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2015年12月

2015年12月 9日 (水)

練習牛

ET研究所には採卵牛として働けなくなった牛たちが出荷されていくまでの間、
AIや直検練習などの相手をしてくれます。

最近、AI練習をしている私にとってはとってもありがたい牛たちです。taurus

中でもOPU練習に付き合ってくれる牛・やみーちゃん
(耳標番号のごろ合わせからこのあだ名をつけました)
この子は過剰排卵処置への反応はすごくよいにもかかわらず、採卵では一個の卵も取れない牛です。weep
何度か採卵されていますが、一度たりとも卵が取れないということからOUP専属の練習牛としていまは飼われています。

さすがのベテラン練習牛!
一時間ほどかかった私の初OPUの間も暴れることはなく練習につきあってくれました。

ET研の技術力はこうした牛たちによっても支えられているのでした。confident


2015年12月 8日 (火)

ファームサミット2015

昨日のブログに引き続き、、、

先週の12月2日(水)に帯広で行われましたファームノートサミットに参加して参りました。

このセミナーは、酪農、畜産向けクラウドサービスを行っている帯広のITベンチャー企業、ファームノートが主催となって行っているサミットです。


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今回は、様々な分野で活躍されている起業家、生産者の方々が登壇され、大変興味深い話をしていただきましたeye


ITを活用することで被災地東北で農業を復興された話。
安愚楽牧場の倒産で真っ向に被害を被った牧場主さんの話。
ファームデザインズがここまで有名になった経営戦略の話。


また経営におけるブランディングがどれだけ影響を与えるかという話。

など。

中でも聴衆の心を惹きつけたのが、株式会社ユーグレナ代表取締役社長、出雲充氏による基調講演
「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました」

でしたshine


2005年8月に株式会社ユーグレナを創業し、同年12月に、世界でも初となる微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外培養に成功し、石垣島を中心に培養を行っています。
バイオジェット燃料製造の事業化に向けた研究開発なども行っているらしく、さっそくサミットが行われた次の日の12月3日の朝刊に、ユーグレナ社長が載っていました。

内容は、ANAと共同して、ミドリムシを用いた国産バイオジェットディーゼル燃料を、2020年までに実用化を目指す、という記事です。

最初は、バングラデシュの子供達の栄養不足解消のためにミドリムシの研究を始められた出雲先生ですが、いまや地球環境保護の研究までに幅を広げられている先生の勢力に脱帽です。


今回のサミットは、いつも行っている繁殖の技術セミナーとは、また一味違った公演で、私自身を見直すきっかけとなりました。

また起業家の方々、今時の言葉を使うなら「意識高い系の人たち」は、何をモチベーションに普段勢力的に仕事をされているのかも大変、参考になりました。

また、機会があればファームサミット、参加したいですsign03

2015年12月 7日 (月)

便利~

みなさんこんばんはnight

とうとう12月に突入しましたねーsnow

1年が過ぎるのはあっという間ですねrun

本日はまたまた牛の管理についてのお話ですtaurus

牛の首に装着することによって活動量や休憩時間などを計測し、牛の異変を検知できるウェアラブル活動量計「Farmnote Color」が株式会社ファームノートより発表されましたflair

http://farmnote.jp/press-release/farmnote-color.html

リアルタイムに牛の活動情報を収集し、注意すべき牛を自動的に選別して通知してくれるそうですdanger

データは人工知能が個体別に学習し、個体差も考慮して分析を行うためデータが増えるほど精度が高い異常検知が可能になるのですpc

すごい~~~happy02

Farmnote Colorのバッテリーは、常時使用を行った場合でも3年間交換不要だそうですscissors

スマートフォンやタブレットが普及して、牛の管理なんかもこの便利な機器でいつでもどこでも~っという感じになりましたねphoneto

牛の管理だけではなく、様々な分野で今までヒトが行っていたことを機械に取られる感じがして少し悲しいなと感じる面もありますが・・・gawk

便利だし・楽だし・正確だしメリットはたくさんありますねwink

2015年12月 4日 (金)

交流してきました!!

 

本日は、十勝獣医師会の北部地区懇談会に参加してまいりましたshine

 

北部地区は上士幌・士幌・音更を対象としていることから、参加者のほとんどは産業動物臨床の先生方でした。

普段はほぼ一日中実験室にこもっているペーパー獣医師である私にとって、最前線の現場で働く先生方と交流することができる、

非常に貴重な機会となりましたhappy02

また、学生時代に臨床実習でお世話になった先生方とお会いすることもでき、とても楽しい時間を過ごすことができましたconfident

 

懇親会は先月完成したばかりの十勝NOSAI上士幌診療所で行われたのですが、懇親会中に搬入された帝王切開のオペまで

見学させていただき、大変勉強になりましたtaurus

ひとくちにウシの獣医師といっても、その仕事内容は本当に様々で、でもやっぱり「生産者を幸せにしたい!」という思いだけは

一緒なのだと痛感confident

 

また来年も楽しみにしております!!

 

2015年12月 3日 (木)

クローンを食う時代

 最近、韓国・中国で体細胞クローン牛を大量生産する動きがあるようです。

(韓国人博士の黄禹錫「世界初の商業用クローン牛を作る」韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.11.25)

(中国でクローン牛年間百万頭生産計画「今までで最も美味い」NEWSポストセブン2015.12.2)

 体細胞クローンは、皮膚などの細胞から取り出した核を、核を除いた他の個体の卵子に移植して、胚を生産する技術であり、理論上同じ個体の胚を無限に作れる技術であるため、優良を家畜増産する目的で畜産領域においても研究が行われてきています。

 現在、日本でも体細胞クローン牛は生産されていますが、農林水産省が出荷自粛要請を行っているため市場流通していない状況であり、諸外国においてもまだ市場流通した報告はないようです(厚生労働省 体細胞クローン家畜由来食品に関するQ&A)

 日本では安全性に対する検証が十分かどうか膠着状態である状況の中で、TPPの影響の中で安価なクローン牛が日本に流通・・・なんて事にならないために、輸入肉のトレーサビリティーの在り方等注視していく必要がありますeye

 一方、中国・韓国での流通後の影響を以て安全性が証明されるようであるなら、日本でもそれほど遠くない将来クローン牛を食べる日が来るのかもしれません。

 データの捏造は勘弁ですがdanger

2015年12月 1日 (火)

12がつ

今日から12月ですね。confident
一日が終わるのがあっという間感じます。sign03

1日のなかで受精卵に関することに携わっていることが大半ですが、
火曜日は精子DAY!
ほぼいちにち精子関係のことをしていました。

採取直後の精液をみたことある方いるでしょうか?
出回っている凍結精液はおおよそ20倍くらいに希釈され、凍結のダメージを受け
採取直後の元気さはどこかへ・・・・sweat01

採取直後の活力のよい精子は顕微鏡下でみると渦巻いて見えるのです!typhoon


ちなみに・・・・
年内の採卵は12月25日でさいご
採精は12月28日がさいごになる予定です。

道東地方の風物詩

上士幌町もスピードスケートリンクの整備が始まっていますsnow

十勝地方の小学校ではスピードスケートが体育の授業に組み込まれていて各市町村には必ず屋外リンクが整備されますhappy01

先頃の積雪により、例年より半月以上早くリンクの整備が始まりましたsmile

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屋外リンクは道東地方の真冬の風物詩と言えると思います。

リンクの作成には、まずグラウンドなどで積雪を踏み固める事(写真の状況)から始まります。

というのも、積雪を踏み固める事により真っ白な氷の下地ができ、
日中の直射日光でも溶けにくいリンクが出来る為ですsun

続いて厳寒の夜間に水を少しづつ何回も撒いて10センチ以上の厚みのあるリンクに仕上げていきますsign03

ET研の受精卵をご愛顧いただいている道東地方の生産者の方または関係者には、リンクの整備をされている方やお子様が少年団もしくはクラブなどで選手として活躍されている保護者の方もおられることでしょうshine

各地域のリンクで育った選手には高木美帆選手など数多く、厳寒期が早く訪れる事を願う熱い方々もおられる事と思いますeye

以上、北海道の風物詩でした~taurus