バージンフラッシュってその後の受胎性に影響しないの?
福岡もだいぶ涼しくなり、
走りやすい季節になってきました
先週土日は久しぶりに完全に休むことができ、
時間があったというか
かなり暇だったので、
チャレンジしたのが
走った形跡(GPS)でお絵描きです
さて問題!
これはなんでしょう?
一筆書きです、なかなかの出来栄え!
わかった方はコメント欄に答えとメアドを入れてください(公開されません)
未定ですが、
先着で何かプレゼントを差し上げます
さて、本題に入りましょう
タイトル、どう思われますか?
農家さんから受ける質問でかなり上位にランクします
ちょうどよいご発表がありました
J Dairy Sci,2020, doi: 10.3168/jds.2020-18386.
Does previous superovulation affect fertility in dairy heifers?
というタイトルで
まさに
「バージンフラッシュってその後の受胎性に影響しないの?」
と訳します
ブラジルで乳牛1,783頭を用いておこなわれた検証です
試験では
「1回採卵してAI」区
「2回採卵してAI」区
が
「採卵なしでAI」区
と比較してどうか調査
結論ですが、
「1回採卵してAI」区は影響しない
「2回採卵してAI」区は初回AIの時期の遅れや
それに伴い分娩時期が少し伸びてしまうけど
その他は影響しない
ということでした
個人的な意見ですが、
将来、超有望選手から
2回の採卵で受精卵が合計10個以上取れるのであれば
少しの初回AIの遅れは仕方がないと思います
それより採卵後AIの受胎性の低下が見られずホッとしました
採卵の手技によっては何らかの影響が出る可能性もあり
100%大丈夫とは言い切れませんが、
概ね「問題なし」と考えてよい結果だと感じました
ゲノム育種価が高い牛や能力が期待できる牛は効率よく産子を取りたいですね