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受精卵の詳細は、下記の広告をご覧ください。
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先週、十勝繁殖ネットワーク勉強会が上士幌で行われました
メインイベントは、酪農学園大学名誉教授でいらっしゃる小岩政照先生の特別講演
「牛の健康」とは何かをもう一度見つめ直そう!をテーマに、
子牛と成牛の健康管理について講演してくださいました。
当日は、生産者の皆さんや全国のJAの皆さんを始め、たくさんの方にご来場いただきました。
小岩先生の講演を聞くことができる絶好のチャンスということで
研修生を始め、ET研究所職員も会場へ
最初から最後まで現場に直結する貴重なお話ばかりで、大変勉強になりました
ご講演いただいた小岩先生、
協賛いただいたグー・エンブリオ・テクノロジー株式会社さま、
ご協力いただきました十勝管内のJAさま、十勝農協連さま、
当日ご来場いただきました皆さま
誠にありがとうございました
先日、ET研究所に帯広畜産大学の学生さんたちがいらしてくださいました
毎年、温かくなってきた頃の恒例行事となっています
当日は、ET研究所の事業内容説明をしたのち、研究所内を見学していただきました
ちょうど私は外に出てしまっていたため、
残念ながら学生の皆さんとお会いすることはできませんでしたが
皆さん真剣な様子で見学してくださっていたとのことでした。
こうやって受精卵について学んでいただける機会があり、私たちも嬉しく思います
来週は、別の班の学生さんがいらっしゃるとのことで
ET研一同、お待ちしております
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十勝にも春がやってきました
牛たちも春の温かさを感じているようで
先日牛たちのブラッシングをしてみると・・・
こんなに冬毛が取れました
牛さんたちもすっきり~
先週末、ET研究所のキックオフ会議が行われました
毎年この時期に行われる大切なイベントの1つです
受精卵の生産事業から研究開発まで、丸一日かけてじっくり話し合われました。
会場はET研究所を飛び出し・・・
このような会議室を借りての開催でした
この椅子に、ET研究所の分場をはじめ、全農の他研究所、全農本所の関係者の方々がずらり。
そのため私は少し緊張してしまいましたが
盛り沢山な一日で、大変勉強になり、2018年度も頑張ろうと改めて感じました
これからもET研究所の研究にご期待ください
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事務局からのお知らせ
日ごろ、全農ET研究所をご愛顧いただきましてありがとうございます。
このたび、友の会の皆様限定でアンケートを実施させていただくことになりました。
抽選で15名の皆様に、2,500円相当のプレゼントをお送りしますので、
ぜひご協力下さい。
なお、当選者の発表はプレゼントの発送をもって替えさせていただきます。
ご了承下さい。
なお、パスワードにつきましては、
会員登録時にご連絡いただいたメールアドレスにお送りしています。
アドレスが代わった、または、ご登録いただいていない場合は
事務局までご連絡下さい。
誠に勝手ではございますが、アンケートの締め切りは
平成30年4月30日とさせていただきます。
全農ET研究所
繁殖技術研修生4名が新しくET研究所に入ってくれました
研修生は、採卵を行う供卵牛チーム、移植を行う受卵牛チーム、
農家採卵や十勝新ETに同行する義塾チームの計3チームに分かれて
研修を行っています
このうち今日は供卵牛チームに配属された新入生2名の様子をパシャリ
この時は、研修生2年目の先輩に発情兆候観察を教えてもらっていました
(あの牛乗られそうだね)
↓
(ばっちり!)
・・・と言ったように、先輩にしっかり教えてもらっていました
研修は始まったばかり
ET研一同みなさんが来てくれて、とても嬉しいです
身体に気を付けつつ、一緒に頑張っていきましょう
はじめまして!ET研究所九州分場です。
そう、ついに待望の九州拠点が福岡県に誕生しました!
中はこんな感じです。
じゃあ何やってるの?という声が聞こえますが、福岡はあくまで拠点であり、普段はここから九州各地(たまに中四国+沖縄)へ赴いてETや採卵などの業務をおこなっております
実は福岡の拠点は数年前から稼動していました。
ただこれまではET研技術者の身分を隠し、一般の全農職員として現場にて働いていたのです。
そこから数年、ようやくET研職員として九州の地で働くことが出来るようになりました
つまり九州拠点の頑張りが認められた瞬間でもあります
ビルに入れば九州分場の文字が!
生まれたての九州分場をこれからよろしくお願いいたします
先週、ET研究所では卒業式が行われました
卒業するのは、繁殖技術研修生3名。
繁殖義塾が士幌町に誕生してから、初めての卒業生です。
今年度最後のブログは、この卒業式についてお伝えします
式は、所長の温かい挨拶から始まりました
1つ1つの言葉に所長の卒業生に向けた思いが込められており
研修生一同しっかりとその思いを受け取っている様子でした
送辞は2期生のMくん、答辞は義塾開所式でも挨拶してくれたKくんが担当してくれました。
どちらもとても頼もしく、立派で、これからの卒業生・研修生の活躍を期待させてくれる
素晴らしいものでした
職員一同から卒業生たちには、お祝いの気持ちをこめて
卒業証書授与と...
記念品の贈呈をしました
ある先輩職員からは、ひとりひとりにお花もプレゼント
卒業生への愛が詰まった贈り物の数々でした
最後に集合写真を撮って式典は終了
とても良い式でした
ET研究所一同、卒業生の活躍を応援しています
そして本当にお世話になりました。
これからも日本の牛の生産性向上を一緒に目指していきましょう
卒業生の活躍を紹介した過去のブログ
今から一週間前の3月1日
2019年に卒業するみなさんの就職活動が本格的に始まりましたね
ニュースで見るまで、もうそんな時期であることをすっかり忘れていました
ちなみに同日、北海道は大雪だったため
就職解禁のニュースよりも、雪のニュースのほうが圧倒的に印象に残っています
十勝では年に1回あるかないかの大雪だったようです・・・。
就活と雪で思い出したのですが
ちょうど私が就活でET研究所の見学に来たときも、この日くらいの大雪でした
初めて何頭もの牛を一気に採卵をしている様子を見たり
検卵を次々にこなしている姿を見たり
働いている皆さんの熱意やプロ意識を肌で感じることができた見学でした
もう二年前のことですが、今でもしっかり覚えています。
就職活動を始めた方、見学お待ちしております
(ちょっぴり宣伝でした)
1週間以上前のことになるのですが、平成29年度北海道受精卵移植研究会の「ゲノミック育種の現状と展望」のシンポジウムに演者として参加してきました。
自分は「ゲノム情報を利用した供卵牛の選抜について」という演題で発表させていただきました。
シンポジウムでの発表は初めてで、かなり緊張しましたが、なんとか発表を終えることができました。
発表後の懇親会では、研究内容について興味を示してくださった方やお褒めの言葉をかけていただいた方もおり、モチベーションがかなり上がりました
今後もさらに研究を発展させて、さらにアピールしていきたいと思います
ブログにもたびたび登場しておりますが、
ET研究所では、全農繁殖義塾の繁殖技術研修生が日々腕を磨いております
最近、ET研究所で姿を見ることがない研修生が2名・・・
・・・・・・・物騒な書き方をしましたが
決して体調を崩してるなどのマイナスなことではなく
彼らは、移植師の講習会に参加しているのです
講習会で、さらなる知識を身に着けていることでしょう
資格を取得すれば、現場で出来ることも増え、さらなる技術向上に繋がります
今後の活躍ぶりに期待
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寒い日が続いていますね
1月30日は道内全域で特に冷え込み
朝の出勤時には、-20℃を超えていました
(ニュースによると、この日の帯広最低気温-21.3℃とのこと )
牛は、寒さに強いとはいえ、これだけ寒いとコールドストレスが懸念されます。
床をふかふかに保つことで牛によく寝てもらい、熱放散を少しでも防ぐなど
北海道の気候に合わせた対策が必要ですね
参考:過去のET研ブログ
少し前ですが、冬用のあったか~い長靴が導入されました
中敷きも分厚いので快適です
早朝の発情観察見回りや採卵日の牛ひきなど
寒いなかでの作業に、これからかなり役立ってくれることでしょう
また、靴用のカイロも用意されているため、
冬用長靴だけでは寒い場合の対策も万全です
体調に気を付けつつ、長い冬を乗り切りましょう
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします
昨年度は2000頭以上のDNA情報を読み取り、ゲノム育種価を推定しました。
両親が同じでも推定されるゲノム育種価はかなり違うものもありとても興味深いです。
研究所の供卵牛は実物を見ることができるので、実物と育種価を照らし合わせてみると面白いです
牛は見かけによらずといった感じで、見た目ではわからないこともあります。
これからもゲノム情報を駆使して、供卵牛の能力を底上げし、質の良い受精卵の供給に少しでも貢献できればと思います
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2018年も、ET研究所一同、よろしくお願い申し上げます。
今日は、仕事納めということで荷物整理・大掃除を行いました
事務所も採卵棟も実験室も、かなりスッキリしました
すがすがしい気持ちで新年が迎えられそうです
本年もブログをご覧いただきありがとうございました。
ET研究所一同、来年も頑張ります
昨日のブログにもあった通り
ET研究所では食肉処理場(と場)に伺い卵巣採取をおこなっております。
と場の皆さま、いつもありがとうございます
毎回、様々な状態の卵巣を見ることができるので、大変勉強になります
先週の採取では、大きな卵胞嚢腫に罹患した卵巣を採取しました
と場卵巣採取歴半年の私の中では、トップクラスの大きさです
来週で年内の採取は最後になります。
今年も残すところ、あと10日
体調に気を付けながら、年末を乗り切りましょう
こんばんは
ET研究所では週に2回、と場で卵巣採取を行っています。
持ち帰った卵巣は、研究所で吸引を行い、吸引した卵子に体外受精をかけます。
1卵巣あたり10個の卵子を吸引することを目標にしているのですが、なかなか達成できておりません
数が多ければ多いほど、実験のデータが増えることになるのでなるべく多く吸引したいところです。
吸引者が変われば個数も変わるので、技術が影響することは間違いありません。
少しでも回収個数が増えるようにコツをつかめればと思います
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昨日の記事にもあった通り、12月に入り、十勝は大変寒くなりました
北海道での初めての冬を過ごしていて思うのが、
床暖房の素晴らしさです
ET研究所では、事務所にはもちろんのこと
採卵棟にも床暖房が完備されています
採卵の際には、採卵者にも牛にも優しい温かさを与えてくれています
床暖房の力を借りながら、ET研究所一同、寒さに負けず頑張っていきます
こんばんは。
十勝はもう雪が積もっています。
雪道の運転は初めてで恐る恐る運転しております。。。
遺伝子の情報を元にゲノム育種価を推定する際には、推定したい個体のDNAの情報が必要となります。
ET研では、DNAは主に血液からゲットしています。
このDNAの抽出が中々面倒です
機械の関係で1回に24頭ずつしかDNAをゲットできないので、サンプルが大量に来た場合は
一日中抽出しなければならない時もあります。
聞いた話だと、全自動でDNAを抽出してくれる機械もあるみたいですね
うちにもあったらいいのになーと思いつつ今日もDNAを抽出していました。
ゲノムがいい牛がいることを期待して、どんどん解析を進めていこうと思います
前回に引き続きセミナーに参加した報告です
11月中旬に「ウシIVFセミナー2017」が開催されました。
セミナーでは、日本、アメリカ、韓国における体外受精卵の第一人者である方々がご講演され
体外受精卵の基本から最前線まで幅広く学ぶことができました
会場には、たくさんの方々がいらっしゃっており、その中には高校生の姿も...
日本における体外受精卵への期待を再認識するとともに
大変良い刺激になりました
先日、「カナダにおける乳牛のゲノム評価とOPU-IVFの現状」というタイトルのセミナーを受講してきました。
受精卵段階でのゲノム育種価評価の話題はとても興味深い内容でした。
講師であるパトリック・ブロンディン博士に直接質問させていただいて、今行っている研究に関する希望が少し見
えてきました
ゲノミック評価が進んでいる国のタイムリーな話を聞くことができ、とてもいい刺激になりました。
今回のセミナーの内容をしっかりと吸収して、今後の研究に生かしていきたいと思います
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日々研究活動にいそしむ私たちが実験をすればするほど増えていくもの…
それはもちろん「研究成果」ですが,実はもう一つあります
そう,解析に使用するサンプルです
上の写真は潜在性子宮内膜炎の診断のためにサイトブラシで子宮内膜の
細胞スメアを採取して塗抹したスライドグラスです
顕微鏡観察をして好中球の数を数えれば解析は終了なのですが,
いつでも解析をやり直せるよう観察後のスライドグラスを保存していたら
ものすごい量に…
実験室の美化を目指し,本日ついに断捨離を実行しました
まずはスライドグラスを保存ケースから出して…
かさばらないようにポリ容器に入れて捨てました
このサンプルを集めるために,本当に多くの時間と苦労がありました
スライドグラスの数だけウシの子宮頚管にサイトブラシを通しているのです
子宮頚管が細くてなかなか通らなかったり,ものすごい暴れウシで
腰を振られ,蹴られながら悪戦苦闘したり…
幸いにして努力は無駄になることはなく,非常に興味深い結果を得ることが
できました
実験につきあってくれた多くの牛たちと,サンプル集めを手伝ってくれた仲間に
感謝しつつ,大切なサンプルを供養しました
さて次はどんなサンプルを集めよう
会議室に貼られている研究のポスターが増えました
一番手前に移っているものが新しく飾られたポスターで
9月下旬に行われたWCRBで発表されたものです
WCRBについては9月29日に更新されたブログをご覧ください
http://etken-blog.lekumo.biz/et/2017/09/4th-world-congress-of-reproductive-biology.html
昨日と場での卵巣最終デビューを果たしました
と場のライン関係者の方の動きはとても洗練されていて、自分はペースについていくのがやっとでした。
牛の解体現場を見る機会は今まであまりなかったのですが、なかなかに衝撃的でした。
まだ自分は体外受精などはやったことがないのですが、いずれは自分で取ってきた卵子に体外受精を施し、
経過を観察したいです
まだまだ覚えなければならないことが山ほどありますが、少しずつでも前に進んでいけたらいいなと思います。
11月になり、冬季期間ということで
ナイタイ高原の展望台につながる道が封鎖されました
冬に向かって準備が着々と進んでおります
少し前のことになりますが,ET研にテレビ取材がありました
10月8日にフジテレビ系列で放送された
「レストランバスで行く!大自然まるかじりツアー~にっぽん農業の魅力再発見!」
という番組の中で,ET研が少しだけ紹介されました
放送は1分程度の短いものだったのですが,ET研の取り組みについて幅広く
盛り込まれており,感動的な仕上がりでした
それもそのはず実はこの1分間のために大勢のテレビクルーの方に
お越しいただき,なんと2日がかりで撮影を行いました
撮影風景を少しだけ紹介します
移植の様子(残念ながら放送されず…)
受精卵のストローづめ
所長の独占インタビュー
日常の見慣れた光景のはずが,とてつもなくかっこいい動画となっておりました
残念ながら放送は終わってしまいましたが,いつか再放送されることに期待します
今回の撮影にご尽力いただいた関係者の方々に深く御礼申し上げます
日が暮れるのが早くなってきました
この時期になると、夕方には牛舎の中は暗くなってしまいます。
牛舎の電気を点けて行われるのが
ET研究所の大切なお仕事の一つ、発情観察です
しっかりと記録をとるために、寒さに耐えつつ観察していきます
いつも牛舎でお仕事をしているチームの皆様、本当にお疲れ様です
最近採卵際の牛引きを手伝うようになったのですが、すんなりついていく子もいれば、中々前に進まない子など
個体により反応は様々です。牛舎に入る機会はまだ少ないのですが、寄ってくる子もいれば、警戒する子もいま
す。
Belyaevらによるキツネの選抜実験では、ヒトの接触に対する反応を得点化し、その得点による選抜を行った
所、従順性を示す個体が増加したようです。
黒毛においても従順性やストレス耐性などに遺伝的要因が絡むのであれば、選抜することでもしかすると採卵
成績などに影響を与える可能性もあります。
従順性をどのように形質化するのかを考えなければなりませんが、こういった評価ができれば面白いかもしれま
せんね。
4月に研修を研修を開始した全農繁殖義塾の繁殖技術研修生ですが,
この半年間で目覚ましい成長をとげております
研修生は採卵を行う供卵牛チーム,移植を行う受卵牛チーム,農家採卵や
十勝新ETに同行する義塾チームの3チームに分かれて研修を行うのですが,
すでにチームのローテーションも行い,幅広い技術を身につけております
8人の研修生のうち人工授精師の資格を持っていた4人は移植師の講習会を終え,
持っていなかった4人は見事全員人工授精師の資格を取得しました
そしてついに新たに人工授精師の資格を取得したルーキーたちが
人工授精デビューしております
写真は今年の春に高校を卒業してすぐに研修を開始したKくん
技術の習得が早くセンスがあると評判の彼は,後ろでカメラを構える私の
プレッシャーにも負けず,あっという間に授精を終えていました
腰を振る暴れウシだったのですが,本当に上手に対応していました
すごい
日々前向きに腕を磨く研修生たちの成長ぶりは本当にたくましいです
もうすぐ移植師の講習会を受けた4人の結果も出る予定ですので,
さらなるルーキーたちの活躍に期待したいですね
昨日のお昼、ふと外をみると、雪がぱらついていました
もう冬はすぐそこです。
北海道の冬に慣れていない人がET研究所には、ちらほらおります
(今年から入った繁殖義塾生や私のような新人職員がいるので...)
そんな上士幌で私たちが冬でも安全に出勤できるよう、
本日、安全運転講習会が行われました
警察の方がET研究所までいらしてくださいました
交通事故が実際に起きてしまった状況も教えていただき
運転をする際の気の持ち様を再認識しました
「かもしれない」運転を心掛けてこれからも通勤します
ゲノム育種という言葉をご存じでしょうか。
従来の血統情報を利用した育種価予測とは異なり、ゲノムの全域を網羅した一塩基多型(SNP)の情報を
利用した育種価予測法となります。
このゲノム育種は、血統による評価と比べ、後代を持たない若い世代の評価に特に優れています。
ET研究所でもこのゲノム育種の技術を用いて評価を行っており、
肉質や増体などに優れた牛群の造成を目指しております。
また形質データがあれば、枝肉形質以外の評価も可能です。
他にもSNPの情報により、ある形質に関わると考えられる候補遺伝子を特定したりなど
様々な使い道があります。
この技術を用いて、遺伝的能力に優れた個体を選抜していき、
優れた受精卵を供給していけたらと思います
少し前の話になりますが,全農繁殖義塾にて受精卵生産を学ぶ繁殖義塾研修生に
受精卵の品質評価についての講義と実習を行いました
受精卵生産においては,採卵や移植だけでなく,検卵や品質評価といった
ラボ作業も非常に重要な技術です
受精卵の入ったシャーレからいかに早く正確に受精卵を見つけるか,そしていかに
品質の高い受精卵を見分けるかが受胎性を左右するといっても過言ではありません
ということで,まずは受精卵の発育コードと品質コードについての講義から
受精卵の発育・品質コードは,国際胚移植学会(IETS)によって
公式に定められております
胚盤胞であれば発育コード「6」,高品質胚であれば品質コード「1」,
二つを合わせて「6-1」というように,受精卵の状態はすべて
この二つのコードで表されます。
みんな真剣に学んでいます
ひととおり座学で学んだあとは,検卵室に移動して受精卵をみながら
発育・品質コードを判定してもらいました
全問正解者から帰れるといういじわる(!?)にも負けず,なかなかの
のみこみの速さに頼もしさを感じました
これからたくさん練習を積んで,人工授精や移植といった現場作業だけでなく
検卵のプロになってくださいね
ET研究所の周りも、すっかり秋に染まっています
北海道の長い冬も、間もなく到来しそうです
ET研究所の親組織である全農の畜産生産部には,ET研の他に飼料畜産中央研究所
および家畜衛生研究所という二つの研究所が所属しています
どちらも牛・豚・鶏を対象として飼料やワクチン開発などの研究を行っており,
ET研ともしばしば共同研究をしながら全農の畜産技術を支えております
本日は,この3つの研究所による合同研究発表会でした
都心のど真ん中に位置する全農本所の32階で皇居を見下ろしながら研究発表を
するという状況に,田舎者の私は終始ドキドキしておりました
感染症予防のための疫学的調査から最先端の遺伝子工学技術まで,
家畜生産技術向上のための幅広い研究発表が行われ,大変勉強になりました
どれもが生産者・消費者の皆様の生活に貢献するための実践的研究であり,
全農の持つ技術力の高さに身内ながら感銘を受けました
今回の発表会を通して強く感じたのは,横のつながりの重要性です
私は普段,北の果てにあるET研にこもってウシ受精卵のことばかり考えて
おりますが,こうして動物種や研究分野を越えて情報収集をし,議論することで
研究の幅が広がりますし,新しい発想のためのヒントを得ることができます
また,専門外の方々に研究をわかりやすく伝え,理解してもらうために,
自分の研究の本質や意義について見つめなおすことができました
技術や研究により得た情報は,人に伝えて受け入れてもらうことで初めて
意味のあるものなのだと思います
これからもET研のみならず全農職員一同一丸となって,皆様の生活を
より良いものにするための技術開発に邁進してまいります
どうぞ応援よろしくお願いいたします
去年まで関西に住んでいた自分としては、10月でこの寒さは衝撃です
真冬の十勝に耐えきることができるのかが少し不安になってきました・・・
さて、本日は朝から夕方まで農協法に関する研修がありました。
研修なので、どこかの研修施設で行われるのかとお思いかもしれませんが、
なんとテレビ会議という形でET研究所内で受けることができるのです
昔は札幌までわざわざ行って受けていたということですから便利な時代になったものです
研修自体は、久々の座学だったので序盤は苦しみましたが、後半になるにつれて
興味深く聴講することができました。
自分の研究に邁進することも重要ですが、時には足を止め、新たな知識を入れることで
新たな発想も生まれてくるような気がします。
農協法にもあるように、農家の方の利益になるような研究をこれからも行っていけたらいいなと思います
これからもET研究所をよろしくお願いいたします
「はなこ」号と「ひさみ」号の凍結受精卵を販売します。
受精卵の詳細は、下記の広告をご覧ください。
今週,4th World Congress of Reproductive Biology (通称WCRB) に
参加してきました
WCRBとは,日本・アメリカ・オーストラリア・イギリス・韓国・中国の
繁殖生物学会による合同の国際学会で,3年に1度開催されます
日本が主催となる今回の大会は沖縄で行われ,世界中からなんと
700人以上の参加者があったそうです
学会会場の前に広がる沖縄の青い海…なんてすばらしい会場
3日間の開催期間中,基調講演6題,口頭発表86題,ポスター発表626題と
本当に盛りだくさんで,最新知見の情報収集をするとともに,
研究へのモチベーションもフル充電することができました
非常に興味深かったのは,若い研究者を育てようという強いメッセージでした
Student Travel Fundという学生への参加費支援制度があり,支援を受けた各国の
若い学生が一生懸命研究成果をアピールする姿に,思わず胸が熱くなりました
また,Meet the Professorという企画では,著名な研究者と学生を中心とした
若い研究者が交流する場が設けられました
私もこれら企画のお手伝いをさせてもらいましたが,本当に勉強になりました
ET研究所からは,高受胎性IVF卵作出に関する研究成果を発表しました
国内外問わず多くの方に興味を持っていただけたようで,
発表時間が終わってもディスカッションは続きました
学会最終日のプールサイドディナーは沖縄伝統のスーパーエイサーで
よく学び,さらに世界中の方と交流ができ,本当に実りの多い学会でした
今回の経験をET研究所での技術開発に応用すべく,
明日からもバリバリ研究に励みたいと思います
先日、京都まで研究会に行ってまいりました
日本胚移植研究会、東日本家畜受精卵移植技術研究会、日本胚移植技術研究会、日本ET実務者ネットワーク研修会の4つの大会が合同で行われました。
発表に加え、特別講演やシンポジウム、研修会など、
盛り沢山の二日間を過ごす事ができました
シンポジウムでは「受精卵移植技術の伝承と将来展望」をテーマに熱いディスカッションが行われ、
改めて気の引き締まる思いを胸に、帰路につくことができました
大変勉強になりました。貴重な経験に感謝です
先日の採卵にて検卵作業を行っていると,「双子の受精卵だ」という声が
Day 7受精卵の時点で双子ってどういうこと
ICM(受精卵のうち胎児になる部分)が二つ?変性細胞の見間違え??
…と想像を膨らませながら顕微鏡をのぞくと,こんな受精卵が↓
ものすごい双子感
もっと汚い感じを想像していたのですが,二つの美しい胚盤胞が
1個の透明体にきれいにおさめられているではありませんか
牛の一卵性双生児はとても珍しいようで,乳牛の発生頻度は分娩全体の
0.1-0.5%だそうです(家畜改良センター鳥取牧場HPより)。
このうち上のイラストのような胚に由来する一卵性双生児がどれくらい含まれるのか
わかりませんが,ものすごく珍しい気がする
大興奮の私でしたが,このような受精卵はしばしば出るようで,ベテラン職員たちは
いたって冷静でした
双子受精卵はきちんとお伝えしたうえで販売していますが,無事に二頭とも受胎して,
生まれてきてほしいものです
ちなみに上のイラストは双子発見者の手書きです
せっかくなのでそのほかのコレクションも
初期胚盤胞
胚盤胞
卵割期胚
すごい画力
この手書きのイラストを参考にしながら,若者たちは日々検卵練習に励んでおります
がんばれ,未来のスーパー技術者たち
北海道はだいぶ肌寒い季節になってきました
北海道の冬は初体験なので、気を引き締めていきたいと思います。
さて最近新たな機械を導入しました。
これはDNAの濃度を測定する機械で、
今までは1サンプルずつ濃度測定していたのですが、
この機械のおかげで一回に8サンプルずつ測定可能になりました
この機械でDNA抽出を効率化し、どんどんゲノム解析を行っていきたいと思います
それではまた。
本州ではまだまだ暑い日が続いていることかと思いますが,北海道は今
秋真っ盛りです
朝夕はめっきり涼しくなり,はやくも車の暖房を使い始めました
十勝の秋といえば,もちろん続々と収穫時期を迎える美味しい野菜ですが,
個人的に一番好きなものはといいますと…
そう,澄み渡る青空です
ET研究所の位置する北海道十勝地方は,年間を通じて晴天率が非常に高く
「十勝晴れ」という言葉もあるくらいです
秋から冬にかけては特に天気の良い日が続き,収穫期を迎えた畑の上に
青空が広がる光景にはいつも感動しています
また,夏の終わりから秋にかけては牧草の二番刈り全盛期でもあります
先週も,いたるところで牧草ロールづくりが行われていました
広大な土地を持つ北海道では牧草の自家栽培が主流です
十勝の澄み渡る青空のもとでたっぷりの日差しを浴びた美味しい牧草を食べて
ウシたちも健やかに過ごしてほしいものです
ブログをご覧のみなさま,ET研究所にいらっしゃるなら秋がおすすめですよ
先日、全農畜産事業部グループの新入社員・職員合同研修会があり
私も参加してまいりました
研修のなかでは、今後の日本の農業について考えるグループワークがありました。
飼料販売からスーパー等への販売まで幅広い業種の人でグループが構成されていたため、
日頃の仕事内容を聞くだけでもかなり勉強になりました
討論の時間では、次々にアイデアや意見が出て、
日本の農業をより良くしたい同志で話せる楽しさを再確認!
この経験を生かし、
一日も早くお役に立てるようになりたいと改めて奮起した研修でした!
これからも頑張ります
ET研究所における採卵風景はこれまで何度もブログで紹介してきました
採卵棟の枠場10個に供卵牛を入れ,複数名の獣医師が一斉に採卵を行います
個々の枠場にはペーパータオルやアル綿,さらにはPGやイソジンなどの薬剤が
設置されており,効率的に多くのウシから採卵を行うことができます
床暖房完備に加え,牛舎と採卵棟の間には凍結防止のためのロードヒーティングが
さらに検卵室とパスボックスでつながっているため,採卵を終えたフィルターは
待機している技術者によってすぐに受精卵の探索,品質評価にまわります
が,しかし
時にはこの恵まれた設備を出て,ワイルドな環境で採卵を行うことも
工事の関係で採卵棟まで連れてくることができなかったウシたちを
牛舎の連スタに並べて採卵しました
腰を振らないように隣り合わせでぎゅうぎゅうに詰めてます
キック防止は平打ちで↓
どんな環境や状況においても採卵を行い,皆様に1個でも多くの受精卵を
お届けする,それが我々ET研職員の使命なのです
これからも職員一同力を合わせて受精卵生産に励んでまいります