新ETシステムで訪れたある農家さんで、
写真のような牛が候補に挙がりました。

尻尾どころか、仙椎も欠損していると思われます。
初めて見る奇形で驚きました(写真掲載の許可はいただいております)。
生殖器が小さく、同期はいたしませんでしたが、
後日発情が来て、AIしたところ受胎したとのことでした![]()
無事に妊娠継続してくれればなぁと思っております。
月曜から火曜にかけて、新ETシステムのPRID inで島根県の出雲地方に行ってまいりました!!

↑月曜の夜出雲に着き、翌日の処置に向けて出雲そばで気合を注入
今回出向かせていただいた農場はとても綺麗で、牛の気質も非常におとなしく、
7月から9月にかけての経産牛のAIでの受胎率は各月とも何と70 %以上をキープ
しているとのことでした!!
毎月繁殖検診と削蹄も行っているとのことで、日頃からの管理の大切さを改めて痛感させられました。

全45頭の候補牛を超音波検査、膣検査などで選抜し、計41頭に対しPRIDを入れました。

↑「出雲縁結び空港」で見つけた島根県観光キャラクター「しまねっこ」
本日11月12日は旧暦では10月10日にあたり、旧暦の10月は通常「神無月」と呼ばれる一方、
出雲地方では全国各地からやってきた八百万の神々が集まる「神在月」と呼ばれます。
もちろん神頼みというわけではありませんが、この八百万の神々パワーにあやかって
一頭でも多くの牛が受胎すればなぁと思います。
突然ですが、化学肥料の一種で、農作物の栽培に広く使われている窒素肥料の問題点![]()
土の中の微生物の働きで多くが硝酸に変わり、一部は二酸化炭素の
約300倍の温室効果がある一酸化二窒素になって大気中に放出される。
硝酸は農地から流出しやすく、地下水汚染の原因になったり、河川や海の富栄養化を招く。
この問題点を解決する『スーパー牧草』が開発されたそうですよ![]()
アフリカ原産で南米にも多いブラキアリアという牧草が根から出す物質に
微生物の働きを抑え、一酸化二窒素の放出量を1/10程度に減らす作用があることを発見![]()
また、水質汚染の原因である物質の流出も減らせるのだそうです![]()
さらにさらに
ブラキアリアを近縁種と交配して栄養価も高くしたため、
肉や牛乳の生産量を既存の牧草より30%高められることも確認されているそうですよ![]()
まさに『スーパー牧草』ですね![]()
南米では実際に栽培も始まったそうです![]()
日本では栽培できるのでしょうか?
環境に優しく、畜産物の生産性も向上できる牧草・・・すばらしいですね![]()
十勝獣医師会の北ブロック(上士幌、士幌、音更)会議と懇親会が士幌町の老舗旅館にて開催されました。
そこでET研からも地域の獣医師のかたとの交流を目的に参加してきました![]()
業務の関係で会議には参加できませんでしたので懇親会からの参加となりました。
普段は上士幌の山に篭っているET研職員ですが、地域の獣医師の方々とコミュニケーションがとれました![]()
特に新人職員は様々な方と交流を通じて人脈も広げられたことは非常に有意義であったように思います![]()

お酒のチカラもあり、地域の獣医師の方々と盛り上がりました![]()

ちなみに↑が旅館の名物である七面鳥です![]()
昔は旅館の裏で七面鳥を飼育し、宿泊客に提供していたそうです![]()
残念ながら今は輸入品ですが、一足先にクリスマス気分を味わえました![]()
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、ぜひご一読を![]()
優良ホウルスタイン受精卵は、期間限定の提示となっております。
早いもの順ではございませんが、一定の期間が過ぎましたらリストから下げさせていただきます。
ご了承ください。
今回の受精卵は、
前回より提示しておりますエリザベスファミリーの
”ダンケー ラデユツク エルメス ET” × アトウッド
リコリスを祖母に持つ
”ダンケー リンデイー プロント ET” × アトウッド
”ダンケー リンデイー プロント ET” × サンチエス
”サベージリー マンオーマン リコライス ET” × スーダン
デビージョーを高祖母に持つ
”RCA M リーダー デビージョー” × カーティス
と、受精卵の個数もさることながら種類も豊富にそろえております。
今回のホルスタイン優良受精卵の詳細は こちら にあります。
ぜひご一読をお願いいたします。
セッティングの方法詳しく知りたいという方が多くいらっしゃいますので、
皆様にみてもらえるよう、
苦労の末にようやくyoutubeにアップできました![]()

YouTube: preparation of YT gun
何かご質問などありましたら気軽に御連絡ください。
ヒトの原始卵胞の話が昨日出たことに感化されたので、今日はウシの体外で培養した卵子がどこまで若いステージまで活用されているかについてご紹介します![]()

ウシの場合、原始卵胞どころか、原始卵胞から一次卵胞を経てさらに進んだ二次卵胞(卵子の周辺を取り巻いている細胞・顆粒層細胞が分裂・増殖して層状になった段階)由来の卵子から、胚盤胞を作り出すことに成功したという報告すらまだありません。
ウシにおいて卵子を取り出し体外培養を経て子牛を生ませることができた最も若い卵胞ステージは、二次卵胞のさらに次の段階であり、顆粒層細胞の中に卵胞液の腔が形成され始める大きさ1 mm未満の初期胞状卵胞です。
ウシの卵巣を薄く切り、顕微鏡で見ると、小さな初期胞状卵胞が明るく透けて見えます。この初期胞状卵胞をメスを使って切り出し、破ると中から直径約95 μmの卵子が出てきます。この卵子を特殊な培養液中で二週間程度培養すると、約115μmまで発育します(一般的な体外受精で使われる卵子は直径約120μm)。このようにして卵子を体外で発育させる技術は、In Vitro Growthの各単語の頭文字を取ってIVGと呼ばれています。
この卵子を成熟培養・体外受精してできた胚盤胞をETすることによって、子牛を産ませることは可能なわけなのですが、依然として胚盤胞が作れる割合は、一般的な体外受精と比べるとまだまだ低いのが現状です。ET研でも現在扱っている技術ではありません。
将来的にIVGが発達していけば、素晴らしい血統のウシが死んでしまい、どうしても子が取りたい時などに大いに役立つと思っています![]()
ヒトの卵巣には思春期に約50万個の「原子卵胞」という卵子の元になる細胞が存在しています。
これが成熟し、毎月1個ずつ排卵されますが、
閉経時はこの原子卵胞は数千個にまで数が減っているそうです![]()
卵巣の機能低下によって40歳未満で排卵が止まり、
月経がなくなってしまうことを「早期閉経」と言います。
先日、早期閉経患者の原子卵胞を成熟させ、
初めて出産に成功したという報告を見ました![]()
早期閉経患者の卵巣を摘出後、液体窒素で急速冷凍保存します![]()
そのうち原子卵胞が残っていた卵巣の切片を特殊な培養液で培養します![]()
培養後、卵子の成熟に適した卵管付近に移植したところ、成熟した卵子を得ることに成功![]()
顕微授精により受精卵を作出し、子宮へ戻したところ出産にも成功したそうです![]()
もし排卵が止まってしまっても卵巣の中に原子卵胞さえ残っていれば、
子を得ることができるかもしれないという可能性が見えてきましたね![]()
晩婚化・少子化等によりヒトの生殖医療分野が近年注目されておりますが、
少しずつではありますが、不可能なことを可能にする成果が出ておりますね。
繁殖分野の研究は日々前進しております![]()
さて、突然ですが、
「マゴットセラピー」、ご存知ですか?
「マゴット」=ウジ虫
「セラピー」=治療
いわゆる、「ウジ虫治療」です。
第一次世界大戦中、負傷したある兵士の傷口にウジがわいていましたが、
吐き気に耐えながら
これをきれいに取り除くと健康な肉芽細胞が形成されていることに
アメリカの整形外科医(ベア医師)が気づきました。
その後、ベア医師は見事にウジ虫治療の系を築き上げ、
(傷口から動かなくするなど大変だったそうです)
1930年から5年間で5700人以上の患者の創傷部治療を行ったそうです。
何と!
応用の幅も広く、
床ずれや慢性骨髄炎の治療にウジ虫治療が使われているらしく、
米国FDAは治療用ウジ虫の生産や販売を許可しているそうです。
また近年、糖尿病による壊疽にこの「ウジ虫治療」が効果的であることを
米国の研究チームが発表しています(壊疽による足切断を回避できるようになりました!)。
この「古い技術からと新しい技術を創造する」、非常にいいですね。
何だか少しだけですが、ウジ虫が可愛く思えるようになりました。
全農ET研でも「古いけど新しい技術」として
「牛受精卵のチルド保存」に関する研究に取り組んでいます。
現在の受精卵保存法に関する研究は「凍結」一色ですが、
時代に逆らって、我々は「チルド保存」に注目してみました。
この方法は、液体窒素を使用しないため、空輸による迅速な配送を可能とし、
(凍結によるダメージのないため)生命力の高い受精卵を皆様にお届けできるようになりました。
ちなみに、生殖細胞のチルド保存が最初に行われたのは1907年らしいです。。。
ウジ虫治療より、古っ!
しかし、治療用無菌ウジ虫、250円/匹らしいです。。。
何とか、低コストで大量生産できませんかね?
ウジ虫作りにも興味が出てきました。。。
本日の総括!
「もし牛の傷口にウジがわいても、取り除かない!」
革新的???
来週4日からは十勝新ETシステムのPRIDinです![]()
現在は第1月曜日から水曜日にかけて十勝全域を走ります![]()
![]()
ちなみに11月の申し込み頭数は200頭を超え、この勢いは一向に収まりません![]()
ここから、選畜段階でPRIDinできない状態の牛が除かれ、さらに黄体確認で移植の可否を決定しおよそ100頭超の牛に移植を実施することになると思います![]()
さて、今日は来週に備えての準備をしなくてはなりません。
PRIDを用意して、直検手袋に、アル綿に…。
足りないものはないかしっかりチェック![]()
さて、来週も1頭でも多く受胎させられるよう気合いれていきましょう![]()
先日のウィンターフェアの写真をご紹介します。
うまく写真が撮れなかったりしたので全部の写真を載せれるわけではないのですが・・・。

第2部一位 中札内の堀江さん(父:スパークリング)。

第2部は1-5位までET産子でした

第4部。1位の大樹町の木村さんの牛(父:アトウッド)がほかの牛よりとびぬけてでかかったです。

1-7部の1と2位の牛たち。

第6部1位、清水町の(有)田中牧場さんのジュニアチャンピオン(父:アトウッド)と、
第5部1位、帯広市川西の野原さんのリザーブ・ジュニアチャンピオン(父:ゴールドウィン)。

第10部1位鹿追町の高田さんの牛(父:セプテンバー ストーム)。

第11部の乳房たち。ぷりぷりです![]()

第11部1位&リザーブ・インターミディエイトチャンピオンの本別町唯野さんの牛(父:KED アウトサイド ジーブス ET)

第9部―12部までの1位と2位の牛たち。

第14部1位&リザーブ・シニアチャンピオン&リザーブ・グランドチャンピオンの
上士幌町の吉田さんの牛(父:ロイレーン ジョーダン ET)。

第13-15部の1位と2位の牛たち。

第15部1位&シニアチャンピオン1位&グランドチャンピオンの日高町 花岡さんの牛(父:ダーハム)と
リザーブ・グランドチャンピオン上士幌町 吉田さんの牛。
先日新ETシステムで空知に行って参りました。
ばん馬をご存知でしょうか?
帯広にはばんえい競馬というレースがあり、
それに出場する大型の馬のことです↓

一軒の農家さんは馬を多数保有していらっしゃいました。

↑親子かと思いきや、実はばん馬の子供と
ポニーの子供でした。
ある馬房には牛が↓

ダイエットのため餌のコントロールを行っているとのことでした。
馬も飼養されているからか、牛舎環境、餌もすごくいいものを与えられている印象を受けました。
もちろん受胎率も良好な農家さんです。
先週、10月24、25日に釧路で行われた北海道技術研修大会にET研からも参加させていただきました
今回の全道大会で、優秀賞を受賞した研究発表の中で、大変興味深かった研究内容をここで紹介させていただこうと思います。
(発表は計根別農協の女性の授精師の方がされており、記事の掲載に関しては了承済です。)
演題「暑熱ストレス指標としての牛体表面温度の検討」
目的:牛の体表面温度が暑熱ストレスの指標として用いることができるか検討するため、赤外線温度計を用いて体表面温度を測定し、環境要因や繁殖成績と比較した。

調査①:環境要因と体表面温度の関係、THIと体表面温度の相関を検討
結果↓



⇒THIと体表面温度は強い正の相関を持ち、体表面温度はTHI同様、暑熱ストレスの指標として用いることができると考えられた。
調査②:体表面温度と飼養環境、繁殖成績の関係を検討
結果↓

⇒繋ぎ牛舎での牛の体表面温度は有意に髙かった。しかしながら、受胎牛と不受胎牛とで体表面温度の差は認められなかった。
まとめ↓

今回、この発表を聞いて、大変貴重なデータだと思いました。 夏場の牛舎内で、扇風機の風向きを変えてみる等の、ちょっとした改善策で牛の体表面温度が低下し、暑熱ストレスも改善されるかもしれません。 もっともっとこのデータを農家さんに見てもらいたいと、私は思いました ぜひ、来年の2月に行われる全国大会でも堂々と発表をしていただきたいと思います。
恒例の研究開発会議(中間報告会)を先週の土曜日に行いました![]()
本場では13名参加いたしました。
あとはテレビ会議で北日本、東日本、本所、福岡とつないで
まずは、畜産業界の現状をみんなで把握し、
この状況を打開するために私達が出来ること、すべきことを確認し合い、
研究報告をしてみんなでディスカッションしました![]()
今年入った新人さん達にとっては初めての会議の参加だったので、
緊張していたとは思いますが上手に研究報告していましたね![]()
若い力も加わり、これからもパワー全開でがんばっていきますので
どうぞよろしくお願いいたします![]()
休日にも関わらず、ご参加いただいた方々はどうもお疲れ様でした![]()

↑会議中の写真を撮り忘れましたので、会議に参加した方々の車を撮ってみましたが・・・(笑)
皆様本当にお疲れ様でした!
本日は北海道ホルスタインウィンターフェアでした。
本日1日、準備なども含めると相当な期間だと思いますが、
素晴らしいショウをありがとうございました![]()
各部チャンピオンだけですが、結果だけアップしておきます。
ジュニアチャンピオン
TMF マチダム アツト リンジー
(清水町 (有)田中牧場、父:メープルダウンズアイ G W アツトウツド ET、第6部)
リザーブ・ジュニアチャンピオン
ダケツト ハービユー ゴールド フロンテイア ET
(帯広市川西 野原慎也さん、父:ブレイデール ゴールド ウイン、第5部)
インターミディエイトチャンピオン
クリスタル フンシエン エレベーシヨン
(帯広大正 今井宏さん、父:コムスター リヴエレスト ET、第12部)
リザーブ・インターミディエイトチャンピオン
AM チエミ JV マリリン
(本別町 唯野虎次郎さん、父:KED アウトサイド ジーブス ET、第11部)
シニアチャンピオン (グランド チャンピオン)
グリーンフラワー ダーハム アデイーン ET
(日高町 花岡正徳さん、父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET、第15部)
リザーブ・シニアチャンピオン(リザーブ グランドチャンピオン)
ハツピーライン ロイレーン フオーブス フラワー
(上士幌町 吉田智貴さん、父:ロイレーン ジョーダン ET、第14部)

(写真右側:リザーブグランドチャンピオン、左側:グランドチャンピオン)

(写真右側:グランドチャンピオン、左側:リザーブグランドチャンピオン)
ほかの写真は後日アップ予定です。
みなさまお疲れさまでした![]()
昨日と今日、釧路において第69回の北海道家畜人工授精技術研修大会が開催されました![]()
ET研からも数名の参加と、1題の発表をおこなってきました。
会場での様子などは後日参加した者がブログにアップしてくれると思いますのでそちらをお楽しみに![]()
今日はその中から個人的に興味のある1題をご紹介したいと思います![]()
北海道立試験場の研究で、ホルスタイン種経産牛の発情後出血のみられる時期とAIの受胎率についての研究です。
試験内容は
1、発情と排血までの日数。
2、排血の頻度と発情行動の有無。
3、排血の有無と受胎率
以上を調査しています。
結果は
1、発情開始後2日後に多くの牛が排血。
2、発情行動がみられたほうが排血の頻度が高い。
3、排血がみられたほうが受胎率が高い傾向。
個人的感想
まず思ったより高い割合で排血がみられることと、発情後2日後に集中していることに驚きました![]()
排血の確認のみでETをするのはリスクが高いと思っていましたが、2日後にくることが多いのであれば排血後5日でのETもある程度有効であるように思えます(発情発見が基本なのはもちろんですが)。
また、発情あり⇒排血あり⇒受胎良好という結果から、排血をみつけることも牛の状態の把握に有効かもしれません。
普段の観察では排血に気付かないことも多いと思いますが、膣鏡での排血チェックも併用していけば受胎性の高い牛の選抜やより正確な移植のタイミングがつかめるのかもしれませんね![]()
が、今週末の10月27日(日)、音更町の十勝農協連家畜共進会場で開催されます。
北海道では今年最後の共進会ということで、しっかり観察してこようと思います![]()
能力と体型、どちらも一緒に改良するのは非常にむずかしいと思いますし、
実際にそれを目指して牛群を改良されている農家さんからお話を聞いた時も、
そのように感じました(当然なんですが・・・
)
我々がお手伝いできることは採卵、OPUやETなど、できることは限られていますが、
出来る限りのことを尽くして牛の改良や増産をお手伝いしたいと思っております。
共進会会場で1頭でも多く、全農がお手伝いした牛がみられることを祈っています![]()
皆さんYTガンはもう使われているでしょうか?
YTガンを使うことで、子宮深部への移植が容易になりました。
どうして子宮深部に受精卵を移植する方がよいのかご存知でしょうか?
理論的には
・子宮深部のプロジェステロン濃度が高いこと。
(下記数値は子宮組織中のプロジェステロン濃度(ng/gm))

・プロジェステロン濃度が高いと胚の成長が良好であること。
(vitro試験で培地にプロジェステロンを添加した区の方が胚の伸長が
早いというデータです。↓)
C.E. Furguson (2012) Theriogenology

牛の繁殖分野において、一年一産が農家経営の目標になっていますが、分娩後の卵巣機能の回復や子宮修復の遅延により、この目標達成は大きな課題となっていると思います![]()
最近読んだ文献で、面白い記事があったので、参考程度に読んでいただけると幸いです![]()
「分娩後早期のPRIDの膣内挿入が黒毛和種牛の子宮修復と受胎率に及ぼす影響」
目的
分娩後早期の黒毛和種牛に卵巣賦活処置としてPRIDによる発情同期化と定時AIが、発情回帰や受胎律に及ぼす影響について検討した。
材料および方法
正常に分娩した2産以上の黒毛和種牛を使用。
分娩後29.5±2.3日をDay0とした。Day0で黄体がある牛にはPGF2αの投与、黄体がない牛にはGnRHを投与した。Day7でPRIDを挿入し、9日後のDay16に除去、同時にPGF2αを投与した。
PRID除去後24時間にE2を1mg、または48時間にコンサルタン(GnRH)と投与し、PRID除去後56時間に定時AIを行った。
その後、Day28(定時AI後10日)に黄体確認、Day49(同31日)でエコーにより早期妊娠診断を行った。
結果
Day0にGnRHか、PGF2αを投与すると、Day7で卵巣に機能的黄体のある牛が増加し、血中プロジェステロン濃度もDay0と比較して有意に上昇した。
また定時AIの受胎率は、Day7に黄体が無い牛よりもある牛で高い傾向にあった。
また、Day0からDay28にかけて左右子宮角の長さは有意に短くなり、同時に外子宮口の細菌数も減少する傾向にあった
結論として、分娩後早期からの卵巣賦活とPRID処置は子宮修復を促し、受胎率の向上に寄与することが示されました。
結果としては、まあ期待した通りの結果だなという印象は受けますが、もしこれらのちょっとした処置で子宮修復が早まれば、一年一産の目標クリアも夢ではないのかもしれませんね![]()
だけど思い通りにいかないのも、動物の繁殖生理学の難しさだと私は思います![]()
一部の有袋類の雄が交尾で死ぬ理由が解明され、
研究結果が米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されたらしいのですが、
私としては、・・・?という感じもするのですが、
動物生態学や行動学??などの観点からは非常に有意義な論文なのでしょうね![]()
「けんかが原因」「子孫に食べ物をより多く残すため」といった推測がなされていましたが、
交尾に没頭するあまり男性ホルモンであるテストステロンのレベルが高くなり、
これが引き金でストレスホルモンが急激に増加し、
体内組織が破壊され、免疫系が崩壊することで死に至ることが明らかとなりました![]()
哺乳類では非常にめずらしいですよね![]()
つまりは雄達は自分の子孫をより多く残すために、
1度に多数の雌と力の限りを尽くして交尾するということですね![]()
・・・この研究結果を読んで私が大学生の頃の事を思い出しました。。。
マウスの受精卵を観察するという授業があり、
実験に使うマウスを飼育・管理していたのが私達の研究室でした。
エサや水をあげたりゲージのお掃除はもちろん、雌には数日間過剰排卵処置の注射をして、
過剰排卵処置が完了すると雄1頭に雌数頭でゲージに入れ、交尾をさせました。
授業が何度もあったために注射と交尾のサイクルが混乱してしまうぐらい多忙でした![]()
マウスの雄も毎晩毎晩違う雌が突然ゲージに入ってきてさぞかし忙しかったことでしょう・・・
そんなある日1頭の雄が原因不明の死を遂げたのです・・・
病気かな?具合悪かったのかな?その当時はそんなことも考えましたが、
この論文からきっとそのマウスの雄も子孫を残すために
死にもの狂いだったのではないかと思いました![]()
このマウスだけではないですが、全てのマウスは命をかけて
私達に受精卵というものを教えてくれたのでした![]()
こういう犠牲の上に私達の研究が成り立っているのだということを
いつまでも忘れてはいけませんね![]()
本日は10月の新ETの移植日でした![]()
そこでいつもお世話になっている福岡県酪連の獣医さんが研修にきてくれました![]()
今回も基本見ていただくだけにはなってしまいましたが、現場での作業に生かして頂ければ幸いです。
福岡は20℃を超えるそうですが、今朝のナイタイ高原は氷点下![]()
先日降った雪のせいか視覚的にも寒さを感じる1日でしたので体調にはくれぐれも気をつけていただければと思います。

せっかく来ていただいたのでナイタイ高原をご案内![]()
先日の雪も残っていますが、雲ひとつない快晴と十勝平野の広さを喜んでいただけました![]()
さて、明日も移植です。今月も100頭越え…がんばるぞーっと![]()
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、ぜひご一読を![]()
今回のホルスタイン優良受精卵の詳細は、
ホルスタイン優良受精卵詳細 よりご覧になれます。
今回ご紹介させていただく受精卵は、前回ご紹介させていただいた
エリザベスファミリーの受精卵とは異なった血統のものとなってりますので、
ご注意してください。
十勝では今日初雪でした。
つい先ごろまで行っていたアメリカ中西部は十勝より暖かい気候でしたが、
場所によっては、今年、10万頭ほど牛が突然の雪に埋もれて死んでしまったところもあったそうです![]()
動物の飼養管理において急激な気候の変化には気をつけなければいけませんね。
あちらで撮った写真をご紹介いたします。
北海道ではデントコーンの収穫は終了しておりますが、
アメリカ中西部ではまだ刈られていないところが多いようでした。
飼料用かと思っていたのですが、タクシーの運転手に聞くと
アメリカではやはりバイオエタノール用のコーンも多いようです。
エタノールプラントです。
北海道の畑もかなり広いのですが、
北海道でもここまでだだっ広い景色は見れないですからね。
規模の大きさにも圧倒されっぱなしでした。
ついに今年度最初の雪、“初雪”が十勝に観測されました。
帯広では例年より22日早く、1892年の観測開始以来4番目の早さとか
(朝日新聞デジタルより)。

新ETシステムに向かおうと車に乗り込むと、窓に白いものが。
みぞれ交じりの雨が降ってるなーと思ったら、積もってました。
上士幌町内はこんな感じ、もしくはほとんど雨
だったのですが・・・

鹿追町に入ると道路もうっすら白くなりはじめました。
夏タイヤなのに困ったな…。
新得町にいくと。。。さらに真っ白でした。
写真撮影後、なにも無い道でスリップし、危うく防雪柵へと激突しかけました。

国道から一本入った清水町。
本日は車高の高い車で行ったため、はまることもなく進めましたが、
スポーツタイプの車なら通れないと思われました。
この道をさらに先に進むと・・・

雪の重みで木も倒れ、通行不可。
結局この先の農家さんのところには大回りしていきました。
本日、3台の
夏タイヤ
で新ETシステムの黄体チェックに出かけて、
一人も事故を起こさず帰還できました![]()
さっそく事務所の公用車はすべてスタッドレスタイヤに換装し、
明日からの新ETへの備えはばっちりです![]()
安全運転でがんばっていきましょう![]()
森よ、この世は色即是空、色あって色は空なり、万法みな色あり、しかして空なり、そなたこそわが仏なりとて<水上勉・一休>
「ストラテジストにさよならを」(広木隆 著)という本を一年ほど前に読んだ。
その一節に「相場」というものへの臨み方が記されてあった。
詳しくは本文を読んでいただくとして、ざっくりと要約すると
「相場が動く時に理屈で説明できることは少なく、運やアート(あやのようなもの)によるところが大きい。しかしだからといって理屈が重要でないわけでなく、むしろ理屈を極めることが重要である。コップに水が三割ほど入っていたとする。実体のない部分の七割(運やアート)を認識するためには、実体のある水(=理屈)が三割あることを認識しなければならない。」
これを筆者は般若心経の「色即是空、空即是色」になぞらえている。
色すなわちこれ空なり、空すなわちこれ色なり。
受胎率が悪い時、あるいは良い時を説明しようとしても、
(今の自然科学では)よくわからない部分も多い。
しかし前述の「色即是空」の考え方にのっとれば、
運の占める割合が大きいからといって、考えることを放棄してはいけない。
どこまでが理屈で、どこからが運かを、理屈を突き詰めることで認識していかなければ
ならないのだろう。
つまんないことを書いてしまいました。自分に対する戒めですね。
しかし私は熱心な仏教徒ではないはずなのですが、いつのまにか
「色即是空」は私の中で重要な言葉になっています。
お釈迦様、やりますね。
(色即是空、空即是色にはさらに壮大な思想があるようですが、
今回は広木隆氏の本の中の意味合いに限定しています)
今日は体育の日で三連休の方もいらっしゃったでしょう![]()
こちら北海道では順調に季節が進んで紅葉シーズンが到来です![]()

山が黄色や赤に色づいてとても綺麗です![]()

本州の方では猛暑日の所もあるようですし、
北海道も日によって暖かかったり寒かったりしますし、
昼と夜の寒暖差も激しいですね![]()
季節の変わり目は体調を崩しやすいので注意が必要です![]()
ところで、お医者さんが効果的だと思う(お勧めする)風邪予防は
1位 手洗い(43.0%)
2位 うがい(24.7%)
3位 マスク(23.7%)
4位 加湿器・空気清浄器(8.6%)
だそうです![]()
なんでも汚れた手からの感染が1番多いそうで、
すでに汚染された物品を触った手で、物を食べたり、
口などを触ることで感染してしまうそうです![]()
皆様も風邪には十分ご注意下さい![]()
ET研内でも毎年流行るので、手洗い・うがいで予防しようと思います![]()
10月10日~11日つくば市で「全農畜産技術シンポジウム2013」
が開催されました
鶏、豚、牛それぞれの分野で開発された技術を紹介することで、
その技術を現場利用し、
もちろん最終的には生産者の所得拡大を目指すための系統内ミーティングです
牛に関連した発表は、
1日目①先進的畜産技術活用の幕開け
1日目②養牛飼料における技術的見解
2日目①牛初期胚の高性能非凍結低温(チルド)保存液の開発と応用
2日目②JAクリニックを利用した子牛の肺炎・下痢の予防事例紹介
2日目③分娩前の血液分析による分娩後の疾病リスクの予想
2日目④牛用人工乳の嗜好性を改善するフレーバーの提案
2日目⑤黒毛和種雌肥育で課題となる増体成績の改善に向けた飼養体系の検討
2日目⑥肉牛肥育における玄米、精白米、モミ米の消化特性と飼料設計時の注意点
と幅広い内容が紹介されました
我々ET研が担当したのは、
1日目①と2日目①

発表終了後は今後の参考となるご意見やご質問をたくさん頂き、
すでに来年のシンポジウムの講演内容もおぼろげながら考えているところです
今回の講演内容の「チルド受精卵」や「チルド技術」に興味をお持ちの方は、
ET研ホームページから是非お問い合わせください
シンポジウム終了後は、
鯨の骨格標本のある大学で開催された学会に参加し、
新しい知識を頭に詰め込みました

↑17mの鯨、でか過ぎてフレームアウトです
また、学会参加中の宿泊先が浅草寺の近くだったので、
「日本の畜産に大きく貢献できるような商品が開発できますように」と
得意の他力本願に出かけました
雷門の大提灯を写真におさめようと上を向くと
ありゃ、、、何か変、、、
大提灯は修理中とのことで
写真の幕が掛かってました

大変珍しいことらしいです、、、
前向きに考えよう、、、運が良かったんだ、、、多分、、、
少し前の話になってしまいますが、先月の12日から14日、東京農工大で開催された「第106回日本繁殖生物学会大会」に参加して参りました![]()
その際特に筆者自身が興味深く感じた発表についてご紹介させていただきます。
新ETシステムでは移植1~2日前に「黄体検査」を行い、黄体がきちんと形成されているか、左右どちらにあるかを超音波診断器でチェックするわけですが、この際黄体がある卵巣に卵胞(エコーで黒く抜ける部分)がある場合とない場合があることにお気づきの農家の方もいらっしゃるかと思います。
図1

この時見られる大きな卵胞は卵胞発育の第一波でできた主席卵胞であり、この卵胞が黄体と同じ卵巣にあるかないか(図2)により人工授精の成績に極端に影響が出るという発表がありました![]()
図2

「黄体と同側の卵巣に位置する第1卵胞波主席卵胞の存在はウシの受胎率を低下させる」
三浦 亮太朗ら(帯広畜産大)
目的: 第一卵胞波が繁殖生理や受胎性に与える影響はよく分かっていない。
→第一卵胞波主席卵胞が黄体と同一卵巣内に共存するまたは共存しないことが人工授精での受胎率にどのような影響を与えるのかを検証した。
結果:
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総頭数 (総受胎率) |
114頭(57.0%) |
|
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黄体と 第一卵胞波 |
非共存(60頭) |
共存(54頭) |
|
AI受胎率 |
72.2% 未経産:84.0%) |
40.4% 未経産:55.6%) |
上記の表のように第一卵胞波主席卵胞と黄体が共存する場合はそうでない場合と比べて極端に受胎率が低くなった。
また、血中プロジェステロン濃度は排卵後3日目で非共存群が高くなり、それ以降(6,12日目)は差がなかった(経産牛のみのデータ)。
・・・といったように、受胎率が30%近くも異なるという衝撃的なデータが出ています![]()
研究所職員が取ったデータでは、ET前の黄体検査で第一卵胞波主席卵胞が黄体と同一卵巣内に共存するか共存しないかにより受胎率に差はありません。
これは今回紹介した発表において、6日目以降のプロジェステロン濃度に差がないことからも頷けます。
つまり、第一卵胞波主席卵胞は黄体が形成されつつある初期の段階で悪さをし、黄体がしっかりと形成された後はあまり影響がないのではないか、ということです。
もし授精後初期段階で主席卵胞が排卵した卵胞と同側に見られるなら、CIDRなどのプロジェステロン製剤の投与が特に有効になるのではないかなぁ、と感じました。もしくはいっそ卵胞を吸引 or 破砕してしまうのも一つの手なのかもしれません。
先日WDEの報告をさせていただきましたが、
本日はそこで展示されていた畜産関連の商品の一部を紹介させていただきます。
展示物は餌、重機から、臨床関連のものまで多岐にわたっておりました。
重機↓

↓ こちらわかりますでしょうか?

牛の口から補液する道具です。
(われわれはまだ鼻からカテをつっこんでいるので、あれば便利だと思いました。)
続いて、こちらは一昔前にもあった眼鏡つきのエコーです。
大分画像が鮮明になって、使いやすくなっておりました。
眼鏡で見ることで日光が液晶に当たっても画像が鮮明に見えるわけです。
このようにWDEは牛だけではなく、いろんな畜産、酪農関係の商品が展示されており、
いろいろ情報をアップデートできます。
もし機会がありましたら皆さんもぜひWDEに参加されてみてください。
北米のおける牛の改良の実態、また現場のニーズも知ることもでき、
非常に有益なものとなると思います。
ジャガイモ収穫の真っただ中です![]()
昨日はとてもいい天気だったので
、至る所で収穫していました。
収穫のピークの時期はもう過ぎているそうなのですが、
農家さんはとても忙しそう。お疲れ様です。
でっかいカゴにすごい数のジャガイモが入っています。
↑遠目の写真ですいません。中央付近のでかいカゴに
無数のジャガイモが入っています。
そしてこのカゴをたくさん載せたトラックが道路を走り回っています。
中央やや右の赤い重機は、芋を掘る重機なのだそうです。
(遠くてよくわかんないですね
すいません)
こういう風景、北海道っぽくていいですね。
追伸:昨日が私の誕生日ですが、ケーキを作ってくれた方がおりまして、
大変嬉しかったです![]()
ありがとうございました。
ど~も~![]()
豚汁同好会です。笑
何ともありがたいことに『さくらポーク』をいただいたので、豚汁を作ったのです![]()
ところでところで十勝出身の人は豚汁に白菜を入れるそうな・・・
ご想像どおりばっちり合うのですが、ちょっと驚きでしたね![]()

お肉は柔らかくとてもおいしかったのです![]()
次の日は残った豚汁にうどんを入れて「豚汁うどん」にしました![]()

この日は外はかなり風が強く、寒かったので豚汁うどんは体に染みました。笑
すごく大きな鍋に作った豚汁も完食~~![]()
『さくらポーク』送っていただいてありがとうございました![]()
ET研職員全員でとてもおいしくいただきました![]()
今日が最終日です。
今日はホル経産でした。すべての年代でGoldwynが圧倒的に強かったです。
グランドチャンピオン
Bonaccueil Maya Goldwyn 2006年12月18日生
(S Braedale Goldwyn D-Bonaccueil Maya Thunder)
Ty-D Holsteinsら ケベック州

リザーブグランドチャンピオン
Cookview Goldwyn Monique 2008年11月23日生
(S-Braedale Goldwyn D-Cookview Igniter Monika)
Jeff Butlerら イリノイ州

本日は最後にガンジー、ブラウンスイス、ジャージーなどすべての品種
のグランドチャンピオンが登場し、supreme championを決めるイベントもありました。
やはりというか、ホルのグラチャンが獲りました。
Congratulations!
また、動画アップできればお見せいたします。
今回初めてWDEを見ましたが、すべての出場牛のレベルが高いですね。
乳器はいうまでもありませんが、しかっりした肢蹄、幅もあって
さすがという印象でした。
最後におまけ写真です。
バックヤードで撮らせてもらったグラチャンのアップ![]()



現在アメリカ、マジソンで開催中のWDE2013に来ております。
会場も広く↓

展示場もとてつもなく広いです↓

本日(10月4日)はRed&Whiteとホル未経産の部がありました。
未経産の部、Junior Championです。↓
(人ごみと会場が広くてうまく撮れずですが。)

Cameron Ridge Atwood Beauty 2012年3月4日生
(S-Maple-Downs-I G W Atwood-ET D-Morsan Jasper OS Brandi-ET)
Gene lager & Chris/Jennifer Hill
Thurmont メリーランド州
Reserve Junior championは
Fanico Reginald Marty 2011年10月3日生
(S-Regancrestdl Reginald-ET D-Fanico Eleven Marrisa)
Co-Valeら
Preble ニューヨーク州 でした。
動画でも撮っておりますので後日アップできましたらと思います。
明日はいよいよホル経産の部です。
また写真アップいたします(もう少しいい写真撮れる様にがんばります)。
お楽しみに。
http://www.worlddairyexpo.com/
現在、開催中のワールド デイリー エキスポ(WDE) 2013
現地時間(ウィスコンシン州)の5日が最終日となります
WDEからの速報が携帯に届くように設定していますが、
この時期は毎年、2時間に1回程度”ピンコーン!”と鳴ります
現地の時間に合わせてなので、少々大変かもしれませんが、
EXPO TVも放映中です↓
http://www.worlddairyexpo.com/pages/Live-Stream-Video.php
写真も随時アップされ、会場の熱気がムンムンと伝わってきます↓
http://www.worlddairyexpo.com/pages/2013-Photos.php
さてさて、今年の結果はどうなるでしょうか?
今回は、ET研職員も参加してますので、
現地のリアルタイムな情報もお楽しみに!
簡単に文献の紹介をしたいと思います![]()
Effects of high somatic cell counts in milk on reproductive hormones and oestrus behaviour in dairy cows with special reference to those with concurrent lameness
Anim.Reprod.Sci. 141 (2013) 20-25
実験1
【目的】体細胞数(SCC)の多い牛で跛行のある牛では排卵がしにくいことが知られています。そこで、これにはステロイドホルモンの濃度の違いで説明できないかを調査。
【方法】分娩後30~80日の牛でSCCと跛行をスコア化し、3つのグループに分類:健常牛(n=22)、高SCC(n=12)、高SCC+跛行(n=9)。
PGF2αを投与した7日後にGnRHを投与し卵胞のステージを同期化。
プロジェステロン濃度とエストロジェン濃度を測定。
【結果】
ホルモン濃度に差は見られなかった。
実験2
【目的】高SCC牛で発情の兆候に差が見られないか調査
【方法】PG投与後3時間おきに30分発情観察。その際、兆候から点数をスコア化(Van Eerdenburg et al.,1996)。
【結果】発情の見られた割合は高SCCと低SCCで差は見られなかったが、高SCCのほうが兆候が
見られるまでに時間がかかった。
非常に簡単に書きましたが、要は高SCC(乳房炎)の牛では、ホルモン濃度に差はないが、発情開始のタイミングが遅くなるようです
また、排卵のタイミングはSCCとの関連はないそうです![]()
高SCCかつ跛行のある牛では繁殖性が低下しますが、その要因として発情が遅れる、兆候が見られないといった影響が大きいようです。高SCC牛では授精のタイミングが遅いのでしょうか?
授精のタイミングとSCCと受胎率の関係を調べてみるのも面白そうですね![]()
原始卵胞を人工的に活性化させて回収した卵子で、閉経した女性が出産した
とのニュースがTVなどで取り上げられていました。
http://jp.wsj.com/article/JJ12650017627018874529220248412250132939306.html
記事を読むと
卵巣の採取
↓
原始卵胞の活性化
↓
卵管に移植して卵子を成熟
↓
体外受精
といった流れで、1番のポイントは原始卵胞の活性化のようです。
PNASを調べてもヒットしなかったのですが、どうも
原始卵胞の発育を抑制している細胞内のタンパク質を働かなくする物質を加えるとのこと。
卵管で卵子を成熟(
)させるのにも数ヶ月から1年かかるようです![]()
その発想と根気、見習わなければ。
上士幌もずいぶんと寒くなってきました。
こないだは、夜に吐いた息が白くなって、秋というより
冬が来たのではないかという気もします。
先日、大学の同級生たちと食事会をしました。
場所は、ナイタイ高原牧場のレストハウス。
私は行こうと思えば昼休みにも行けるのですが、
いつでも行けると思うとかえって足を運べなくて、行くのはかなり
久しぶりでした。
連日雨が続いていたのですが、食事会の日は運よく快晴![]()

遠くまでよく見通すことができました![]()
定番のナイタイ煮込みハンバーグセット↓

同期が満足そうに食べておりました。
自分は「十勝ナイタイ和牛カルビバーガー」を頼みました。
いつもは丸いパンの間に肉が挟まっている、いわゆる「ハンバーガー」の形なのですが・・・
おや!?
パンが細長い![]()
丸いパンがなくて、急きょロールパンで代用したそうです。
メニューに載っていない料理です。レアです(笑)
焼きそばパンみたいですね。
おいしくいただきました![]()
楽しい会話と美しい風景に癒された一日でした。
NTTドコモもとうとうiPhoneの発売が開始となりましたね![]()
アンドロイド携帯を使用している私としてはどちらが使いやすいのか、
使い比べてみたいなぁ~と思いつつ・・・
ところでNTTドコモは通信機器を使って母牛の体温を管理し、
発情や分娩の兆候を知らせる牛温計なんてものを取り扱っているらしいです![]()
牛の双子生産は国内ではあまり行われていないそうなのですが、
この牛温計は双子生産でかなり重宝するようですね![]()
牛の双子生産は逆子や胎位異常で事故率が5割もあるそうなのですが、
通信機器を活用して母体の体調管理をしっかり行うことで
事故率を2-3%まで抑えることができたという成果が出ているそうですよ![]()
牛温計は母体内に体温計を装着し、体温の変化でその時の体調や分娩の兆候を
メールで知らせてくれるし、母牛の体温推移も携帯電話で日別にグラフ化してくれるそうです![]()
ドコモは今後牛だけではなく、豚
や馬
、鳥
などの畜産農家はもちろんのこと、
農業
や漁業
などでも様々なサービスを提供していきたいと考えているそうですよ![]()
こういった便利な物を使用することで農家さんの負担が軽減されたり、
作業の効率化につながると良いですよね![]()
ドコモさんがんばれ~~![]()
今日は朝の採卵を済ませたのち、各々が出張などで上士幌から出発しました![]()
あるものは東京へ、あるものは長野へ、あるものは新潟へ…。
天気予報では台風が近づいているとの情報もあり、ここまで出張他が重なってしまっていたためどうなってしまうのか不安だったことを思い出します。
結果は、写真のように飛行機も無事に出発し、非常に晴れ晴れした天気でした![]()

明日もこの天気が続いて、晴れやかに作業ができるといいですね![]()
ダンケー ダーハム メラニーにウィンドブルックを授精した5卵は、完売となりました。
受精卵販売を了承してくださった串田牧場のみなさま、
リストを見ていただいた皆様、問い合わせををしていただいた皆様、
販売にかかわった皆様、ありがとうございました![]()
今回一緒に提示させていただいたダンケー ドラマチック エリアは、
まだ個数に余裕がございます。エリザベスファミリーの血液を、
ぜひこの機会にいかがでしょうか。
(↑ダンケー ドラマチック エリアのリーフレットです。)
以前、我々で深部移植器の取り扱いを始めたことをご紹介しました。
http://etken-blog.lekumo.biz/et/2013/06/yt-d9ba.html
使われている方は実感されていると思いますが、
その実力のほどはどうなのでしょうか?
その成績が判明いたしました。
モニター期間平成25年3月~4月までで、
YTガンと一般的な直管型の移植器の受胎率を調べた結果、

ご覧のように経産牛ではYTガンで受胎率が有意に向上しました![]()
未経産でも有意差はありませんでしたが、高いレベルで受胎率が
向上しております。
是非皆さんに使っていただきたいと思います。
新ETシステムにて、中札内村に行きました。
新ETシステムが始まった頃と比べると、だいぶ移植に行く農家さんが増えました。
中札内村は北海道で一番人口の多い村です。4000人くらいです。
じゃあ日本で一番人口が多い村はどこかとネットで調べてみると、
岩手の滝沢村なんですね。54000人くらいいます。
そしてET研究所の北日本分場がある所でもあります。
その中札内村でお昼を食べました。村ではけっこうホエー豚を
出しているお店が多いのですが、その中でもおいしいという噂の
居酒屋「たま」のホエー豚丼をいただきました。
スマホを忘れていたので写真を撮れなかったのが残念です。
肩ロースを使っており、普通の豚丼より赤身が多い感じです。
タレは定番のかば焼き風のタレではなく、かつおだしベースの
あっさり風味。おかげで赤身肉本来のうまみを楽しむことができます。
赤身の多い肉をあれだけしっかり焼くと、肉が固くなってしまいがちです。
肉をやわらかくするために何か工夫してるんですか?と店主に質問したら、
「特に何もしていない。ホエー豚は肉がやわらかいから、何もしなくてもいいんだ。」
とのこと。そういえば普通の豚丼は肉を細かく切ってますが、
この店の豚丼はステーキのように一枚一枚が大きい。
やわらかくて噛み切りやすいホエー豚だからこそ作れるメニューなんですね。
私もよくホエイプロテインを飲んでいますので、食べたらやわらかくておいしいのかも・・・。
中札内村にお越しの際は、是非食べてみてください。
私が考える「カリスマ性のある人物」、
何人かおりますが、その中の一人が、
「スティーブ・ジョブズ」![]()
です
ジョブズに関する伝記やプレゼン法に関する書籍を読みましたが、
スケールのデカさがハンパない。。。
次元が違いすぎることは重々承知していますが、
そのような「天才」が、自分と同じ年代のころは、
何を考え、どのように行動していたか、
非常に興味があるところです
このたび、ジョブズが40才くらいのころのインタビュー映像が映画になりました
タイトル
「スティーブ・ジョブズ 1995~失われたインタビュー~」
YouTube: 映画「スティーブ・ジョブズ 1995~失われたインタビュー~ 」特別映像
これは、ジョブズが
に戻る1年前のインタビューらしいです
上の予告だけでも、心に残る言葉がチラホラと(少々長いですが15分の映像です)
まるで、ビジネス啓蒙書を読んでいるかのようですよ
しかし、若いですね。ご覧いただければわかりますが「毒」も吐いてます。。
個人的には10分あたりの自転車のくだりが好きでした
映画、時間があれば見たいですが、今のところ渋谷でしか上映しないようです。。。
残念![]()
私、特に
信者ではないのですが、
周りにあるアップル製品、数えてみると「7つ」ありました
ありゃ?いつの間に?って感じです
ジョブズ!やるな!
ET研究所に空知NOSAIの獣医さんがETの研修に来られました![]()
研修といっても我々の作業を見ていただくことしかできなかったのですが、今回のことが何かに少しでも役立てば幸いです![]()
さて、現場では様々な車で診療に回られていると思います![]()
ET研もですが北海道の多くの獣医さんはライトバン型の車を使用しています。
ところが空知NOSAIの診療車はなんとワンボックスタイプでした![]()
聞くところによると、診療所が岩見沢にあるらしいのですが、道内の方ならご存知ですがかなりの豪雪地帯のため、これくらい大きい車でないと往診に出れないそうです![]()
他にも日本海側では吹雪がひどいため、車の上に工事車両の回転灯をつける地域もあるとか…。
同じ北海道といえども地域によって様々なんですね。
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、ぜひご一読を![]()
ET研ホームページは→→→コチラより。
優良ホルスタイン受精卵は、期間限定の提示となっております。
早いもの順ではござませんが、一定の期間が過ぎましたらリストから下げさせていただきます。
ご容赦ください。
今回のホルスタイン優良受精卵の詳細は↓↓
https://cp11.smp.ne.jp/zennoh/embryolist3365835310.pdf
↑↑こちらより。
今回は”メラニー”と”エリザベスファミリー”、2種類の受精卵をご紹介させていただいております。
リーフレットも一新いたしましたので、以前よりわかりやすくなっている・・・
のではないかと思います。
これからまたホルスタイン優良受精卵の更新頻度をもう少しアップ
していきますので、
お見逃しなく![]()
連スタに入りづらそうだったので仕方なく先日導入牛の角を切りました。
この時期角を切ると高確率で化膿し、ウジがわきます。
思った通り、なってしまいました。。。
治療にまず使うのがこれです。↓

色々試しましたが除角穴のブツを出すのにオキシドールが一番いいようです。
鎮静剤を打って、オキシドールが角から鼻まで通ったら
あとはきれいになるまで洗うべし。。
最後に抗生剤、ハエがたからないように軽くガーゼを当てて
終了です。

はやくよくなってくださいな![]()