いつもの
正月休みも終わり、研究室もいつも通りの日々が戻ってきました。
この日は、食肉用にと殺される牛から卵巣を回収するために帯広屠場へ行きました。
卵巣は実験室に持ち帰り体外受精卵の生産や研究につかいます。
毎年年末はお歳暮や年の瀬の需要で屠場は大忙しです。
正月に実家へ帰省した時に、黒毛和牛すき焼きを頂きましたが、
(ちなみに、宮崎牛でした!)
年末の慌ただしい屠場のことを考えたり、
どこで育った牛だろうかと考えたり、
もはや職業病だと感じました。
正月休みも終わり、研究室もいつも通りの日々が戻ってきました。
この日は、食肉用にと殺される牛から卵巣を回収するために帯広屠場へ行きました。
卵巣は実験室に持ち帰り体外受精卵の生産や研究につかいます。
毎年年末はお歳暮や年の瀬の需要で屠場は大忙しです。
正月に実家へ帰省した時に、黒毛和牛すき焼きを頂きましたが、
(ちなみに、宮崎牛でした!)
年末の慌ただしい屠場のことを考えたり、
どこで育った牛だろうかと考えたり、
もはや職業病だと感じました。
少々遅くなりましたが、、、
新年あけましておめでとうございます。
2016年もET研究所は、生産者皆様に1個でも多く受精卵を供給できるよう、励んで参りますので、今年もよろしくお願いいたします![]()
さて、本日1月12日は今年初の採卵日でした。
張り切って早朝から30頭近い牛たちを獣医師4名で採卵を行うものの、先週から続いた極寒のせいでしょうか。
芳しくない採卵成績となりました![]()
回収できているけれど未受精卵や変性卵ばかり、黄体数はあるけれど回収しきれていなかったり、、、
特に北海道の冬場は環境が厳しく、採卵成績をいかに安定させるか、毎年この時期の課題となります。
極寒地に住まわれている技術者の皆様。
寒冷ストレスの中、繁殖成績を上げるためにどのような工夫をされているか、もしおありでしたら、コメント欄で教えてください!
本日12月25日はクリスマスですね![]()
今朝,今ごろ子供たちは枕元に置いてあるサンタさんからの贈り物を発見し,喜びにわいているんだろうな~,でも私たちは
これから採卵だからそんなの関係ないわ~,なんて考えながら出勤したところ…
来てました![]()
ET研究所にも![]()
![]()
サンタクロースが![]()
![]()
![]()

まさか大人になってもサンタさんのサプライズに遭遇することがあるなんて…
子供のころの新鮮な気持ちを思い出しました![]()
くぅこサンタさーん、ありがとう![]()
お昼休みにはクリスマスケーキを食べながらプレゼントを開け,クリスマスを満喫した私たちなのでした![]()
ちなみに2015年の採卵は本日が最後でした。年明け初回の採卵はは1月12日となります。
チルド精液の出荷は12月28日月曜日が最終で,2016年は採卵と同様に1月12日火曜日から出荷を開始します。
また,12月28日がET研究所の仕事納めなので,ブログもしばらくお休みとなります![]()
ウシもヒトもしばしの休息をとって,また来年からバリバリ働きたいと思います![]()
このブログをを読んでくださっている皆様にとって,来年も素晴らしい一年となるよう,ET研職員一同お祈り申し上げております。
Merry Christmas & Happy New Year ![]()
今日はクリスマスイブですね♪
いよいよ今年も終わりに近づいて参りました!
お歳暮の時期でもあるわけですが、私は毎年お中元とお歳暮に、必ず送っているものがあります!
それは「ナイタイ和牛」です!!
年に2回、夏と冬のに職場で取りまとめて購入するため、比較的安価にゲットできるのです!
畜産関係の職場にいるのも関わらず、それほど日ごろ和牛を食べているわけではないのですが、この時期ばかりはといつも購入させていただいております。
自分が取った受精卵から生産された牛もいるかも・・・とテンションが上がります!!
OUP(Ovum Pick-up・経膣採卵)とは生きている牛の卵巣から卵子を吸引する技術です。
超音波で卵巣にある卵胞をさがし、長い針で吸引していきます。
過去にこんな記事もありました。
世界のOPU事情
これからの畜産現場には必要な技術になってくるようです![]()
今回は現場でどのように作業しているのかを紹介したいと思います!
まずは左手で直検をし、卵巣をつかみます。
右手で陰部から超音波のプローブを入れます。
左手で卵巣と膣壁ごしにプローブをつかみ、卵巣にある卵胞を捜します。

画面に卵巣がうつりました![]()
黒い丸がふたつ見えています。これが卵胞です。

画面の右上から左下に向かって線が延びているのが分かるでしょうか?
プローブに針をセットするとこの線上に針が出てきます。
この線上に吸引したい卵胞をもってくる、
右手で針を前後させて刺す、足で吸引機のペダルをふみ、卵子を吸っていきます。
右手も左手も大忙しです。![]()
注意しないと針で左手を刺します![]()
ここで回収された卵子は実験室でIVFされ受精卵になり、ETされるのです。
海外では1日にひとりが100頭OPUすることもあるようです
すごい!
みなさんこんばんは~![]()
もう今年も残りわずかとなってしまいましたよー![]()
ところで、12/18は今年1番忘年会が多い日だったそうな![]()
ということで、研究開発室では忘年会を行いました~~~~![]()
みんなで中華を食べに行きましたよ![]()

このお料理はマコモダケという食材を使っているそうなのですが、(白っぽいものがそうです)私は初めて食べました![]()
初めて食べたので、マコモダケと聞いただけで勝手にきのこと連想し、食感もエリンギに似ているなぁと感じましたが実はマコモダケ、イネ科のマコモという植物の根本が寄生した黒穂菌によって肥大して出来た茎の部分なんだそうです![]()
きのこでも筍でもないのだそうです![]()
きのこだと思っていたけど、その事実を後日知りました・・・笑

定番のあんかけ焼きそばはなんと塩味でした![]()
塩味もなかなかイケます![]()

中華をたいらげた後に二次会でイタリアンを食べに行きました![]()
ピザやパスタを食べましたがどれもおいしかったです~![]()
それにしても研究開発室の面々はよく食べますね![]()
ところでこの時期はイベントが目白押しで無駄にワクワクしてしまうのですが、もうすぐクリスマスですよぉー![]()
ふと気づくと、サンタさん私達の忘年会を見守っておりました
笑

とても楽しい忘年会でした![]()
今年のお仕事も残り1週間です![]()
みんなでがんばりましょーーー![]()
私たちの大切な仕事の一つとして,食肉処理場(ウシを食肉にする工場)で採取した卵巣を用いた体外受精があげられます。
今週もたくさんの受精卵を作りましたよ~![]()

上の写真に写っているのは「胚盤胞」といって,移植すれば受胎するステージの受精卵です![]()
(今回作った受精卵は研究目的なので,実際に移植されることはありません…)
ひとくちに受精卵といってもその品質にはかなりの違いがあり,ET研究所では高品質な受精卵の製造に
強いこだわりを持っております![]()
体外受精卵の場合,体内胚よりも凍結によるダメージを受けやすいので,その品質評価が特に重要になってきます。
たとえば上の写真のうち,凍結可能な高品質受精卵として評価するのはほんの数個といったところでしょうか![]()
受精卵の評価は,受精卵を転がしながらあらゆる角度から様々なポイントを観察して行うのですが,若輩者の私にとって,
この作業がなかなかに悩ましいのです。
この部分はきれいだけど,ここの細胞の色が微妙に黒っぽい気がする…でもこれくらいなら凍結しても生存していられるんじゃないか…
といったように,悩みながら,時に他の人に相談しながらようやく決断することもしばしば![]()
熟練した技術者の場合,絶対的な基準が確立されているのでそんなに悩むことはないんですけどね![]()
この受精卵の品質評価が受胎率向上の鍵となっていることは間違いないので,熟練の目を養うべく,これからも受精卵との
にらめっこに励みたいと思います!!
当研究所では主として受精卵を生産するために黒毛和種繁殖雌牛をドナーとして飼養していることは皆様ご存知かと思います。
採卵するといってももちろん無限に受精卵が回収できる牛はおらず(いれば嬉しいですが・・・。)、最終的には市場へと出荷されます。市場出荷する場合でも2通りあり、空胎の場合は廃用市場、受胎している場合は繁殖市場へと出荷されます。
このところ、当研究所の淘汰牛の価格は、繁殖市場であれば60-90万、廃用でも20-50万円程度で推移しており、昨年から比較しても1.5-2倍程度の価格になってきております。
牛舎を空けないために何としても牛を入れなければならない和牛農家の方々の大変な状況が窺い知れます![]()
全農を出た後でも、この牛たちが繁殖雌牛として、あるいは肉として活躍してくれることをお祈りしています![]()
とある府県を新ETで回っていますと、開業診療所に勤務される女性獣医師とお話しする機会がありました。
その女性獣医師の診療車にはチャイルドシートが装備されています![]()

子供は現在、保育所に預けられていますが、以前は診療車に乗せ往診されていたそうです。
診療中は農家さんが自ら好意的に子守りを引き受けていただいたそうです![]()
育児と勤務の両立は決して楽ではない思いますが、勤務先や往診先など柔軟な対応、周りの人たちの理解がありますよね。
育児中の業務をされている事になんとも微笑ましい姿が思い浮かびました![]()
犬猫の動物病院では女性の院長先生が子供を負ぶって診療している姿をよく目にします![]()
最近は産業動物分野で、女性獣医師の現場での活躍が増えている中で、このような開業診療所に勤めていらっしゃる女性獣医師のように、柔軟な子育てができる社会が来ることを願って止まないです![]()
日本産科婦人科学会の倫理委員会は、自分の卵巣の中から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療について、臨床研究として実施することを初めて承認したそうです![]()
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H5X_U5A211C1CR0000/
ミトコンドリアとは、全ての細胞に存在しており、エネルギーを作り出す小器官のことです![]()
加齢で卵細胞内のミトコンドリアの量が減ったり、遺伝子変異が増えたりするとエネルギー供給が不十分になり、卵子の成熟や受精が妨げられ、受精卵も着床しづらくなると考えられています![]()
この移植治療は、腹腔鏡手術で取り出した患者自身の卵巣組織の一部から、卵巣の細胞を採取してミトコンドリアを抽出し、患者の卵子に精子とともにミトコンドリアを注入することで卵子が活性化し、若返るとされています![]()
自分のミトコンドリアを使用するため、倫理的な問題は少ないと予想されますが、その効果や安全性は実は分かっていません![]()
海外では200例以上実施されており、20例程度の出産例があるのだそうです![]()

加齢してしまった卵子を若返らせることが出来るなんて夢のような技術ですね![]()
ET研究所は、黄金の左腕を持つ直検プロの集団ですが、ごく若干名、直検初心者の獣医師も存在します![]()
実はわたくしもその一人![]()
このままではいかん!!というわけで最近練習を始めました。
ですが私の場合、直検中に蹴られる頻度が異様に高いのです![]()
ホルスタイン種の場合、あまり人を蹴ることはないですし、蹴るとしてもなんとなく「あ、来る!」と予測できるのですが、
野性味にあふれた和牛の蹴りは素早すぎて私には回避できません…
私の直検の仕方が牛にストレスを与えているのか、ただ単に鈍臭いのか、運が悪いのか…
本日も立派な青あざがスネに誕生いたしました![]()
和牛キックの犠牲者はかなり多いようで、鼻の骨を折ったり肋骨を折ったりという話をたまに耳にします![]()
馬の場合、蹴られそうになったら瞬時に馬に近づいて受け止めることで蹴りの威力を最小限に抑えるのですが、牛はどうなんでしょう…
和牛キックの回避方法をご存知の方がおりましたら、教えてくださーい![]()
今年度の最終採卵は、12月25日、クリスマスです![]()
当研究所のプログラムだと、基本的には採卵日の13-12日目に注射の打ち始めとなるため、自然発情を利用して過剰排卵プログラムに導入する牛は、注射打ち始め数日前に黄体の確認を行います。
本日で、今年度採卵分のドナーの黄体確認が終了しました。この年末年始前の期間は、日々受精卵を生産しているドナーたちにとっても最長の休みとなります。
因みに、年明け1回目の採卵は新年1月12日であり、発情同期化により過剰排卵プログラムに入る牛の場合、同期化開始日は12月25日となります。今年度最後の採卵日に、来年度最初の採卵プログラムが始まるということです。つまり、ET研究所の黒毛和種ドナーが過剰排卵-受精卵回収のプログラムに1頭も入っていない日は存在しないということですね
改めて考えてみるとすごいことだなと思います。
ET研究所には採卵牛として働けなくなった牛たちが出荷されていくまでの間、
AIや直検練習などの相手をしてくれます。
最近、AI練習をしている私にとってはとってもありがたい牛たちです。![]()
中でもOPU練習に付き合ってくれる牛・やみーちゃん
(耳標番号のごろ合わせからこのあだ名をつけました)
この子は過剰排卵処置への反応はすごくよいにもかかわらず、採卵では一個の卵も取れない牛です。![]()
何度か採卵されていますが、一度たりとも卵が取れないということからOUP専属の練習牛としていまは飼われています。
さすがのベテラン練習牛!
一時間ほどかかった私の初OPUの間も暴れることはなく練習につきあってくれました。
ET研の技術力はこうした牛たちによっても支えられているのでした。![]()
昨日のブログに引き続き、、、
先週の12月2日(水)に帯広で行われましたファームノートサミットに参加して参りました。
このセミナーは、酪農、畜産向けクラウドサービスを行っている帯広のITベンチャー企業、ファームノートが主催となって行っているサミットです。

今回は、様々な分野で活躍されている起業家、生産者の方々が登壇され、大変興味深い話をしていただきました![]()
ITを活用することで被災地東北で農業を復興された話。
安愚楽牧場の倒産で真っ向に被害を被った牧場主さんの話。
ファームデザインズがここまで有名になった経営戦略の話。
また経営におけるブランディングがどれだけ影響を与えるかという話。
など。
中でも聴衆の心を惹きつけたのが、株式会社ユーグレナ代表取締役社長、出雲充氏による基調講演
「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました」
でした![]()
2005年8月に株式会社ユーグレナを創業し、同年12月に、世界でも初となる微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外培養に成功し、石垣島を中心に培養を行っています。
バイオジェット燃料製造の事業化に向けた研究開発なども行っているらしく、さっそくサミットが行われた次の日の12月3日の朝刊に、ユーグレナ社長が載っていました。
内容は、ANAと共同して、ミドリムシを用いた国産バイオジェットディーゼル燃料を、2020年までに実用化を目指す、という記事です。
最初は、バングラデシュの子供達の栄養不足解消のためにミドリムシの研究を始められた出雲先生ですが、いまや地球環境保護の研究までに幅を広げられている先生の勢力に脱帽です。
今回のサミットは、いつも行っている繁殖の技術セミナーとは、また一味違った公演で、私自身を見直すきっかけとなりました。
また起業家の方々、今時の言葉を使うなら「意識高い系の人たち」は、何をモチベーションに普段勢力的に仕事をされているのかも大変、参考になりました。
また、機会があればファームサミット、参加したいです![]()
みなさんこんばんは![]()
とうとう12月に突入しましたねー![]()
1年が過ぎるのはあっという間ですね![]()
本日はまたまた牛の管理についてのお話です![]()
牛の首に装着することによって活動量や休憩時間などを計測し、牛の異変を検知できるウェアラブル活動量計「Farmnote Color」が株式会社ファームノートより発表されました![]()
http://farmnote.jp/press-release/farmnote-color.html
リアルタイムに牛の活動情報を収集し、注意すべき牛を自動的に選別して通知してくれるそうです![]()
データは人工知能が個体別に学習し、個体差も考慮して分析を行うためデータが増えるほど精度が高い異常検知が可能になるのです![]()
すごい~~~![]()
Farmnote Colorのバッテリーは、常時使用を行った場合でも3年間交換不要だそうです![]()
スマートフォンやタブレットが普及して、牛の管理なんかもこの便利な機器でいつでもどこでも~っという感じになりましたね![]()
牛の管理だけではなく、様々な分野で今までヒトが行っていたことを機械に取られる感じがして少し悲しいなと感じる面もありますが・・・![]()
便利だし・楽だし・正確だしメリットはたくさんありますね![]()
本日は、十勝獣医師会の北部地区懇談会に参加してまいりました![]()
北部地区は上士幌・士幌・音更を対象としていることから、参加者のほとんどは産業動物臨床の先生方でした。
普段はほぼ一日中実験室にこもっているペーパー獣医師である私にとって、最前線の現場で働く先生方と交流することができる、
非常に貴重な機会となりました![]()
また、学生時代に臨床実習でお世話になった先生方とお会いすることもでき、とても楽しい時間を過ごすことができました![]()
懇親会は先月完成したばかりの十勝NOSAI上士幌診療所で行われたのですが、懇親会中に搬入された帝王切開のオペまで
見学させていただき、大変勉強になりました![]()
ひとくちにウシの獣医師といっても、その仕事内容は本当に様々で、でもやっぱり「生産者を幸せにしたい!」という思いだけは
一緒なのだと痛感![]()
また来年も楽しみにしております!!
最近、韓国・中国で体細胞クローン牛を大量生産する動きがあるようです。
(韓国人博士の黄禹錫「世界初の商業用クローン牛を作る」韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.11.25)
(中国でクローン牛年間百万頭生産計画「今までで最も美味い」NEWSポストセブン2015.12.2)
体細胞クローンは、皮膚などの細胞から取り出した核を、核を除いた他の個体の卵子に移植して、胚を生産する技術であり、理論上同じ個体の胚を無限に作れる技術であるため、優良を家畜増産する目的で畜産領域においても研究が行われてきています。
現在、日本でも体細胞クローン牛は生産されていますが、農林水産省が出荷自粛要請を行っているため市場流通していない状況であり、諸外国においてもまだ市場流通した報告はないようです(厚生労働省 体細胞クローン家畜由来食品に関するQ&A)。
日本では安全性に対する検証が十分かどうか膠着状態である状況の中で、TPPの影響の中で安価なクローン牛が日本に流通・・・なんて事にならないために、輸入肉のトレーサビリティーの在り方等注視していく必要があります![]()
一方、中国・韓国での流通後の影響を以て安全性が証明されるようであるなら、日本でもそれほど遠くない将来クローン牛を食べる日が来るのかもしれません。
データの捏造は勘弁ですが![]()
今日から12月ですね。![]()
一日が終わるのがあっという間感じます。![]()
1日のなかで受精卵に関することに携わっていることが大半ですが、
火曜日は精子DAY!
ほぼいちにち精子関係のことをしていました。
採取直後の精液をみたことある方いるでしょうか?
出回っている凍結精液はおおよそ20倍くらいに希釈され、凍結のダメージを受け
採取直後の元気さはどこかへ・・・・![]()
採取直後の活力のよい精子は顕微鏡下でみると渦巻いて見えるのです!![]()
ちなみに・・・・
年内の採卵は12月25日でさいご
採精は12月28日がさいごになる予定です。
上士幌町もスピードスケートリンクの整備が始まっています![]()
十勝地方の小学校ではスピードスケートが体育の授業に組み込まれていて各市町村には必ず屋外リンクが整備されます![]()
先頃の積雪により、例年より半月以上早くリンクの整備が始まりました![]()

屋外リンクは道東地方の真冬の風物詩と言えると思います。
リンクの作成には、まずグラウンドなどで積雪を踏み固める事(写真の状況)から始まります。
というのも、積雪を踏み固める事により真っ白な氷の下地ができ、
日中の直射日光でも溶けにくいリンクが出来る為です![]()
続いて厳寒の夜間に水を少しづつ何回も撒いて10センチ以上の厚みのあるリンクに仕上げていきます![]()
ET研の受精卵をご愛顧いただいている道東地方の生産者の方または関係者には、リンクの整備をされている方やお子様が少年団もしくはクラブなどで選手として活躍されている保護者の方もおられることでしょう![]()
各地域のリンクで育った選手には高木美帆選手など数多く、厳寒期が早く訪れる事を願う熱い方々もおられる事と思います![]()
以上、北海道の風物詩でした~![]()
フランスのある農家さんでは、温室効果のあるメタンガスを含む牛のおならやげっぷの削減に取り組んでいます![]()
牛40頭を飼育するこの農家さんでは、これまでに32トンのメタン削減を実現したそうです![]()
この量はなんと、車を47万キロメートル走らせた時に排出される二酸化炭素の量に等しいそうです![]()
![]()
すごい量なんですね![]()
しかもメタンガスの温室効果は、二酸化炭素の約20倍と考えられているそうです![]()
メタン削減の秘訣は飼料の原料にあるらしく、この農家さんではトウモロコシや大豆などの穀物の割合を減らし、牧草の割合を多くしているそうです![]()
牛が排出するメタンガスはゲップに含まれるものが大半ですが、おならからも発生するのだそうですよ~![]()
フランスの農場で使用される飼料の20%は、産業用としても用いられるトウモロコシや大豆が原料となっていますが、この農家さんは乾燥させたアルファルファを使うことで、冬の間もこうした飼料に頼ることなく牛を飼育することが出来るのだそうです![]()
また、農場で栽培している亜麻仁も飼料に加えることで、栄養の補給もしているみたいです![]()
アルファルファのようなマメ科植物や、亜麻仁、大豆などの油糧種子が配合された飼料で育った牛の乳は、オメガ3系脂肪酸を豊富に含みます![]()
オメガ3系脂肪酸は人間の健康に良い効果をもたらすといわれるほか、牛の胃の中にあるメタン生成菌を抑えるとされているため、メタンガス排出の削減も期待できるのだそうです![]()
さらに、窒素固定能力を持つアルファルファによって、牧草地の土壌改善も期待できます![]()
環境や人間の健康に考慮した農業を目指すフランスの非営利団体によると、牛に与える飼料によっては、吐き出すメタンガスを最大65%削減することも可能なんだとか![]()
しかし、経済的な制約と牛乳の質、牛の健康のベストバランスを保つために、同団体は20%削減を目標として掲げているそうです![]()
一気に全てを変えるのではなく、少しずつ取り入れていって農家さんにも地球にも優しい経営が出来ると良いですね![]()
本日は卵子の成熟についてご紹介したいと思います![]()
卵胞の中に存在する卵子は,そのままでは精子と出会っても受精することができません。
排卵する前に,卵子の中で「ある変化」が起こることが必須なんです![]()
哺乳類のメスにおいて,卵子は母親の胎内にいるときからすでに存在し,細胞分裂の途中で長い眠りにつきます。
成長するに従い,脳から放出されるホルモンに反応してこの細胞分裂を再開し,排卵する直前にこの細胞分裂を完了させることで,
受精する能力を持つようになります。
人間でいうと,卵子が眠りから覚めて分裂を再開した時点で生理が始まります。
この,細胞分裂を完了させる過程は,「卵子の核成熟」と呼ばれており,まさに受精に必須の重要なポイントになります。
そしてその過程は目で見ることができます![]()
下の写真は核成熟した卵子です。

画像が汚くて申し訳ありませんが,大きなピンク色の円が卵子です。
そして矢頭で示した濃いピンク色の塊(卵子の染色体です)が二か所に見える状態が成熟の目印です。
この状態になって初めて,精子を受け入れて受精卵となることができます![]()
ちなみに,たまーにですがこんな姿も見られますよ![]()

まさに分裂中!!教科書のイラストみたいです![]()
生命がダイナミックに変化していく様子を見ることができるのは,卵子の研究を行う私たちの特権なのではないかと思います。
この命の源を大切に育てつつ,生産者の皆様に貢献できるような研究をしたいと思います![]()
現在劣化した牛舎の餌槽を補修するための工事が行われております。
工事は牛舎の半分ずつに分けて行われるため、現在牛の給餌スペースはいつもの半分となっており、一区画にいつもの倍近い頭数がいる区画も存在しています![]()
ただでさえ空きが少ない中で飼養スペースを確保しているので、今回のような工事が入るとさらに神経を使います![]()
工事は来週の頭までなので、それまで牛には我慢してもらわなければなりません![]()
ある種のバッタでは個体群密度が高いと個体数を減らすために同性間で交配行為を行うようになる・・・みたいな話を聞いたような記憶があるのですが、牛でも「マウンティング」が増えたりすることはあるのかなぁと妄想しつつ今日の筆を置かせていただきます。
先週お届けしたイリュージョンのタネ、みなさん分かりましたか?![]()
本日はタネあかし![]()
先週の写真、実はよくみると小さく透明帯に傷があったのです。![]()
胚盤胞期にニードルを用いて透明帯に切り込み(スリット)をいれて一日置くと・・・・

透明帯の切込みから胚の栄養膜細胞が出てきます。
ここで透明帯から出てきた栄養膜細胞をブレードで切ると先週の写真になるのです。![]()
透明帯をあまり傷つけず、回収できる細胞は多い!
すばらしい方法ですが、スリットを入れるのにはコツがありなかなか難しい技術なのでした。![]()
※この方法は、福島県畜産試験場で特許取得されています。
本州や九州地方ではまだまだ暖かい日々をお過ごしのことと思われます。
しかし北海道では本日、今年度初の大雪となりました![]()
積雪40cmは、ゆうに越してるでしょうか?
道路を走っていると、2台ほど、道の傍に落ちていて、パトカーが停まっている光景を見ました![]()
私も、ずっと「怖えー怖えー」と連呼しながら、運転しております。
十勝に来て、3年がたとうとしておりますが、まだ冬道の運転は慣れません![]()
とうとう北海道に本格的な冬が来ましたね、十勝の冬は本当に長いです。

あーもうそろそろ買いに行かなきゃ~![]()
もう残りが少なくなってきました![]()
何がって?
それはこれでーす↓

え?ノート??って感じですがとても大事なノートです![]()
そう、「実験ノート」ですね![]()
研究開発室では、牛の受胎率改善や採卵性向上などなど・・・それぞれがテーマを持って、様々な研究を行っております![]()
その実験で得られたデータを書き込んだり、実験の手法を書き込んだり、使い方は人それぞれですが、実験を行うために大切なことがたくさ~ん書き込まれております![]()
以前の実験で感じたことや失敗したことも書き込んでおいたりすると、次の実験を行うときに役に立ったりします![]()
何年も前の実験のことを掘り起こしたりするときにもノートをチェックすることもしばしば![]()
すごく重要なんです![]()
私のノートは特に個性がありませんが(笑)、みんなかわいくてオシャレなノート使ってます![]()
次はどんなノートにしようかな![]()
長いもの収穫も終わり,いよいよ本格的な冬が始まろうとしています。
いつもの通勤ルートは一面雪景色になっておりました![]()
ET研究所の牛舎も雪化粧です![]()
夏のヒートストレスは多くの方にとって頭を抱える問題だと思いますが,実はウシにとっては冬のコールドストレスも大敵なんです![]()
ET研究所でも冬場は採卵成績が落ちるため,寒冷対策が重要になってきます。
体外受精をしていても,冬は移植可能胚への発生率が低下する傾向にあります![]()
さらに,妊娠末期のウシでは寒さで血管が収縮することで血圧が上がり,その結果子宮への血流が増加して
胎子が大きくなりすぎるため,難産が増加するそうです![]()
ヒトにとってもウシにとっても大変な季節が始まりますが,まずは買ったばかりの車を雪道の事故で廃車にしない!ということを
今年の目標にしたいと思います![]()
最近超音波で黒毛ドナーの生殖器の超音波検査において、卵巣上に小さな卵胞しかないことが多々見受けられます。
現在十勝はこれからぐーっと気温が落ちてくる移行期間にあるのですが、人でも季節の変わり目は風邪を引きやすくなるように、気候の変化に代謝の変化が追いつかず、卵巣静止のような状況になっているのかもしれません。
同じ卵胞発育障害でも、卵胞のう腫であればGnRHの投与や、CIDRの挿入などが治療法としてすぐに思いつくのですが、卵巣静止においてはまだゴールデンスタンダードのような治療法は確立されていないように思われます(勉強不足なだけかもしれませんが
)。
教科書には一週間間隔でeCG 1000 IUとhCG 1000 IUの投与なども記載されておりました(獣医繁殖学第4版 文永堂出版)。
よい治療法があればご教授いただければ幸いです![]()
箱の中のものを消したり
手の中にあったコインをいつのまにかポケットへ・・・
手品ではよくみる技ですね。![]()
性判別に必要なバイオプシーにおいては胚の細胞をとるために
外側の透明帯も一緒に切れてしまいます。
うまく切れないと胚が透明帯から出てしまうことも![]()
胚は透明帯に守られていないと凍結にはとても弱くなってしまいます。
なんとかして、手品のように中の細胞だけとれないのでしょうか![]()
本日はそんな研究者的手品を紹介いたしましょう。
これが貴重な瞬間をおさめた写真になります![]()

胚の下に見える塊が採取された細胞片ですね。けっこうたくさん取れています!![]()
透明帯は球形を保ち、無傷のように見えますが・・・細胞はいったいどこから取りだされたのでしょうか?
タネあかしは次回をお楽しみに~![]()
今日、新ETで行っている川西の長芋、兼、酪農家さんから、大量の長芋をいただきました![]()

短冊切りにして卵黄と甘い醤油で食べるのもよし、トロロにするのもよし。
長芋が大好きな私にとって、とても嬉しい頂き物でした![]()
ありがとうございます!
十勝ではビート堀りも終わり、このように長芋堀りも終わり、とうとう待ちに待っていなかった、長い冬を迎えそうです![]()
ちなみに、トロロを食べた後に、口の周りが痒くなるのは、トロロ中に含まれてるシュウ酸カルシウムが棘状になってて、この結晶が原因で痒くなるみたいですよ。
ヒトの精子は物体の表面に近い場所にいると、近くに表面のない場合よりもすばやく直線的に遊泳することを報告する論文がnature communicationsに掲載されるそうです![]()
つまり、壁際と言うか、囲まれた狭い空間ですばやく直線的に泳ぐのでしょう![]()
精子は長い尾部(鞭毛)のむち打ち運動によってらせん状遊泳するのですが、生殖器内での精子の動きを詳細に調べるため、ガラス表面から1ミクロン以内の部分で遊泳するヒト精子の映像を記録し、バルク溶液中を遊泳する精子と比較しました![]()
ガラス表面を遊泳する精子は、ずるずる滑るように進む独特の遊泳形態をとり、それによって精子が表面に沿ってすばやく直線的に遊泳していたそうです![]()
ってことは、スライドガラスやカバーガラスのようなもので精子を挟み込んで観察すると、精子の動きがよく見えてしまうのでは・・・??例えばこんな感じのものとか↓

と思いましたが、これは狭い生殖器内を遊泳しなくてはならないヒト精子の話で、牛はヒトより卵管が広いので牛精子では見られない現象だそうですよ~![]()
ちなみに写真の物は、細胞をカウントしたりするのに使いまーす![]()
ET研究所では,と場で採取した卵巣を使って日々実験を行っています![]()
ひとくちに卵巣といっても大きいものや小さいもの,卵胞がたくさんついているものやほとんど見当たらないものなど様々なのですが,その中でも黄体は本当に個性豊かです。
というわけで本日は今週の卵巣コレクションを![]()
まずは私の個人的なお気に入りはこれ![]()

たくさんプロジェステロンを出していそうな,機能的な黄体です。やはり開花期の黄体はきれいですね~
こちらは色や膜のかぶり具合からして,妊娠黄体だと思われます
色合いが大人っぽいですね~![]()

血流が減って黄色くなったこの黄体↓はもうすぐ退行してしまいそうです![]()

そして最後に
今週のMVPを紹介します![]()
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シメジみたいでかわいい![]()
この卵巣を直検したら,いったいどんな触りごこちなんでしょう![]()
黄体の形成・維持・退行は本当にダイナミックで神秘的な現象だと思います。
その様々な個性を見ることができるのも,日々卵巣を使って実験をする私たちの特権ですね![]()
当研究所でも利用しており、卵胞のう腫の治療や発情同期化薬としてもおなじみのCIDR。
黄体ホルモンであるプロジェステロンを含むT字型の膣内留置型製剤であり、人為的に黄体が持つ働きを牛に与えることができることは多くの方がご存知かと思います。
発情同期化薬としては5-8日程度の留置期間が一般的ですが、一方卵胞のう腫の治療には12日間程度留置するので、「1回同期化で使ってももう一回くらい使っていいんじゃね?」とお思いの方も多いと思われます。
過去ET研ニュースにおいても、再生CIDRで一定の血漿プロジェステロン濃度は維持されるという報告をご紹介しておりますが(全農ET研究所ニュース平成26年6月号)、この度定時人工授精において再生CIDRと未使用CIDRを比較した報告がありましたのでご紹介いたします![]()
題「CIDR回使用と2回使用による肉用牛の定時人工授精受胎率の比較」
(原題:Comparison of pregnancy rates in beef cattle after a fixed-time AI with once- or twice-used controlled internal drug release devices.)
著者:Muth-Spurlock AM ら(ノースカロライナ州立大学、アメリカ)
出典:Theriogenology[Epub ahead of print]
著者らは未経牛99頭、経産牛43頭のオブシンクに7日間CIDR留置を組み合わせた定時人工授精において、CIDRの使用回数(1回目か2回目か)で比較を行いました。CIDR抜去時のプロジェステロン濃度は、1回目の方が2回目よりも高かったのですが(1回目3.4 ± 0.5 ng/mL 2回目1.4 ± 0.5 ng/mL)、受胎率には差は無かったそうです(1回目75.4 ± 6.0% 2回目71.7 ± 6.4%)
1回使用した後のCIDRでも、血中プロジェステロン濃度は低下するものの受胎率には影響は無いようです。
もちろん衛生面と洗浄・滅菌にかかる手間の問題は無視はできないのですが![]()
凍結受精卵や凍結精液
慣れればその作製は簡単ですが、凍結の理論を理解するのは難しいです。![]()
今日は少しその理論について紹介したいと思います。![]()
細胞外凍結という言葉をきいたことあるでしょうか?
細胞外凍結とは![]()
温度が0度以下になると細胞周辺の水が凍りはじめます。しかし細胞内の水は-10度くらいまでは凍らずに過冷却しています。
過冷却した水はが細胞膜を通って外に移動し、細胞外の水と接することで凍結します。
そうやって、細胞内の水は外に出て行き細胞内溶液の濃度は高くなります。
温度が下がっていくと、細胞内の溶質と水が凝固し凍結は完了します!
ET研究所の受精卵もこうやって細胞外凍結によりつくられているのです。
「生物細胞の機能の中心をなすものは水であり、凍結融解はその水の作用を抑制しようとすることである。」(僧都 博)
水って簡単に冷凍庫で凍るのに細胞の水を凍らせるの奥が深いのです。![]()
先日、新得のロボット搾乳の農家さんにて、こんなものを発見してしまいました![]()
さて、これは何でしょう?

拡大して見てみると。。。

そうです、DeLavalにて発売された「herd navigator(TM)」です。
噂には聞いていたんですが、まさか十勝にも導入している農家さんがいたとは![]()
海外では一般的に販売されてますが、日本で導入している農家さんは、まだ数件だとか。。。
この機械は、搾乳ロボットにて絞られたミルク中のプロゲステロン、LDH、BHB、尿素を定期的に調べることで、発情の有無、ケトーシス、乳房炎、牛の給餌状態を知ることができます。

これが、色々な項目を調べるためのカートリッジです。
これを導入された農家さん曰く、発情は見逃さないし、妊娠の予測もできるし、乳房炎の早期発見ができるから、とても助かっている、だそうです![]()
機械のお値段もそれなりにしますが、今後の群管理、繁殖管理の効率性や、受精適期の見逃しによる空胎期間の延長にかかるコスト等を考えると、意外とすぐに経営プラスになっていくのかもですね。
あ、決して私、DeLaval社の回しもんじゃないですから![]()
先週は、牛に装着している鼻環で牛の管理をする技術を開発していると言う記事を書きましたが、今週はまたまた牛の管理について書かせていただきま~す![]()
今回は、オーストラリアなどの広大な牧場をお持ちの方々にとって画期的な技術ですので、かなりスケールアップした技術となります![]()
それは・・・
「宇宙から監視
」です![]()
なんと
衛星に搭載した装置を経由して牛の体重を毎日軽量・記録し、牧草の状態を観測するという技術なんです![]()
オーストラリアの牧場は面積があまりに広いうえ、遠隔地や厳しい環境にあることから、ある調査によると平均で年1.5回しか牛の体重測定を行っていないそうです![]()
また、定期的に点検出来る牧草面積もわずか2%なんだそうです![]()
日本と規模がまるで違いますからね![]()
衛星も使えたら使っちゃいますよね・・・笑
私達も誰かに「宇宙から監視」されているかもしれませんよ・・・![]()
むふふ
本日は、ET研究所に半年間研修に来ていた全農岩手県本部のSさんの送別会でした。
ピザとワインのお店で、美味しい料理を囲みながらワイワイ楽しみました![]()
住み慣れた故郷を離れ、北海道で初めての一人暮らしをしながらの長期研修ということで、
色々と苦労があったとは思いますが、本当にお疲れ様でした!
半年間ともに過ごした仲間がいなくなってしまうのはさみしい限りです…![]()
またいつでも遊びに来てくださいね~。
県本部でのますますのご活躍を期待しています![]()
ET研場内においても受卵牛として飼養していると以前ご紹介した「日本短角種」。
サシが入りにくく、赤身を楽しむヘルシーなお肉が期待できる牛ですが、その素牛市場価格がとんでもないことになっているそうです![]()
(短角牛人気に供給追い付かず 価格高騰、農家直撃 岩手日報2015/11/02)
3年前まで10数万円だった市場価格が、今秋では約45万円と、4倍近く高騰しているそうです![]()
上場頭数自体は残念ながら減ってきているそうで、そういった背景も市場価値の高騰に影響しているようです。
和牛も高ければF1も高く、ホル雄も高く、短角も高い。肥育農家の方々の立場を考えると心苦しくなります![]()
一頭45万円なら受精卵を作ってもいいのでは?と思いつつも一頭10万円台に戻ったら「誰がこんな卵作ったんだ!!」みたいな感じになるかもな・・・と市場を読むことの難しさを考えつつ今日の筆を置かせていただきます。
アンデルセン童話「みにくいあひるのこ」をご存知でしょうか?
みんなと違うといじめられるみにくいアヒルの子。
しかし、本当はきれいな白鳥だったのです!
誰もが知っている感動のストーリーだと思います。
実験室では週に4回ほど体外受精卵を育てるのですが、みにくいあひるのこを彷彿とさせる卵と出会いました。

一番右が普通サイズの卵。
左と中央の卵・・・大きい!
成長した美しい姿を見るためにただいま培養中です。
今日は牛の鼻環のお話です~![]()
牛に鼻環をつけることによって、引き運動、爪切り、病気の治療を行うときなどの保定や飼養管理面で牛を扱いやすくすることが出来ます![]()
日本の農家では、約84%で鼻環の装着が行われているそうです(Wikipediaより)
その鼻環に生体情報を検知するシステムを組み込み、繁殖や健康管理に役立てようという研究開発が進められているそうですよ![]()
牛の体温や血流を測定するセンサーと無線モジュール、GPS等を備えた鼻環を開発し、これを牛の鼻中隔に装着することで、リアルタイムに生体情報が得られるようにし、その情報を無線を通じて情報端末に送信出来るようにするそうです![]()
開発されれば、発情の予測や病気の早期発見と感染症の拡大予防におおいに役立つと予想されます![]()
ところで、鼻環について調べていたところ、岡山県に「鼻ぐり塚」と言う牛の鼻環が奉納される場所があることを知りましたが、みなさん知っておりますか??
家畜全般の供養をしている場所らしいのですが、食肉として処理された牛や病気で死んでしまった牛などの鼻環が全国から集められてうず高く積み上がり、現在では690万個以上の山となっているそうです![]()
http://i.gzn.jp/img/2008/11/23/hanagurizuka/hanagurizuka.jpg
なんだか見ると複雑な心境になってしまいますが・・・![]()
牛さん達に感謝ですね![]()
ナイタイ高原牧場のふもとに位置するET研究所は周囲を広大な自然に囲まれており,
牛以外にも様々な動物が生息しています![]()
今年の夏には研究所の駐車場が子ぎつね兄弟の餌場となっていたり,私は車を買って3日後にシカにぶつかりそうになったりしました![]()
そして昨日ついに!!あいつが現れたのです…
仕事を終えて帰る職員二人が,車のすぐそばを走るヒグマを目撃!!
いるという噂は聞いていたものの,いざそういう話を聞くとやっぱり怖い…
クラクションを鳴らしたら逃げたそうなので害はなさそうです![]()
ちなみに目撃した職員にサイズを聞いてみましたが,「クマを見るのは初めてだからよくわからない」とのことでした。
北海道民にとってクマに遭遇するなんて日常茶飯事だといわれることもありますが,実際クマは超レアキャラです![]()
でも,研究所の立地を考えると,人の領域にクマが出たというより,私たちが野生動物のすみかにお邪魔しているという感じでしょうか![]()
とりあえず,暗い時間に一人で外を歩くのはやめようと思います![]()
↑牛の頭に巻いているこれは何でしょう?
答えは、全国の採卵ファンにはおなじみの、バルーンカテーテルです![]()
当研究所では導入した黒毛和種やF1牛の除角を行っているのですが、その際の止血に廃棄するバルーンカテーテルを活用しています![]()
↑糸鋸を使って角を切り落とします。腕の力に頼らず腰のを上手く使うことがポイントです![]()
何でも腰が大事ですね![]()
↑バーナーでこんがり焼いて止血します![]()
肉の焦げる匂いにお腹が鳴りそうです![]()
1日で黒毛とF1合わせて約40頭除角しました
さすがに疲れました![]()
除角作業は一昨日実施したのですが、今朝方になって筋肉痛が来ました・・・。
悲しきかな、アラウンド・サーティー![]()
先週は仙台に研修にいってきました。
仙台といえば牛タン。あまりのおいしさに感動して牛タンについて熱く語ってしまいました。![]()
牛タンといえばあの歯ごたえ!みんな大好きだと思います。![]()
牛タンは筋肉なのですが、他の筋肉と違う特徴があります。
①骨についてない
②いろんな方向に筋繊維が走行している
この特徴がおいしさの秘訣なのでしょう。
もちろん、しっかり研修をうけてきましたよ。
研修後はモチベーションUPしますね!

10月23日(金)~26日(月)まで、北海道安平町にて、第14回全日本ホルスタイングランプリ2015が行われました![]()
北海道では10年ぶりの開催となり、日本全国から関係者や観客が押し寄せ、会場内は立ち見どころか、会場に入ることができないほど、大変賑わっていました![]()
(25日の日曜は、今シーズン初雪
となり、会場内は大変冷え込んでいましたが、人と牛の熱気で何とか耐え抜くことができました。九州の真冬並みの気温で、本州から来た人は驚いたことでしょう)
全国から予選を勝ち抜いてきた素晴らしい牛達が共進会場を闊歩する姿は、大変見ごたえのあるショーとなりました![]()
全日本の頂点である最高位賞には、2014年北海道ブラック&ホワイトショウにてシニアチャンピオンに輝いた北海道更別町、天野洋一氏出品のレディスマナー MB セレブリテイが見事輝きました!!

おめでとうございます![]()
大変コンデションの良い、セレブリテイを見させていただき、ありがとうございました。
そんな熱気のある会場の隣では、酪農資材器具展、技術交流会も開催しており、色々な新商品が展示してありました。
その中で、私が一番興味を持ったのは、削蹄講座で、削蹄師さんが実際の牛を使って、実演講義を行ってくださいました。

こんばんはー![]()
とうとう帯広でも初雪が降ってしまいましたー![]()
先週末は12月上旬並みの寒気が北海道に入ってきたので各地で雪が降ったみたいですね![]()
ET研究所は山の中にあるので、ふもとの上士幌では雪が降っていなくてもガンガン降ったりすることもあります![]()
今日もふもとでは雪が降っていなかったのに、ET研究所へ出勤してみると風に吹かれて吹雪のように雪が降ってきました・・・![]()
冬は運転が本当に怖いです![]()
しかも私はまだスタッドレスタイヤに取り替えておりませ~ん![]()
皆さまも冬道の運転にはくれぐれもお気をつけ下さいね![]()
先週の記事で、卵巣は我々の生活に欠かせない「大切なモノ」だと書きましたが、実はもう一つとっても大切なモノがあります![]()
それは、胚操作用のピペットです![]()

この胚操作用ピペットは卵子や受精卵を扱うときに使用するもので、水色のマウスピース部分を口に加え、息の出し吸いをしながら、
先の細くなったガラスの部分に受精卵を入れたり出したりしています。
我々が扱う卵子や受精卵のサイズは0.1~0.5mm位ですが、ガラスの先はそれよりも少しだけ太くなるように作られています。
一日のほとんどの時間これをくわえているんじゃないかというくらい、我々の仕事に欠かせない、大切な存在です。
先日研究所にお客様が見えたときに、「どうやって受精卵を移動させたりするんですか?」という質問を受けたので説明をしたところ、
大変驚いていらっしゃいました![]()
「飲み込んだりしないんですか!?」という質問を受けることもありますが、大丈夫!
ちょっとコツを習得すれば、そのようなことは起こりません。
でも、学生時代に生殖工学の実習で初めて胚操作用ピペットを扱ったときは、吸いすぎてしまったり、ピペットを弾いてしまったりして、
たくさん失くしていましたね~![]()
欧米では、口にくわえるのは衛生的ではないとして、マウスピースではなくシリンジにガラスピペットをつなげているところも
あるそうですが、やっぱり精度や速さといった点では、微妙な息の出し入れにはかなわないんじゃないかと思います。
生産者の皆様にお届けする受精卵は、今日もET研職員一同がマウスピースをくわえて大切に扱っていますよ~![]()
このシリーズでは、我々全農ET研一同もお世話になっている、日本の畜産を支える「匠」とも呼びうる技術者の方々についてご紹介します
(次回あるか未定)
本日は、「蹄」の手入れをしてくださる削蹄師さんです!!
↑素人では手に負えない種雄牛も息の合ったチームプレイであっという間に保定してしまいます。
↑ものの10分程度で1頭4足分の削蹄が終了いたしました![]()
1日で何と55頭の削蹄をしていただきました![]()
日頃蹄病治療で自分自身でやることも無いわけではないのですが、実力の違いをまざまざと見せ付けられました![]()
牛群管理の「足元」をしっかり固めていただきました
また宜しくお願いいたします![]()
全農が生産現場に貢献している広告記事を、とある雑誌に掲載するということで、今日、記者の方々がET研究所に撮影に来られました![]()
撮影のメインは
1.生産者:新ETシステムを利用している生産者のインタビュー、撮影
2.ET研究所:採卵、検卵の様子(凍結、チルド配送の様子)の撮影
です。
今日は、1の生産者のインタビューがメインで、鹿追のとある農家さん、Sさんを訪ねさせていただきました。

Sさんの畜産経営に対する熱い思いを、熱心に記者の方々はメモを取ってらっしゃいました![]()
この取材が雑誌に掲載された日には、農業と関係の無い多くの読者にこの記事を読んでいただき、ET研究所、そして北海道の畜産経営についてもっと知って頂けたらなあと思います![]()
北海道はすっかり寒くなりまして、もうそろそろ雪が降るかもしれないと感じております![]()
しかしまだまだ季節は「秋」ですよね![]()
北海道内でも秋の味覚を満喫できるような祭りやイベントが開催されていてまさに「食欲の秋」ですね~![]()
最近は日が暮れるのは早くなり、日が昇るのはだいぶ遅くなってきましたね![]()
「秋の夜長」と言うやつですかね![]()
ながーい夜を楽しむために映画鑑賞などどうでしょう?
私事ですが、この映画が見てみたい・・・
「ステーキレボリューション」
YouTube: 10.17公開『ステーキ・レボリューション』予告編
世界一おいしいステーキを探すために、2年がかりで、20カ国、200を超えるステーキハウスをめぐる旅に出るというドキュメンタリー映画だそうです![]()
2時間足らずの映画で、牛肉の生産から消費までの経路、畜産全体の抱える環境問題にも触れたりするらしいので、ただのグルメ映画ではなくお勉強にもなりそうですよね![]()
ちなみに日本のお肉も登場するらしく、築地の高級店が出てくるらしいですよ![]()
この映画を見て、牛肉のすばらしさに触れて日々のお仕事をがんばりたいと思います![]()
めっきり寒い日が続いていますが,暦の上ではまだ秋です。
秋といえばもちろん食欲の秋!ということで,ET研でも秋の味覚を堪能する機会が続いています。
今週は,こんな素敵なグルメをいただきました![]()

栗ごはんと豚汁でございます![]()
ホクホクであまーい栗は,山菜やもちもちのご飯と相性抜群![]()
あまりの美味しさに,夢中でかきこんでしましました![]()
アツアツの豚汁も 大変おいしゅうございました。
実はこの栗,新ETで訪問した農家さんからいただいたものだそうです。
栗をくれた農家さんと,それを皆に分け与えてくれた方,そして美味しい栗ご飯を作ってくれた方,そんな多くの人の愛情の連鎖に
感謝しつつ,とっても素敵なランチタイムを過ごした私たちなのでした![]()
今日
「繰り返し採卵すると採卵成積は低下するのか」
といったようなことを尋ねられました。
改めてデータをまとめてみると、牛群全体で見れば、採卵を繰り返すことで、採卵成積(回収胚数、移植可能胚数)は低下するようです。
一方、何度も採卵しても安定して高い採卵成積を維持している個体(20世紀産まれにも関わらず、まだ現役のドナーもいたり・・・)もいれば、最初からほとんど受精卵が回収できない個体もいます。
最終的にはほとんどの牛が採卵成積が低下し、淘汰されるという経過を辿るのですが、これほどまでに個体差が出るということは、同一個体の繰り返しの採卵成積の低下には、卵子のエイジングといった経時的な変化以外にも、何らかの要因が潜んでいることは間違いなさそうです![]()
固有の卵子数はもちろん、免疫系との因果関係も気になるところです![]()