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2017年5月 8日 (月)

チームワークと連携プレイ

ET研東日本分場でも各地域で定期的に新ETを実施していますが、今回は4月末に千葉県で受精卵を移植(ET)を行ったときの写真をご紹介しますcamera

285

乳牛に和牛受精卵をETしている風景ですが、1頭の牛を酪農家、JA担当者、全農職員の3名で保定していますpaper

こうなると牛はもう観念して動きませんtaurussweat01

そこで当所のエースである女性ET師の出番ですvirgoshine

291

完璧に保定してもらった牛にわずか1分で移植完了sign03

牛舎に到着してからETまでの流れeye

one 牛の捕獲・保定(酪農家、JA職員等)

two  対象牛の卵巣等の状況チェック(ET師)

three  受精卵の移植器へのセッティング(僭越ながら筆者)

four  ET実施(ET師)

このチームワークと連係プレイが受胎率の高位安定には欠かせませんhappy02

関係者のみなさまいつもご協力ありがとうございますconfident

引き続きよろしくお願いいたしますsign03

2017年5月 1日 (月)

素晴らしいアイディア

こんにちは東日本分場ですhouse

先日千葉の農家さんへ採卵で伺わせていただきましたが、良いものを見つけたので紹介したいと思いますsmile

現場作業に従事しているみなさまはよくこんな経験あると思うのですが、作業をする上で牛を保定することは欠かせませんが、それでも牛が大暴れして作業がなかなか進まなかったり…蹴られてヒヤッとしたり、実際に蹴られてしまって痛い思いをしたり…やはり体の大きな動物なので油断はできませんよねbearing

そこで紹介したいのがコチラflair

さて、スタンチョンの上にあるものはなんでしょう~wink

1

普段はロープで固定してこのような状態にあるのですが、それを下ろすとこんな感じになります↓

2

一瞬で牛が枠に入れられたかのような状態になっていますsweat01

これで尻を振る動きは防ぐことができますねpaper

最後にお尻の後ろにある横向きのパイプを前に押していくと…

4

これで後ろ蹴り封じですhappy02

すばらしいアイディアですshine

この方法なら多くの頭数を簡単に保定することができますよねtaurustaurustaurustaurustaurustaurus

すごいです~~採卵に伺ったET研一同感心してしまいましたcoldsweats02

5

本当に作業がし易いsign03ありがたいsign03スムーズに作業ができましたnote

今日もまた素晴らしいアイディアとご協力に感謝の1日でしたhappy01

2017年4月28日 (金)

大流行

 

ようやく春めいてきましたが,季節の変わり目に体調をくずしている方はいませんかsign02

今朝は氷点下でしたが来週末は25度まで上がるとのこと…春の北海道あるあるですねbleah

 

ET研究所では,いまだかつてない規模で風邪が大流行していますsweat01

先週頭くらいから登場したET研風邪はまたたく間に広がり,

10人以上が被害にあっていますcoldsweats02

休む人,早退する人,遅出する人が続出し,警戒態勢が続く日々…

インフルエンザにかかる職員まで出る始末ですsad

 

私の所属する研究開発室では,私以外全員が風邪をひくという恐怖ですshock

最後の一人になっても戦うぞsign03という強い意思のもと,なんとか耐えておりますsweat02

 

元気な人も予防のためにマスクを着用しているため,マスク着用率が高すぎて

研究所は異様な雰囲気に包まれておりますbleah

↓ 実験室のマスク3人衆wink

 

Img_5364_2

  

明日からいよいよゴールデンウィークが始まりますlovely

せっかくの連休を風邪で台無しにしないよう,風邪には気を付けてくださいねshine

2017年4月24日 (月)

福島採卵

みなさんこんにちは~東日本分場ですhouse

29年度がスタートして約1ヶ月になりますsign01

東日本分場はフル稼働で移植に採卵に走りまわっております~run

先週は初めての福島に採卵に行ってまいりましたrvcardash

その農家さんではなんと15歳の牛から採卵を行いましたよcoldsweats02

しかし!それを上回る20歳の牛もいましたdanger

Photo

↑左が20歳で右が15歳ですtaurus

そんな風に見えないですね~美魔女ですね(笑)

採卵を行った15歳の牛は残念ながら凍結可能胚は少なく未受精卵が多かったのですが、卵子自体は28個も取れましたsign03

取れた受精卵も卵子も顕微鏡で見た感じではキレイだったので、もしかしたら授精のタイミングが悪かったのかもしれません…しかし15歳の牛さんの能力には恐れ入りましたhappy02

今回お邪魔した農家さんから日本三大桜の1つである「三春滝桜(みはるのたきざくら)」が近かったので、帰りがけに寄ってみましたnote

みなさんご存知でしょうか?

樹齢は推定1000年以上だそうですsign03

2

ひゃ~立派な桜ですねcherryblossom

この頃東日本分場のある茨城県では桜満開だったのですが、残念なことに滝桜は咲いておりませんでした…

採卵中も小雪が舞っておりましたのでちょっとびっくりしましたが、まだまだ東北は寒かったのですねthink

咲いてはおりませんでしたが、立派な桜を見ることができてパワーをもらえた気がしましたshine

2017年4月21日 (金)

ストローキャップ

 

昨年度,ET研究所ではおよそ28,000個の受精卵を製造いたしましたeye

 

受精卵づくりは決して大量生産ではなく,この28,000個の受精卵一つ一つに,

職員それぞれの血のにじむような努力と想いが込められていますconfident

「回収卵数を1個でも増やすために」を合言葉に,決して妥協することなく,

手を抜かず,コツコツと積み重ねた努力の結晶が全農の受精卵ですshine

 

受精卵が出荷され,生産者の皆様の手元に届くまでには,本当に多くの

過程がありますflair

採卵や検卵,同期化や人工授精はブログでも度々登場しますし,知る人の多い

いわゆる花形的な作業ですが,これらは受精卵生産過程の一部にすぎませんwink

 

そこで,あまり知る人はいないものの,ET研の受精卵生産を支える

縁の下の力持ち的な作業を紹介したいと思いますflair

名付けて「地味にすごい!!」シリーズ第一弾として紹介するのはこちらですsign03

 

20170421_22_01_01

ストローキャップ様でございますwink

出荷される受精卵はすべて1個ずつストローに詰められますが,ストローキャップは

どの受精卵が入っているのかを示すIDとなりますgood

 

このストローキャップですが,職員が1個ずつ丁寧にシール(写真右下)を

貼りつけて作っておりますhappy02

指紋が付くとはがれやすくなるため,ピンセットを用いて細心の注意を払いながら

曲がらないように剥がれないように,手作業でシールを巻いていきますeye

さらに,作製したキャップを全国各地の分場に送る際には,4個ずつ順番通りに

パッキングしていきます(写真上)

この作業,非常に肩がこるそうですshock

  

昨年度製造した受精卵は28,000個ですが,ストローキャップは毎回多めに作るので,

4万個近くのストローキャップを作ったことと思いますsweat02

 

ET研究所の受精卵を購入していただいた皆様,受精卵を移植器に詰めてストローを

捨てる前に,ちょっとだけこのストローキャップに目を向けてあげてくださいませnote

それだけでストローキャップ職人たちの肩こりが和らぐことでしょうsmile

2017年4月19日 (水)

ET研究所会議 おわりました

4月15日に行われたET研究所会議は無事に終わりました。sign03

当日の帯広市はとても暖かくいい陽気~sun上着要らずでございました。

(火曜日には再び、積雪20センチでしたsnow・・・)

研究開発室からは昨年度の研究実績と今年度の研究計画について報告しました。

会議に出席して気が引き締まったのか、今週の実験は満足な進行状況です。happy01
毎週この調子で行きたいsign03

事業に結びつくような研究が出来るよう、日々がんばっておりますup

2017年4月14日 (金)

ET研究所会議

 

明日,ET研究所では受精卵の生産事業および研究開発に関する

会議が行われますeye

 

ET研究所を構成する上士幌本場,繁殖義塾,北日本分場,東日本分場,

福岡畜産生産事業所に加え,東京の全農本所からも関係者が集まる一大イベントですflair

ET研究所の生産事業から研究まで,ありとあらゆる業務について,

一日かけてじっくりと話し合いが行われますhappy02

 

全国各地の分場の職員とはテレビ会議をすることが多いのですが,

今回は北海道に集結することになっており,いまだかつてない規模での開催となりますhappy01

 

4月に入ってからずっと,管理課も生産課も研究開発室も,この会議の準備に

大忙しでしたsweat01

↓研究の資料だけでこの量shock

20170414_22_00_48


 

コツコツためてきた研究成果とあふれる思いを武器に,いざ出陣sign03

2017年4月12日 (水)

4.12

北海道もすっかり雪がとけ、春めいてきました~note

と思っていたら・・・


朝起きたら積雪!ET研究所のあたりは20センチほど積もっていました。
4月12日(水)の朝6:30ごろのET研究所です
downwardright

412


採卵で慌しい日に限ってドカ雪が降るような気がするのは私だけでしょうか!?

先週紹介した研修生の中には九州から来た人もいるのですが、
思わぬ雪にびっくりしたことでしょうsweat02

いい歓迎になったかなsign02

昼ごろには道路の雪は溶けておりましたが、
ET研究所にお越しの際は、運転にお気をつけておこしください。

2017年4月 7日 (金)

新年度が始まりました!

 

長く積もっていた雪が消え,いよいよ本格的に春の訪れを感じる季節となりましたnote

 

ET研究所でも新年度がスタートし,あわただしい一週間がようやく過ぎましたhappy02

今年度は異動者3名,新規採用3名に加えて繁殖技術研修生6名を迎え,

ET研究所は一気ににぎやかになりましたsmile

若い新メンバーたちに,フレッシュで前向きなパワーをいただいておりますbleah

 

研修生は1-2名ずつ4つのチームに分かれ,3ヶ月ローテーションにより

ET研の持つすべての技術を学ぶことになりますeye

 

私の所属する研究チームにも,研修生がやってきましたsign03

 

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さっそく検卵の練習中ですsmile

一日も早く戦力となれるよう,頑張ってくださいねhappy02

  

新年度は体制が大きく変わり,心機一転のスタートとなりますconfident

生産者の皆様のお役に立てるよう,職員一同力を尽くしてまいりますので,

どうぞよろしくお願いいたしますsign03

2017年4月 4日 (火)

「ちょろまつ79」号と「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します

新年度初の高育種価受精卵販売です。
今回は「ちょろまつ79」号と「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します。

今回の目玉はshineshine
「ちょろまつ79」号×「金太郎3」号です!

「ちょろまつ79」号は平成29年度1月公表の育種価において脂肪交雑 全道第21位の成績です。
「金太郎3」号は長崎県の種雄牛で現場後代検定では平均BMS.No. 8.4、4~5等級率94.1%と全国トップクラスの成績を収めています。
更に枝肉重量の平均は551.3Kgという成績です!!
肉質、増体ともに期待できる受精卵となっていますhappy01


「あおぞら」号は平成29年度1月公表の北海道育種価において脂肪交雑 全道801位の成績です。
最新の遺伝子解析技術からも優秀であることが分かっています。
後継牛づくりにおすすめの受精卵です。

詳細は下記の広告をご覧ください。

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2017年4月 3日 (月)

出会いと別れと…~東日本分場編~

みなさまこんにちは、東日本分場ですevent

4月になり新年度スタートですねrun

そして3~4月は出会いと別れの季節でみなさまもバタバタの時期かと思いますsign01

本場でも送別会の様子がブログに載せられていましたが、東日本分場も人数が少ないながら意外と大きな動きがありまして、もちろん送別会を開催いたしましたbeer

Photo

東日本分場はこれまで6名いたのですが、本場へ1名、福岡事業所へ1名異動となり、さらに長年勤めていただいた方が3月で退職となるため全部で3名も減ってしまいましたshock

寂しいです~今までありがとうございましたcrying

感謝の気持ちを込めてささやかなプレゼントをさせていただきましたshine

Photo_2

でも悲しいことばかりではありませんbearing

本場から1名こちらに異動してくることになったので、東日本分場メンバーは全部で4名の新体制となりわくわくドキドキですhappy02

結局は去年より人数が少なくなってしまったので少し心細いですが、心機一転みんなで頑張っていきたいと思います~good

新年度もよろしくお願いいたしますconfident

2017年3月31日 (金)

繁殖技術研修生

 

今年度から,ET研究所では繁殖技術研修生の受け入れを開始しましたeye

 

将来,酪農家または和牛繁殖農家の仕事に従事するためにウシの人工授精および

受精卵移植等の繁殖に関する知識・技能を学ぼうとする方を研修生として受け入れ,

現場での実践研修および座学研修により,腕を磨いてもらおうという制度ですflair

 

今年度は記念すべき第1期生として2名を受け入れ,1年目が終わろうとしていますconfident

それまで直検などしたことがなく,ウシ繁殖は素人同然だった研修生たちですが,

この一年間で目覚ましい成長を遂げましたshine

二人とも昨年8月には人工授精師の資格を取得し,バリバリ現場で活躍していますhappy02

 

今年度最後のブログは,この研修生たちの紹介をしたいと思いますhappy02

 

第一号:Mさん

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 ただ今人工授精中!!

  

 

採卵を行う供卵牛チームに所属するMさんは,発情観察やエコーでの卵巣チェック,

人工授精まで幅広くこなすマルチプレーヤーに成長しましたflair

以前紹介した,「発情観察職人」(3/17ブログ記事参照)でもある彼女は,

ET研に来るまでは発情を見るどころか,ウシに触れたこともほぼなかったそうですeye

 

「センスが良い」と絶賛される彼女,この写真を撮らせてもらった時も

あっという間に人工授精を終わらせており,あまりの手早さに驚きましたcoldsweats01 

 

 

第二号:Kくん

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エコーで黄体確認中!

 

 

新ETおよび農家採卵チームのメンバーとして各地を飛び回るKくんは,ET研の

ムードメーカーですsmile

ET研の場内はもちろんのこと,農家さんの牛群においても経産牛への薬注を

完璧にこなすほどの腕前の持ち主でもありますshine

 

現場での試験の際にはたくさん助けてもらいましたhappy02

本当にありがとうsign03

 

4月からは繁殖義塾2年生として,より実践的な研修に移行しますflair

また、来年度は新たに6名の研修生を迎えることになり,

後輩の指導にも力を尽くしてもらうことになりますsmile

 

未来のエースたちのさらなる活躍を期待してますsign03

2017年3月29日 (水)

N牛舎

ET研究所には牛舎がいくつもあり、それぞれ番号がついています。

採卵でおなじみの供卵牛たちは採卵棟に近い牛舎で飼養されていますが、

ET研究所の奥にはさらに牛舎があるんです!!

奥の牛舎はN牛舎と呼ばれていて、ET研究所でつくられた受精卵を移植するための受卵牛が飼養されています。

本日は移植に立ち会うことになり、N牛舎まで行ってきました。bearing

移植チームのみなさん、移植なれしているため作業が手早く、あっという間に本日の移植分が終了しました。

妊娠した受卵牛たちは全国に旅立って行きますdash

2017年3月24日 (金)

出会いと別れと…

 

長く厳しい冬を越え,ようやく春の訪れを感じる季節となりましたconfident

卒業式も終わり,多くの若者たちが新たな世界に飛び出そうとしていますshine 

春といえば…そう,出会いと別れの季節ですweep

 

ET研究所もまた,新たな年度に向けての準備に大忙しですsweat01

ET研究所は北海道だけでなく,岩手・茨城・福岡に拠点を持つため,

年度末には職員の異動が起こりますcoldsweats02

 

本日は,異動する方々の送別会でしたbeer

日本全国を飛び回るET研職員が,これだけ一同に会するのは久しぶりですwink

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贈り物の一つとして,メッセージ付きの直検手袋も用意しましたhappy02 

  

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毎年のこととはいえ,異動する方を見送るのは複雑な気分ですsweat02

もっと色々教えていただきたかったという残念な気持ちと,

新天地でのさらなる活躍を期待する気持ちが入り混じりますthink

 

4月からは新メンバーも多数加わり,新たなスタートを切ることになりますhappy02

これからも進化し続けるET研究所をよろしくお願いいたしますsign03

 

2017年3月17日 (金)

発情観察職人

 

採卵成績向上のための最も地道かつ最も重要な仕事,

それは発情観察ではないでしょうかhappy02

 

ET研究所においても,朝・昼・夕の発情観察を徹底しておりますshine

自然発情から同期化プログラムに入る牛を見つけるため,また

同期化・PG投与後の授精の適期を見極めるため,発情発見は欠かせませんsign03

 

多くの方は発情発見のためにテールペイント等を用いると思いますが,

ET研が誇る発情発見職人たちは道具に頼らず,ひたすら牛群を観察して

発情兆候を見つけ出しますeye

テールペイントではスタンディングを示した時間が正確にはわからず,

授精適期を確実に見極めることができないからだそうですsweat01

 

職人の仕事ぶりをご覧くださいsmile

 

Photo  

毎日早朝から,早いときには5時半くらいからひたすら牛群を見つめ続けておりますcoldsweats01

しっかり乗られてピタッと止まる,良い発情を見逃しませんwink

ちなみに職人いわく,このマウンティングにはやる気が感じられないそうですsmile

 

最後に職人からのメッセージ:

「発情発見がすべてのスタートラインである」

うーん,かっこいい~lovely

2017年3月15日 (水)

頼もしき相棒

研究開発室では体外受精卵に関する研究を行うために、
週2回帯広にある屠場まで卵巣採取に行っています。その距離往復100キロ!!
この道中をともにしていた公用車が古くなったため、買い換えることになりました。

Photo


なんと24万キロ走っておりました。。。
冬の凍った路面snowもなんのその、頼もしい相棒でした。
いままでありがとう。さようなら~


新しく納車された車はすごく派手です!笑notes
心機一転して屠場に通います。shine

2017年3月10日 (金)

採卵用フィルター

  

これまで何度もブログで紹介してきた「採卵に欠かせない道具」シリーズ、

今回ピックアップするのは受精卵回収用フィルターですflair

 

子宮の還流液は下の写真のようなフィルターを通すことで、

受精卵だけをキャッチして不要な還流液をどんどん捨てていくことができますhappy02

 

Photo

 
  

 

 

 

(AGジャパンHPより)

 

 

 

一昔前は還流液を全て回収し、一頭あたり何十枚ものシャーレを検卵していた

そうな…shock

ものすごく時間がかかりそうですねsweat01

このフィルターの登場は、受精卵回収に革命を起こしたと言われていますflair

このような、単純かつ革新的な発明には本当に憧れますlovely

  

このフィルターですが、さらに進化を続けていますhappy02

最近ET研究所では、こんなフィルターを使うことが増えてきましたeye

 

Img_5136

  

装着式のフィルターですshine

採卵者に装着できる上に温度管理がしやすいので野外での採卵に適しており、

フィルターが縦型になっているためつまりにくく、液があふれる心配も

ありませんsmile

さらになんと、検卵シャーレと一体型なので、そのまま検卵できるという

優れものsign03

  

みなさまぜひ試してみてはいかがでしょうかsign02

…フィルターから排出された液が長靴に入るという事故にだけは

お気を付けくださいbleah

2017年3月 8日 (水)

そのこころは?

同じ条件下で培養した体外受精卵でも
受精しないもの、発育途中で死んでしまうもの、きれい発育するもの、などなど・・・sweat01
発育スピードも本当に様々です。

下の写真は
同じ条件下で体外受精した受精卵2つを凍結融解したものです。
細胞ひとつひとつが分かりやすくなるように青く染色しています。

凍結前のステージとランクはそれぞれ同じでしたが・・・


P3090351

細胞の密さがぜんぜん違うのがお分かりいただけますかsign02

(ちなみに、右と左の受精卵は細胞数はほぼ同じ数です。)
右の受精卵はシュリンク(収縮)しているため、細胞と細胞がつまっているように見えています。

同じステージ-ランクの受精卵に同様の処置をしても反応も様々です。wobbly
この反応の差が受胎に影響しているんだろうな~thinkなんて思いつつ研究しています。search

2017年3月 7日 (火)

受精卵リスト発信・締切の曜日変更について(ご案内)

日頃ET研究所事業につきまして格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。


さて、これまで凍結受精卵につきましては、毎月2回


水曜日受精卵リスト発信 → 翌週水曜日注文締切 


とさせていただいておりましたが、平成29年4月より


火曜日受精卵リスト発信 → 翌週火曜日注文締切


に変更させていただきます。


勝手ながら大変申し訳ありませんが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

2017年3月 3日 (金)

OPU練習中!!

 

最近OPUの練習をしていますhappy02

 

以前ブログでも紹介したとおり,現在世界の受精卵生産の49%は体外受精卵であり,

そのほとんどはOPUにより採取した卵子を使用していますflair

体内受精卵の採卵技術をなんとか習得し,次なる目標はOPUだ!!と,気合を

入れて臨んでおりますが,思った以上に難しい…crying

  

思うように卵巣を動かせなかったり,狙いを定めて針を刺しても刺さらなかったり,

まだまだ課題は山積みですsweat02

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OPUの後は自分で検卵をし,IVFもするのですが,

先週行ったOPU練習から4個/頭の凍結可能卵を作ることができましたnote

自分で採取して育てた胚盤胞を初めて目にしたときの感動は忘れませんshine 

 

熟練した技術者がOPUした場合,一頭から40個くらいの卵子が取れる

とのことですので,この数字を目指して精進したいと思いますcoldsweats01

2017年2月24日 (金)

毒物チェック!

 

幅広い研究を行うET研究所には,実にさまざまな種類の試薬が存在しますeye

 

その中には,人体に有害な毒物・劇物と呼ばれるこわーい試薬も含まれていますbomb

毒劇物は鍵のかかったロッカーに収納され,細心の注意を払って使用するのですが,

今週はこれら毒劇物の確認作業を行いましたcoldsweats01

 

Photo

 

毒物は赤字に白地で,劇物は白地に赤字での表示が義務付けられているので,

表示がはがれていないか,貼り忘れがないか等を確認しましたshock

念のためすべての試薬を再確認するという気合の入れっぷりhappy02

 

作業しながら,毒物と劇物の違いが何なのか気になったので調べてみましたeye

 

「毒物」は誤飲した場合の致死量が2g程度以下のもの,「劇物」は致死量が

2~20g程度のものだそうですflair

さすがに誤飲することはないと思いますが,皮膚からの吸収にも気を付けなければ…

 

しっかりと試薬管理を行い,事故のないように研究を進めていきますsign01

2017年2月22日 (水)

「ふくこ」号と「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します

高育種価牛「ふくこ」号と「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します。

詳細は下記の広告をご覧ください。

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02222

受精卵に関する質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいsign03

2017年2月20日 (月)

冬からの春~♪

みなさんこんにちはhappy01

雪が積もりましたよーsnow

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ちょっと!普通じゃん!と思われた方!ここは本場(北海道)ではないのですよ…

なんと東日本分場(茨城県)でございますよhouse

ブログに載せるのが少し遅くなりましたが、2月の上旬は東日本分場も一瞬北海道のような一面雪景色になったのですsnowboard

20170220_123204

なかなかの積もり具合ですよねsweat01

ニュースでは茨城県積雪12センチとか…こんなことを言ったら北海道民に「え?」と言われちゃうと思いますが、大雪警報も出ていたのですよ(これで。笑)

本場から東へ来たメンバーは「なつかしい景色」と言っておりましたcatface

確かに。笑

しかしさすがは関東、すぐに溶けていつも通りの雪のない景色に戻りましたよshine

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春が近づいてきているせいか最近は風の強い日が多いですtyphoon

そしてこの日の最高気温は16℃ほどになりましたよspa

わき道でたんぽぽが咲いているのを見つけましたbud

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春ですねcherryblossom

こちらではもうそろそろ雪の心配もしなくて良いですかねwink

しかし、これから花粉との戦いが始まりますcute

東のメンバーにはすでに花粉にやられている方もいますshock

季節の変わり目は体調管理にお気をつけ下さいdanger

2017年2月17日 (金)

世界の体外受精卵生産

 

先日参加したIETSにおいて,世界のOPU/IVF事情についてのシンポジウムがありましたflair

  

2014年に世界中で生産された約1200万個の受精卵のうち49%がIVF胚だそうですeye

IVF胚のうち3分の2はブラジルをはじめとする南アメリカで生産されたものだとのこと。

  

Photo_3

  

 

 

(Blondin, Reprod Fertil Dev, 2017より )

 

 

グラフの中でオレンジ色の棒がIVF胚,青色が体内胚の生産個数ですが,

体内胚が横ばいなのに対し,IVF胚の生産はどんどん増えてますねhappy02

体内胚とIVF胚の生産個数が逆転する日も近いかもしれませんcoldsweats01

 

IVF胚の生産個数が増え続ける理由としては,培地の改善による発生率の向上,

性選別精液の利用に加え,OPU/IVFによりゲノム選抜をスピードアップできるという

メリットがあるそうですshine

 

ただし,IVF胚のうち凍結胚の割合は20%程度と低いままですshock

IVF胚は体内胚よりも耐凍性が低いため,凍結技術の改善が急務であると感じましたflair

もちろん,凍結に耐えうる高品質IVF胚の生産効率向上も重要ですsign03

 

世界の体外受精卵生産の現状と課題が見えてきたところで,ET研究所も

立ち止まることなく技術向上に励んでいかねばならないと,気合を入れなおしましたbomb

 

2017年2月15日 (水)

荒療治!?

普段は繁殖管理が基本のET研獣医師たちも、患畜が出ればお医者さんに変身~!

今回の症状はこれですsign03
みなさんも写真をみてどんな症状か考えてみてください。

患畜Aさん
右側から

Photo

左側から

Photo_2

分かりましたか!?


お腹の大きさが左右で違いますね。
今回は触ってみると波動感があり中に液体がたまっていることが分かりました。
大体は他の牛にどつかれて出来た打ち身で自然治癒するのですが、
今回は腫脹が広範囲のため溜まった液体を排出する処置をしました。

触診によりどこから液体を排出するか決め、太い針を刺します

もう針とは呼べないほど太い、太い針ですsweat01

処置後がこちら

Photo_4


お腹が一回り小さくなりました。
なんと20リットルほどの滲出液が出てきました。impact
しばらく液体を排出するため穴は開けたままにしておきます。
最後に薬を投与して治療は終了です。

荒療治に思えるかもしれませんが、一般的な方法ですよcoldsweats01
はやく良くなりますように。happy01

2017年2月14日 (火)

凍結受精卵配送拠点の変更について(ご案内)

日頃ET研究所事業につきまして格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、これまで凍結受精卵につきましては、全農ET研究所(上士幌本場)を配送拠点にしておりましたが、
平成29年4月1日より、全農繁殖義塾に移転します。

このため、まことに勝手ながら、平成29年4月1日以降受精卵タンクを返送いただく際は、以下の住所までお願いします。

全農繁殖義塾
〒080-1200
北海道河東郡士幌町上音更西3線180番地 
TEL : 01564-9-5122 FAX : 01564-9-5133

また、新拠点の整備および決算対応等により、3月15日(水)~4月2日(日)までの期間、凍結受精卵の出荷ができません。


皆様には大変ご不便をお掛けしますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

2017年2月10日 (金)

リニューアル!!

 

採卵に欠かせない道具とは何でしょうsign02eye

 

バルーンカテーテルや還流液,受精卵をキャッチするフィルターなど

たくさんの道具が必要ですが,関係者すべてが必ず使用する

超重要な道具があるのですflair

  

それは……記録用紙&貼り付けボードですshine 

 

記録用紙には過排卵処置の方法や過去の採卵成績,使用した精液など

たくさんの情報が記載されており,採卵前に必ず確認しますhappy02

採卵後は黄体数などの所見を記載して,受精卵の入ったフィルターとともに

検卵室に移動し,受精卵の数やランク,ストロー番号なども記録されますflair

 

この地味にすごい記録用紙&貼り付けボードをなぜ紹介したかといいますと…

 

2_2 

本日,貼り付けボードが18年ぶりにリニューアルしましたsign03

 

ET研究所が北海道上士幌町に移ってきてから18年,採卵のたびに欠かさず

使用されてきた貼り付けボードですが,新品のホワイトボードに変わりましたsmile

ぴかぴか光っててまぶしいshine

 

ちなみに古い貼り付けボードはこちらeye

 

Photo 

うーん,歴史を感じさせますsweat01

記録用紙のピン止めを繰り返しすぎてぼろぼろになってますcrying

ぼろぼろすぎてピンがすぐに抜けてしまい,引退することにsad

 

ET研究所の採卵をずっと見守り,支えてくれた貼り付けボードさん

本当にお疲れ様でございましたjapanesetea

 

リニューアルしたボードとともに心機一転,ET研究所もますます

進化していきますよ~upup

 

  

2017年2月 8日 (水)

「ひみこ」号の凍結受精卵を販売します

「ひみこ」号は枝肉重量、脂肪交雑ともに優れています。
後継牛の造成を考えている方にはおすすめの受精卵です。

詳細は下記をご覧ください。

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「ひみこ」の育種価など質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください!

2017年2月 3日 (金)

子宮炎の痛み!?

 

子宮炎による繁殖成績低下にお悩みの方は多いと思いますbearing

その原因の一つとして,陰部から悪露が出ている顕著なケースを除いて,

子宮炎の診断がなかなか容易ではないということもあるのではないでしょうか。

 

臨床獣医2月号において,子宮炎の新たな評価方法についての記事が載っていたので

紹介しますflair

Journal of Dairy Scienceに掲載された海外論文を,宮崎大学の北原先生が

翻訳してくださったものですhappy02

 

「乳牛における子宮炎に起因した内臓痛の評価」 (Stojkov et al. 2015)

  

乳牛の背中に色つきワックスを塗り,直腸検査時の背弯姿勢を撮影したのち,

下に示した図のように定量的に評価したそうですtaurus

0203_2 

 

直腸検査を行っている際の背弯姿勢は,子宮の触診の有無にかかわらず

子宮炎罹患牛が健康牛に比べて有意に広くなったとのことsign03

この原因として,子宮炎罹患牛では炎症によって痛みに過敏となり,

触診に敏感に反応する可能性が考えられるとのことsad

ウシにおいても,子宮に炎症があると内臓の痛みが生じるようですdown

 

多少の苦痛には文句も言わずにぼーっとしているように見えるウシたちも,

実はとっても繊細なんですねsweat01

直検時にものすごく背弯するウシがたまにいますが,もしかしたら

どこかに痛みを抱えているのかもweep

 

ウシの苦痛を減らすには,技術向上あるのみですpunch

2017年1月31日 (火)

和牛の双子生産④ ~双子受胎牛の分娩成績~

和牛の双子生産、第4回目の今回は、前回お示しした、双子受胎牛の妊娠末期の栄養管理ごとの分娩成績を紹介します。

 

試験区が混乱しないように、前回記事のリンク先も示しておきます(和牛の双子生産③)

                  ↓↓↓

http://etken-blog.lekumo.biz/et/2016/08/post-5bc2.html

○試験区のおさらい

 

一定区

増給区

急増区

単子区

配合飼料給与量(充足率)

  分娩2ヶ月前~

  分娩3週間前~

 

3kg(100%)

3kg(100%)

 

3kg(100%)

6kg(130%)

 

1kg(85%)

6kg(130%)

 

1kg

3kg

母牛試験頭数

8頭

8頭

8頭

19頭

 

○分娩成績 ~妊娠期間~

・単子と比較し、双子はすべての区で妊娠期間が5日前後短縮されました。

○分娩成績 ~産出子牛頭数~

・増給区は比較的安定した分娩成績が得られました(子牛16頭中15頭生産)。

・一定区は最も死産が多く、栄養摂取量が不足していた可能性があります(子牛16頭中10頭生産)。

・急増区も死産が多く、配合飼料を1kgから6kgに急激に増給させたことが母牛へ影響を及ぼしたと考えられます(子牛16頭中12頭生産)。

・なお、本試験では5~7産の母牛を試験に用いており、ほぼ自然分娩でした。


 
  
  

○分娩成績 ~子牛の生時体重~

・単子と比較し、双子はすべての区で生時体重が5kg前後小さくなりました。

・なお、血統による差を防ぐため、使用した受精卵の種雄牛は1種類(増体系)に統一しました。

 
  
  

以上の結果から、双子受胎牛の妊娠末期の栄養管理を調整することで、

・死産を少なくすることができる

・妊娠期間や子牛の生時体重は変わらない

ということが分かりました。

このことから、死産を少なくし、多くの子牛を生産するためには、【増給区】を基本とした栄養管理が理想的であると言えます。

 

次回は、分娩後に気をつけたいポイントをご紹介します。


  
  
  
  
  
 
 
 

 
 

2017年1月27日 (金)

IETSに行ってきました!

  

アメリカのテキサス州オースティンで開催された,第43回国際受精卵移植学会(IETS)

に参加してきましたhappy02

 

学生のころからずっと憧れていたIETSsign03

ついに参加することができましたshine

  

巨大なホテルが学会会場です。

旅のお供は全農のマスコットキャラクター,ゼウシくんbleah

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さすがはカウボーイの町テキサス!巨大なウシが出迎えてくれましたtaurus 

  

20170128_22_33_51

 

4日間にわたる大会期間中,招待講演12題,口頭発表17題,ポスター発表213題に

加え,パネルディスカッション3つとシンポジウム2つが行われましたflair

非常に興味深い内容が盛りだくさんで,最先端の生殖工学から臨床現場での

実践的技術に至る,受精卵生産に関わる情報をたくさん収集することができましたeye

  

詳細な情報については,今後ブログで少しずつ紹介させていただければと

思いますconfident

 

また,これまで論文で勉強させてもらった超有名研究者の皆様をを生で見ることが

でき,私のテンションは上がりっぱなしhappy02

  

ポスター会場の様子eye

企業の展示ブースもたくさん出ており,採卵やOPUに使うための新製品が

盛りだくさんでしたflair

 20170122_16_31_11_4

 

ET研究所でも,顕微授精に関する研究内容をポスター発表しましたgood

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学会でたくさん学んだあとは,もちろんお肉lovely

本場アメリカのリブアイステーキは感動モノの美味しさでしたheart04

20170116_20_29_31 

今までいくつかの国際学会に参加してきましたが,こんなに存分に学ぶことができた

学会は初めて,というくらい充実した日々でしたconfident

この経験を活かし,これからもより良い受精卵を供給するための研究に励みますsign03

 

2017年1月25日 (水)

「てつせん」号、「あおぞら」号および「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します

みなさまお待ちかねnotes


高育種価牛「てつせん」号、「あおぞら」号および「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します。
特に、後継牛の造成を考えている方にはおすすめの受精卵ですsign03sign03

詳細は下記をご覧ください。

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01252


01253


2017年1月20日 (金)

新春特価受精卵/完売しました


新春特価受精卵、


たくさんのご注文をいただきありがとうございまいた。


今後も定期的に高育種価受精卵を紹介させていただきます。


次回(1月25日配信)は『当店No1』が登場します!

2017年1月18日 (水)

大台

新年がはじまるとそろそろ今年度の終わりが近づいていると感じます。

今年度の受精卵製造目標個数達成のために採卵も追い込み中ですsign03sign03

本日の凍結個数はなんと200個越えでしたlovely

採卵頭数や回収成績さらにその日の新鮮卵出荷個数などによって凍結個数が変わるため、200個超えることはめったにありませんdelicious

いつもは凍結機を2台使用していますが、本日は3台目も稼動して凍結しました!

0120

ケ、ケーンの数が多いimpact

もっと近づいてみると・・・sign02

01202

凍結機にはびっしり受精卵入りストローが入っています。


上士幌は真冬日が続いていますが、細かい管理により採卵成績は維持しています。
日々、受精卵供給のためにがんばっていますよsign05

2017年1月16日 (月)

東日本分場よりニュース!

大変遅くなりましたが、みなさん、あけましておめでとうございますfuji

今年もよろしくお願いいたしますshine

さて、さっそくですが東日本分場からニュースがありまーすscissors

実は新しいメンバー増えましたぁーup

男性陣、おまちかね(?)の若い女性ですよん(笑)

これからCRI精液関連のお仕事や証明書の発行などなど色々なお仕事を担当していただきまーすhappy01

みなさまよろしくお願いいたしますwink

Photo

みなさまのご要望に答えて(笑)後ろ姿をパチリcameraimpact

東日本分場は現在6人体制となりましたflair

農家採卵や新ETなどで分場にいないことが多いメンバーではございますが、みんなで力を合わせてより一層頑張っていきたいと思っておりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたしますconfident

2017年1月13日 (金)

本場での採卵

 

日本各地に大寒波が押し寄せているとのことですが,ET研究所のある

北海道上士幌町もまた,猛烈な寒さに悲鳴を上げていますtyphoon

朝の気温がマイナス20度以下になることも多く,凍ってツルツルの路面に

神経をとがらせながら通勤する毎日wobbly

  

そんな極寒の中で,2017年の採卵が開始いたしましたshine

多くの方に受精卵をお届けするために,早朝からET研職員総出で採卵を行っていますhappy02

  

20170111_7_11_042

久々に登場,採卵の様子ですflair

ちなみに手前は全農のマスコットキャラクター「ゼウシくん」(笑)

 

今年度初めに採卵を行う獣医師の数が激減し,どうなることかと心配しましたが,

若手獣医師(私もその一人です!)が順調に増え,現在は最大8人体制で採卵を

行っていますhappy01

 

もちろん採卵は獣医師だけの仕事ではなく,同期化・人工授精をする人,

ウシを連れてくる人,採卵補助をする人,検卵する人,誰一人欠けても成立しない

チームプレーですconfident

繁殖技術研修生もこの一年間で目覚ましい成長を遂げ,重要な戦力となっていますshine

このチームワークのおかげで採卵時間は飛躍的に短縮し,10個しかない枠場は

フル稼働状態ですsweat01

 

もっと早く,どんな牛からもきちんと採卵できるよう,2017年も頑張るぞ~up

皆様のお役に立てるよう,職員一丸となって受精卵生産に励んでまいりますので,

本年もET研究所をよろしくお願いいたしますconfident

2017年1月11日 (水)

新春特価受精卵リスト

あけましておめでとうございます。sun
本年も全農ET研究所をどうぞよろしくお願いいたします。


新春お年玉企画として、
高育種価受精卵を特別価格でご提供いたします。shineshine
今回は「あおぞら」号、「はゆり」号、「ひらしげみ18」号と「むつき」号のご紹介です


「はゆり」号は今回が初登場になります。
この機会にぜひご検討ください。


受精卵の詳細は下記の広告をご覧ください。

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育種価の詳細などはお気軽にお問い合わせください。

2016年12月28日 (水)

ET研究所よりお知らせ

今年も全農ET研究所の受精卵をご利用頂きありがとうございます。
ET研究所より皆様に大切なお知らせがございます。

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さて、本年度の年末年始につきましては、まことに勝手ではございますが下記のとおり休業させていただきますので、高配賜りますようお知らせ申し上げます。

年末年始休業日
 平成28年12月29日から
 平成29年1月3日まで

2016年12月27日 (火)

雪国の宿命・・・

みなさん、クリスマスはいかがお過ごしだったでしょうかsmile

こちらET研本場は、雪国の現実を突きつけられたクリスマスとなりましたcrying

九州方面から出向で来ている方は『ホワイトクリスマス~note』と言って、はしゃいでましたが、ほんの一時の迷いだったとすぐに気づいたようですsweat02

22日(木)夜はなんとか帰宅しましたが(1名、駐車場から車を出せなくなり、事務所で一夜を明かしました。。。)、翌朝、玄関を開けたらこの有様shock

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雪かきしては積もり、雪かきしては屋根からの落雪で埋まり、3連休はほぼ毎日雪かきでした。

さすがに喜んで庭を駆け回る犬もいないのではないでしょうかdog

私はコタツで丸くなりたいですcat

サンタさん、雪のクリスマスプレゼントはもうお腹イッパイですbearing

クリスマスプレゼントは受精卵が良かったですpout

さて、明日は年内最後の採卵です。1年間の受精卵を作り出してくれた牛への感謝しながら、もう1日ガンバってもらいましょうsign01

2016年12月26日 (月)

神奈川採卵

先日神奈川での採卵に検卵要員として参加させていただきましたscissors

2016年の私の外部採卵への参加はこれが最後になりますdash

神奈川は採卵成績が毎回良いので、今年を気持ち良く締めくくれるように気合を入れて受精卵、探しまくってきまーすrun

今回は2日間で17頭の採卵を行い、採取した受精卵は凍結の他に新鮮胚として52個移植を行いましたtaurus

地域の獣医さんに受精卵を移植していただいたり、ET研職員が持ち出して移植を行ったりしましたrvcar

今回も色々な方々にご協力いただきましたsign03

ありがとうございましたsign03

おかげさまで1頭から平均して12~13個の受精卵を採取することができましたup

Photo

なかなかの成績ですgood

そして今回も私たちの取り組みを取材をしていただきましたcamera

Photo_2

外部での採卵事業や繁殖義塾での採卵など今年は多くのメディアに取り上げていただきましたtv

なんだかET研が大躍進したように感じた1年でございますsmile

と、同時に多くの方々に支えられたと感じた1年でもありましたshine

来年も出来る限りの力を尽くして頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしますconfident

神奈川での採卵を終えて帰る途中に念願だった富士山を拝むことができましたfuji

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年の瀬に縁起物を見ることが出来ましたhappy02

なんだか来年もいいことが起きそうな予感ですcatface

2016年もあと1週間を切りましたねflair

それではみなさん良いお年をpaper

東日本分場よりhouse

2016年12月23日 (金)

繁殖義塾での採卵始まる!!

 

先日,ET研究所の新たな分場である「繁殖義塾」の紹介をさせていただきましたeye

(12月9日ブログ記事「繁殖義塾」より) 

 

そして今週,ついに繁殖義塾での採卵を開始いたしましたsign03sign03

 

豊頃,池田,札内,幕別の4農協にご協力いただき,

2日間で和牛25頭の採卵を行いましたtaurus

繁殖義塾ではこの日のために施設(もともとは小学校でした)の改装を進め,

ET研究所が誇る超熟練獣医師3名をはじめとし,多くの移植師,検卵者,

採卵補助者による総力戦となった今回の採卵の様子をお伝えしますhappy02

 

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準備完了!!

嵐の前の静けさですsmile

  

20161225_15_46_09

 

 

 

 

 

いよいよウシが搬入されました!

気合がみなぎってますimpact

 

 

回収した受精卵のうち121卵は,即日十勝管内の繁殖農家に届けられ,

ET研究所の技術者が移植を行いましたcoldsweats02

集約採卵だけでなく,この一斉移植もまた,ET研究所が進める重要な

プロジェクトの一つですhappy02

  

多くのメディアにも取りあげていただきましたflair

 

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 十勝毎日新聞記事

(12月21日)より

 

  

採卵および移植を行うためには,何週間も前からホルモン剤を使用した

同期化をはじめとし,入念な準備を行う必要がありますcoldsweats02

今回の採卵・移植にご協力いただいた生産者の皆様,そして農協職員の皆様,

本当にありがとうございましたconfident

  

繁殖義塾にて行う採卵では,回収した受精卵をET研究所で買い上げるため,

受精卵不足を解消するだけでなく,繁殖農家の皆様の所得向上につながりますflair

今回行われた繁殖義塾での採卵は,日本の畜産生産の未来を大きく動かす,

重要な一歩となったと確信しておりますconfident

 

今後もET研究所の進化を見守っていてくださいsign03

 

2016年12月21日 (水)

うれしい悲鳴

もうすぐ年末年始で採卵はしばらくお休みのため

いまのうちに受精卵を取り貯めしています。
毎日かなりの頭数を採卵しておりますweep


実験室でもしばらくの間実験できないため、いまのうちに計画的に実験しています。

受精卵の保存方法を検討する実験では
受精卵の細胞数が多い  保存が上手くいっているgood
と考えられるため実験は成功~sign03なのですが・・・・

細胞を青く染めて1つひとつを数えやすくします。

じゃーじゃーんshineshine

Pc220333

Pc220353

顕微鏡下でカウントするとどこまで数えたのか分からなくなるため、写真を印刷しチャックを入れながら数えていきます。
こんなにも細胞数が多いと数えるのが大変です。sweat01
上の受精卵たちは300細胞くらいありました!


2016年12月16日 (金)

培地いろいろ

 

ET研究所では,体内受精卵だけでなく,体外受精卵(IVF卵)も生産・販売しておりますconfident

 

IVF卵は主に食肉処理場(ウシを解体するところ)で採取した卵巣から

卵子を吸引し,およそ一週間かけて大切に培養していますhappy02

そんな我々の重要な仕事の一つに,培地づくりがありますbleah

 

IVF卵の生産には成熟培養・体外受精・発生培養という3つの過程があり,

それぞれにおいて最適な培地を用いていますconfident

卵巣の採取は週に複数回行い,さらに卵子の数や実験などにより様々な

培地を使い分けるため,どの培地をどれくらい用意すべきか,

頭がごちゃごちゃになることもしばしばsweat01

 

20161217_14_27_46

今日もたくさん作りましたcoldsweats02

 

愛情と期待を込めて作った培地の中で,今日も受精卵がすくすくと育つことを

願っていますheart04

2016年12月14日 (水)

「ちょろまつ79」号と「ひさみ」号の凍結受精卵を販売いたします

高育種価牛「ちょろまつ79」と「ひさみ」の凍結受精卵を販売します。shine


詳細は下記の広告をご覧くださいclover

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12142

金太郎3は増体と脂肪交雑に優れた種雄牛です!
「ちょろまつ79」号との掛け合わせで生まれる産子には期待が持てますthunder

2016年12月 9日 (金)

繁殖義塾!!

 

すでにご存じの方もいるかと思いますが,農家採卵と新ETの拠点および

繁殖技術研修生の教育の場として,「繁殖義塾」という名の新たな分場が

北海道士幌町に誕生いたしましたhappy02

ET研究所の職員の一部はすでにこちらの分場に異動し,業務を開始していますconfident

 

この新たな分場,繁殖義塾ですが,なんと昨年閉校になった小学校をお借りしていますflair

そのため,あらゆる場所に小学校の面影が残っていますconfident

事務所はもとも職員室だったところsign03

Photo_3

 

 

繁殖技術研修生への講義や会議は,子供たちの教室だった場所で,

黒板を使って行いますsmile

Photo_4

  

 

そして,繁殖義塾ではもちろん採卵も行いますsign03

体育館を採卵場に改装しましたbleah

体育館のステージをバックに採卵するなんて,一体どんな気分なんでしょうsign02

 

20161210_9_05_54

 

 

この繁殖義塾の始動が,日本の畜産生産基盤の発展や次世代を担う

人材育成のための大いなる一歩となるよう,ET研職員一同力を尽くしていきますsign03

どうぞこれからもよろしくお願いいたしますhappy02

2016年12月 7日 (水)

牛の導入

ET研で飼養されている供卵牛たちは市場で購入されたり、ET研の受精卵から生まれた子牛が買い戻されET研にやってきます。

導入時には管理のために耳標と鼻環をつけたり、ワクチン接種をおこないます。
作業風景がこちら

Photo

今回導入された牛ちゃんtaurus
まだあどけない顔をしています。かわいいheart04

Photo_2


ここから供卵牛としてデビューするには
妊娠→近隣農家で分娩→分娩戻し(ET研に戻ってくる)を経るため一年以上はかかるのです。

今回の導入には高育種価牛の産子が含まれており期待大!happy01
供卵牛として戻ってくる日を楽しみにお待ちくださいconfident

おまけ
今年は雪が降るのが早く、もうすっかり根雪になりましたweep

Aa

上士幌市街からET研まで来る道には危険がいっぱいです。
ご注意ください~

2016年12月 5日 (月)

実は倹約家

12月10日にスウェーデンでノーベル賞の授賞式が行われますcrown

みなさんは今年の日本の受賞者をご存知でしょうか?

今年は、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんがノーベル医学生理学賞を受賞されましたshine

大隅さんは「オートファジー(自食作用)」という現象の研究に取り組み、その仕組みを明らかにした人物ですpencil

簡単に説明しますと、オートファジーとは自分の中のいらなくなったタンパク質を分解して新たなタンパク質の材料にしたりする現象のことで、タンパク質のリサイクル機構とも言われておりますrecycle

あらゆる生物(細菌から植物、昆虫、魚、人間などなど)に共通するシステムで、「生命現象の根源」といえるシステムですflair

この営みによって生命は維持されており、オートファジーが働かなくなると生物は死んでしまいますshock

体内でリサイクルをしているなんて、生物は実は倹約家なんですねmoneybag

そしてこのオートファジー現象、受精卵でも起こっているのですsign03

マウス、ゼブラフィッシュ受精卵でオートファジー活性を可視化したのがコチラ↓

Photo

青い方がオートファジーの働き具合(活性)が低く、赤い方が高いことを示しています(↑写真の下の色彩表参照)

マウス受精卵では発育が進むにしたがって活性が高くなっているのが分かりますwink

このようにオートファジーの働き具合を簡単に測る方法は近年、東京大学の研究チームによって米科学誌「Molecular Cell」電子版に発表されましたmemo

http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20161107.pdf

オートファジーが起こらないようにしたマウス卵を受精させると、受精後にオートファジーによるタンパク質分解が起こらず、結果として着床に至る前に発生が止まり、死んでしまいましたcrying

このような受精卵は新しいタンパク質の合成量が減少していたため、栄養不足状態であったと推察されておりますdown

受精卵の発育にもオートファジーは関与していることが明らかとなりましたconfident

すごいぞオートファジーsign03すごいです、大隅教授happy02

ウシにおいても早期胚死滅にオートファジーが関連しているケースがあるかもしれませんねbearing

2016年12月 2日 (金)

吹雪の日の事件

 

いよいよ本格的に冬がやってきましたbearing

 

北海道では道路凍結による事故が多発し,我が家のすぐそばでも

死亡事故が起きましたdown

かくいう私も昨日の夜はブラックアイスバーン(路面に薄い氷の膜が張っている状態)

の中,何度も路肩に落ちそうになりながらやっとの思いで帰宅することにsweat01

 

そして本日は朝から吹雪sign03

採卵のために牛舎からウシを連れてくるのも本当に大変ですsad

 

そんな中,ET研究所では大変な事態がsign01

灯油系統の異常により,ストーブがつかない&お湯が出ないという,

とてつもなく過酷な状況になりましたsweat02

 

電気のエアコンは動いているため実験室は難を逃れましたが,

事務所もお昼の休憩所も寒すぎる…weep

採卵の日は多くの洗い物が出るのですが,凍てつくように冷たい水で何時間も

作業してくれた職員の方,素晴らしすぎますhappy02

 

灯油の暖かさ,ありがたさを実感する一日となりましたconfident

皆様,家の中で遭難しないよう,暖房器具のこまめな点検は大切ですよsign03

2016年11月30日 (水)

「としへ1」と「ふくひめ」の凍結受精卵を販売します

高育種価牛「としへ1」と「ふくひめ」の凍結受精卵を販売します。

詳細は下記の広告をご覧ください!


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2016年11月28日 (月)

採卵ツアー(JAからつ編)

先週に引き続き九州採卵ツアーについて書かせていただきますpen

佐賀市をスタートに次は2日間唐津市で採卵を行いましたrvcar

唐津は今までも何度か採卵させていただいており、大変お世話になっていますcatface

JAからつの方々のご好意で、採卵・検卵のためのすばらしい設備が整っているのですshine

Photo

さて、この建物はなんでしょう?

持ち込んだ荷物を設置すると・・・

Photo_2

すごいっsign01検卵部屋に早変わりですっcoldsweats02

採卵してからすぐに検卵出来るようにとこのようなコンテナを外に設置してくださったのですhappy02

それでは~張り切ってがんばりますっ!rock

Ja

ありがたいことにJAからつの方々も農家さんも積極的に手伝ってくださいましたsign03

さらに取材陣も殺到していたので、この人の多さdanger

Ja_2

唐津では2日間で31頭の採卵を行い、111頭に受精卵を移植しましたscissors

私たちの取り組みをNHK佐賀や佐賀テレビ、新聞社の方々に取材していただきましたkaraoke

http://www.saga-s.co.jp/column/economy/22901/378212

ブログもそうですが、こうしたメディアを通して私たちのお仕事を少しでもみなさんに知ってもらえたらと思いますので、大変光栄でございますtv

採卵が無事に終了したら次は移植で~すpunch

Ja_3

外部採卵でこんなに多くの牛に移植を行うのは初めてでしたので、受精卵のストロー詰めも移植器へのセットもすごい数となりましたsweat01

いそげ、いそげ、いそげぇーーーー!!!run

・・・ということで、なんとか全てのお仕事を無事に終えることが出来ましたspa

私たち、ET研究所の職員が外部採卵に出向いても出来ることは限られてしまいますdespair

今回のような大きなプロジェクトを成功することが出来たのは、地域のみなさまのお力添えがあってのことだと思っていますsign03

今後の畜産業界のためにも地域のみなさまと連携して様々な取り組みが出来たらなぁと、今回の採卵ツアーに参加させていただいて思いましたconfident

佐賀のみなさま、本当にありがとうございましたhappy01