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2015年12月

2015年12月25日 (金)

ET研にサンタがやってきた!!

    

本日12月25日はクリスマスですねlovely

  

今朝,今ごろ子供たちは枕元に置いてあるサンタさんからの贈り物を発見し,喜びにわいているんだろうな~,でも私たちは

これから採卵だからそんなの関係ないわ~,なんて考えながら出勤したところ…

 

来てましたshine

ET研究所にもshineshine

サンタクロースがshineshineshine

20151225_7_00_52_2_2

まさか大人になってもサンタさんのサプライズに遭遇することがあるなんて…

子供のころの新鮮な気持ちを思い出しましたconfident

くぅこサンタさーん、ありがとうheart04

 

お昼休みにはクリスマスケーキを食べながらプレゼントを開け,クリスマスを満喫した私たちなのでしたsmile

 

ちなみに2015年の採卵は本日が最後でした。年明け初回の採卵はは1月12日となります。

チルド精液の出荷は12月28日月曜日が最終で,2016年は採卵と同様に1月12日火曜日から出荷を開始します。

また,12月28日がET研究所の仕事納めなので,ブログもしばらくお休みとなりますcrying

ウシもヒトもしばしの休息をとって,また来年からバリバリ働きたいと思いますrock

このブログをを読んでくださっている皆様にとって,来年も素晴らしい一年となるよう,ET研職員一同お祈り申し上げております。

 

Merry Christmas & Happy New Year sign03

 

2015年12月24日 (木)

年末のイベント♪

今日はクリスマスイブですね♪

いよいよ今年も終わりに近づいて参りました!

お歳暮の時期でもあるわけですが、私は毎年お中元とお歳暮に、必ず送っているものがあります!

それは「ナイタイ和牛」です!!

年に2回、夏と冬のに職場で取りまとめて購入するため、比較的安価にゲットできるのです!

畜産関係の職場にいるのも関わらず、それほど日ごろ和牛を食べているわけではないのですが、この時期ばかりはといつも購入させていただいております。

自分が取った受精卵から生産された牛もいるかも・・・とテンションが上がります!!

2015年12月23日 (水)

OPU練習

OUP(Ovum Pick-up・経膣採卵)とは生きている牛の卵巣から卵子を吸引する技術です。
超音波で卵巣にある卵胞をさがし、長い針で吸引していきます。

過去にこんな記事もありました。
 世界のOPU事情
これからの畜産現場には必要な技術になってくるようですhappy01

今回は現場でどのように作業しているのかを紹介したいと思います!

まずは左手で直検をし、卵巣をつかみます。
右手で陰部から超音波のプローブを入れます。
左手で卵巣と膣壁ごしにプローブをつかみ、卵巣にある卵胞を捜します。

Opusyasinn

画面に卵巣がうつりましたshine
黒い丸がふたつ見えています。これが卵胞です。

Opu

画面の右上から左下に向かって線が延びているのが分かるでしょうか?
プローブに針をセットするとこの線上に針が出てきます。

この線上に吸引したい卵胞をもってくる、
右手で針を前後させて刺す、足で吸引機のペダルをふみ、卵子を吸っていきます。

右手も左手も大忙しです。impact
注意しないと針で左手を刺しますcoldsweats01


ここで回収された卵子は実験室でIVFされ受精卵になり、ETされるのです。

海外では1日にひとりが100頭OPUすることもあるようですcoldsweats02すごい!


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2015年12月21日 (月)

研究開発室忘年会

みなさんこんばんは~flair

もう今年も残りわずかとなってしまいましたよーsweat01

ところで、12/18は今年1番忘年会が多い日だったそうなbeer

ということで、研究開発室では忘年会を行いました~~~~shine

みんなで中華を食べに行きましたよrestaurant

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このお料理はマコモダケという食材を使っているそうなのですが、(白っぽいものがそうです)私は初めて食べましたsign03

初めて食べたので、マコモダケと聞いただけで勝手にきのこと連想し、食感もエリンギに似ているなぁと感じましたが実はマコモダケ、イネ科のマコモという植物の根本が寄生した黒穂菌によって肥大して出来た茎の部分なんだそうですcoldsweats02

きのこでも筍でもないのだそうですsweat02

きのこだと思っていたけど、その事実を後日知りました・・・笑

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定番のあんかけ焼きそばはなんと塩味でしたspa

塩味もなかなかイケますgood

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中華をたいらげた後に二次会でイタリアンを食べに行きましたcatface

ピザやパスタを食べましたがどれもおいしかったです~scissors

それにしても研究開発室の面々はよく食べますねfull

ところでこの時期はイベントが目白押しで無駄にワクワクしてしまうのですが、もうすぐクリスマスですよぉーpresent

ふと気づくと、サンタさん私達の忘年会を見守っておりましたdownwardleft

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とても楽しい忘年会でしたnote

今年のお仕事も残り1週間ですwink

みんなでがんばりましょーーーrock

2015年12月18日 (金)

受精卵

 

私たちの大切な仕事の一つとして,食肉処理場(ウシを食肉にする工場)で採取した卵巣を用いた体外受精があげられます。

今週もたくさんの受精卵を作りましたよ~happy02

Bl

 

上の写真に写っているのは「胚盤胞」といって,移植すれば受胎するステージの受精卵ですtaurus

(今回作った受精卵は研究目的なので,実際に移植されることはありません…)

 

ひとくちに受精卵といってもその品質にはかなりの違いがあり,ET研究所では高品質な受精卵の製造に

強いこだわりを持っておりますrock

体外受精卵の場合,体内胚よりも凍結によるダメージを受けやすいので,その品質評価が特に重要になってきます。

たとえば上の写真のうち,凍結可能な高品質受精卵として評価するのはほんの数個といったところでしょうかsweat01

 

受精卵の評価は,受精卵を転がしながらあらゆる角度から様々なポイントを観察して行うのですが,若輩者の私にとって,

この作業がなかなかに悩ましいのです。

この部分はきれいだけど,ここの細胞の色が微妙に黒っぽい気がする…でもこれくらいなら凍結しても生存していられるんじゃないか…

といったように,悩みながら,時に他の人に相談しながらようやく決断することもしばしばshock

熟練した技術者の場合,絶対的な基準が確立されているのでそんなに悩むことはないんですけどねcoldsweats01

 

この受精卵の品質評価が受胎率向上の鍵となっていることは間違いないので,熟練の目を養うべく,これからも受精卵との

にらめっこに励みたいと思います!!

2015年12月17日 (木)

淘汰されてもこのお値段

当研究所では主として受精卵を生産するために黒毛和種繁殖雌牛をドナーとして飼養していることは皆様ご存知かと思います。

採卵するといってももちろん無限に受精卵が回収できる牛はおらず(いれば嬉しいですが・・・。)、最終的には市場へと出荷されます。市場出荷する場合でも2通りあり、空胎の場合は廃用市場、受胎している場合は繁殖市場へと出荷されます。

このところ、当研究所の淘汰牛の価格は、繁殖市場であれば60-90万、廃用でも20-50万円程度で推移しており、昨年から比較しても1.5-2倍程度の価格になってきております。

牛舎を空けないために何としても牛を入れなければならない和牛農家の方々の大変な状況が窺い知れますthink

全農を出た後でも、この牛たちが繁殖雌牛として、あるいは肉として活躍してくれることをお祈りしていますconfident

2015年12月15日 (火)

育児と仕事の両立

とある府県を新ETで回っていますと、開業診療所に勤務される女性獣医師とお話しする機会がありました。

その女性獣医師の診療車にはチャイルドシートが装備されていますcarouselpony

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子供は現在、保育所に預けられていますが、以前は診療車に乗せ往診されていたそうです。
診療中は農家さんが自ら好意的に子守りを引き受けていただいたそうですhappy01

育児と勤務の両立は決して楽ではない思いますが、勤務先や往診先など柔軟な対応、周りの人たちの理解がありますよね。
育児中の業務をされている事になんとも微笑ましい姿が思い浮かびましたdelicious


犬猫の動物病院では女性の院長先生が子供を負ぶって診療している姿をよく目にしますeye

最近は産業動物分野で、女性獣医師の現場での活躍が増えている中で、このような開業診療所に勤めていらっしゃる女性獣医師のように、柔軟な子育てができる社会が来ることを願って止まないですshine


2015年12月14日 (月)

若返り

日本産科婦人科学会の倫理委員会は、自分の卵巣の中から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療について、臨床研究として実施することを初めて承認したそうですflair

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H5X_U5A211C1CR0000/

ミトコンドリアとは、全ての細胞に存在しており、エネルギーを作り出す小器官のことですrock

加齢で卵細胞内のミトコンドリアの量が減ったり、遺伝子変異が増えたりするとエネルギー供給が不十分になり、卵子の成熟や受精が妨げられ、受精卵も着床しづらくなると考えられていますsad

この移植治療は、腹腔鏡手術で取り出した患者自身の卵巣組織の一部から、卵巣の細胞を採取してミトコンドリアを抽出し、患者の卵子に精子とともにミトコンドリアを注入することで卵子が活性化し、若返るとされていますshine

自分のミトコンドリアを使用するため、倫理的な問題は少ないと予想されますが、その効果や安全性は実は分かっていませんcoldsweats01

海外では200例以上実施されており、20例程度の出産例があるのだそうですchick

Photo

加齢してしまった卵子を若返らせることが出来るなんて夢のような技術ですねhappy02

2015年12月11日 (金)

和牛キック!!

 

ET研究所は、黄金の左腕を持つ直検プロの集団ですが、ごく若干名、直検初心者の獣医師も存在しますsweat01

実はわたくしもその一人coldsweats01

このままではいかん!!というわけで最近練習を始めました。

 

ですが私の場合、直検中に蹴られる頻度が異様に高いのですcrying

ホルスタイン種の場合、あまり人を蹴ることはないですし、蹴るとしてもなんとなく「あ、来る!」と予測できるのですが、

野性味にあふれた和牛の蹴りは素早すぎて私には回避できません…

私の直検の仕方が牛にストレスを与えているのか、ただ単に鈍臭いのか、運が悪いのか…

本日も立派な青あざがスネに誕生いたしましたbirthday

 

和牛キックの犠牲者はかなり多いようで、鼻の骨を折ったり肋骨を折ったりという話をたまに耳にしますshock

馬の場合、蹴られそうになったら瞬時に馬に近づいて受け止めることで蹴りの威力を最小限に抑えるのですが、牛はどうなんでしょう…

 

和牛キックの回避方法をご存知の方がおりましたら、教えてくださーいflair

2015年12月10日 (木)

ドナーの一休み

今年度の最終採卵は、12月25日、クリスマスですxmas

 当研究所のプログラムだと、基本的には採卵日の13-12日目に注射の打ち始めとなるため、自然発情を利用して過剰排卵プログラムに導入する牛は、注射打ち始め数日前に黄体の確認を行います。

 本日で、今年度採卵分のドナーの黄体確認が終了しました。この年末年始前の期間は、日々受精卵を生産しているドナーたちにとっても最長の休みとなります。

 因みに、年明け1回目の採卵は新年1月12日であり、発情同期化により過剰排卵プログラムに入る牛の場合、同期化開始日は12月25日となります。今年度最後の採卵日に、来年度最初の採卵プログラムが始まるということです。つまり、ET研究所の黒毛和種ドナーが過剰排卵-受精卵回収のプログラムに1頭も入っていない日は存在しないということですねeye改めて考えてみるとすごいことだなと思います。