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2012年11月

2012年11月15日 (木)

高育種価牛

本日は、供卵牛の候補として導入しようとしている、 道内育種価の高い母牛より産まれた産子の

衛生検査に行ってきました。 結果が出てからしか導入きないのがもどかしい!
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すくすく育っているようでした。
検査終わるまでもうちょっと待っててね。
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お母さんは、ほかの牛よりひときわ大きい美人さんでした。

2012年11月14日 (水)

とまるちゃんの嗜好性

先日、農家さんで、とまるちゃんの嗜好性の話になりました。

「どうも食べない牛がいるんだよね~」

とのこと。

糖蜜が入っているので

これまで牛が”食べない”という話を聞いたことがなかったので意外でした。。

皆さんのところではどうでしょうか?

参考にさせていただきますのでご意見お待ちしております。

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↑庭先で和牛繁殖雌牛に与える餌の話を教えていただきました。

これも非常に勉強になりますflair

2012年11月13日 (火)

フードバレーとかちマラソン!

2012フードバレーとかちマラソンが秋晴れの中、帯広市内で開催されました。

ハーフマラソン(21km)の大会ですrun

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約3,000人のランナーが帯広市内をかけぬけました。

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「ET研マラソン同好会」からは3人のランナーが参加dash

強風typhoonに悩まされましたが、3人とも無事に完走することができました。

タイムは・・・、

A:1時間57分、B:2時間8分、C:2時間10分

この中で最高齢のA、トレーニングの成果を発揮できようです。

しかし、Aは翌日から出張で日本各地を革靴で転々としたのですが、実は足裏foot激痛が。。。。

何とか足を引きずらずに仕事を終えました。

いや、客観的には引きずっていたかもです・・・。

Bも翌日は採卵作業がキツそうでしたね。

さすが20代のCは、翌日も元気up

あーっ・・・、20代って、すばらしい・・・。

また機会があったら走しましょうsign01

ET研でお揃いTシャツ作りたいですな。

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ゴール直後sign03

お疲れさまでしたsign03

2012年11月12日 (月)

研究開発会議

先日研究開発会議が行われましたmemo

ET研究所では1年に2回(春cherryblossomと秋maple?)開いておりますpen

それぞれの研究の進捗報告や今後の進め方、目標・・・などなどcatface

ET研究所職員一丸となってがんばっていくために、方向性を確認し、

決定する重要な会議でございますrock

今回は本所から2名ご参加いただきましたairplane

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土曜日でしたが、ご出席いただいたみなさまどうもお疲れさまでしたdash

会議終了後も別の会議や実験等でまだまだ残って仕事をしている方が多かったですcoldsweats02

生産者のみなさまに還元できる技術を提供できるようにこれからもがんばりましょうup

2012年11月 9日 (金)

XY精子の割合

最近はXY分離精子が発売され、現場でも頻繁に使用されています。

そこでふと思ったのですが、XYを分離する前はどの程度の割合でXY精子が含まれているのでしょうか?

普通に考えれば1:1の割合になると思いますが、もしかすると違うのかも…と思ったので調べてみましたpc

するとウシ(Bos Taurus)では若干ですが、1~4%くらいY精子のほうが多いみたいですね (Hassanane M et al., 1999, Nicodemo D et al., 2009)flair

一般に乳牛では雌のほうが喜ばれますが、若干の違いとはいえ期待するものの逆をいく結果になっていますsad

ちなみにウシの種によっても差があるようでイタリア原産のModicana種はほぼ1:1であるのに対して、Agerolese種は4%ほどY精子が多いようです(Paucillo et al., 2012)。

実際は受精までの過程で選抜があるので、この通りの比率に産子がなるとは限りませんが、いったい何の差がこの結果に表れているのか、不思議ですね。

ちなみにヒトではX精子のほうがほんの~1%多い(Han TL et al., 1993, Martin RH et al., 1996)という結果のようです。

ヒトの世界では生まれるずっと前から女性のほうが強いのかもしれませんねcoldsweats02

大切なお客様へ感謝

今日、肥育頭数2,000頭以上を誇る中山牧場(佐賀県)様ご一行が来所されました。

まず遠いところからわざわざお越しいただいたことに感謝、

そして九州の現場の状況をお届けいただいたことにまた感謝です。

合せて北海道の内陸部にあっても仕事は全国区ということを改めて実感したのでした。

今後も生産者の皆様のお役に立てるよう、全員一丸で精一杯頑張ります。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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2012年11月 8日 (木)

牛の採血

本日は,今度ET研究所にやってくる供卵牛の,導入前の衛生検査のため,

採血hospitalを行ってきました。
牛の採血は主に,首の外頚静脈か,尻尾の付け根の正中尾静脈というところから血を抜きます。
頚静脈から採血を行おうとすると,taurusの頭をしっかり保定する(抑える)必要があり,
多頭数の採血をおこなう場合,1頭1頭に対して非常に労力がかかります。
しかし,ひとたび血管を捕らえることが出来れば
血を採るのも,血液中に何かを入れる(輸液する)のも,非常に楽な方法です。
尾静脈から採血を行おうとすると,牛の体さえ動かなければ,頚静脈採血よりも比較的楽に採血ができます。
牛を捕まえて何かに扉で挟むか,スタンチョン(首を挟んで牛を捕まえる場所)に入ってさえ居れば採血は可能です。
しかし,頚静脈は静脈が肉眼でわかるのに対し,尾静脈はどこにあるかわからず,
ここらへんかsign01とあたりをつけて針をさすので,牛によっては採血がしづらい場合があります。
また,頚静脈採血と比べると血管から針も抜けやすく,大量の採血や輸液にはあまり適しません。
今回は採血の量も少ないため,尾静脈から採血をしました。
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指で触っているあたり(尻尾付け根の真中らへん)にぷすっとさします。
(写真は以前撮ったcameraもので,今回の採血とは関係ありませんcoldsweats01
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今回の相棒です。これに直接真空採血管を刺して採血します。
この針はなかなか優れた機能を有しております。
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なんと,採血管に刺すほうの針に,ゴムのカバーが付いているのですsign01
このゴムのカバーのおかげで,採血後に採血管を針から抜くと,血が針から出てくる,
ということがなくなりましたhappy02
これで採血後に手や器具が血まみれになることはなくなりました。
また,以前のものよりも針が細いため,牛が痛がることも少なくなりました。
もし採血される機会があれば,ぜひこの優れた機能(21G針のゴムカバー有り)付きの針を試してみてくださいね。

2012年11月 7日 (水)

THIと寒冷ストレス

タイヤをスタッドレスに替えないといけない時期がやってきました。

研究所の牛舎に入ると、牛の咳が聞こえてきます。

さてDairyman11月号で寒冷ストレスと子牛の健康・発育の関係を紹介した記事がありました。

以前ヒートストレスの指標にTHIが有用だと紹介いたしましたが、

(THI=0.8×気温+(湿度/100)×(気温-14.4)+46.4)

この記事によると、

出生後3ヶ月間の平均THIが60以下だとDG(日増体重)が不良で

日平均THIが45を下回ると疾病発生件数が増大するそうです。

THI計を利用して、牛群の肺炎予防重点時期を設けるのもいいかもしれませんね。

ちなみに研究所では冬季、牛の導入時にOTCのLA製剤を注射しています。

Thi

2012年11月 6日 (火)

妊娠する牛しない牛、何が違う?

同じ品質の受精卵を移植(ET)しても妊娠する牛しない牛がいます。

その差は何でしょう?

いろいろな要因があると思いますが、

この2群で子宮内環境(遺伝子発現)が異なっていることが報告されました。

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Gene expression and DNA-methylation of bovine pretransfer endometrium

depending on its receptivity after in vitro-produced embryo transfer.

Ponsuksili et al., PLOS ONE, 2012

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著者らは発情周期3日目(発情日=0日目)で子宮内環境が大きく異なっていることを示しました(594遺伝子に差あり)。

また、この子宮内環境の差は発情周期14日目では小さくなるようです。

一般的にETは発情周期の7日目ごろ行われます。

すなわち、ET前の子宮内環境を整えてあげることが、

受胎率UPにつながるのではないでしょうか。

まだ遺伝子発現を調べているだけなので具体的にどうすれば受胎率が改善するかわかりませんが、

本当に必要な遺伝子を絞り込めれば

牛だけでなくいろいろな動物の繁殖効率が大きく変わるかもしれません。

以前、我々はET前に自己免疫細胞を子宮内に注入すると、

その後の受胎率が改善されることを報告しました。

この時もいろいろな遺伝子が動いていました。

今回紹介した研究と我々の研究の間で

同じような遺伝子がないか調べてみたいです。

さてさて、子宮に受精卵が成長しやすいフカフカ布団をしいてあげるにはどうすればよいでしょうか?

今後の進捗が非常に楽しみです。

2012年11月 5日 (月)

冬の足音

今日も九州から15個受精卵の注文があったので、配送のため空港へ行ってきましたcar

最近風がビュービュー強い日が多かったのですが、

今日は天気も良く、ポカポカ陽気でしたsun

と言っても、晴れてはいましたが・・・

ET研究所のある上士幌町では最高が9℃、最低が0℃だったそうですcoldsweats01

外に出るととてもヒンヤリしましたsnow

今日は空港へ行く途中の道で、私のお気に入りポイントの写真を撮ってみましたcameraimpact

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どうですかsign02

とてもいい風景ですshine

向こうの山々の頭は白く雪が積もっていますねfuji

紅葉はだいぶ進んでしまっていますが、まだ色づいてる葉っぱもありキレイでしたmaple

そこに緑の草とのんびり過ごすウシ達・・・う~ん、すばらしいコラボレーションgood

日によってやたらウシがこちらに近づいてることがありますが・・・残念sign03

今日はみなさん遠くに行ってしまっていましたbearing(テレ屋さんなんでしょうかね)

この写真を撮りながら冬が近づいていることを感じましたfoot

実はこの写真、ウシの中に混じって1頭だけウマがいました。笑

みなさんはお分かりでしょうかhorse