打撲→腫脹→化膿
先週末、、、
「右後ろがぼっこり腫れている牛がいる」との連絡が。
普通に立って歩けているなら後日確認しますと伝え、そして
週明け、、、
う~ん、どうも腫れているところから膿のようなものが。
破れなければ自然に小さくなってくるのですが、
化膿しているとなると切開しないといけなくなります。
麻酔投与後、切ると大量の膿が。。

量にしてバケツ1杯ほど。
それにしてもこれだけの膿を抱えて普通に歩ける牛は
痛みに強いというか、感心します。
早く良くなってくださいな。
先週末、、、
「右後ろがぼっこり腫れている牛がいる」との連絡が。
普通に立って歩けているなら後日確認しますと伝え、そして
週明け、、、
う~ん、どうも腫れているところから膿のようなものが。
破れなければ自然に小さくなってくるのですが、
化膿しているとなると切開しないといけなくなります。
麻酔投与後、切ると大量の膿が。。

量にしてバケツ1杯ほど。
それにしてもこれだけの膿を抱えて普通に歩ける牛は
痛みに強いというか、感心します。
早く良くなってくださいな。
寒い日が続いています。
ET研本場の牛舎は先日、最高気温-7℃、最低気温-12℃でした![]()
ET研本場がある隣の隣町であり、「日本一寒い町」がキャッチコピーになっている町、陸別町では最低気温が-25℃だったそうです![]()
牛舎でずっと直検していると、手を突っ込んでいる左手は牛の体温で温められるのですが、手を入れていない右手はだんだんかじかんできてしまいます![]()
もちろんこのような気温では牛もストレス(コールドストレス)を感じてしまいます。
文献によると牛が危機的なコールドストレスを受ける気温はおよそ-7~-1℃だそうです![]()
(もちろん気温だけでなく、湿度や風、牛自身の要因である体毛の厚さやBCSにも影響されるわけですが)
また、体毛が濡れている状況だと15℃くらいでもコールドストレスを受けてしまうそうです![]()
北海道の気候を考えると、何かしらの寒さ対策が肝要となってくると思われます。
牛舎の設備投資、餌によるアプローチ等の対策が考えられますが、皆様はどのような対策をされていますか?
ET研では年末に床にワックスをかけてもらっているのですが、
仕事が始まってピカピカの床を見ると気持ちが良いですね![]()
実験室の床はピカピカです~![]()

なんか匂いも違います~![]()
仕事上アルコールをよく使用するのですが、毎年床にこぼしてしまい、
ワックスをはがしてしまう・・・実験室あるあるです。(笑)
こんなに綺麗にしてもらったのだから
今年はワックスをはがさぬよう気を付けたいと思います![]()
培養器の中もピカピカでーす![]()

明日から採卵業務が再開されるので、気を引き締めて頑張りたいと思います![]()
最近ですが、ET研究所でも授精と7日後の胚移植…いわゆる追い移植を試しています![]()
結果ですが、これがなかなかの好感触でして今のところ順調な受胎状況です![]()
ET研究所で採卵した受精卵をもちいて追い移植を行っている方々も同様にかなりの高受胎率とのことで、今後が期待されています![]()
ところでなぜ追い移植は受胎するのでしょうか?
当然ながら授精と移植を行うので、それぞれよりは高い受胎率になると思いますが、単純に受胎率を足す以上の効果があるような気がしています![]()
何かわかれば、と思い過去の文献を調べたのですが…まず追い移植とは英語でなんと表現するのでしょうか?ET after AI的な感じで調べてみると ゛Embryo transfer seven days after artificial insemination"という表現をしている文献が1つだけありました。
残念ながらこの文献では追い移植によって劇的な受胎率は出ていませんでしたが、そこそこの受胎率となっていました。
表現の問題なのか、そもそも研究されていないのか?日本語で゛追い移植゛と検索するとちらほらみつかるのでもしかすると国内のほうが先をいっているのかも。
もし英語での表現方法をご存知のかたいましたら是非おしえてください![]()
もしこれといった表見がなければ゛O i i syo ku"(昨年の流行語風に)として日本から発信したいですね![]()
本日、ホルスタイン優良受精卵リストを更新いたしましたのでぜひご一読を![]()
ホルスタイン優良受精卵のリストは期間限定の提示となっております。
早いもの順ではございませんが、一定の期間が過ぎましたらリストから下げさせていただきます。
ご了承ください![]()
ホルスタインの写真や成績などの詳細は、全農ET研究所 ホームページか、
こちらより → 1.9ホルリスト.pdfをダウンロード
レスポアール デリア ハーゲンを祖母に持つ
”ビユーテイ ライトニング ハーゲン” × ダンディー
バドジヨン JK スカイツク エリザベス ET高祖母に持つ
”ダンケー サンチエス フオーエバー” × アドベントRED
ウインデノールビユー プレツジ ETを祖母に持つ
”ダンケー サンチエス ポリー ET” × アトウッド
新年1発目、今回高田牧場さんの受精卵を初めて紹介させていただきました。
今後もどんどん色んな受精卵をご紹介できるようがんばりますので、
よろしくお願いいたします![]()
サイボーグ精子が開発されたそうです。
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20131220/Tocana_201312_post_108.html
初めてこの語句を見たとき、私は衝撃を受けました。
そして動画を見て笑いました。
しかし、さらなる展開があるのを知り、感心しました。
YouTube: Metallic spermbots could help with fertilisation
精子頭部に金属製ナノチューブがはめ込まれたもので、
「磁気で精子を卵子へ導き、受精のための手助けを行うことができる」
ということです。
さらなる展開として薬を付着させ、患部に届けることも考えられているそうです。
論文のタイトルは
「精子鞭毛を動力とするミクロ生体ロボの開発」![]()
だそうです。
ただ、、、精子頭部が隠れた状態では受精できないような![]()
新年明けましておめでとうございます。
今後も全農ET研究所をどうぞよろしくお願い致します![]()
年末年始、皆様はいかがお過ごしになられたでしょうか?
私は、実家がある九州へ帰省したのですが、その時に熊本の方へフラっと旅へ出たのです。
そして、地元の友人と共に、今話題のあか牛肉が食べれる、熊本市内の「ステーキハウス但馬」という店へ行って参りました![]()
見てください
このボリューム![]()

目の前で店主が肉を焼いてくれます![]()
さらに嬉しいことに、このボリュームでなんとランチ価格1260円!

無駄な脂肪分が少なく、まろやかな赤身がとてもおいしいです![]()
なぜ、今あか牛が人気なのか?
あか牛とは、和牛の中の「褐毛(あかげ)和種」という品種の牛のことです。
あか牛は粗飼料を食べて育ちます。
熊本では、春から秋までは放牧され、その間は自由に草を食べたりして、のびのびと育つのです。
つまり、大変飼育しやすく、また飼料効率が良い牛ということになります![]()
あか牛には、タウリンが多く含まれており、タンパク質、ビタミンB1、B2、鉄分、カルシウム、ミネラルも多く含まれていますので、おいしいだけでなく、ヘルシーな和牛になります。
ぜひ、熊本へ行かれた際は、あか牛をご堪能ください。
ちなみに十勝でも池田町であか牛肉を食べれるみたいですよ。
ぜひ行ってみなくては![]()
申込期限も間近となりました。
皆様、お誘い合わせの上、是非ご参加ください![]()
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乳牛
の「生産寿命の延長」に興味をお持ちの皆さま、
来年1月、乳牛の生産寿命や受胎率に焦点をあてセミナーを開催いたします。
日時、会場は以下の通りです。
「関東エリア」平成26年1月27日(月)12:45~15:00 群馬県JAビル 10階第4会議室
gunma.pdfをダウンロード
「東北エリア」平成26年1月28日(火)12:45~15:00 岩手産業文化センターアピオ 第10会議室
iwate.pdfをダウンロード
「九州エリア」平成26年1月29日(水)12:45~15:00 サンメッセ鳥栖 3階大会議室1・2
kyusyu.pdfをダウンロード
「中国エリア」平成26年1月30日(木)12:45~15:00 ホテル東伯イン 2階「瑞宝」会議室
tottori.pdfをダウンロード
詳細は各地域のファイルをダウンロードし、ご確認ください。
参加費は無料です(但し、事前申し込みが必要です)。
どうぞよろしくお願いいたします![]()
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
全農ET研ブログは本日から再開です![]()
ところで年明け早々にアメリカのネバダ州リノで国際受精卵移植学会(IETS)が開催されます![]()
ET研からは2題ポスター発表させていただきます![]()

下のポスターの内容は口頭発表までさせていただきます~~![]()
我らが研究開発室室長がんばってください![]()

ちなみにこのポスターは紙ではなく、布に印字してあるのです。
なので、海外に持っていく際にかさばらなくて良いですよね![]()
たたむとTシャツのようにこんなに小さくなります。(笑)

ポスターのデザインも毎年自分達で行っているのですが、
今年は全農公式キャラクターの「ゼウシくん」と「みの太」をいれました![]()
この2人(?)も世界進出してきます
(笑)
こんにちは!
東日本分場です。
全農南那須牧場にて、私も9月ごろからF1に移植をさせていただいています~![]()

新人ET師の私にもチャンスをいただけて、こちらの場長さんにはとても感謝しています!!
9月、10月と妊娠鑑定の結果が出ましたが・・・
無事に受胎しておりました![]()
![]()
よかったです![]()
1日でも早く新ET作業で活躍できるよう、これからも頑張ります!!
さて、本日で年内のブログは最後となります。
今年も大変お世話になりました。
来年も全農ET研究所、そしてET研ブログも、よろしくお願いいたします![]()
みなさん、よいお年を~![]()
本日は、↓の記事の続きとなっております。
今回ご紹介させていただく牛は、
JA広尾町 佐藤哲也さん出品の牛です。

この牛(名号:たらちね465)は未経産最高位賞を獲得されました。
父は勝忠平、母はなつこ(福之国×安平)という血統で、
豊西家畜診療所さんに凍結卵として購入していただき、
平成24年4月2日に生まれました。
牛の能力を発揮させるのは、遺伝もあるけど、環境で大きく変わってくるものです。
先日ご紹介させていただいた神田さん家の2頭や、今回のたらちね465号も、
ご家族・従業員の方々が日々、努力された賜物だと思われます。
まことにおめでとうございます。
これからも受精卵産子が好成績を得られる手助けができるような受精卵を供給できますよう、
努めてまいります![]()
年末ですね。
皆さま、大掃除終わりましたか?
いつやるの?
今でしょ。
ということでET研でも
削蹄、除角、患畜のおさらい、生殖器チェックなどなど
総まとめでやっております。
時間のある時は自分でもやっておりましたが、
削蹄師さんを呼んでドナー牛の削蹄をやってもらいました。

硬い蹄もグラインダーなしでさすがです。

明日は除角数十頭がんばります![]()
最近興味深く読んだ論文を紹介させていただきます。
Influence of repeated dinoplost treatment on ovarian activity in cycling dairy cows
Kazuyuki kaneko, Nobuaki takagi
(Theriogenology 2013 article in press)
目的
分娩後の牛は長期にわたって血中のPGFM濃度(PGF2αの代謝物)が高く、人工的に子宮内を細菌感染させた牛でも血中PGFM濃度は高くなることが知られている。そこで、長期にわたるPGF2α投与が卵巣機能にどのような影響を与えるかを調査した。
材料および方法
供試動物:繁殖周期が正常な、ホルスタイン種経産牛
実験内容:自然排卵した日をDay 0とし、Day 1からDay 21までPGF2α製剤(プロナルゴンF 5 ml)を投与した。Day 30まで毎日卵巣観察および採血を行い、得られた血液によりP4濃度を測定した。
結果(ダウンロードファイル参照)
結果の通り、PG投与区では正常な繁殖周期は見られず、黄体形成が不十分であった他、少数ではあるものの卵胞嚢腫となる個体も見られました。
子宮内感染と卵胞嚢腫の発生には相関があることが知られており、個人的には子宮内感染が引き起こしうる種々の影響の中でもPGF2αの上昇という内分泌的な素因によって卵胞嚢腫が引き起こされうるということが非常に興味深く感じられました。
頻回の排卵促進剤の反応しないような牛に対しては、子宮内膜の状態を改めて検査し、内膜炎であるならば治療を施すことが必要な場合も多いのではないかと考えられます。また、ひょっとするとCOX2阻害剤投与によってPGF2αの産生を阻害することで、どんな治療にも反応しなかった卵胞嚢腫が治るといったことも起こりうるかもしれません。
今年も終わりに近づいてきましたね。
今週は3連休でしたが、適度に息抜きをして残りの1週間をがんばりたいと思います![]()
ところで完全なる私事ですが、もうすぐ父の誕生日なのです![]()
プレゼントは何にしようかな~と考えているところで、
あまり関係ないかもしれませんが、父に関するこんな研究発表を見つけました![]()
オスのマウスの脚に電気ショックを与えながら桜の花に似た匂いをかがせ、
この匂いを恐れるように訓練をしました。
訓練したオスをメスとつがいにして、生まれてきた子供に様々な匂いをかがせたところ、
父親が恐怖を感じるように訓練された桜の匂いの時だけ強くおびえるしぐさを示したそうです![]()
これは孫の世代でも同様に観察されたという結果が出ておりました。
父マウスと子孫の精子のDNAを調べると
嗅覚を制御する遺伝子に変化の跡が認められたそうです![]()
これは教育によるものではないことまで証明しており、
個体の経験が遺伝的に後の世代に引き継がれるという現象が明らかとなりました![]()
そう思うと、私も父もこの世で一番母に恐怖を感じております。(笑)
きちんと「こわいもの」が受け継がれましたね。(笑)
先日、ラジオから流れたニュースですが、東京大学の研究グループが自閉症の治療にオキシトシンが有効であることを発見しました![]()
ラジオを聞いた研究所の職員は皆、オキシトシンというワードに反応しましたが、それに関わる言葉が聞きなれないものばかりで戸惑っていました![]()
ニュースを要約すると、オキシトシンの点鼻薬を服用すると自閉症では低下している脳の機能が改善し、対人コミュニケーション障害が改善されるというものでした![]()
我々が耳にするオキシトシンとは泌乳を促したり、分娩の際に子宮を収縮させるなど牛の分野とも深い関わりのあるホルモンの1つです。
それが脳の機能やコミュニケーション障害とも関連するということに驚きました![]()
また調べてみるとオキシトシンと人の感情に対する効果の研究なども行われているようで、オキシトシンを投与すると他人を信頼しやすくなるとか、感情が穏やかになるという記述もみられました。
ということは泌乳中や分娩時の牛は穏やかで、人に対して友好的になるのでしょうか?酪農家の方々に乾乳期と泌乳期で性格が違うかどうかアンケートしてみたいですね![]()

ホルモンというものは非常に不思議でわからないことも多いようです。オキシトシン以外にも日頃使用しているホルモン剤も、もしかすると脳機能や感情に影響しているのでしょうか?
ET研でも様々なホルモン製剤を使用するので、もしうちの牛に特徴的な性格があったら、新たな発見があるかも![]()
本日、ホルスタイン優良受精卵リストを更新いたしましたのでぜひご一読を![]()
ホルスタイン優良受精卵のリストは期間限定の提示となっております。
早いもの順ではございませんが、一定の期間が過ぎましたらリストから下げさせていただきます。
ご了承ください![]()
ホルスタインリストの詳細は、全農ET研ホームページか、
こちらより→12.19ホルリスト.pdfをダウンロード(3MB)
今回のリストは、今年最後のリストとなっております。
ダンケー ダーハム エンドレスETを祖母に持つ
”ダンケー サンチエス フオーエバー” × アドベント(7HO7872)
ウインデイノールビユー M ポリー ETを母に持つ
”ダンケー サンチエス ポリー ET” × アトウッド(7HO10506)
レーガンクレスト デビージヨーを高祖母に持つ
”RCA M リーダー デビージヨー” × カーテイス(JP5H53215)
サベージリー リコリス ETを祖母に持つ
”サベージリー マンオーマン リコライス ET” × スーダン(1H9321)
超有名娘牛たちがドナーの受精卵です。
ぜひこの機会に、牛群へ加えてみてはいかがでしょうか。
たまに膣内にデキモノがある牛に遭遇します。
先日膣鏡でのぞいてみたところ、膣壁が風船のように膨らんでおりました。

AIなどの邪魔になるので針で刺してポンプで吸ってみたところ
粘性の液体が大量に出てきました。

染色してもどうも細菌が見えるわけでもなく、
後輩職員から腺腫のようなものでは?と教えられました。
何かが原因で分泌腺が塞がってしまったのかもしれません。
皆さまは経験ありますでしょうか?
見てください!!
この乳房のバランスのよさ!!
体格の輪郭鮮明さ!!
先日、ET研究所に100点満点のホルスタインが導入されました![]()
模型ですが。。。。
(ホルスタインカナダから購入した輸入品らしいです
)
私が調べる限りでは、日本のホルスタインの最高得点が95点らしいので、100点満点の牛を見るという大変貴重な経験ができました。
購入された方が早速、講評をして下さったのですが、新人である私には、95点と100点の違いは何?という感じでした。
まだまだ牛を見る修行が足りんということですね![]()
もっと共進会に参加して、牛を見る目を養っていかなければ、と思いました![]()
日本では見ることができない100点のホルスタインを見たいという方がいらっしゃったら、ぜひ一度、ET研究所へ足を運んでみてください。



今日はなんとET研究所がテレビ取材を受けました![]()

ほらほら~カメラで撮影をしております![]()
採卵から検卵や実験室、チルド受精卵を準備する様子などなどを撮影していただきました。

私達の取り組みが多くの方々に知っていただけるチャンスなので
取材していただけて良かったです~![]()
・・・といっても長野でしか放送されない番組みたいなのです![]()
残念ながら私達は見れません・・・トホホ![]()
しかーし、映像ができたら送りますと言って下さったので、
もし届いたらみんなで見たいと思います![]()
長野にお住いの方がもしこのブログを見ていたら是非テレビの方もチェックして下さいね![]()
ET研以外にも色々なところを取材をしているみたいなので、
出てくる場面はそんなに長くはないのだろうと思いつつ・・・
どんな番組になっているのか楽しみですね![]()

遠い所、朝早くから取材に来ていただきありがとうございました![]()
本日は、先日ET研ニュースに載せさせていただきました、
北海道肉牛共進会で活躍した全農ET産子たちを紹介させていただきます。
過去のET研ニュースは
↑↑↑こちらから。。
今年の共進会は、9月14-15日、安平町にて北海道共進会が開催されました。

第5部1等1席を獲得した牛。父は百合茂、母はやすみ(安平×隆桜)。
平成23年2月4日、新ETシステムを利用して移植し、本牛が生まれてきました。
受卵牛は平成16年生まれの黒毛和種経産牛でした。
神田さんにお話をうかがうと、本牛ともう1頭第5部に出品する牛を迷われたそうですが、
調教する意味を込めて本牛を出品することに決めたそうです。

第3部2等1席を獲得した牛。父は勝忠平、母はふじ34(福之国×安平)。
平成23年9月29日、全農ET研究所場内にて新鮮卵移植が行われ、
その後妊娠牛として購入し、本牛が生まれてきました。
神田さん、おめでとうございます![]()
次回ご紹介させていただく予定の産子は、別の生産者の出品された牛を
ご紹介させていただきます。お楽しみに![]()
先日、鹿追町におけるエンブリオリサーチアソシエーション(受精卵研究会)および和牛研究会の合同反省会にお邪魔させていただきました![]()
今年一年の活動の反省と今後の発展を目指した活動についてお酒と料理を囲みながら色々なお話ができました![]()
ET研究所としてもこの鹿追町の2研究会と関わりが深く、今後どのような形で、生産者の方々に貢献できるか考える機会になったように思います![]()
今後の酪農および畜産情勢については厳しいところもあるかもしれませんが、皆で力を合わせ、知恵を絞れば怖いことはないと感じさせられるほど活発な意見のでる反省会でした![]()

さて、難しいはなしはこれくらいにしてあとは親睦会も兼ねていましたので楽しくすごさせて頂きました![]()
少し早いですが来年もET研究所および受精卵のご利用をよろしくお願い致します![]()
お久しぶりです。
東日本分場です![]()
先日は新ETの発情同期化作業で、群馬県の安中市へ行ってきました。
今回お邪魔した農家さんでは、後継者として女性がバリバリ
働いていました。
実は私が先日、群馬県での受精卵移植講習でご一緒していた方です![]()
とても仲良くさせていただいています![]()
この方は、
平成24年度 農山漁村男女共同参画優良活動表彰
次代を担う若手地域リーダー部門 経営参画部門
農林水産大臣政務官賞
を受賞していて、頑張っている酪農家さんの1人です![]()
同じ女性として、とても尊敬しています!
体力仕事が多く、休みの少ない酪農ですが、搾乳ロボットの導入により労働時間の短縮などをして、女性でも無理なくできるように工夫されている牧場です。

人工授精師の免許を取得後、乳牛の自家育成に力を入れ、自家採卵までもされています。
そして先日は受精卵移植師の免許を取得し、すでに2頭の受胎を確認されました![]()
(私も負けていられません
)
就農10年目で、様々なことにチャレンジしていて、とても前向きで、
そしてなにより、楽しんでいるようでした。
まさに「楽農」です!!
つなぎ姿もとてもオシャレで、ピンクの長靴がとても似合う人です![]()
仕事柄、かわいさなんて気にしていられない!
なんて思っていましたが、やっぱり女性としては絶対に忘れてはいけない部分ですね![]()
今回の新ETがうまくいくことを、祈っています![]()

(左から2番目が後継者さんです
)
新ETで出向いた農家さんからも好評を得ているというカビ毒吸着剤「マイコフィックス」。本日はその輸入・販売を行っている日本ニュートリションの方が来所され、カビ毒とマイコフィックスの概要についての講義を行っていただきました![]()
製造元の業者の調査では、飼料検体の83%はカビ毒に汚染されており、飼料として加工されてからではなく圃場で既に産生し始められ、収穫、輸送、貯蔵の機関を通して飼料を汚染し続けるとのことでした。またカビ毒は目に見えず、匂いも味もないので、産生源であるカビそのものを取り除いても飼料に残り続けるため、吸着剤等で対処する必要がある一方、デオキシニバレノール(DON)、ゼアラレノン(ZEN)といった日本に広く分布しているカビ毒は吸着剤には吸着されにくい性質を持っており、マイコフィックスは吸着剤とともに含まれる酵素によってDON、ZENを分解し、無毒化するとのことでした。
製品情報に留まらず、カビ毒について幅広く教えていただき非常に勉強になりました![]()
日本ニュートリションの皆様、本当にありがとうございました![]()
カビ毒だけにかかわらず、季節、ホルモン剤、飼養管理等繁殖にかかわる要因は多岐にわたるため、常に広い視点を持って勉強していかなければならないなぁと思います![]()
タイトルのとおりですが、
このたび全農ET研ブログが10万件アクセスを突破いたしました。
愛読していただいてる皆様には感謝いたします![]()
ブログが始まってから早くも1年と半年くらいでしょうか?
生産者の皆様に様々な情報を届けたい・・・
もっと全農ET研究所のことを知ってもらいたい・・・
などなどの想いから始めることとなりましたが、
情報発信や情報交換の場としてなかなか活躍しているのではないかと思います![]()
これからも皆様に喜んでいただけるような記事を書けるように
努力していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします![]()

ET研の周りはところどころ雪が積もってきました![]()
まだまだ根雪にならないで欲しいのですが・・・
しかし今年は例年に比べて暖かいような気がしますがどうなんでしょう?
寒さはまだこれからなのですが、九州から北海道へやってきた新人さんは
毎日「ヒーヒー
」言っております。笑
本当の恐怖はこれからですぞ・・・![]()
寒さに負けずにみんなでがんばりましょう![]()
今日、帯広にて獣医師の勉強会があり参加してまいりました
。
今回は簡単にいうと優良農家から学ぼう。というのがテーマで農場の方が農場の概要や管理体制について話をしてくれました
。
農場の概要は経産牛で約400頭、未経産牛で270頭とかなりの大規模農場です。
こちらの農場、どのあたりが優良かといいますと
平均乳量が37.4kg![]()
体細胞数が7,200/ml
(72,000の間違い?)
分娩間隔が12.8ヵ月![]()
授精回数が1,9回![]()
乳生産から繁殖まで、見事なまでの優良農家です![]()
また牛の死廃率も低く、すべてにおいて優れた管理をされているようです。
では、どのような取り組みがこの結果に結びついているのか?
とみんな期待したのですが、とくにこれといって特別なことはしていないようです…![]()
牛舎を清潔にする、搾乳の手順をしっかり行う、調子の悪い牛をみつけたら早期に処置をするなど、当たり前と言われることをしっかりとおこなっていることが結果に結びついているようでした。
しいて言うならば、従業員の方々の仕事に対する意識が高いことや繁殖不良牛の早期摘発をおこなっていることも一因かもしれません。
ただ、それも当然のことで、頭ではわかってはいることがほとんどでした。
この農場のすごいところはここまでの規模で各従業員の方がしっかりしていることかもしれません。
牛の管理に裏技のようなものはなくて、牛をしっかりみるなど基本に忠実に、まじめに取り組むことが一番のようです![]()
牛の管理ではありませんが仕事をする上でも大事なことです。今回の農場の話はいろいろと考えさせてくれるものでした
。
乳牛
の「生産寿命の延長」に興味をお持ちの皆さま、
来年1月、乳牛の生産寿命や受胎率に焦点をあてセミナーを開催いたします。
お誘い合わせの上、是非ご参加ください![]()
日時、会場は以下の通りです。
「関東エリア」平成26年1月27日(月)12:45~15:00 群馬県JAビル 10階第4会議室
gunma.pdfをダウンロード
「東北エリア」平成26年1月28日(火)12:45~15:00 岩手産業文化センターアピオ 第10会議室
iwate.pdfをダウンロード
「九州エリア」平成26年1月29日(水)12:45~15:00 サンメッセ鳥栖 3階大会議室1・2
kyusyu.pdfをダウンロード
「中国エリア」平成26年1月30日(木)12:45~15:00 ホテル東伯イン 2階「瑞宝」会議室
tottori.pdfをダウンロード
詳細は各地域のファイルをダウンロードし、ご確認ください。
参加費は無料です(但し、事前申し込みが必要です)。
どうぞよろしくお願いいたします![]()
というニュースがありました。
http://wired.jp/2013/11/26/pesticides-linked-to-endometriosis-risk/
人の話ですが、20年前に禁止された殺虫剤が
今も不妊に影響を及ぼしているというものです。
記事によると、少なくとも30年残留し、
とうもろこしや干草などが影響を受けているとのこと。
これは、、、、
もろに牛も影響を受けそうです![]()
自家粗飼料ならいいですが、
輸入乾草については分かりませんからね。
子宮内膜症には感染症以外にもこんな原因も考えられるのですね。

論文漁りをしていて、最近面白い記事を発見したので、ここで紹介させていただきます![]()
海の生物で「ウミウシ」という、とてもカラフルなナメクジみたいな生き物がいます。
(私はこの生き物が大好きで、大学時代はよく海に潜ってウミウシ探しをしたものです
)
このウミウシのオス、実はすごいんです。
すごい繁殖形態を持ってるんです。
沖縄のウミウシは、disposable penis(使い捨てペニス)を持っています。
メスとの性行の後、15~30分以内にpenisを捨てます。
そして、24時間以内に新しいpenisが生えてくるらしいです。
なぜ、このような形態をとっているのかは不明らしいですが、常に新しいものに更新していくこの生態は、子孫繁栄の必死さが伝わってきます。
すごい、まさにウミウシはオスの最強型・・・。
以下にその記事のURLを載せておきます。
http://news.sciencemag.org/2013/02/scienceshot-sea-slug-sports-detachable-penis
あと1か月程度で今年も終了となりましたね~![]()
年末の忘年会や年始の新年会など何かと暴飲暴食が増える時期ですね![]()
あ~~~お腹につく脂肪・・・何とかしたい![]()
でもでもでもでも
そんなみんなから嫌われ者の脂肪くんが大活躍の研究が発表されました![]()
岐阜大と名古屋大の研究チームが、脂肪に分化する前の幹細胞(脂肪幹細胞)が
精子の運動性を向上させ、受胎率を高めることを明らかにしました![]()
運動性の低下した豚精子に豚の腹部の皮下脂肪から分離した
脂肪幹細胞を混ぜて観察すると、前進運動をする精子の割合が
当初は15%だったのに対し、5時間後には38%にもなったそうです。
卵子を用いた体外受精試験においては、未処理の精子は受精しなかったのに対して、
幹細胞と混ぜた精子は82%まで受精率が改善されたそうです。
す・・・すばらしい![]()
この要因はつきとめられていないみたいなのですが、精子が幹細胞に接触すると
べん毛の動きが活発になるのだそうです![]()
何か精子の運動性を改善する物質を幹細胞が出しているのでしょうかね?
それが特定できれば、運動性の悪い精子を用いた人工授精の
低受胎率改善につながるかもしれませんし、
同じく運動性の悪い精子を用いた体外受精による
受精卵生産には効果テキメンな感じが・・・
脂肪幹細胞は再生医療で活躍していますが、
現在のところ生殖医療への応用例はないそうで今後の活躍に期待ですね![]()
脂肪くん・・・いらないなんて言ってごめんなさい![]()
![]()

↑見えづらいですが、これは牛精子です![]()
豚の脂肪幹細胞を用いると牛の精子も運動が活発になることも
この研究チームによりすでに確認済みだそうです。
明日は道外新ETの移植があります![]()
場所は先日PRIDinした島根県です![]()
今朝採卵した受精卵を飛行機にのせて、只今島根へ向けて移動中です![]()
移植候補はなんと41頭![]()
これだけ大きな仕事となると今から気合いも入ります![]()
話は逸れますが、今日は11月29日といい肉の日らしいです。お肉を食べて明日の作業を完璧にこなしたいですね![]()
今週鵡川町に同期化処置に行って参りました。
十勝から少し距離があるのもあって、新ETは年に数度のみの実施です、、
ごめんなさい。
鵡川の牛農家さんは田んぼ、畑もされている方が多いようです。
稲の収穫が落ち着いたところで実施させていただきました。

↑海に近いこともあって魚が干されてました。
今回の処置頭数は10頭、十勝から離れた道内でも
広がりを見せております。
先週とある新聞に授精後14日目の伸長胚(長さ0.5 mm以上)の一部を直接切り取り、性判別を行うという記事が載っていました。
方法は実体顕微鏡下でメスを用いて伸長胚の一部を切り取って雌雄を判別するというもので、従来法に比べ簡便にできるというものです。
実際にETも行っており、凍結保存した伸長胚3個を3頭に移植したところ、うち2頭で受胎し、1頭はすでに出産しているとのことでした。
残念ながら実際の移植方法等の詳しい情報は記事には記載されておりませんでしたが、個人的には「牛のETに用いるのは授精後7日目周辺の胚」という思い込みのタガが外され、衝撃的でした。
現在雌雄産み分け技術といえば性選別精液の人工授精やバイオカッター等で胚の細胞を切り出し性判別を行う方法等がありますが、いずれにしろ高価な機器や一朝一夕で身につかないような技術が必要です。
誰でも、どこでも、安くできるというポイントは現場に生きる研究を行う上で欠かせないものであり、そのポイントを抑えた上で視点を変えてみることの大切さを改めて感じさせられました![]()
少し前にこのような題の映画が公開になっておりましたね![]()
特殊能力(スペック)を持った人間と警察の戦い??のようなお話みたいですが。
(すいません、詳しく知りませんが・・・)
特殊能力という程ではございませんが、最近意外な能力が必要に感じることがありました![]()
芸術センスです・・・
これが意外と必要なんですね。
例えば、スライドを用いてプレゼンをする際には美しく、
分かりやすいスライドの方が聞いている方に伝わりやすいと思います![]()
地味にセンスが問われます・・・(上手な方はいつもすばらしいスライドを作ります)
何かの手順を説明するとき、写真があるととても良いのでしょうが、
写真がないときは自分たちでパワーポイントを駆使して図で表します![]()
例えば・・・

ちょっと写真が見えにくいですが、
これは牛の受精卵の写真で、胚盤胞という発育ステージに達したものですが、
これを図で表すと・・・こんな感じでしょうか??

下手でごめんなさい![]()
こうして丸や三角、四角などの図形を組み合わせて試行錯誤すれば、
色々なものを図で表すことができます![]()
この業界にいるならばこれは
受精卵ですと言えばステージは一目瞭然でしょう。
(で、あって欲しいのですが・・・笑)
先ほどの図はかなり簡素に示しましたが、
もっとやる気を出せば少々リアルな受精卵も図で作れます![]()
ですから美的センスを問われることが意外と良くあるのです。
どんなお仕事でもそうだと思いますが、一見必要がなさそうなことも
求められることがあるし、いつも視野を広く持って様々なことを
学ぶ姿勢でいないと・・・と、そんなことを考えました![]()
今週いっぱい、宮崎県の畜産公社のかたが研修に来られていました![]()
公社では県ないの生産者の方から牛を預かり、受精卵を移植するそうでET研究所と似たところもあり、なにかを掴んでいただけたかと思います。
さて、少し宮崎県の情報を教えていただき、地域による違いというものを強く感じました。特に、使用させることの多い受精卵の血統がかなり違うことに驚きました。様々な情報交換ができこちらとしても勉強になりました![]()
今週は新ETの移植ということもあり早朝から採卵続き、かつ北海道の寒さもあり大変だったかと思いますが、少しでもこの研修がお役に立てば幸いです![]()

10月末でナイタイ高原は冬季閉鎖のため見れなかったので、写真だけでも貼ってみました![]()
是非次は暖かい時期の北海道とナイタイへ遊びにきてください![]()
先日14日、日本農業新聞に和牛受精卵2卵移植の記事が載っていました。
日本農業新聞11月14日の記事(クリックすると記事に飛びます)
これは黒毛和種経産牛の試験ですが、
双子を妊娠したのち、分娩2か月前までは母牛1頭分、
その後3週間前までは母牛と子牛の分、
それ以降は養分が3割増加するように給与をすると、安定的に
双子が生産できます、という記事です。
ただ双子を妊娠すると、単子に比べて1週間程度妊娠期間が短くなる傾向が
あるそうです(記事より)
先週この記事が出てきたころ、
栃木県にある、全農南那須牧場に来ておりました![]()
ETのための選畜です。
この牧場では積極的に2卵移植を行っており、以前このブログでも紹介しました
(双子と単子)。
処置をしていた牛房のすぐ隣には、先日生まれたという双子とお母さん![]()

お母さん牛が怖くて近寄れませんでした・・・お昼寝中の百合茂産子たち。
先日生まれたばかりであまり走り回ったりはしていませんでしたが、
非常にかわいかったので写真をとっていました。
・・・すると別分房が何やら騒がしい。
見渡してみると、なんと別の牛が双子を分娩しているところでした![]()

無事に百合茂の双子がするっと生まれました![]()
やはりこの牛も新聞記事同様、予定日より1週間ほど前に分娩したとのことです。
去年牧場の後輩から話を聞いたとき、まだ牛も若くて大変だったようですが、
最近は牛も経験をつみ調子が良くなってきたとのこと。
和牛生産基地として、これからもがんばれよ~![]()
世間をにぎわすご当地キャラクター隆盛の流れにもれず、
畜産物を中心とする国産農畜産物の消費拡大を目的に、
JA全農の公式キャラクターが誕生しました。
その名も・・・
「おにくだいすき!ゼウシくん」です!

右は”友達”の「みの太」。
ちなみにゼウシくんは、「にくにくランド」という雲の上に浮かぶ王国の王子さま
という設定だそうです。
これからよろしくお願いいたします。
コンテンツサイトはこちら↓
10月に釧路で行われた人工授精師大会で、大変、気持ちが引き締められる内容の発表がありましたので、ここで簡単に紹介させて頂きます![]()
人工授精受胎率に影響を及ぼす要因の一つとして、授精技術に関する要因が挙げられます。
全ての方は、授精を行う際に、授精器の先端がちゃんと子宮体部に入ったことを確認してから精液を注入されていると思います。しかし、精液注入直後、その授精器の先端がどの位置に来ているかを確認される方は少ないと思います![]()
そこで、授精器の先端の位置がどのくらいずれるのかを、精液注入直前と直後にレントゲン撮影で確認を行った報告がありました。
以下にその結果を示します。
授精器の
先端の位置 注入直前 注入直後
授精師 自家授精 授精師 自家授精
子宮体 41% 37% 39% 29%
頸管 21% 29% 33% 40%
左子宮角 14% 12% 10% 11%
右子宮角 24% 22% 18% 20%
(Peters et al., J Anim Sci 1984, 59; 1671-1683)
授精師、自家授精ともに、精液注入直前と直後で授精器先端の位置がずれていることが分かります。さらに衝撃的だったのが、頸管にずれている割合が直前と比べて直後の方が約10% 前後増加しています。
このことから、体部へ注入しているつもりが、頸管内へ注入している可能性があることが伺えます。
この調査結果を見て、改めて授精時の授精器の先端位置確認をしっかりと行おうと気持を引き締められました。
オープンアクセス科学誌である「Scientific Reports」にこんな論文が投稿されました![]()
性転換しないはずの魚である成熟したティラピアとメダカのメスに
女性ホルモンの生成を抑制するアロマターゼ阻害剤を長期にわたり投与したところ、
卵巣中に精子を作る精巣が現れ、精巣に置き換わることを確認したそうです。
これは雌雄異体の脊椎動物の成熟個体を
性転換させることに成功した初の例だそうです![]()
このことから硬骨魚類の卵巣の中には卵巣にも精巣にもなれる幹細胞が
一生存在するものと考えられます。
また、女性ホルモンが低下すると生殖幹細胞が精子形成へと進行するものと考えられます。
さらに、メスからオスへと転換した精巣は正常に機能しており、
運動性のある精子を作り、卵と受精し、子供も作ることに成功しているそうです![]()
さて、魚類以上の高等な生物でこのようなことは可能なのかという疑問を持ちますね。
しかしながら可能性は示唆される発表ですね![]()
老化した卵巣・精巣も新品の(?)ものに変えることも可能かもしれませんね。。。
女性としては、「女性ホルモンが低下すると生殖幹細胞が精子形成へと進行する」
ここの1文を読むと少し恐怖を感じます・・・(笑)
まぁ今のところ魚での話ですよ![]()
先日、鹿追町の生産者の方々でつくる和牛研究会の方がたがET研究所へ来所されました![]()
今回はまだ和牛についてわからない方が多いため、和牛の血統や全農の和牛ETの取り組みについて簡単にお話させていただきました![]()
というのも鹿追町は牛乳生産がメインであり、和牛に関してはほとんどの方が未知の生き物でした。
しかし、最近我々が新ETシステムなどで和牛の受精卵移植を行うようになり、和牛ETのメリットを感じていただけた生産者のかたから和牛に関する知識を広げたい、ということで研究会が作られました![]()

若いメンバーも多く、賑やかな雰囲気のなか情報を共有できたように思います![]()
今回はお忙しいところ遠くまでお越しただきありがとうございました。また何か気になることや新しい情報があれば気軽に連絡ください![]()
是非今後ともET研究所および和牛受精卵をよろしくお願いいたします![]()
新ETシステムで訪れたある農家さんで、
写真のような牛が候補に挙がりました。

尻尾どころか、仙椎も欠損していると思われます。
初めて見る奇形で驚きました(写真掲載の許可はいただいております)。
生殖器が小さく、同期はいたしませんでしたが、
後日発情が来て、AIしたところ受胎したとのことでした![]()
無事に妊娠継続してくれればなぁと思っております。
月曜から火曜にかけて、新ETシステムのPRID inで島根県の出雲地方に行ってまいりました!!

↑月曜の夜出雲に着き、翌日の処置に向けて出雲そばで気合を注入
今回出向かせていただいた農場はとても綺麗で、牛の気質も非常におとなしく、
7月から9月にかけての経産牛のAIでの受胎率は各月とも何と70 %以上をキープ
しているとのことでした!!
毎月繁殖検診と削蹄も行っているとのことで、日頃からの管理の大切さを改めて痛感させられました。

全45頭の候補牛を超音波検査、膣検査などで選抜し、計41頭に対しPRIDを入れました。

↑「出雲縁結び空港」で見つけた島根県観光キャラクター「しまねっこ」
本日11月12日は旧暦では10月10日にあたり、旧暦の10月は通常「神無月」と呼ばれる一方、
出雲地方では全国各地からやってきた八百万の神々が集まる「神在月」と呼ばれます。
もちろん神頼みというわけではありませんが、この八百万の神々パワーにあやかって
一頭でも多くの牛が受胎すればなぁと思います。
突然ですが、化学肥料の一種で、農作物の栽培に広く使われている窒素肥料の問題点![]()
土の中の微生物の働きで多くが硝酸に変わり、一部は二酸化炭素の
約300倍の温室効果がある一酸化二窒素になって大気中に放出される。
硝酸は農地から流出しやすく、地下水汚染の原因になったり、河川や海の富栄養化を招く。
この問題点を解決する『スーパー牧草』が開発されたそうですよ![]()
アフリカ原産で南米にも多いブラキアリアという牧草が根から出す物質に
微生物の働きを抑え、一酸化二窒素の放出量を1/10程度に減らす作用があることを発見![]()
また、水質汚染の原因である物質の流出も減らせるのだそうです![]()
さらにさらに
ブラキアリアを近縁種と交配して栄養価も高くしたため、
肉や牛乳の生産量を既存の牧草より30%高められることも確認されているそうですよ![]()
まさに『スーパー牧草』ですね![]()
南米では実際に栽培も始まったそうです![]()
日本では栽培できるのでしょうか?
環境に優しく、畜産物の生産性も向上できる牧草・・・すばらしいですね![]()
十勝獣医師会の北ブロック(上士幌、士幌、音更)会議と懇親会が士幌町の老舗旅館にて開催されました。
そこでET研からも地域の獣医師のかたとの交流を目的に参加してきました![]()
業務の関係で会議には参加できませんでしたので懇親会からの参加となりました。
普段は上士幌の山に篭っているET研職員ですが、地域の獣医師の方々とコミュニケーションがとれました![]()
特に新人職員は様々な方と交流を通じて人脈も広げられたことは非常に有意義であったように思います![]()

お酒のチカラもあり、地域の獣医師の方々と盛り上がりました![]()

ちなみに↑が旅館の名物である七面鳥です![]()
昔は旅館の裏で七面鳥を飼育し、宿泊客に提供していたそうです![]()
残念ながら今は輸入品ですが、一足先にクリスマス気分を味わえました![]()
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、ぜひご一読を![]()
優良ホウルスタイン受精卵は、期間限定の提示となっております。
早いもの順ではございませんが、一定の期間が過ぎましたらリストから下げさせていただきます。
ご了承ください。
今回の受精卵は、
前回より提示しておりますエリザベスファミリーの
”ダンケー ラデユツク エルメス ET” × アトウッド
リコリスを祖母に持つ
”ダンケー リンデイー プロント ET” × アトウッド
”ダンケー リンデイー プロント ET” × サンチエス
”サベージリー マンオーマン リコライス ET” × スーダン
デビージョーを高祖母に持つ
”RCA M リーダー デビージョー” × カーティス
と、受精卵の個数もさることながら種類も豊富にそろえております。
今回のホルスタイン優良受精卵の詳細は こちら にあります。
ぜひご一読をお願いいたします。
セッティングの方法詳しく知りたいという方が多くいらっしゃいますので、
皆様にみてもらえるよう、
苦労の末にようやくyoutubeにアップできました![]()

YouTube: preparation of YT gun
何かご質問などありましたら気軽に御連絡ください。
ヒトの原始卵胞の話が昨日出たことに感化されたので、今日はウシの体外で培養した卵子がどこまで若いステージまで活用されているかについてご紹介します![]()

ウシの場合、原始卵胞どころか、原始卵胞から一次卵胞を経てさらに進んだ二次卵胞(卵子の周辺を取り巻いている細胞・顆粒層細胞が分裂・増殖して層状になった段階)由来の卵子から、胚盤胞を作り出すことに成功したという報告すらまだありません。
ウシにおいて卵子を取り出し体外培養を経て子牛を生ませることができた最も若い卵胞ステージは、二次卵胞のさらに次の段階であり、顆粒層細胞の中に卵胞液の腔が形成され始める大きさ1 mm未満の初期胞状卵胞です。
ウシの卵巣を薄く切り、顕微鏡で見ると、小さな初期胞状卵胞が明るく透けて見えます。この初期胞状卵胞をメスを使って切り出し、破ると中から直径約95 μmの卵子が出てきます。この卵子を特殊な培養液中で二週間程度培養すると、約115μmまで発育します(一般的な体外受精で使われる卵子は直径約120μm)。このようにして卵子を体外で発育させる技術は、In Vitro Growthの各単語の頭文字を取ってIVGと呼ばれています。
この卵子を成熟培養・体外受精してできた胚盤胞をETすることによって、子牛を産ませることは可能なわけなのですが、依然として胚盤胞が作れる割合は、一般的な体外受精と比べるとまだまだ低いのが現状です。ET研でも現在扱っている技術ではありません。
将来的にIVGが発達していけば、素晴らしい血統のウシが死んでしまい、どうしても子が取りたい時などに大いに役立つと思っています![]()
ヒトの卵巣には思春期に約50万個の「原子卵胞」という卵子の元になる細胞が存在しています。
これが成熟し、毎月1個ずつ排卵されますが、
閉経時はこの原子卵胞は数千個にまで数が減っているそうです![]()
卵巣の機能低下によって40歳未満で排卵が止まり、
月経がなくなってしまうことを「早期閉経」と言います。
先日、早期閉経患者の原子卵胞を成熟させ、
初めて出産に成功したという報告を見ました![]()
早期閉経患者の卵巣を摘出後、液体窒素で急速冷凍保存します![]()
そのうち原子卵胞が残っていた卵巣の切片を特殊な培養液で培養します![]()
培養後、卵子の成熟に適した卵管付近に移植したところ、成熟した卵子を得ることに成功![]()
顕微授精により受精卵を作出し、子宮へ戻したところ出産にも成功したそうです![]()
もし排卵が止まってしまっても卵巣の中に原子卵胞さえ残っていれば、
子を得ることができるかもしれないという可能性が見えてきましたね![]()
晩婚化・少子化等によりヒトの生殖医療分野が近年注目されておりますが、
少しずつではありますが、不可能なことを可能にする成果が出ておりますね。
繁殖分野の研究は日々前進しております![]()
さて、突然ですが、
「マゴットセラピー」、ご存知ですか?
「マゴット」=ウジ虫
「セラピー」=治療
いわゆる、「ウジ虫治療」です。
第一次世界大戦中、負傷したある兵士の傷口にウジがわいていましたが、
吐き気に耐えながら
これをきれいに取り除くと健康な肉芽細胞が形成されていることに
アメリカの整形外科医(ベア医師)が気づきました。
その後、ベア医師は見事にウジ虫治療の系を築き上げ、
(傷口から動かなくするなど大変だったそうです)
1930年から5年間で5700人以上の患者の創傷部治療を行ったそうです。
何と!
応用の幅も広く、
床ずれや慢性骨髄炎の治療にウジ虫治療が使われているらしく、
米国FDAは治療用ウジ虫の生産や販売を許可しているそうです。
また近年、糖尿病による壊疽にこの「ウジ虫治療」が効果的であることを
米国の研究チームが発表しています(壊疽による足切断を回避できるようになりました!)。
この「古い技術からと新しい技術を創造する」、非常にいいですね。
何だか少しだけですが、ウジ虫が可愛く思えるようになりました。
全農ET研でも「古いけど新しい技術」として
「牛受精卵のチルド保存」に関する研究に取り組んでいます。
現在の受精卵保存法に関する研究は「凍結」一色ですが、
時代に逆らって、我々は「チルド保存」に注目してみました。
この方法は、液体窒素を使用しないため、空輸による迅速な配送を可能とし、
(凍結によるダメージのないため)生命力の高い受精卵を皆様にお届けできるようになりました。
ちなみに、生殖細胞のチルド保存が最初に行われたのは1907年らしいです。。。
ウジ虫治療より、古っ!
しかし、治療用無菌ウジ虫、250円/匹らしいです。。。
何とか、低コストで大量生産できませんかね?
ウジ虫作りにも興味が出てきました。。。
本日の総括!
「もし牛の傷口にウジがわいても、取り除かない!」
革新的???