDRを投与し、黄体が1.5cm以上の受卵牛に、
発情7日後に凍結融解した胚を移植しました。
胚移植と同時に1.1mg/kgのFMを筋肉注射した群と、
3.3mg/kgのFM経皮吸収剤を投与した群、
FM無投与の群に分けました。

結果として、無投与群では、気性の大人しい牛と激しい牛で
ETごとの妊娠率(P/ET)に有意差がみられました(59.2%vs41.1%)が、
FM投与群(筋肉内・経皮)では差は見られませんでした。
(筋肉内:63.2%vs61.75, 経皮:59.0%vs58.2%)
牛の年齢、BCS、胚の発育段階はP/ETに影響はありませんでした。

FMは大学時代に大動物の先生がよくテストに出していたような
記憶があります。とても曖昧ですが・・・
大学では分娩時の鎮痛にも使っていた気がします。
気性の荒い牛にはFM投与で受胎率アップが見込めますね!
OPU牛でも枠場で立っているのに飽きてしまって暴れだす
牛もいるので、そういう牛にも効くのかな~と思います。

AM

正平星産子情報

北海道もだいぶ暖かくなり、春の陽気を感じるようになりました。

今回は全農種雄牛で現在佐賀県で繋養されている

正平星の産子の情報をお届けしますtaurus

正平星本牛は枝肉重量のゲノム育種価に優れているため、

産子も増体が期待できますsign01

Photo産子は右の牛で現在肥育190日目です。

同月齢の牛よりも増体が良いようですsign03

すくすく育って立派な成績を残してほしいところですconfident

また正平星産子の市場(R2.8月)での販売価格の情報も入手できました!

性別 頭数

売買価格

平均

(税込み)

市場価格

平均

(税込み)

DG平均
6 58.7万円 56.2万円 1.07
去勢 3 77万円 64.5万円 1.10

DGが優れているためか、雌、去勢共に市場価格平均よりも

高い値段で取引されておりました!

今後の枝肉成績が楽しみですtaurus

また、情報が入りましたらブログに載せたいと思います。

2021年4月 1日 (木)

胎子でも(生物学的に)お母さん?

以前どれだけ早い段階の雄から精子を作れるか、という論文を紹介しましたが今回は卵子バージョンです。

マウスの研究
では胎齢12.5日の胎子から卵子の元となる始原生殖細胞をとってきて、体外で培養してやることで卵胞ができ、卵子が成熟し、最終的に体外受精して移植し産仔を得ています。マウスの妊娠期間は19.5日(ハツカネズミですので)ですから妊娠期間でいうと6割を終えたあたりでしょうか。卵胞を体外でうまく作るコツは培養に用いる血清中にあると考えられるエストロゲンの働きを阻害してやるといいみたいです。

マウス胎子の性腺(卵巣に発達する前の状態)一つあたり平均40個強の卵子が得られたようで、ウシでも研究が進めば、と畜されたウシの卵巣から本来取れなかった目に見えない段階の卵子を大量に手に入れられるかもしれないなぁ・・・と妄想してしまいます。

それと以前書いた精子を体外で作る研究も今回の研究もなんと日本で行われている研究です。コロナ禍で学会も開催が制限されていたりするのですが、こういった研究が今どこまで進んでいるかぜひ聞いてみたいものです。

TKH