「としへ1」と「ふくひめ」の凍結受精卵を販売します
高育種価牛「としへ1」と「ふくひめ」の凍結受精卵を販売します。
詳細は下記の広告をご覧ください!
高育種価牛「としへ1」と「ふくひめ」の凍結受精卵を販売します。
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先週に引き続き九州採卵ツアーについて書かせていただきます
佐賀市をスタートに次は2日間唐津市で採卵を行いました
唐津は今までも何度か採卵させていただいており、大変お世話になっています
JAからつの方々のご好意で、採卵・検卵のためのすばらしい設備が整っているのです
さて、この建物はなんでしょう?
持ち込んだ荷物を設置すると・・・
すごいっ検卵部屋に早変わりですっ
採卵してからすぐに検卵出来るようにとこのようなコンテナを外に設置してくださったのです
それでは~張り切ってがんばりますっ!
ありがたいことにJAからつの方々も農家さんも積極的に手伝ってくださいました
さらに取材陣も殺到していたので、この人の多さ
唐津では2日間で31頭の採卵を行い、111頭に受精卵を移植しました
私たちの取り組みをNHK佐賀や佐賀テレビ、新聞社の方々に取材していただきました
http://www.saga-s.co.jp/column/economy/22901/378212
ブログもそうですが、こうしたメディアを通して私たちのお仕事を少しでもみなさんに知ってもらえたらと思いますので、大変光栄でございます
採卵が無事に終了したら次は移植で~す
外部採卵でこんなに多くの牛に移植を行うのは初めてでしたので、受精卵のストロー詰めも移植器へのセットもすごい数となりました
いそげ、いそげ、いそげぇーーーー!!!
・・・ということで、なんとか全てのお仕事を無事に終えることが出来ました
私たち、ET研究所の職員が外部採卵に出向いても出来ることは限られてしまいます
今回のような大きなプロジェクトを成功することが出来たのは、地域のみなさまのお力添えがあってのことだと思っています
今後の畜産業界のためにも地域のみなさまと連携して様々な取り組みが出来たらなぁと、今回の採卵ツアーに参加させていただいて思いました
佐賀のみなさま、本当にありがとうございました
月曜日のブログ記事「採卵ツアー(JAさが編)」で紹介させていただいたように,
ET研究所では九州での大規模採卵ツアーを行いました
日本各地に散らばるET研職員が集結しての総力戦だったわけですが,
私はといいますと,採卵の成功を祈りながら上士幌本場でのお留守番に
精を出しておりました
そんなお留守番部隊に,とってもうれしいおすそ分けが
こんなにたくさんのイチゴちゃん達
本当は採卵の合間に食べるようにと頂いたそうなのですが,時間がなかったため
はるばる九州から北海道まで送っていただきました
イチゴを食べる暇もないほど慌ただしかったのかと思うと,生産者の皆様やJA職員の
皆様には頭が下がる思いですが…大変おいしゅうございました
本当にありがとうございます
今回の集中採卵・集中移植が,畜産生産現場の発展に向けての新たな一歩と
なるよう,職員一同(お留守番も含め)力を尽くしたいと思います
これからもET研究所をよろしくお願いいたします
ET研究所では受精卵の不足を解決するために、本場での採卵以外にも積極的に外に出向いて採卵を実施しております(ブログでも何度か紹介されております)
全国各地を行脚しておりますので、日程が連続してしまうこともよくあります
まるで歌手のライブツアーのようです(笑)
今回私は九州の採卵ツアーに参加させていただきました~
九州での採卵は3日間で40頭ほど予定しており、移植も100頭以上行う予定の一大プロジェクトなのです
私たちもずっと前から気合を入れて準備してきました
まずはJAさがでの11頭採卵からスタートですがんばるぞー
↑赤い長靴目立ってますね(笑)赤いのあるんですね、初めて見ました(笑)
ET研究所の職員も本場・北日本分場・東日本分場・九州事業所と各地から集結しました
黄体チェック・採卵・検卵・移植・凍結・・・と様々な仕事を分担してなるべくスピーディーに行うよう努力させていただきました
うまく受胎しているといいなぁ~
今回もまた多くの方々にご協力いただきました
何だかみなさん仲良しで私たちも一緒にお仕事が出来てとても楽しかったです
さがの職員さんを記念にパチリ
うしろに牛さんもちゃっかりカメラ目線で参加してますね
本当に本当にありがとうございました
ET研究所では受精卵だけでなく,黒毛和種精液の販売も行っております
そのため,種雄牛からの精液採取はもっとも大切な仕事の一つです
精液の採取はいわゆる「横取り法」と呼ばれるもので,メスに見立てた擬牝台と
人工膣を用いて行います
これが擬牝台
(富士平工業HPより)
どう考えてもメス牛には見えませんが,悲しいオスの性質なのか,みんな擬牝台
めがけて突進していきます
そして,擬牝台に乗ったオスから精液を横取りするのが人工膣
またしても悲しいオスのさだめ,程よい圧力と温度に調節した人工膣に
射精してくれます
こんな風にだまされてばかりのオス牛ですが,そのパワーはとてつもなく強大なため,
採精作業は屈強な男性職員が細心の注意を払って行います
いざ戦いに挑む男たちの後ろ姿です
偽物のメス(擬牝台)をかけた人間と牛のオス同士のぶつかり合い,そうやって
ET研究所の精液は世に送り出されているのです
みなさん安全第一でお願いします
先日お仕事で福岡へ行ってきましたぁ~
実はET研究所は4ヶ所(?)あることをみなさんご存知ですか~?
まずはおなじみ北海道上士幌町にある本場
岩手県にあるET研究所北日本分場
茨城県笠間市にあるET研究所東日本分場
と、もう1つ福岡県福岡市にもET研職員がいるのです~
今回念願の初潜入いたしました
これで全てのET研究所に足を運ぶことが出来ましたよ
コンプリートです
じゃーん
全農の福岡生産事業所、推進課の中にありますので、他のET研と違ってビルの7Fにあるのです
と...都会です
ここにET研の獣医師1名、胚移植師1名在籍しております
新ETやら採卵やらでこの広い九州を2人で走り回っております
すごいですお疲れ様です
私が福岡でお仕事をしている間も朝早くから夜遅くまで忙しそうでした・・・
くれぐれもお体にはお気をつけ下さい
実は出張の際にこうして離れているET研職員の方々に会えることが私のひそかな楽しみであります。笑
次は契約採卵でまたお世話になります
日本全国でET研職員の方々と力を合わせてお仕事頑張っていきマース
国立成育医療研究センターでは,精子の異常に対して卵子の働きを変えることで
救済できる可能性があるとの研究成果を発表しました
精子の遺伝子異常のために受精しても流産してしまう受精卵に対し,卵子側の
遺伝子の働きを変化させることで子どもを誕生させることに成功したそうです
この実験はマウスを用いて行われたものですが,新たな不妊治療方法の開発に
つながる可能性があるとのこと
内容は少々難しいので割愛しますが,「イグジスト」と呼ばれる遺伝子に異常を持つ
精子から作出した受精卵に対し,特殊な酵素を注入することで,通常は機能しない
卵子のイグジスト遺伝子が働き,受精卵を発育させることができたというもの
卵子側の働きを誘導して精子側の異常を救えることを示したのは世界初だそうです
これぞ本当の助け合いですね感動しました
遺伝子の異常を救済するために,ゲノム編集などの遺伝子改変が注目を集めて
いますが,精子の異常を卵子がカバーする…なんてロマンチックなんでしょう
私もこんなふうに助け合える夫婦を目指したいものです
私事ですが、最近こんなニュースにちょっとウケてしまいました
googleストリートビューでウシの顔にモザイク G社「ちょっと頑張りすぎました」とコメント
http://news.livedoor.com/article/detail/12035204/
えぇー
・・・ほ、ほんとだ(笑)
ウシもきちんとプライバシー尊重されて良かったですね(?)
そんなG社のグーグルアースを使用して米国科学アカデミー紀要(PNAS)に論文まで投稿されているのですよ~
「Magnetic alignment in grazing and resting cattle and deer.」
http://www.pnas.org/content/105/36/13451.full.pdf
ドイツの大学の研究チームがグーグルアースを使用して、世界中の牧草地308ヶ所でウシ8510頭、チェコの241ヶ所でアカシカとノロジカ計2974頭の体の向きを調査したところ、食事や睡眠中に南北の方角に並ぶ傾向があるという事実を発見したそうです
鳥類やカメ、シャケなどが移動に地磁気を利用していることは昔からよく知られていましたが、ウシが体内コンパスを備えてることが分かったのは初めてなんだそうですよ
論文になるほどの研究にグーグルアースが使用されているということにちょっと驚きました~
超高育種価牛「てつせん」号および「ひらしげみ18」号と,高育種価牛「むつき」号の
凍結受精卵を販売します。
てつせん号:
言わずと知れたET研究所の不動のエース。
脂肪交雑,ロース芯面積,枝肉重量の全てにおいてパーフェクトな和牛です!
ひらしげみ18号:
脂肪交雑全道175位に加えて,歩留基準値も高評価なひらしげみ18号に,
百合茂の精液を交配しました!
むつき号:
脂肪交雑,ロース芯面積ともに安定した成績です。歩留基準値も
非常に優れています!
詳細は以下のチラシをご覧ください。
皆さんご存知でしょうか?
ET研究所にはひっそりと活動をおこなう「マラソン同好会」があることを・・・
以前のブログでは
札幌ドームリレーマラソン
フードバレーとかちマラソン
などで活動を紹介しておりました。
転勤もありメンバーが変動しましたが、このたび久しぶりに活動を行いました!
10月30日に開催された2016フードバレーとかちマラソンにET研究所から3名が参加しました
3名ともハーフマラソンにエントリーしました。
今年の十勝は寒くなるのが例年より早く、当日の最高気温は8度!!
寒さに凍えながらも、沿道からあたたかい声援を頂き3名とも無事に完走できました
今後も細々と活動を続けていきます
顕微鏡で観察しながら卵子に精子を直接注入する顕微授精は,男性不妊治療の
救世主として普及が進んでいますが,ちょっと不安なニュースが
英医学誌「ヒューマンリプロダクション」に発表されました
ベルギーの病院グループの研究によると,顕微授精により誕生した男性の精子濃度や
運動精子数が,通常妊娠で生まれた男性に比べて半分ほどに低下していたとのこと
さらに,世界保健機関による精子濃度と総精子数の標準値を下回る人の割合が
3~4倍高かったそうです
一方で,父親の精子の異常の程度と子の異常の程度は必ずしも一致しなかったため,
不妊の要因が遺伝するかどうかについては詳細な遺伝子分析が必要とされるようです
今回報告された精子数の減少は,不妊治療が必要なレベルかどうかについては
明らかになっていないようですが…今後もさらなる追跡調査が必要ですね
ちなみに,顕微授精により誕生した女性の場合はどうなんだろう,と気になって
しまいます
生殖補助医療の乗り越えるべき課題はまだまだ多そうです
本州では夏日!なんてニュースも見かけますが
ナイタイ高原牧場はすっかり冬になりました。
頂上にはうっすら雪が残っています。
今月でナイタイ高原レストハウスも終了だそうです
また来年ね
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、イベントやお祭りも多く、秋が1番好き、と言う人も多いのではないでしょうか?
紅葉を見に行って温泉に入り、夜は宿で美味しい物を食べる、そんな秋が、北海道ではあっという間に通り過ぎようとしています
先週末から今週にかけて、ET研究所があるナイタイ高原でも雪が降り始めました(写真を撮るのを失念)
いやぁ~、寒いです。。。
車屋では、冬グッズ勢ぞろいです
そのため車も冬仕様へ、ということで、この土日でさっそくタイヤ交換
夏タイヤに履き替えたのがゴールデンウィーク明けなので、、、まだ半年経ってないですね(汗)
本州では夏タイヤ=『ノーマルタイヤ』と言いますが、北海道では冬タイヤ=『ノーマルタイヤ』ですね
寒くなってきた影響か、供卵牛の発情徴候も少しずつ弱くなってきた気がします
一方で、晴れた昼間は日向ぼっこ争奪戦が勃発してました
毎朝毎晩、眠たい目を冷たい手をこすりながら発情観察し、地道な努力の毎日が続きますが、採卵成績を低下させないために頑張っていきますので、今冬も全農ET研究所をよろしくお願いいたします
分娩後の子宮内膜炎による不受胎は,多くの方の頭を悩ませる問題だと思います
明らかに外陰部から悪露を出している場合は授精をしないという判断ができますが,
実は膣の奥の方に膿がたまっているようなウシは多いのではないでしょうか
そんなときに役立つのがこれ
メトリチェックという器具(棒!?)です
この棒を膣に挿入し,膣底に軽く当てるようにして引き抜くと,棒の先の黒いお椀部分
に膣内粘液を採取することができます。
たまった粘液はこんな感じ。
うーん,膿がいっぱい…
このウシはまだ分娩後の子宮回復が終わっていないようです。
膣内粘液は膣鏡で見たり,手を入れて採取することもできますが,
わずかに含まれる膿をきちんと判断するためには,メトリチェックの方が優れていると
思います
棒を出し入れするだけなので,ウシの負担も少ないですし,手早く行うことができます
大学等で研究のために使用しているケースは非常に多いものの,現場普及はまだまだ
といったところなので,みなさま利用を検討してみてはいかがでしょうか
追記:
>匿名様
システムの不具合のせいなのか,いただいたコメントに返信することができないため
こちらに加筆させていただきます。返信が遅くなってしまい,申し訳ありません。
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コメントありがとうございます!
おそらくメトリチェックスコアと人工授精後の受胎率との関係を調べた研究ですよね!
私も家畜人工授精の冊子で拝見しました。
メトリチェックは1本17000円程度です。
我々は業者を通して購入しましたが,共立製薬さんが販売しているようです。
こんにちは東日本分場です
先日畜魂祭に参加いたしました
お隣の笠間乳肉牛研究室(東日本分場と同じ敷地内にあるのです)とつくばの研究所からも何人か来られて合同で行いました
畜魂祭とは、私たちの研究のために犠牲になった動物たちに感謝したり、生きるために尊い命をいただいているということを再確認しつつ、冥福を祈る式典です
神主さんに来ていただき、みんなでお祈りいたしました
その後はみんな集まっている良い機会なので、懇親会を行いました
日頃そんなに会う機会のない方々ともお会いできますからね~
ちなみに畜魂祭はすこ~し前に行ったのですが、この頃は日もだいぶ長かったし何よりこの時間帯に半そでを着ている方もいたんだと写真を見て驚きました(笑)
外でバーベキューをやっても苦ではない気温だったのですね
しかし、今となってはこちらもすっかり秋となってしまい、朝晩は冷え込むことも多くなってきました
本場のある北海道はもうかなり寒いのだろうなーと思いつつ・・・
みなさん季節の変わり目はカゼに気をつけて下さいね
超高育種価牛「ふくひめ」号および高育種価牛「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します。
ふくひめ号はなんと脂肪交雑が全道18位!!
ET研究所に在籍する供卵牛の中でもトップクラスです。
さらに後代数も多いため,非常に信頼度の高い育種価だと言えます。
あおぞら号も脂肪交雑が全道606位と,大変優秀な成績をおさめています。
交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。
「胚性ゲノム活性化」という言葉きいたことあるでしょうか?
卵子の細胞質内には多くのmRNAやタンパク質を蓄えており、これらの因子は母性因子と呼ばれています。
発生初期の受精卵は当初はこの母性因子によって制御されていますが、
発生に伴い母性因子は徐々に減少し胚自身のゲノムからの転写が徐々に増加します。
この母性因子依存性の発生から胚自身のゲノム依存性の発生への切り替わりを「胚性ゲノム活性化」といいます。
この時期は動物種によってことなり、マウスでは2細胞期、ヒトでは4細胞期、ウシでは8細胞期です。
IVFした日をday0とするとおおよそday2で8細胞期になりますが、day3.5くらいまで8細胞期のまま過ごします。
写真はday3.5の8細胞期の写真です。(一部16細胞期のもありますが・・・)
昆虫で言うとちょうどさなぎの時期でしょうか!?
見た目上はお休みしているのですが、受精卵の中では大きな変化が起きているのです
北海道では初雪が観測され,いよいよ冬がすぐそこまで近づいています
ET研究所でも本日初雪が降ったそうです
「学問の秋」という名のもとに行われた私の学会参加の長い旅もようやく終わりを
迎えました
この1か月で口頭発表3つとポスター発表1つを行い,計2週間くらいはビジネスホテルを転々としておりました
発表内容がそれぞれ異なることもあり,頭がごちゃごちゃになりながら準備に追われる日々…
留守がちだったため,職場の皆様には多大なるご迷惑をおかけしました
最後の学会はあこがれの地,神戸です
(神戸公式観光サイトより)
この学会ではおそれ多くも賞をいただくことができました
実験を手伝っていただいた皆様,ご助言をくださった皆様,見守ってくださった皆様,
本当にありがとうございました
最新の知見を存分に吸収し,多くの方と議論を行う日々の中で,本当に多くのことを
考えるとともに,もっと研究を進めなければという焦りを感じました
我々の研究は生産者の皆様のお役にたてているのか,研究により得た知見を
どうやって現場に還元すればいいのか,そのことを今一度考えなおすよい機会と
なりました
心機一転,これからも研究・採卵ともにバリバリ頑張るぞ~
ET研究所では今年度より高育種価牛のプレミアム販売をおこなっております。
やっぱり一番人気は、
「てつせん」号
脂肪交雑 全道11位
枝肉重量+120kg(全道82位)
の優秀な成績です。
ブログのレイアウトが変わり、アクセスランキングが表示されるようになりました。
現在のトップは「てつせん」号の凍結受精卵販売に関する記事です
その「てつせん」号産子がついに採卵デビューしました!
初回の採卵では16個の凍結ランクを回収できました。
産子の成績も楽しみですね
てつせん産子の受精卵もプレミアム販売予定です。お楽しみに~!
どーもー東日本分場です
9/5のブログで書いたスズメバチの巣ですが、あの場所がどうしてもお気に入りなのか、あれから何度か巣を再生されました
雨がしのげて、林や草むらが近く、人通りも少ない・・・理想の物件なんでしょうね
でも東日本分場のメンバーが刺されてはいけないので、心を鬼にして駆除しますよ
こんな巨大なスプレーを買ってきました
なんと噴射距離は11mもあるそうです
駆除係に東日本分場の獣医師(いつもは心優しい)にお願いしました
巨大スプレーを装備し、決戦の場所へ向かうとスズメバチはこの日もせっせと巣の建設を行っていました
11mも噴射できるならこのままいけるんじゃない???
・・・油断は禁物ですね
何度か駆除しているので、数匹のスズメバチしかいませんが防護服も何も装備していないのでちょっとコワイですね
と、いうことで車に乗って噴射することにしました
ブォーーーーーーーーーーーーー
す、すごいさすがの噴射力
効き目もすごいらしく、噴射している間にボトボトとスズメバチが落ちてきたらしいです
屋根全体にスプレーして(こうした方がスズメバチが寄り付かなくなるそうです)終了です
どうやら今季の戦いはこれにて終結しそうな予感です
超高育種価牛「ひらしげみ18」号および高育種価牛「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します。
脂肪交雑においてひらしげみ18号は全道175位,ふくひめ号は全道373位と,
どちらも大変優秀な成績をおさめています。
交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。
受精卵は卵割という細胞分裂を経てどんどん細胞数が増えていきます。
受精6日目くらいから胚盤胞というステージに入り受精卵の見た目に大きな変化が起こります。
それまで「細胞のかたまり」だった受精卵が膨らんできます~
このステージでは細胞ごとの役割が決まっているおり、胎仔になる部分が顕微鏡下で分かるのです
写真の矢印の箇所が内部細胞塊(ICM)と呼ばれおり、ここが胎仔になります。
ここだけ黒いから良く分かりますね。
透明の部分にはぎっしり細胞が詰まっているのではなく、風船のようになっています。
実際、温度が低下するなどのショックを与えるとしぼみます。
受精卵を染色して、ひとつひとつの細胞を分かりやすくしてみると・・・・
青い丸がひとつの細胞を表しています。
満遍なく細胞が散らばっている中に、一部細胞が集中している箇所(白矢印)があります。
ここがICMで、他のところより細胞が集まっているのが良く分かりますね。
ICMが立派だと育ての親としては頼もしいかぎりです。
「がんばって牛になるんだよ!」と送り出しています。
みなさん、こんな話は聞いたことありませんか
人間や動物の出産は月の満ち欠けに影響されている・・・
でもこの話は嘘なのか本当なのか・・・いちおう人における調査では出産と月の満ち欠けには関連はないと報告されていたそうです
それが今回の東大の研究により、牛においては関連性があるということが明らかにされました
牛の出産は満月が近づくと増え、満月を過ぎると減るということが米科学誌プロスワンに発表されたのです
この研究では2011年9月から3年間、夜間の照明がない北海道の牛舎でホルスタイン牛の出産日と月の満ち欠けの関係を調べました
自然分娩で生まれたケースを対象とし、この期間428回の分娩についてのデータをまとめると下の表のような結果となりました
(PLOS ONE http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0161735)
↑縦軸が出産数、横軸が月の満ち欠けを示しています。(○は満月●は新月)
満月が近づくにつれて出産数が増え、満月前の約3日間が71回で最も多かったそうです
一方満月を過ぎると出産数は減り、新月のおよそ7日前から3日前にかけての約3日間が35回で最も少なかったそうです
この結果には、睡眠や性腺の調節などに関わるとされるメラトニンというホルモンが関連していると考えられています
メラトニンの分泌は、満月の時期に低下することや妊娠中に増加して出産後に低下することが知られています
今後はメラトニンの分泌低下と出産の関係を明らかにする予定だそうです
都市伝説のように語られていた月の満ち欠けと分娩の関連性が分かりスッキリしました
次の満月は10月16日です
牛の分娩を控えてるみなさまは満月を少し意識してもいいかもしれませんね
さて,ここで問題です
下に示した5枚の写真はそれぞれ何を表しているでしょうか
正解は…なんと全てウシの卵子です
1.卵丘細胞をはがす前の卵子(染色なし)
2.染色体を染めた卵子
3.表層顆粒という細胞内小器官を染めた卵子
4.ミトコンドリアを染めた卵子 その1
5.ミトコンドリアを染めた卵子 その2
見た目も色も全然違いますが,全て同じ発育ステージの卵子なんです
いろいろな方法で染めることで,様々な個性を見せてくれるんですね
七変化…とまではいきませんが,コロコロ姿を変えるにくいヤツですこと
シルバーウィークいかがお過ごしでしょうか?
最近は月曜日休みのことが多いですが、そんな週でもきっちり週3回採卵は行われています。
今週は月曜日と木曜日が祝日のため、採卵は火曜日、水曜日、金曜日となっています。
そんな水曜日の出来事。
採卵で回収された液の中から受精卵を捜していたとき、こんなものに出会いました。
通常は単体ですが、たまに数個が結合しているものに出会います。
今回のものは過去最大でした!
このような場合、ヒアルロニダーゼと呼ばれる酵素中で洗うまたはピペッティング(ガラス管の中から出し入れ)することで1つずつにしていきます。
まわりに少し細胞が接着しているものも同様の作業をおこないます。
バラしてみると18個もありました!!
高育種価牛「としえ1」号および「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します。
脂肪交雑はとしえ1号が全道61位,あおぞら号が全道606位と,どちらも大変優秀な成績をおさめています。
交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。
いよいよ学会シーズンが始まりました
第一弾の今週は,日本大学で行われた獣医学会と,全農内部での研究発表会でした
獣医学に関するあらゆる分野の発表が行われる獣医学会は,日本全国から多くの人が参加しており,
要旨集の厚さはなんと2cmを超えていました
シンポジウムも含めると,15の分科会からなんと795もの演題が
たっぷり勉強させていただきました
続いて全農内部の研究発表会は,畜産生産部に所属する3つの研究所の合同で行われました
鶏や豚のワクチン開発や感染症予防,肉牛のストレスに関する研究など,同じ全農でもET研究所とは全く異なる研究について
学ぶことができ,かなり刺激を受けました
また,都心のど真ん中のビルの32階で皇居を見下ろしながら発表するという,普段ど田舎にこもって研究をしている私には
衝撃の体験もできました
どちらもかなり緊張しながら発表をさせていただきましたが,多くの鋭い質問やありがたいアドバイスをいただき,研究のモチベーションは上がるばかり
学会の旅はもうしばらく続きますが,この経験を生かしてバリバリ研究したいと思います
以前、実験室で使用している試薬、培養液は手作りだとブログでも紹介しました。
ET研究所で作っている凍結受精卵用の凍結液ももちろん手作りです。
こちらは特にET研究所の売りである凍結受精卵の受胎率に大きく関係する大事な部分です。
慎重に手作りされています。
作製風景をぱしゃり
1リットルのメスシリンダーに量った試薬をいれていきます。
スターラーと呼ばれる試薬を混ぜる機械に乗せて、全体が均一になるように混ぜていきます。
1回の凍結で30ml~50ml使うため、これで2ヶ月分くらいでしょうか。
これを分注(小分けして)して冷凍しておきます。
たくさんできました!しばらくはこれで安心
どーもー東日本分場です
先日ふっとしたタイミングでこんなものを見つけました
おーう小ぶりですがスズメバチが巣を作っているじゃありませんか
ここは分場メンバーが車を停めているすぐそこで、毎日ここを通っておりますが今まで全く気づかなかったことに驚きました(笑)
見上げないと視界には入らないけれど、それなりの存在感がありますので・・・
ところでスズメバチの巣は何で出来ているのでしょう?
正解は木の繊維です
木を噛み砕いて唾液と混ぜてペースト状にし、大顎と前肢を使用して薄く延ばしながら表面に貼っていくそうです
まるで左官職人ですねそして芸術作品です
働きバチがあちこちで巣材を集めてくるため、材料の違いからあの特徴的な模様ができます
この模様にはハチの種類によって特徴があるので、種類を判別するのに役立ちます
模様から判別すると・・・分場に巣を作っていたのはキイロスズメバチのようです
気づいていなかったころは何ともなかったのですが、存在を知ってしまうと無駄にビクついてしまいます
と、いうことでハチさんにはかわいそうですが巣を取ってもらいました
巣が無くなっても何匹かのハチが名残惜しそうにその場を飛んでいました
ハチさんごめんね
超高育種価牛「てつせん」号および「ひらしげみ18」号と,高育種価牛「あかね」号の凍結受精卵を販売します。
交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。
ET研究所に北中音更分室が出来ました
ここは士幌町にある北中音更小学校だったところで、今年3月廃校になった校舎を利用しています。
本日はここで開講される全農繁殖義塾の開所式でした。
ET研究所繁殖義塾研修生からのやる気あふれる挨拶がありました
さらにここでは契約採卵の採卵牛を集めて採卵を行う予定です。
受精卵の需要が高まっている今、新たな供給ルートとしてまた、生産者の新たな収入源になることが期待されています
ますます進化するET研究所!!
以前の記事で紹介したように,ET研究所には移植受胎率80%を誇る,スゴ腕移植師が存在します
(2/26ブログ記事「トリプルエイト」より)
本日は,その「トリプルエイト男」の新技を紹介したいと思います
そう,彼の新技は,柵に登って移植を行う「アクロバティックET」です
これは,連スタに入らないウシを回転柵で挟み込んだり,移植するウシが端っこにいるため窮屈な際に,十分なスペースを
確保するために編み出された技だそうです
狭い空間で動きを制限されながら移植を行うのではなく,柵の上のスペースを利用して自由に体を
使えるようにするとは…さすがですね
移植受胎率80%という素晴らしい成績は,このような努力と工夫の上で成り立っているのでしょう
皆様ぜひトライしてみてはいかがですか
18日からお盆の採卵やすみも終わり、いつも通りの採卵が始まりました。
その日の夕方・・・
2号牛舎にいた牛たちが逃げ出す事件が発生しました。
幸い残っていた職員により30分程度で捕まえることに成功~
怖がりな動物だと思うのですが、テンションMAXで外を走り回っていました
逃げ出した牛のこんなニュースを発見しました。
【海外発!Breaking News】食肉処理場から逃げ出した牛、保護され新しい人生が(米)
この牛さん、食肉処理場から逃げ出し街をさまよっていたところをSNSにアップされ
それをみた動物保護団体の方が引き取ったそうです。
ET研の牛たちも第二の人生を求めて逃げ出していたのでしょうか
ET研ブログをご愛読いただいている皆様,いつもありがとうございます
最近更新が途絶えていたのを心配してくださった方もいるかもしれませんが,
実は,毎年恒例のお盆休みに突入しておりました
お盆期間は採卵,採精ともにお休みだったため,この時期に夏季休暇を取得する職員が多く,
ずいぶんと静かな日々が続いておりました。
が,本日ついに日常業務が再開しました
夏休み明け初日の今日は27頭の採卵から始まり,休んでいた分を取り返すようにたくさんの仕事に追われておりました
たっぷり充電して,たくさんの夏の思い出を胸に,ふたたび受精卵生産業務にまい進していきます
ちなみに下の写真は昨日ナイタイ高原レストハウスでランチをした時のもの。
今年は天気に恵まれず,ナイタイに上るたびに濃霧もしくは雨でしたが,夏の終わりにようやく晴天に恵まれました
これからめっきり涼しくなりますので,皆様お体に気を付けてお過ごしください
和牛の双子生産、第3回目の今回は、双子受胎牛の妊娠末期の栄養管理の考え方・試験内容をご紹介します。
◎妊娠末期の栄養管理
・繁殖母牛は太らせないことが基本ですので、分娩予定日の約2ヶ月前までは母牛を維持させる程度のエサの給与量で十分です。
・一方、分娩予定日の約2ヶ月前である妊娠末期に差し掛かると、胎子が急激に成長にするため、胎子の成長に見合った栄養分を給与する必要があります。『増飼』とも言われます。
・双子生産においては、この増飼がポイントになります。双子受胎牛のお腹には当然、2頭の胎子がいますので、2頭の胎子に見合った『増飼』をしなければなりません。
・必要な栄養給与量は「日本飼養標準・肉用牛」を参考にし、母牛の維持栄養量に胎子2頭分の栄養量を加えました。
「日本飼養標準・肉用牛」
http://jlia.lin.gr.jp/cali/info/standart/nikuusi.html
・なお、実際の給与量は母牛の体重、給与する配合飼料や粗飼料の成分値などによって変わってきますので、今回は配合飼料給与量の他に、日本飼養標準で設定されている栄養給与量を基にし『充足率〇%』という形で表します。
◎試験区の設定
〇一定区
・日本飼養標準の充足率が100%となるように、分娩予定日の約2ヶ月前から配合飼料を3kgに増飼し、分娩まで一定量の給与としました。
〇増給区
・当研究所の一般管理の中で、分娩予定日の3週間前からタンパク充足率が130%となるように、2段階の増飼を行うことで分娩成績が安定した事例がありました。
・そのため、増給区では分娩予定日の約2ヶ月前から配合飼料を3kgに増飼(充足率100%)、3週間前から配合飼料を6kgにさらに増飼しました(充足率130%)。
〇急増区
・増給区のような2段階の増飼を行おうとすると、分娩予定日の約2ヶ月前から給与量を変更するために別飼しなければならないですが、牛舎構造を考えると2段階の増飼は難しい、という農場を想定し、それでも最後の増飼だけはやってもらおう、と考えた区です。
・分娩予定日の3週間前までは配合飼料が1kgなので維持期と同等の管理です(充足率85%)。そして、分娩予定日の3週間前から増給区と同じく、配合飼料を6kgに増飼しました(充足率130%)。
〇単子区
・2卵移植を行いましたが、残念ながら単子のみの受胎だった牛は、単子区としました。
〇各試験区の配合飼料給与量と充足率を、以下の図に示します。
次回は、各試験区の分娩成績をご紹介します。
牛の尻尾につけて出産のタイミングをモニタリングするウェアラブル端末「MooCall」というものをご存じですか
最近、ET研ブログでもスマホを使用した便利な機能やウェアラブル端末のお話をすることがたびたびありますが、本当に便利な世の中になったものだと感じます
ウェアラブル端末とは身につけて持ち歩くことが出来るコンピュータのことでスマホなどの単に持ち運べるコンピュータとは異なり、衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指すのだそうです
牛のお産は一般的には自然分娩が望ましいとされていますが、分娩のタイミングは予想しづらいものです
分娩時には事故も起こりやすく、介助を必要とする場合もあるため農家にとっては気を抜けない時期ですが、この「MooCall」を出産予定1週間前の雌牛の尾に装着し、尾の動きをセンサーで常時モニタリングすることで、分娩のタイミングを感知できるのだそうです
分娩開始の1時間前に、SNSや電子メールでその旨をユーザーに通知してくれるそう
分娩を体温か何かで感知すると思っていましたが、尾の動きなんですね
生産性の向上に一役買いそうな端末ですね
ところで「MooCall」は30ヵ国以上で販売されていて、「Moo」は牛の鳴き声から取ったのだと思われますが、日本語では牛の鳴き声は一般的に「モー」と言われます。
英語では「Moo」=「ムー」だそうです
私が衝撃的だったのは豚ですが、日本では「ブー」英語では「Oink」=「オインク」
えっ豚ってそんな風に鳴くの?(ブーでもない気もしますが・・・)
豚用の端末があるとしたら「OinkCall」と言われても豚なんて想像できませんね
きわめつけは馬!
日本語では「ヒヒーン」ですが、英語は「Neigh」=「ネイ」
「NeighCall」・・・誰用ですか?笑
「MooCall」分かりやすくて良かった笑
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曽根さま、コメントありがとうございます!
返信が遅れて申し訳ございませんでした。
Moocallは取り扱いはMPアグロのようです。
以前に問い合わせたところ、農水省の認可は下りたようなのですが、通信が日本の電波に合わずそのままでは使用できないため、一旦販売中止になっていると聞きました。
しかし、その後進展があったかどうかまでは分かりません。
申し訳ありません・・・。
いつもは上士幌にあるET研究所本場にこもりっぱなしの私ですが,
本日初めて農家採卵の準備に同行する機会をいただきました
採卵というと,子宮を還流して受精卵を回収する作業だけを思い浮かべがちですが,
実際は本当にたくさんの作業の積み重ねが必要になります。
まずは採卵できそうな個体を選び出し(選畜),発情の同期化が必要であれば行い,卵胞をたくさん発育させるための
ホルモン処置を行い(過排卵処置),その後ホルモン剤で排卵させ,人工授精をし,ようやく受精卵回収となります
場外で採卵をするときも同様の工程が必要になるため,ET研職員だけでなく農家さんをはじめとする多くの方々の協力のもと
これらの作業を行います
本日同行させていただいたのは上記のうちの「選畜」で,一頭ずつ丁寧に調べながら採卵に向けての処置を施しました。
作業風景をパシャリ
とっても毛づやのよい,きれいなウシばかりの牛群でした
また,手早く正確に作業を行うための工夫が盛りだくさんでびっくり
同じ作業でも,ET研の場内と農家さんの現場では全然違うことを知り,大変勉強になりました
どうかたくさんの受精卵がとれますように
冷蔵庫を移設することになり、専門業者の方に作業をお願いいたしました。
自分たちでは不可能そうなことでもプロにお任せすれば安心ですね。
大きな冷蔵庫でしたが、すんなり入りました。
おかげさまで、引越しは無事に終わりました。
みなさん、こんにちは
東日本分場です
こちら関東はようやく梅雨明けしました
梅雨が明けて一気に夏モードです
連日30℃超えの日々で牛も人もぐったりしてしまいますね
しかーし、そんなことは言ってられませんので、夏の暑さに負けずにお仕事を頑張るためにみんなでご飯を食べに行きました
今回は中華を食べに行きました
おいしいものを食べ、冷たい飲み物を飲んで、みんなでお仕事の話もしつつ、暑い夏を乗り切ろうと一致団結しておりました
東日本分場のメンバーは、新ETや契約採卵で分場を留守にすることが多いので、全員が集まることもなかなか貴重なのです
じゃじゃ~ん
北京ダックもいただきました
とてもおいしいお料理を堪能できて満足です
分場メンバーともゆっくり話も出来ました
これからが夏本番
暑さに負けずにみんなでがんばりましょう
たまにはこんな息抜きも!?
7月24日に更別町で開催された全日本ママチャリ耐久レースにET研究所チームが参加しました。
全日本ママチャリ耐久レースとは・・・
更別町で毎年開催されており、全国各地から200チーム以上が参加するママチャリ自転車レースです。
今年は7時間耐久レースでした!
更別町にある十勝スピードウェイというで行われ、普段は自転車が走れないサーキットを、この日だけは特別にママチャリで走れます一周3キロほどのコースを全力で走り、仲間につないでいきます。
会場の様子はというと
仮装しているチームもあり、大変盛り上がっています!
ET研究所チームはというと
おそろいのつなぎで出場しました。
キマッテル!
たまには職場の仲間でこんな息抜きもいいものですね
森下仁丹は薬を包んでカプセルにする技術を産業分野に応用しようとしているそうです
みなさまは「仁丹」という商品をご存知でしょうか?
若い方に知名度は低いのかもしれません
私の仁丹イメージは、お年寄りが好んで服用する独特な香りのするお薬??という感じですが・・・
実は仁丹は1905年に懐中薬として発売され、2年目に国内家庭薬の売り上げ第1位になり1921年には日本からの売薬輸出の60%を占めるほどの人気になったそうな・・・
さらに驚くことに販売のピークは1982年で実に77年間もかけて伸び続けてきた怪物商品なんだそうです
ほぇ~知らなかったです~
そんな仁丹が腸溶性シームレスカプセル技術を応用し、牛の反芻胃での分解を避け腸まで有効成分を届けることのできるカプセル(ルーメンバイパス製剤)の開発に成功し、畜産分野で活用しようと取り組んでいるそうです
そのままでは吸収されにくい必須脂肪酸であるα-リノレン酸をカプセルに内包し、α-リノレン酸に富む高付加価値牛乳の生産を目指しているそうです
この技術が確立されれば、ビタミンやプロバイオティクス由来の様々な有効成分を含む高付加価値牛乳生産に繋がり、酪農分野の市場拡大と健康増進に寄与するものと考えられます
すでに実証試験が行われているそうですが、直径6ミリの球状のカプセルに有効成分が入っているそうで、味やにおいを閉じ込めることが出来るので好き嫌いのある牛の食いつきも良いそうですよ
牛さん、好き嫌いはダメですよー
この技術、効率よく牛に栄養を吸収させることができるし、もっと色々なことに応用できそうですね
仁丹から畜産に繋がってくるとは・・・すごいです
高育種価牛「かつこ3」号,「かつゆき」号,「はつみ」号の凍結受精卵を販売します。
いずれのウシも大変優秀な成績をおさめております。
詳細は下記のチラシをご覧ください。
採卵の日は朝からバタバタしていますが、新鮮卵出荷がある日は特にです。
採卵のときは
牛を牛舎に入れる人、採卵器具の準備をする人、採卵する人、検卵する人などと分かれていますが
出荷前の新鮮卵納品書作成や、ストローに卵をつめる、出荷用の箱に収めるなどの作業はみんなで一緒に~
こちらがET研で使用している新鮮卵出荷用の箱です。
主に十勝管内への出荷のため、いたって普通の発泡スチロール箱を使用しています。
これが検卵室に並んでいると・・・今日は忙しいんだ!!と悟ります。
慌しく作業しながらも、繊細な受精卵扱うため慎重に作業します。
今日も無事に出荷は終わりました。
暑くなったり寒くなったり不安定な日々が続いていますが,ようやく夏の訪れを感じるようになりました
夏を感じると,同時にもうすぐやってくる冬のことを考えてしまうのは北海道あるあるだと思います
お盆が過ぎたらもう秋ですね
秋といえば…もちろん食欲の秋ですが,もう一つ大切なことが
そう,勉強の秋です
例年9-10月は学会が集中しており,日ごろの研究成果を発表するとともに
最新の知見を吸収する絶好のチャンスです
そして今時期は,秋の学会で発表するための講演要旨の提出締切が次々やってきて…
この一ヶ月で,4つの講演要旨を提出しました
どれも内容や形式,言語さえ異なるため,頭がごちゃごちゃになることもしばしば
本日ようやく最後の要旨が完成し,一安心です
普段は採卵業務やルーチンワークで体を動かすことが多いですが,
メイン業務である研究に気持ちを集中させる,よい機会でもありました
我々の研究はもちろん生産者の皆様の利益に貢献することが最大の目的ですが,
学会に参加してアカデミックな世界にどっぷりつかると,真理を突きつめる喜びを実感します。
ブログをご覧の皆様,学会でお会いすることがありましたら,
ぜひぜひ熱い議論にお付き合いください
ET研究所では月、水、金曜日の朝から採卵をしています。
採卵では様々な器具を使用します。
その中でこれはすごく大事!という個人的に感じている小道具をご紹介いたします
まず、一つ目:塩プロ(塩酸プロカイン)
現場では「塩プロ」と呼ばれています。何に使うかというと!?
尾椎硬膜外麻酔をかけるのに使います。尾椎間(尻尾の骨と骨の間)に投与します。これを使うことで怒責がなくなり、作業がスムーズに行えます。バルーンを子宮にセッティングしているときに子宮穿孔がおこる危険も減ると思います。牛の痛みも軽減されますし、尻尾の力が抜けるため作業の邪魔をされません。
尾椎間に投与するのは牛によっては難しく、、、採卵前の占いのように感じています。
上手く投与できると採卵も大丈夫だ!と自信をもって採卵できます。
塩プロが効かない牛にはパドリン(臭化プリフィニウム)を筋注します。
これは最後の必殺技!です。しかし、パドリンは平滑筋にしか効果がないため怒責は止まりますが、尻尾は振る、肛門の力は緩まらないので作業中に腕がしびれるといった難点があります。
やはり、初めの塩プロは大事なのです。
2、脚ひも
一見地味なひもですが、、、採卵者にとっては命綱!と言っては過言ではありません。
採卵中に後ろ蹴りを食らわす牛がたまにいます~。
採卵中は避けることが出来ないこともあるため、このひもでガードします。
しっかり縛ってもらいます。
今日も無事に採卵が終わりました。
先日神奈川での採卵に参加いたしました
こちらはすでに30℃を超える日が連発しているので、採卵成績が心配です~
神奈川での採卵は何度かおこなっているのですが、成績が良好なんだそうです(確か外部採卵での1頭から取れた凍結可能胚の最高記録は、神奈川だったような・・・すばらしいです
)
さて、私は検卵チームなので、検卵・凍結の準備をします
セッティング完了
がんばりますよーーー
検卵・凍結のためのお部屋をお借りしましたが(写真はお部屋の窓からの風景です↑)、天気が良ければここから富士山が見えるそうです
本日は天気は良かったのですが、ちょっとお空がもやもやしてましたので、富士山の姿は確認できませんでした・・・残念
富士山は見えませんでしたが、卵はいっぱい取れました
この日は12頭採卵して、170個以上の凍結可能胚が取れました
暑さに負けずに良い成績でしたので、ホッとしました
こんなに暑いと牛だけではなく、人間も元気がなくなってしまいますね
外で採卵するET研の獣医師や補助の方々も大変ですが、多くの関係者の方々のすばらしいご協力によりテキパキと作業を行うことが出来ました
神奈川のみなさん、本当にご協力ありがとうございました
超高育種価牛「ちょろまつ79」号および高育種価牛「ひろみ」号の凍結受精卵を販売します。
ちょろまつ79号は脂肪交雑がなんと全道2位
ひろみ号は枝重育種価が驚異の+94Kgと,安定した成績を出しています。
交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。
月曜日は吐く息が白いくらい寒かったナイタイ高原。
たまに30度近い夏日もあったりと身体がついていきません
今週から新しい職員が加わり歓迎会と今月から始まるAI講習会へ参加する2人を激励する壮行会をかねて焼肉しました。
もちろんナイタイ和牛も登場しました
これからヒートストレスによる受胎率低下対策に向けて府県へ受精卵の供給を厚くしていく必要があり、これから頑張りどきです
牛肉パワーで、来週からも頑張ります