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2012年10月

2012年10月22日 (月)

胎盤停滞を防ぐ

近頃かなり冷え込んでおりますdown

これからの季節は早朝や夜間の作業は辛い季節ですねcrying

農家さんによって様々だと思いますが、

牛の分娩が深夜や早朝なんてこともあると思いますsweat01

(分娩介護はこの時期ではなくても大変だと思いますが・・・)

この時間帯は労力がかかるのはもちろんのこと、

分娩に立ち会えず子牛が死亡してしまうこともあると思いますweep

これを防ぐために昼に分娩させるという方法がありますsign03

昼に分娩させる方法としては、夜間給餌や既存のホルモン剤の投与が知られています。

しかし、夜間給餌方法は分娩日まで予測ができないですし、

既存のホルモン剤投与による分娩誘起では、

胎盤停滞(分娩後12時間以上胎盤が排出されない)が

高率で発生するという問題点がありました。

胎盤停滞になると乳生産量の低下や今後の受胎成績が悪化する可能性がありますbearing

少し前になりますが、オキソアラキドン酸という物質が

牛の分娩後に胎盤が子宮から剥離排出される際に働く

シグナル物質だということが世界で初めて発表されました。

placenta 2012(Vol.33(2)106-113)

従来の分娩誘起方法にオキソアラキドン酸の注射を行うことで

胎盤停滞の発生を回避できたそうです。

分娩に30時間以上を要した12頭の牛

無処置6頭オキソアラキドン酸注射6頭)で試験を行ったところ、

胎盤排出率が無処置だと0%だったのに対して

オキソアラキドン酸注射83%という結果が得られたそうですscissors

6_3

深夜の分娩介護による農家さんの労働負担の軽減や新生子牛の生存率の向上、

さらに適切な分娩介護ができずに母牛が死亡することや、

胎盤停滞発生による能力の低下を防げるのではないかと期待されますねshine

2012年10月19日 (金)

初雪?

今日、北海道の平野部でついに初雪を観測したそうですsnow

10月中頃からいつ降ってもおかしくはないのが北海道らしいですねsweat02

ET研究所でも白いものがちらちらと…?と、思いましたがよくみたらオガコが舞っただけでしたcoldsweats01

急に冷えると牛の採卵性や受胎性にも影響するため、これから厳しい時期になりますねdown

少しでも影響を減らせるよう、牛舎もカーテンをかけて冬支度をする必要がありそうです。

2012年10月18日 (木)

和牛の祭典 

第10回全国和牛能力共進会,和牛の祭典in長崎が,

10月25日(木)~10月29日(月)まで開かれますsign01
全国和牛能力共進会とはsign02
(ここから引用)
全国和牛能力共進会は、全国の優秀な和牛を5年に1度、一堂に集めて優劣を競う大会であり、
雄牛・雌牛の和牛改良の成果を競う「種牛の部」と肉質を競う「肉牛の部」に各都道府県から選抜された約500頭が
出品されます。審査結果が和牛のブランド化に大きく影響することから、各道府県の威信をかけた
非常に重要な大会と位置づけられています。
(ここまで引用)
 引用元 ↓
和牛のオリンピックのようなものですね。
全農ブースにもパネル展示などもありますので,ぜひお立ち寄りを。
(10/23 追記)
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全農ET研 受精卵産子も出場することがわかりましたsign01
欲を言えばきりがないないのですが,出場するからには是非とも頑張ってもらいたいものですconfident
Photo_2
いってらっしゃ~いpaper

2012年10月17日 (水)

全農畜産技術シンポジウム

今週木曜日からつくばで

全農の畜産分野(鶏・豚・肉牛・乳牛)に従事する職員により、

各部署の取り組みを紹介するシンポジウムが開催されますshine

ET研究所からは職員2名が新ETシステムの現状と新しい取り組みについて

紹介させていただく予定です

各分野のネットワークを強化し、よりよいものを生産者の方々に提案できるよう

これからも頑張ってまいりますconfident

2012年10月16日 (火)

クローン牛、「デイジー」

ノーベル賞の影響かあまり話題になりませんでしたが、

ニュージーランドの国営研究機関「アグリサーチ」は、

2日、牛乳アレルギーの原因であるベータラクトグロブリンを

ほとんど含まない乳を出すクローン牛、「デイジー」taurusを誕生させた

と米国科学アカデミー紀要(PNAS←すごいdash)で発表しました

デイジー嬢のお顔taurusはこちらからdownwardleft

http://www.agresearch.co.nz/news/pages/news-item.aspx?News-id=12-10-02-01

論文を読んでみると、人為的に関連遺伝子の働きを弱く(ノックダウン)させてます

あと、アグリサーチお得意のドナー細胞の細胞周期をコントロールしての核移植です

10年前はこの辺の論文を読み漁ったので懐かしい感じがしましたhappy02

たまーにアグリサーチの研究者と連絡を取り合いますが、このような研究を行っていることは知りませんでした

畜産学や医学を前進させるすばらしい成果だと思います

おめでとうございますfuji

ホームページを見てみると今回の実験の一般向けQ&Aを作ったりと見習うところが多くあります

http://www.agresearch.co.nz/news/Lists/news/Attachments/74/Daisy%20Q+A%201%20Oct%2012%20for%20web.pdf

大変立派な研究機関ですflair

2012年10月15日 (月)

池田ワイン城祭り

食欲の秋mapleということで・・・

先日、池田町のワイン城祭りに行ってきましたcrown

北海道の各地からワイン城祭りに参加するバスも出ているようですし、

実は道外の方も参加していたりするので、会場前はかなりの行列ですsign03

Photo

今年は5000枚もある前売りチケットは完売だったそうですflair

会場ではバーベキュー用のコンロがたくさん設置してあって、

十勝産牛ビーフハンバーグビーフソーセージ野菜が好きなだけ食べられますrestaurant

目玉は池田町産の牛の丸焼きですtaurus

Photo_2

ものすごい行列でしたが、ゲットしましたgood

味付けはシンプルに塩コショウで、やわらかくておいしかったですdelicious

赤すぎる部分は焼き台で少し炙ったり・・・

Photo_3

他にも鮭のちゃんちゃん焼きじゃがバターが食べ放題でしたhappy01

そして、ワイン城祭りの名の通りワイン(赤、白、ロゼ)も飲み放題ですbar

ぶどうジュースも飲み放題なのですが、おいしいですwink

樽から好きなだけプラスチックのコップに取りマースnote

自前のワイングラスを持ってきている人もいました。笑

Photo_4

天候にも恵まれ、とてもいいお祭りになりましたsun

こういったお祭りで農産物の宣伝になり、消費量アップや地域活性化にうまくつながると良いですねshine

そう思うと、色々なお祭りに率先して参加したいと感じましたcatfaceただの食いしん坊・・・

今週もがんばりますsign03rock

2012年10月12日 (金)

2地区同時ET

本日、金曜日は十勝新ETシステムの移植日です。

しかし、今回は普段の新ETとは異なり、なんと2地区同時に処置をおこないましたsign03

そのため、牛の頭数も普段の2倍taurustaurus労力も2倍runrunとハードなスケジュールで、北は士幌町や鹿追町、南は中札内村や更別村と十勝中をET研職員が走り回りましたrvcardash

どうしてもETが行えない週が出てしまい急遽このような2地区同時だったのですが、当初はそれほどの頭数があがらないと踏んでいました。しかし、実際は予想をはるかに上回る申し込みがあり、正直最初はどうしようと焦ったのを思い出しますsweat01

なんとかET研スタッフ総出で移植を無事に終えたわけですが、生産者の方々にこの事業が支持されていることが伝わり非常にうれしく思いますhappy02

毎度は厳しいですが普段よりもうひと踏ん張りできることがわかりましたので、さらなる事業拡大のため今後とも十勝新ETシステムをよろしくお願いしますねhappy01

Et

↑今日の移動範囲です。無事に終わってほっとしましたcoldsweats01

2012年10月11日 (木)

ひまわり畑

通勤途中の風景。
一面のひまわり畑。

Photo

本州では夏休みsunの光景と思っていたけど,
こちらでは現在真っ盛りのようです。
上士幌周辺では,ところどころ畑一面に,いっぱいひまわりが咲いています。
が,しかし・・・
Photo_2
これらのひまわりは緑肥用だったため,満開になったら種をつける前に畑にすきこまれ,
一気に上の写真から下の写真の風景に変わってしまいます。
ひまわりは土壌中の菌根菌を増やし,後作のリン酸の吸収を助けるそうです。

2012年10月10日 (水)

2012年ノーベル賞

皆様もご存知の通り

京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞をとられました。

http://www.reuters.com/article/2012/10/08/us-nobel-medicine-idUSBRE8970AB20121008

おめでとうございますshine

先週の金曜日のブログ記事にもあるようにiPS細胞は

体のあらゆる細胞に成長する性質を持った細胞で、今後医学分野の飛躍的な進歩が期待されています。

もう一人の英国のジョン・ガードン博士の功績についてあまり知らないので調べてみました。

カエルの研究で、大人の細胞が受精卵の状態に戻るということを1962年に核移植技術で証明されたそうです。

う~ん、50年前sweat01。。。

先人から学ぶことは多いですねflair

2012年10月 9日 (火)

ワールド デイリー エキスポ 2012 結果 (World Dairy Expo)

すべてのスケジュールが終了し、

downwardrightホルスタインショウの様子(ハイライト)もビデオでご覧いただけるようになりました

http://www.worlddairyexpo.com/pages/2012-Holstein-Videos.php

また、ホルスタインすべてのクラスの結果はこちらからdownwardleft

http://www.worlddairyexpo.com/pages/Dairy-Cattle-Show.php?year=2012&show=Holstein&class=all

ゴールドウインtaurus、強しsign03