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2014年11月

2014年11月28日 (金)

ニコニコ生配信

先日も記事にしましたが、明日、11月29日(いいにくの日)より【おにくだいすき!ゼウシくん】の第2期がweb上に公開されますhappy01
そこでなんとゼウシくんの公開に先立って、本日20時よりニコニコ動画にて【ゼウシくん2期直前スペシャル】が放送・生配信されるそうです!!

番組はゼウシくん役の声優さんや監督などが出演しトークを繰り広げるそうで、ゼウシくんファンは見るしかありませんねwink

○配信日  :11/28(金) 21時~22時
○配信媒体:ニコニコ動画 http://live.nicovideo.jp/watch/lv200521113

繰り返しになりますが、ゼウシくん第2期は明日29日より公開になります。
国産品の推進のため、皆でゼウシくんを盛り上げていきましょう!!

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2014年11月27日 (木)

空胎期間を短縮するために

 我々ET研究所職員にとってうれしい記事を見つけたのでご紹介いたします。

(酪農 分娩間隔を30日短縮  日本農業新聞 e農ネット 2014/11/25)

 宮崎県の酪農家の方が繁殖改善に取り組み、最大約430日だった平均分娩間隔を、400日程度まで短縮することができたそうですeye

 畜舎改造に合わせて運動量計測による発情監視システムを導入した他、全農チルド受精卵も使用しているそうで、ETで受胎しないケースでも、事前の同期化処置もあってか2週間後に明瞭な発情が来ることが多く、ET後のAIも合わせた妊娠率は60%を超えるそうですeye

 妊娠鑑定も40日から30日で行うよう切り替えたそうですthunder

 搾乳牛は約110頭で、2013年は生乳1138トンを出荷したそうで、生産ベースで見てもかなり成績がいいことが分かりますhappy02

 我々が実際に現場に出向くことができる範囲は限られているわけですが、その中で生産者の方の繁殖向上に一役買っていることを知ることができたニュースでしたconfident

 

 

2014年11月25日 (火)

牛の同性愛

オスの繁殖能力の低さはどこで判断するのか?

アイルランドのとあるオス牛は、繁殖能力の低さを「同性愛」と診断され、命拾いした牛がいる。


以下、記事の一部です。


アイルランドで、雌牛を妊娠させられないのは同性愛の傾向があるためだとして殺処分されることになった雄牛が、米人気テレビアニメ「ザ・シンプソンズ(The Simpsons)」の共作者サム・サイモン(Sam Simon)氏らの助命運動によって救われた。英国の保護区で余生を過ごすという。

アイルランド・メイヨー(Mayo)州の農場で繁殖のため飼育されていた肉牛シャロレー(Charolais)種の雄牛「ベンジー(Benjy)」は、農場の雌牛を1匹も妊娠させることができなかった。

そこで農場主は、ベンジーを種牛として役立たずだと断じ、食肉処理場へ送ることを決めた。

 しかし、この事実が地元紙に掲載されると、動物保護団体や同性愛者向け雑誌が助命運動を展開。

国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」とアイルランドの「動物の権利行動ネットワーク(Animal Rights Action Network)」、英国の同性愛者サイト「TheGayUK」が協力し、インターネット上で資金提供を募るクラウドファンディングを開始した。

 これに250人以上が応じ、ベンジーを農場主から買い取る資金として、まず4000ポンド(約75万円)が集まった。さらに、サイモン氏が5000ポンド(約93万円)を寄付したことが決め手となり、総額9000ポンド(約170万円)の寄付金によってベンジーは命を救われることとなった。

「畜産業における動物の運命は総じて悲惨だが、同性愛だからという理由でこの牛を殺すのは二重の悲劇だ」と、慈善家で動物愛護運動家としても知られるサイモン氏は語っている。

 農場主から買い取られたベンジーは来月、英イングランド(England)にあるヒルサイド動物保護区(Hillside Animal Sanctuary)へ移送される予定だ。


そもそも自然界に、同性愛って存在するのでしょうか?
その定義が、未だ不明です。。。

2014年11月24日 (月)

卵巣嚢腫の治療

卵巣嚢腫は乳牛の繁殖障害の要因ですshock

近年、卵巣嚢腫の治療に排卵同期化および定時人工授精(TAI)が用いられているようですeye

そこで、卵巣嚢腫として診断された牛に、治療として2つの異なる

排卵同期化プログラムを行い、その効果を比較した論文について紹介しますmemo

「Comparison of two different programmes of ovulation synchronization

in the treatment of ovarian cysts in dairy cows.」

Reprod Dom Anim. 2009 Mar 5.

ホルスタイン種を飼養している10酪農場で試験を行い、

分娩後55~60日目(D0)の直腸検査により、黄体がなく25mmより大きな卵胞が

認められるものを卵巣嚢腫としました。

卵巣嚢腫の牛は無作為にA郡およびB郡に分け、下図に示す処置を行いました。

2

TAIは2回目のGnRH後24時間に行いました。

妊娠診断はTAI後42~50日に直腸検査で行い、非妊娠牛は3回まで処置を行いました。

治癒は卵胞嚢腫の消失と定義し、各治療後に算出しました。

・1回目の治療による治癒率はA郡(66.2%)がB郡(23.1%)に比べ有意に高かった。

・A郡において、治療回数1回だけの牛は66.2%(43頭)、2回が10.8%(7頭)、

3回が23.0%(15頭)で、16.9%の牛(11頭)が3回の治療を行っても妊娠しなかった。

・B郡において、治療回数は1回だけの牛は29.2%(19頭)、2回が10.8%(7頭)、

3回が49.2%(32頭)で、40.0%(26頭)が3回の治療を行っても妊娠しなかった。

と、言う結果が得られておりましたscissors

この結果より、卵胞嚢腫の黄体化は

GnRHとPGF2αとの共同作業が関わっていると考えられましたflair

また、A郡はB郡に比較して薬剤が多く、投与間隔も長かったが、

不妊症により淘汰される牛の割合を減少することができたために

結果的に妊娠に至る経費を抑えられたということが報告されておりましたconfident

2014年11月21日 (金)

鬱陶しい…

水曜日も話題に出ましたが、事務所内にハエが大量発生しております。
事務仕事をしているときに腕やら顔やらにとまるので鬱陶しくて仕方ありませんbearing

もう11月も下旬になろうとしているのに一体どこから沸いているのでしょうか?例年に比べて発生期間が長く感じますので少し心配になります。
また、ハエは場合によっては種々の病気を拡散させますのである程度の駆除は必要になるかと思います。
そこでハエの対策を殺虫剤で有名なメーカーさんのHPより調べてみました。
(http://www.earth-chem.co.jp/gaichu/hae/knowledge/index.html)
まず研究所で発生しているハエはなにか?
ハエの種類も沢山あるそうで、大きくイエバエ、ニクバエ、クロバエ、キンバエに分けられるそうです。
見た目から判断するにどうやらイエバエが発生しているようですsweat02

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発生源はどこか?
イエバエの主な発生源は畜舎などの動物の糞やゴミ置き場からの発生がメインのようです。発生源は牛舎で間違いなさそうですねtaurus

では対策は?
敷地内で発生している場合は発生源を絶つ必要があるそうですが、牛舎にある無限の堆肥が発生源である以上それは難しいので、敷地内に進入しないような措置が必要なようです。
要はとびらの開け閉めをしっかりすることと、進入したハエは速やかに駆除することが重要とのこと。残念ながら特別できることといえばハエトリ用のリボンとハエタタキで頑張るしかないのかもしれません…。

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他にも今年はてんとう虫も大量発生しているそうで、牛舎の隅にある黒い塊がすべててんとう虫であったときはさすがにぞっとしましたwobbly

近隣の農家さん曰く、最近は見慣れない虫や動物(昔は見なかったカブト虫やアライグマが出るそうです)が増えたと話しており、北海道も環境の変化が起きているようで、このハエもそのせいなのかなと思ったりもします。

2014年11月20日 (木)

農地をどう残すか、徒然。

 耕作放棄地、飼料用米、どちらも近年の日本の農業における重要なキーワードであり、過去にブログで触れたこともありますが、この2点について考えさせられる記事がありましたのでご紹介いたします。

(農地を守るのは牛だ 「補助金依存」脱皮の切り札:日経ビジネスオンライン 2014.11.14)

 栃木県南東部でシイタケ栽培をしていた瀬尾亮さんは、先行きの不安からシイタケ栽培を始めたそうです。中山間地の雑草だらけの耕作放棄地だった土地に牛を入れ、牛が雑草をきれいに食べた後にライ麦や牧草を植え、放牧地にしていったそうです。今では役場・農協から耕作放棄地の再生依頼が来るようになったそうです。

 一方、生産者の高齢化によりリスクが高まっている水田の耕作放棄地化に対し、農研機構・中央農業総合研究センターの千田雅之氏は、稲刈りが終わった後の土地への放牧や、稲を発酵飼料にすることなどで持続可能な放牧が行えないかを研究しているそうです。

 さらに、飼料用米について、千田氏の試算では、牧草、トウモロコシよりも生産コストが高く、単位人員・面積あたりの生産効率も悪いようで、すでに実際に水田から牧草・トウモロコシの生産に転化を行っている事例もあるそうです。記事では飼料用米に国からの補助金が出ることに触れた上で、補助金から脱却し、農地・農業を維持するためには、米中心に思考するのではなくこういった取り組みも必要なのではないかとしてありました。

 長年作りなれた米から牧草、トウモロコシに切り替えを行うことが、それほど生産者の方にとって簡単なことか、とは疑問が残りますし、さらに従来施設・資材がそのまま転用できるとも考えにくいため、簡単な話ではないとは思うのですが、減反政策の廃止、戸別所得補償制度の廃止など、先行きの見えない米情勢の中で、輸入飼料の高騰という背景もあるので、選択肢の一つとして認識しておく価値はあるのかなぁと感じました。

2014年11月19日 (水)

いまからはじめる・・・

害虫対策!を今回はお届けします。

寒くなり虫たちもいなくなりましたね。
研究所の中はストーブがつき始めてからハエが集まり始めました。wobbly

害虫対策は増えてからでは遅いようです。いまから来年の夏に向けて知識を蓄えておきましょう!up

アブの発生時期は年に一回多くは7月から8月のようです。種類により幼虫期間が異なり、短いもので1年から長いもので2年から3年だそうです。
吸血に特化した切り裂く口を持っていて口器で皮膚に傷をつけて傷から出た血を吸い、同時に唾液を出します。アブに刺されると痛みや出血、発赤、腫れや皮膚炎を生じます。これはアブの唾液が原因のようです。thunderまた吸血と同時にウイルス、原生動物、線虫など様々な病原体を伝播します。牛白血病ウイルスの伝播もします!!thunder

牛はアブを追い払うことで落ち着かなくなり食欲停滞を引き起こす、ストレスがたまる、多数のアブに刺されると貧血になるなど被害は深刻です。

何か対策はないのでしょうか!?eye

幼虫は自然の土壌や水場にいるために防除は困難だそうです。また成虫は2キロ以上も飛ぶため薬剤散布による根絶は難しいようです。sad
主な対策としては畜体への殺虫剤散布やトラップ法のようです。flair
牛を模した脚のついたトラップ箱にアブを誘い込んで捕まえる方法です。

下記HPにボックストラップのつくり方が載っています。興味のある方はご覧ください~moon1
http://cse.naro.affrc.go.jp/siraisi/trap/

参考:ちくさんクラブ21 Vol.94

2014年11月18日 (火)

手作りの暖かさ

とある芽室の農家さんで、面白い道具を発見しました。

名づけて、「連スタストッパー ~他の牛のストレス、軽減します~」
(すみません、勝手に名づけてますが、正式名称はありません)

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この道具、農家さんの手作りなんです。
ご自身で溶接されて作られております。


使い方は簡単。

①牛が連スタに入ります。

②上の写真のように、ストッパーをパカッとはめます。

この道具のおかげで、捕まえたい牛だけ捕まえておけるので、他の牛は自由に連スタを出入りできます。
まさに、他の牛のストレス軽減させる方法ですねvirgo

うちの研究所にも欲しいです!!

2014年11月17日 (月)

卵子老化の原因は?

卵子の老化をテーマに理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの

北島チームリーダーによる講演会が神戸市で開かれたそうですflair

女性にとっては興味津々な話題だったのではないでしょうかear

卵子や精子の染色体は23本ずつあり、受精して受精卵になると計46本になります。

受精しても正常に成長できなかったり、ダウン症などの原因となる卵子の割合が

増加したりするのは卵子よりもそのもとになる卵母細胞の老化が原因だそうですshock

卵母細胞が卵子を作るために分裂する際に、

卵母細胞と卵子が23本の同じ染色体数になる必要があるのですが、

年齢が上がるにつれて卵子が異常な染色体数になる確率が高まるみたいですsweat01

正常な数の染色体数に分裂するには、

(1)同じ種類の染色体をいったんペアとしてくくる「輪ゴム」のような働きsign05

(2)ペアとなった染色体を反対側に引っ張る「手」のような働きpaper

(3)ペアの染色体を切り分ける「はさみ」のような働きhairsalon

の3種類の働きが必要で、いずれも特定のタンパク質が関わっています。

北島リーダーは3種類のうち、どれが老化で働きにくくなるのかを研究するため、

染色体が分配される過程をマウスを使って動画撮影し、

仕組みを性格に把握しようとしているそうです。

研究成果がすぐに不妊治療に使えるわけではありませんが、

卵母細胞が染色体を分配する際、加齢でどの部分が機能低下するのかについて

明らかにすることは、基礎研究として重要であると考えているそうですrock

やはり何事も原因を追究しないと改善ができないですからねthink

今後の研究成果に期待ですねhappy01

2014年11月14日 (金)

11月のF1市場

昨日は所用で十勝の家畜市場へ行ってきました。
今回はF1の市場であり黒い中に若干の白が混じったような牛たちがずらーっと並んで競にかけられていました。
先月のF1市場もかなりの高値で取引されており、ここ数ヶ月価格が高騰しているこのごろwobbly
今月のF1育成市場はいかがなものか見ていますと、去勢で早速40万円を超える牛が…。雌でも35万円を軽々超えて行き先月以上の高値で取引されていることは明らかでしたdollar
やはり素牛が不足していることが影響しているのでしょうか?
一昨日の和牛市場も相変わらずの高値だったそうですが、F1は先月以上の高値で驚いてしまいました。
年末に向けての購買が増えているようですが、それにしてもこの高値は異常だと関係者の方は話していましたcoldsweats02

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↑市場で購入したF1牛たちです。ちゃんと利益が出るように大きくなるんだよーcrying