完売御礼 エリザベスファミリー
スウイートネス フイーバー エキスポに、ブラッドニック(X精液)を授精した3卵は、
完売となりました。
受精卵販売を了承していただいた吉田牧場の皆様、
リストを見ていただいた皆様、問い合わせをいただいた皆様、
販売に関わった皆様、ありがとうございました
近日、新たなる受精卵をご紹介できるよう調整中ですので、
これからもよろしくお願いいたします
スウイートネス フイーバー エキスポに、ブラッドニック(X精液)を授精した3卵は、
完売となりました。
受精卵販売を了承していただいた吉田牧場の皆様、
リストを見ていただいた皆様、問い合わせをいただいた皆様、
販売に関わった皆様、ありがとうございました
近日、新たなる受精卵をご紹介できるよう調整中ですので、
これからもよろしくお願いいたします
今年も我々の健康診断の日が近づいてまいりました。
さて、ある方々は毎回試練を乗り越えなければなりません。
そうです、5年ほど前から始まったメタボ検診です。
最近、父親のメタボが孫の代まで遺伝するかもしれない
といった報告がでました。
http://www.fasebj.org/content/early/2013/07/10/fj.12-224048
まだマウスで調べられただけのようですが。。
わがET研究所ドナーのメタボ気味な個体は
ご覧のようにラウンダーで回っております。
高知に帰省して参りました。
そこで撮った田んぼの写真がこれです。
そして下が先々週ご紹介した十勝の小麦畑の写真です。
いや~そっくりですね。・・・と言いたいところですが
写真で比べるとあんまり似てませんね・・・
稲の方は、もうちょっと日数がたてば、小麦の写真に
近づくんでしょうか・・・?
そして昨日撮った小麦畑の写真がこれです。
1週間でもう黄色くなってる!
稲より全然早い!
稲の方は、これからいくつかの台風を乗り越えねば
なりません。
そして農家さん、小麦も稲も収穫、大変だと思いますが
頑張ってください!
先週宮崎から生産者の方々がET研にいらっしゃいました
北海道はかなり涼しかったのではないでしょうか
お話し中ちょっとお邪魔して写真を撮らせていただきました(失礼しました)
次の日には朝早くからET研にお集まりいただき、
採卵や検卵等見学していただきました
ET研職員が奮闘している姿(笑)を見てもらい、
質問もたくさんされていたので、興味を持っていただけてよかったです
ET研で生産した受精卵を購入した方もいらっしゃっていたようで・・・
ありがとうございました
皆様、今後もET研究所をよろしくお願いいたします
ET研究所では科学雑誌や畜産関係の雑誌、獣医学の雑誌を購読しています。
そのうちの1つにホーズデイリーマンという酪農に関する情報が満載の米国の雑誌があります
繁殖に関する最新の情報が載っているだけではなく、飼料や経営のことなど普段は知る機会の少ない情報が充実しているため、酪農に関する知識を得るのに重宝しています
そこで、そのホーズデイリーマンに載っていた繁殖に関する記事について紹介してみたいと思います。
【受胎の悪い牛には追加処置が必要】
ざっくりと紹介しますので、詳しくは本誌をご覧になってみてください
内容をまとめますと
分娩後に無排卵の牛の割合が増えている
そのため発情同期化処置による定時人工授精がおこなわれるが、その際に黄体がない場合、黄体がある場合よりも、受胎性が低い
CIDRを併用すると、黄体がない場合でも定時人工授精の受胎性が向上する
一方、黄体がある場合はCIDRを併用しても受胎性は向上しなかった
このことから、同期化処置や定時人工授精をおこなうにあたっては黄体の有無を確認することが重要であり、それをもとに適切な処置をおこなう必要がありそうです
授精前に十分プロジェステロンに感作させることが高い受胎性には必要であることがわかります。
受胎性のわるい牛には少しの手間をかけるてやることで、受胎性はぐっとよくなるのかもしれませんね
先々週、広島県に行ってきました
仕事の準備が悪く、帰りの飛行機に乗り遅れるというトラブルもありながら
広島を堪能してきました(写真と乗り遅れは一切関係ありません)。
打ち合わせ後の名物広島焼き。F課長、ありがとうございました
そして話は事務所に貼ってあった広島県の県有牛から黒毛和種の話へ。
どうも、ひろしま牛というブランドがあるらしい。
しかも近所のJAで販売していると。
地元で育ち、肥育されたのが条件のようで、
販売しているお肉の生産履歴が並んでいました。
また、JAの中に本格的なお肉屋さんもあり、はかり売りをしておりました。
(肝心のお肉の写真が・・・ありません)
上士幌町にもナイタイ和牛というブランドお肉があり、
地元JAにコーナーもあるのですが、広さが段違いでした。。。
上士幌と牛肉の消費量に違いはあるんだろうけど、うーん、牛肉に力を入れておられる
負けるなナイタイ和牛
先週新ETシステムで鳥取にお邪魔しました。
到着空港は訳あって出雲空港です。
今回同期化処置頭数は16頭でしたが、
暑さの影響か、移植できたのは10頭にとどまりました。
好成績を期待しております。
例年のことですが、夏場は黄体が形成されなかったり、
発情が来なかったりする牛が増加します。
(今回ET当日は大雨でした。。)
夏場のヒートストレス対策は
乗り越えなければいけない必須の課題ですね。
以前ご紹介しましたが、ヒートストレス対策の飼料添加物というのも販売しております。
http://etken-blog.lekumo.biz/et/2013/06/post-dda6.html
夏場の生産性向上にご活用ください。
7月27日のママチャリレース出場のために、ママチャリで
士幌を走りまわっております。
車ではまず通らない小さな道に入ることもよくあります。
すると・・・おや?
駅?士幌には駅なんてないはず。
運動で意識がもうろうとして幻覚が見えているのか・・・
写真右の建物に近づいてみると・・・
うーん、幻覚にしてはリアル・・・
まわりを見渡すと、立て看板がありました。
それによると、ここは記念公園で、廃線となった士幌線を
記念し、保存しているのだとか。
大正14年に開通したそうですが、利用者減少により、
昭和62年(1987年)に廃線となったそうです。
華やかなりし夢のあと、何だか、もの悲しい気持ちになりました。
役目を終えて静かにたたずむ列車。
町のいつもと違う一面が見れるのが、自転車やランニングのいいところ
ですね。
とうとう夏本番という感じになってまいりましたね
こちら上士幌町でも本州に負けじと本日は最高気温30.7℃を記録したみたいです
そこで今日は「Reproduction」に掲載された論文を紹介いたします
夏と言えば暑熱ストレスに悩まされますね
夏場の高温環境は卵子の品質、受精、発生等に悪影響を及ぼし、
受胎率低下の原因となっております。
今回紹介する論文では、ウシ卵管内での初期胚の輸送に重要な役割を担っている
「プロスタグランジン(PG)」の高温環境下による分泌異常が夏場の受胎率低下の
原因の1つであるということが発表されておりました
受精後の初期胚は卵管平滑筋の蠕動運動によって子宮へ輸送されます。
「PGE2」は平滑筋の弛緩、「PGF2α」は収縮作用を示し、
蠕動運動はこの2種類のPGの働きにより引き起こされます。
今回の試験では、単離した卵管上皮細胞のPGE2分泌や、
PGE2合成酵素の発現、ならびにPGE2合成酵素を活性化する
「熱ショックタンパク質90」の発現が高温環境によって増加することを証明しました
その一方、PGF2αの分泌は高温の影響を受けなかったことから、
夏場の酷暑によって2種類のPG分泌バランスが崩れ、
卵管の弛緩と収縮が交互にバランス良く起こらないため、
初期胚の輸送に悪影響が及び、不妊となる可能性が示されました
さらに熱ショックタンパク質90は全身の細胞に発現するタンパク質で、
細胞内に存在する100以上のタンパク質活性に関与することが明らかとなっています。
そのため、卵管以外の器官でも夏場の酷暑が
熱ショックタンパク質90を通じて何らかの影響を与え、
ウシの健康に悪影響を及ぼしている可能性があるとも報告しておりました
この発表から夏場の受胎率低下予防や改善のための新たな標的として
卵管内のPG分泌異常の改善が考えられますね
夕方になると少し涼しくなりましたが、これからが夏本番ですね
今週は暑くなるようですが体調に留意しつつ、がんばりましょう
明日は鳥取での移植日です。
そこで今日は島根空港経由で米子市へ移動でした
今朝採卵した受精卵をチルド保存して明日の移植に挑みます。ちなみに今日の鳥取の気温は30℃以上、湿度も高めで十勝に比べかなりの不快指数です牛もダメージがあるかもしれませんが、北海道で採卵した受精卵は暑さのストレスに曝されていませんので高い受胎性が期待されます。ETが有効であることをPRするチャンスでもあるので高受胎率を目指して頑張ります